なかなか口を割らないテロリスト!

エミリー・プレンティスのBAU初仕事!

 

そして容疑者はテロリストのリーダー!

 

リーダーだけあって、なかなか口を割らない手強いヤツ。

 

 

テロ行動を起こす気力満々のリーダーからどうやって目的地を聞き出すか、ギデオン、リード、エミリーの連携プレーに注目!

 

 

クリミナルマインドシーズン2 第10話「テロリストへの尋問(Lessons Learned)」のあらすじと感想です。

 

 

 

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「テロリストへの尋問」のあらすじ

麻薬捜査で北ヴァージニア州のある民家に突入したDEA(The Drug Enforcement Administration、麻薬取締局)。

 

そこでDEAは、麻薬の代わりにアルカイダデザインの生物兵器のデバイスを発見した。

 

 

民家はもぬけの殻だったが、DEAは犯人たちのメッセージの傍受に成功する。

 

内容はアラビア語だったが、アラビア語に長けているプレンティスによると「結婚式が待ちきれない、私たちの贈り物を次の三日月の日に届けることにしよう」と話していたという。

 

アラビアの暦で次の三日月の日は、2日後、つまり、48時間以内にテロがどこかで起こる可能性が非常に高い。

 

 

電話料の支払履歴から、Jind Allah(ジンド・アラー)というテロリストリーダーの名前が浮かぶ。

 

ジンドは、すでにグアンタナモに拘束されており、ギデオン、リード、プレンティスの3人は、取り調べのためグアンタナモに向かった。

 

 

グアンタナモではすでに、CIAがジンドの取り調べを行なっていたが、自白させるのに難航していた。

 

そこでギデオンは、乱暴的な取り調べと正反対の行動を取り、裸同然のジンドに囚人服を与えると、ジンドはギデオンの話に応じる姿勢をとる。

 

 

ジンドの会話を聞いていたプレンティスは、ジンドがエジプト出身であることを見抜き、それをギデオンに伝える。

 

 

CIAが2ヶ月かかってようやくジンドがエジプト人であることを聞き出すことに成功したのに、ギデオンはたった2分でそれを見ぬいてしまったということにジンドは驚きつつ、ギデオンの人柄に触れ、少しずつ心を開いていく。

 

 

その頃、DEAとともに、モーガンとホッチナーはデバイスが見つかった民家を搜索、モーガンはある薬品のリストを発見する。

 

 

ガルシアにどんなリストなのか調べてもらったところ、それらの薬品は炭疽菌兵器に必要なものだとわかる。

 

さらに傍受したメッセージの中から、特定のキーワードが入っているメッセージを絞り込んだところ、テロリストグループが兵器工場として使っているとみられる
場所を特定することに成功した。

 

JJはすぐにその場所をホッチナーに連絡、2人はDEAとともに向かう。

 

 

グアンタナモではギデオンの取り調べが続いていた。

 

話題が暴力の話になった時、ジンドは「暴力には暴力で立ち向かえ」とハディースから引用し、8歳の時に爆弾により家族の半数が殺害され、それをきっかけに、暴力による復讐を誓ったと告白する。

 

ここでジンドの暴力観が顕著になった。

 

 

ホッチナーからリードに、第2の場所にも何も見つからないと連絡が入る。

 

そのことをギデオンはジンドに告げる。

 

ジンドの固く握っていた両手が開いた様子を見たリードは、ジンドはギデオンからの報告に安堵してたと解釈、それをギデオンに伝える。

 

ギデオンはホッチナーに「今すぐ避難しろ!」と声を荒げる。

 

 

ホッチナーたちが急いで建物を離れた直後に爆発が起き、モーガンとも知り合いだった、DEAの Kenny Norwood(ケニー・ノーウッド)捜査官が命を落としてしまった。

 

 

爆発が起き、捜査官が1名殺害されたことをジンドに伝えるギデオン。

 

ジンドは、亡くなったノーウッド捜査官に対しては何の感情も示さなかったが、ギデオンが「彼の家族には何と伝えればいい?」と質問すると、ジンドは涙を流しながら

 

「息子が殺害された時、あなたは悲しんだのか」と答えた。

 

 

ジンドの過去から、30年前エジプトで起きた誤爆事件を探したが何も出てこず、8歳の時のことは嘘だとわかったが、7年前にアメリカとイスラエルによる
誤爆事件が発生していたことがわかった。

 

この事件で、8歳の男の子が犠牲になり、ジンドは、その男の子の父親、Jamal Abaza(ジャマル・アバザ)ということが判明した。

 

 

アバザはMIS(Military Islamic Society,武装イスラム社会)のメンバーで、刑務所の礼拝指導者という立場を利用して、アメリカ国籍の囚人たちをMISメンバーとして育成していった。

 

 

もっと情報が必要と、ギデオンはCIA捜査官を説得、そこから炭疽菌20gがオランダで盗難にあったことを発見する。

 

さらなる追跡調査で、炭疽菌をアメリカに持ち込んだとされる人物の住所を特定、スワットチームとともに現場に急行したホッチナーたちは、そこで5人の射殺体を発見した。

 

 

MISメンバーは、生物兵器を使ったテロを、三日月の日に間に合うよう、着々と準備を進めている。

 

 

どこに爆弾を仕掛けるのか。
ジンドから直接聞かなければ特定することはほぼ不可能だった。

 

 

残された時間は10時間を切っている!

 

 

ギデオンの心理作戦の結末は?!

 

 

 

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「テロリストへの尋問」の感想

エミリーの初仕事、ということで、他のメンバーと歩調がややずれている雰囲気に新鮮さを感じました。

 

 

ホッチはアラビア語が堪能なエミリーをグアンタナモに同行するようギデオンに言いますが、ギデオンは難色を示します。

 

「…それに(エミリーは)グアンタナモに向かう準備はしていないだろう」とギデオンが行った時に、エミリーが机の下からゴソゴソと旅行かばんを取り出して机の上においた時は、かなり笑えました。

 

 

すごくわざとらしくて(爆)

 

 

エミリーを同行させたことによって結果的にうまく行ったんですけどね。

 

発音からエジプト出身、なんてわかるのは、アラビア語が堪能でなければわかりませんからね~。

 

リードも活躍してましたよね。

 

コーランの引用ではなく、ハーディスの引用と見ぬいたのはリードでしたし、ジンドの手の動きで、彼の心理を読まなければ、あの爆発事件でホッチナーもモーガンも命を落としていたわけですから(((( ;゚д゚))))アワワワワ

 

 

そんな2人のサポートに加えてギデオンの心理作戦はやっぱりすごいですね~。

 

落とすのが難しいジンドを、最後は自白させて事件を解決しますが、いや~、ギデオンのトリックは最高です!

 

もう、心理戦の極みと評したいですね。

 

プロファイリングは犯人の人物像を描くだけでなく、こうして自白するときの手段にもプロファイリングを応用しているとは。

 

そしてそれをエピソードに取り込むなんて、さすがにクリミナル・マインドですよね~。

 

 

クリミナル・マインドならではの楽しみがたっぷり詰まったエピソードでした♪

 

 

 

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「テロリストへの尋問」キャスト

  • アンソニー・アジジ(Anthony Azizi) ジャマル・アバザ
  • ブラッド・ブレイスデル(Brad Blaisdell) セクションチーフ
  • ヒヴァ・ボーン(Hiwa Bourne) ニュースリポーター
  • ケヴィン・チャップマン(Kevin Chapman) アンドリュー・ビンガマンFBI捜査官
  • メレディス・モンロー(Meredith Monroe) ヘイリー・ホッチナー
  • ウィリー・ピケット(Wiley Pickett) CIAエージェント
  • ロジャー・ラニー(Roger Ranney) ケニー・ノーウッドDEA捜査官
  • マイケル・エドワード・ローズ(Michael Edward Rose) CIAエージェント
  • ローレン・スタミール(Lauren Stamile) ボニー・ライアンDEA捜査官
  • カシウス・ウィリス(Cassius Willis) FBI SWATチームリーダー

「テロリストへの尋問」で引用された格言

ギデオン: Dale Turner mused, "Some of the best lessons are learned from past mistakes. The error of the past is the wisdom of the future."
(デイル・ターナー「最高の教訓は過去の失敗から得ることができる。過去の過ちは、未来の叡智なのだ。」)

 

 

ギデオン: Ralph Waldo Emerson said, "In order to learn the important lessons in life, one must each day surmount a fear."
(ラルフ・ウォルドー・エマソン「人生において重要な教訓を得るには、日々、恐怖に打ち勝たねばならない。」)

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