ギデオンが久しぶりにクリミナルマインドに登場、でも死亡!
びっくりというかショック。
シーズン3でBAUを去り、シーズン10で戻ってきたと思ったら死亡とは。
ギデオンが久しぶりに登場する回は、シーズン10第13話「ギデオンの遺言」です。
ギデオンがどんな最期を迎えたのか、エピソードのあらすじを踏まえて手短にまとめてみました。
「ギデオン殺すなんて…」と、納得出来ないかもしれないけど、私なりの感想も書いてみたのでギデオンの死について、よかったら気持ちをシェアしてみましょう。
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「ギデオンの遺言」はギデオンの話なんだけど、ギデオンことマンディ・パティンキンは登場しません。
エピソード冒頭はBAUメンバーが神妙な面持ちで、ギデオンが住んでいた小屋に集まるというところから始まります。
頭から血を流して床に横たわる遺体はギデオン。
そしてすぐにその遺体には白い布がかけられ…
と、「現在」のギデオンは、遺体のみで登場しているんですね。
ギデオンが殺害されるシーンがなく、どんな最後を迎えたのかというのは、ホッチたちのプロファイリングでしかつかめません。
犯人はまず外から家の中にいるギデオンに対してライフルを発砲。
負傷したギデオンを確認すると、中に入ってとどめを刺しました。
負傷したギデオンは、利き腕をやられたため犯人に命中させることはできませんでした。
でも、犯人が誰かということをホッチたちに知らせようとしたのでしょう、壁にかかっている鳥の絵に向かって最後の1発を撃ったのでした。
と、これがホッチたちが推理したギデオンの最後ですが、ギデオンの「最後の1発」をヒントにロッシが犯人に気づくのです。
ギデオンは自宅にいるとき何者かに射殺されてしまうのですが、犯人は1978年に発生した、連続殺人事件との同一犯。
当時は未解決事件として片付けられてしまったのですが、沈黙を破って再び事件を引き起こしたことにギデオンが誰よりも早く気づき、独自に捜査をしていました。
「犯人に自分の存在を気づかせ釣る」という捜査手段を用いたギデオンですが、目論見通り犯人の知るところとなります。
しかしそれが裏目に出て、自らの命を失ってしまったのでした。
エピソードには、連続殺人事件の捜査ををする1978年当時のロッシとギデオン(演じているのはベン・サヴェージ)が登場しますが、回想シーンはけっこう長いです。
なので、シーズン10にギデオンは登場するかというとしますが、「現在」のギデオンではなく、「過去」のギデオンといったほうが正確ですね。
エピソードのあらすじや感想について、別の記事で紹介していますので、もう少し詳しく知りたいときは読んでみてください。
⇒ クリミナルマインド10第13話「ギデオンの遺言」あらすじと感想
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マンディ・パティンキンは登場しなかったものの、ギデオンネタでエピソードが埋め尽くされてしまうと、懐かしまずにはいられませんね。
ギデオンはシーズン1第1話「シアトルの絞殺魔」から登場、シーズン3第2話「BAUの危機」でBAUを去りました(去った理由については⇒「ギデオンて、どんなキャラ?登場からBAU去った理由まで」)。
私個人の好みですが、登場したエピソードの中でも特にギデオンが活躍したものをご紹介しますね♪
シーズン1 | エピソード |
---|---|
1話「シアトルの絞殺魔」 |
ギデオン初登場。シアトルで発生した、若い女性が被害者となる連続殺人事件のプロファイリングを担当する。 |
6話「スナイパー」 |
射撃の適性テストに落ちてしまったスペンサーにかけた言葉が印象的。 |
9話「テキサス列車ジャック」 | エルが乗っていた列車がハイジャックされたという、インパクトの有るエピソードでしたが、犯人の動機を知るためにとったギデオンの行動が見事でした。 |
11話「テネシーの吸血鬼」 | スカイダイビングの着地に失敗したギデオンの松葉杖姿や、ガルシアとの絡み合い、ウィッシュリストなど、ギデオンのキャラがにじみ出ていて面白いです。 |
12話「連れ去られた少女」 | 11歳のビリーが行方不明になり、一刻も早くビリーを見つけるため、ガイドラインとは全く反対の方法で対応したり、犯人の家に突撃したりと、普段の穏やかなギデオンではなく、行動力とスタミナに溢れたギデオンに出会えます(笑) | 14話「死刑へのカウントダウン」 |
情熱的で、犯人にも感情移入していまうギデオンのひたむきさに打たれます。 |
21話「FBI vs. CIA」 |
ギデオンの古くからの友人で、CIAタイテロ対策チームのリーダー、ホークスが登場します。 |
シーズン2 | エピソード |
---|---|
10話「テロリストへの尋問」 |
シリアルキラーたちができないこと「人間を人間として扱う」を実践したギデオンの姿勢が印象的です。 |
13話「史上最強の敵」 |
クリマイ史上5本の指に入るシリアルキラー(個人的見解)、フランクとのにらみ合いが見もの。 |
23話「史上最強の敵 -再び-」 |
フランクにガールフレンドを殺害され、さらに容疑者として扱われ、窮地に追い込まれるギデオン。 |
シーズン3 | エピソード |
---|---|
1話「ギデオンの決意」 | フランクとの対決後、BAUにとどまるべきかどうか迷っているギデオンの苦悩さがよく出ています。プロファイリングにもいまいちキレがない。だれに手紙を書いているのか、ギデオン登場最終話へと続きます。 |
2話「BAUの危機」 |
ギデオンは山小屋にスペンサーあての手紙を残して去ります。 |
あ~、何度観てもいいです、ホント。
マンディ・パティンキンは、「(クリミナルマインドに)出演したことを後悔している」と公言するほどドラマを嫌悪していますが、やっぱりギデオンがいてくれてよかったです。
懐かしい~
会いたい~
存在感すごい~
と、いろんな気持ちが入り乱れますが、やっぱりすごいプロファイラーでした。
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ギデオンの死はショックでしたが、エピソードを観終わった後はすんなりと受け入れられました。
でも、スペンサーがそのショックを後まで引きずっていましたね。
「ギデオンの遺言」の次のエピソード「ヒーロー崇拝」では、スペンサーの苦悩ぶりが描かれていました。
ギデオンともう一度プレイしたくて一心不乱に一人チェスをするスペンサー。
ギデオンが登場していたシーズンを観ればわかりますが、ギデオンはスペンサーにとって師であり、父であり、友人であり、いつもチェスを楽しむ相手でありと、とても親密な関係を気づいていました。
会えなくても、生きているのと亡くなってしまったのでは雲泥の差がありますよね。
深い喪失感に包まれているスペンサーの姿を見かねたロッシに、「ギデオンを忘れるということは、ギデオンの存在が消えてしまいそうでできない」と苦しい胸の内を吐露したスペンサー。
でも、最後はロッシがギデオンの元チェス相手であることを知り、「もう一度ギデオンとチェスを」という願いを実現。
スペンサーの晴れやかな笑顔が、「ようやく立ち直れたね」ということを物語っているようでした。
初めは私も「ギデオン殺すってどういうこと!?」
と、言葉にならない衝撃を受けました。
私はギデオンが登場することも(マンディ・パティンキンが登場したわけではありませんが)、死ぬことも事前に知らなかったので、エピソードの冒頭で「え、え、え、ええ~っ!?」と、大ショック。
でも、エピソードの仕上がりがとてもよかった。
なんていうか、脚本にギデオンに対する愛が感じられたというか。
だから、エピソードを観終わった後は、ギデオンのことを懐かしむ気持ちはあったものの、死んでしまったという設定に不満はでてきませんでした。
ギデオンはファンにも制作陣にも愛されていたキャラなんだな、ということがすごくよくわかったから。
ギデオンは好きなキャラなので、確かに最後が「死」という設定は名残惜しいです。
でも、「復帰するかなどうかな」とヤキモキする必要がなくなったことで、すっきりしました。
スペンサーはギデオンの死から立ち直れず、しばらく苦しんでいましたが、ロッシに支えられて哀しみを乗り越えることができましたよね。
辛い経験であったものの、過去に縛られず前を向いて歩いていくきっかけにもなったので、スペンサーの成長が見られた点でもこういう流れで良かったんじゃないかと思えます。
私も「ギデオンはもう帰ってこない」と、前向きになってドラマを楽しむことができますから。
だから、ギデオンの結末は「これが一番ベストだったんじゃないかな」と、思います。
あなたはどう思いますか?