クリミナル・マインド、いよいよCIAが舞台に!
ひとりのCIAエージェントの自殺をきっかけに、CIAの闇に切り込むギデオンたち。
立ちはだかるのは知能かそれとも権力か。
FBIプロファイラーとCIAのインテリジェンス、勝敗はどちらに?
クリミナルマインドシーズン1 第21話「FBI vs. CIA(Secrets and Lies)」のあらすじと感想です。
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Jhon Summers(ジョン・サマーズ)というCIAの中東工作員が、自宅で自殺という新聞記事を読んだギデオンは、CIAで対テロ対策チームのリーダーであり、旧知の仲でもあるBruno Hawks(ブルーノ・ホークス)に連絡を取る。
ギデオンはサマーズの精神鑑定を3日前に行なっていたが、サマーズが自殺するような兆候は全く見られず、死因が自殺という発表に疑問を抱いていたのだ。
はじめは公式発表には間違いないと言っていたホークスだったが、ついにサマーズの死は自殺ではなく、ホークスのチームの中にスパイがいて、その人物がサマーズを殺害したのではないかという可能性があることをギデオンに告白する。
ホークスは誰が何のためにサマーズを殺害したのか、事実を究明するためにギデオンに協力して欲しいと告げる。
後日他のBAUメンバーとともにCIAを訪れたギデオン。
サマーズはAaliyan Nadir(アリア・ナディア)という女性と、彼女の子どもたちの身柄保護のために働いていた。
アリアンの夫はサウジアラビアの外交官、Hassan Nadir(ハサン・ナディア)であり、メジャーなテロリスト組織の創設者でもあった。
さらにハサンは妻であるアリアにたいして、暴力や性的暴行を加えており、それを知ったサマーズはアリアに近づき、夫について情報提供するよう協力させることに成功した。
しかしハサンが自分の周りに密告者がいることに気づき、アリアと子どもたちの身の危険を感じたサマーズは、CIAに事情を打ち明け、1ヶ月前にアリアと子どもたちをアメリカに入国させた。
ハサンには家族は交通事故で死んだと報告していたが、ハサンは先週ワシントン入りしたため、何者かがハサンに真実を告げた可能性がある。
しかもアリアの家族のことはホークスのチームしか知らないことだった。
CIAが本格的にアリアと子供の行方を捜査し始める。
引き続きCAI内で活動を続けるBAUメンバーだったが、ギデオンの姿を見かけた、Gina Sanchez(ジーナ・サンチェス)は、ギデオンのプロファイリングのせいで
現場を外されたことについて抗議する。
サマーズと会って精神鑑定した時の様子を録画した監視カメラを分析していたギデオンたちは、サマーズがギデオンに対して何かメッセージを送っていることに気がつく。
サマーズは、すでに自分が信用しているCIAエージェントの一人が密告者ではないかと気がついていて、それに備えているかのような口ぶりだったのだ。
サマーズが信頼しているという人物は、ホークス、サンチェズのほかに、Olivia Hopkins(オリヴィア・ホプキンス)とKruger Spence(クルガー・スペンス)の4名のみだった。
4名の言動に特に注意を払って捜査を進めていくうちに、ホプキンスとスペンスの不倫が発覚する。
ショックを受けたオリビアは、フロアを飛び出し、別の部屋で個別に調査をしていた。
その時突然CCTVカメラのモニターがダウンしてしまう。
復旧後フロアに戻らないオリビアをエルが探すと、別の部屋で作業していたオリビアが、何者かに首の骨を折られて死んでいるのを発見する。
モニターダウンの原因は、3週間前にスペンスがダウンロードしたウィルスが原因であったことがわかり、スペンスが容疑者として有力視された。
一方ギデオンとサマーズの映像を分析していたガルシアとJJは、サマーズが会話の中で、アリアの居場所をほのめかすメッセージを送っていたことを発見する。
ついにアリアの居場所を突き止めたガルシアだったが、ホッチナーに報告したことが何者かに傍受されていたことに気づく…
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この邦題見ただけで、かなりきになるエピソードになりそうですよね^^
CIAが舞台ということでこれだけでも見どころ十分、といったところです。
犯人はCIA内、しかもサマーズのボスの4人、とまで絞られてたのに、決定的なものがなかったので、なんとなく「この人かな」という感じでエピソード観てました。
「この人かも」という予測はできるのですが、その確証がなく、最後の最後で「あ」ってわかるのでまあまあ楽しめたかな。
それよりなぜ、この人が、何のためにサマーズを殺害したのか、そして、事件の後その犯人が交通事故で死亡したという見出しの載った新聞が映されて終わるので、この事件に関しては、こっちのほうが気になりましたね。
政治って奥が深いから…
できればこの続編があるといいな~、なんて^^;
でも、このエピソードで光ったのは、ギデオンのプロファイリングと、サマーズの用意周到な戦術ですね~。
サマーズの死因に疑問をいだいたのも、サマーズを正確にプロファイリングしていたことですし、CIAメンバーの言動を注意深く観察して、「この人物が犯人では…」と、他の誰よりも先に気がついて手を打ったのもギデオンでした。
サンチェズは、ギデオンが自分をプロファイリングした結果を聞いて、ギデオンのことを「嘘つき」と言い切りましたが、ギデオンが正しいということは、エピソードの最後に証明されます。
そしてサマーズ。
サマーズはスパイの存在になんとなく気が付き、ギデオンに自分の精神鑑定を頼みました。
こうすることによって、BAUが自分がもしも何かあったときに介入できるから、という予測のもと。
ギデオンとの会話は監視カメラに録画されているのを承知で、アリア親子の姿を録画させたり、自分が信用している4人のうちの一人がスパイ、というメッセージをさり気なく残しました。
ギデオンがそれに気がついて4人を特定したんですね~。
アリアたち親子をかくまった場所は関税に通る前のコンテナ。
これは、ハサンの外交上の免除という特権を無効にするためですね。
そのおかげでモーガンはハサンを逮捕することができたわけです。
事件解決はBAUの頭脳と、サマーズの頭脳の結晶、といったところでしょうか。
グッジョブでした!
★おまけ
ぜんぜん事件とは関係ないんですが、ホークスがギデオンに会いにBAUを訪れた時に、前の事件の概要が、エビデンスボードに掲示されてました。
なんてことない場面ですけどね~。
毎回完結型で終わることの多いエピソードですが、それがつながってるんだな、って感じてちょっと嬉しくなったので^^
そんなに時間を開けずに今回の事件が始まったよ、といったメッセージがあるようです。
にくい小細工がうまいな、クリマイは。
参ったよ、ますます好きになるじゃないか(笑)
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ギデオン: Albert Einstein said, "Whoever undertakes to set himself up as judge in the field of truth and knowledge is shipwrecked by the laughter of the gods."
(アルバート・アインシュタイン「真実と知識の判断ができると思っている者は、神々に嘲笑され身を滅ぼす。」)
ギデオン: George Orwell said, "In a time of universal deceit, telling the truth is a revolutionary act."
(ジョージ・オーウェル「世界中に偽りの蔓延するこの時代、真実を話すというのは革命的な行いだ。」)
クラウン・ザ・エンパイア「ジョニー・リンゴ」(Johnny Ringo by Crown the Empire)
デーヴィッド・グレイ「ディス・イヤーズ・ラブ」(This Years Love by David Gray)
ディスターブド(演奏バージョン)「ダウン・ウィズ・ザ・シックネス」(Down with The Sickness (instrumental version) by Disturbed)