子供ばかりが狙われる事件がテキサス州で発生中!
これ以上被害者を出さないために、全力を尽くしたいBAU、だけど言うことを聞かないエルの方も心配!
エルがホッチの命令を完全無視!
そしてエルが下した決断は…
意外な犯人とエルの決断に、忘れられないエピソード間違いなし!
クリミナルマインドシーズン2 第6話「森の中の殺人鬼(The Boogeyman)」のあらすじと感想です。
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William Lee(ウィリアム・リー)の件で正当防衛が認められたエル。
しかしホッチナーは、事件後初めてエルを評価した時に、過覚醒の症状を認めたため、精神鑑定を受けるようにエルに指示を出した。
一方BAUは、テキサス州オゾナで起きた少年連続殺人事件の捜査要請を受ける。
現場に向かうはずだったホッチナーだったが、エルがホッチナーの指示を無視し、精神鑑定に現れなかったことを知り、クォンティコに残ってエルの様子を伺うことにした。
ギデオンたちが現場に移動中に、3人めの被害者が出てしまう。
3人めの被害者も他の2人同様、撲殺されていたが、今度は少年ではなく、11歳の少女だった。
現場検証や殺害方法などから
とプロファイリングが進む。
地元警察に、ある母親と幼い息子が現れる。
母親のもう一人の息子が、行方不明になっているというのだ。
聞くところによると、子供を襲うという噂のあるFinnegan(フィネガン)が住む古ぼけた屋敷で消息を絶ってしまったというのだ。
フィネガンの家に向かうギデオンたち。
そして、フィネガンの屋敷内で、物置に隠れていた男の子を発見するが、屋敷内に被害者の子どもたちのリュックサックも見つかった。
フィンガンが容疑者として捜査線上に浮かぶが、肝心のフィネガンは、なんと庭で木の葉に埋もれた遺体となって発見された。
ギデオンはキッチンで、地元の教会が配達している食事の食べ残しを見つける。
フィネガンが死亡した後、何者かがここで生活していた可能性が高い。
食事が入っていたトレイについていた指紋から、一人の男が容疑者として浮上した。
一方クォンティコに残り、エルの行動をチェックしていたホッチナーは、エルがもうBAUにいるつもりはないという気持ちでいることを知る。
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エルがBAUを去るエピソードです。
事件のトラウマで、ここまでホッチの言うことを聞かなくなったり、不自然な態度をとるかなあ、なんてちょっと行きすぎてるかな、という気持ちもしないでもないですよね。
これまでのエルを知っているからなおさら。
といっても、裏事情はエル役のローラ・グラウディーニの降板とはいうものの、話の流れから、そんなに不自然な去り方ではなかったです。
エルが去るというのがこのエピソードの最大の見所ではないでしょうか。
寂しいけど、エル、お疲れ様!
気になる今回の事件の犯人ですが、もうネタバレしてしまいますが、子供でした。
始めは全然予想してなかったけど、終わりに近づくに連れて、「子供が犯人では…」と思い始めたら、やっぱりそうでした。
う~ん、なんか知った時に心が痛みましたね(-公-`;)
実際にあるのかな、なんて思ったら、なんか切なくなりました。
子供が子供をターゲットにする。
「この人が犯人かも~」という予想が裏切られるという点では、話し的には面白いですけどね…
エルが去るという場面に時間を取られて、いつもよりプロファイリングの場面が少なかったように思います。
あ、そういえば、ホッチは左利きだったんですね~!?
エピソードの始めのほう、エルがホッチのオフィスに訪れた時に気が付きました。
今更かな~^^;
もしエピソードを見る機会があったらここも忘れずにチェックしてみてくださいね(笑)。
このエピソードの原題は「The Boogeyman」ですが、これは、古くは伝説上のおばけや怪物のことで、映画「ハロウィン」シリーズでは、仮面をかぶった殺人鬼として描かれています。
ブギーマンの存在は、かなり昔から伝えられているようですが、男性だったり女性だったりと、地方によって変わっていて、実体が不透明のようです。
こちらは1797年に描かれたという、ブギーマンの絵。
出典
アメリカでは、夜寝ない子供に「寝ないとブギーマンが来て食べられてしまうよ」と言われるのが一般的なように、ブギーマンは何か「恐怖」を具現化したような存在なのかもしれませんね。
ちなみに、映画「ハロウィン」シリーズに出てくるブギーマンは、6歳で実の姉を殺害し、成長してから精神病院を脱走、殺人鬼として血縁関係にある人達を中心に、次々に殺害していきます。
映画「ハロウィン」はこれまで8作品作られていて、「13日の金曜日」と「エルム街の悪夢」と並んで「アメリカ3大ホラー」の一つに数えられています。
エピソード内では、死体で見つかったフェネガンが、ブギーマンのキャラに近いかもしれません。
でも、本当のブギーマンは、犯人。
フェネガンの死体を埋めて、本人になりすまし、配給の食事を平らげていたこの犯人は、子供だけどブギーマンですよね。
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ホッチナー: Plato wrote, "We can easily forgive a child who's afraid of the dark; the real tragedy of life is when men are afraid of the light."
(プラトン「子供が闇を恐れるのは無理もない。大人が光を恐れる時、本当の悲劇が訪れる。」)
ダー・ウィリアムズ「ブルー・ライト・オブ・ザ・フレーム」(Blue Light of the Flame by Dar Williams)