今回は異様な銀行強盗犯が登場!
人質に屈辱感を与え、子供を犠牲にするヤなやつ!!
犯人のプロファイリングに取り組むBAU、犯行の手口が変わった犯人を早く捕まえて~!
ホッチとヘイリーのギクシャクした関係にもハラハラよ~(汗)
クリミナルマインドシーズン2 第4話「サイコドラマ(Psychodrama)」のあらすじと感想です。
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ロサンゼルスで4件の連続強盗事件が発生。
犯人はスキーマスクをかぶった単独犯で、人質に服を脱がせ、現金を奪っていくという手口だった。
しかし、警備員を意識不明になるまでなぐったり、人質の中から2組のペアを選び出し擬似セックスをさせるなど、その犯行はどんどんエスカレート。
ただの銀行強盗犯ではなく、性的サディストの疑いがある、という経緯で、BAUに捜査協力の要請が来たのだ。
現場を検証するモーガンは
といったことから、ユニフォーム姿の人物を見て感情を乱す、刑務所に服役していた可能性があることを指摘する。
犯行当時の防犯カメラの分析をしようとするが、映像は残っておらず、マネージャーは捜査を誤って消してしまったと説明した。
ホッチナーたちは犯人のプロファイルを発表した。
その頃犯人は、新たな銀行強盗事件を起こしていた。
いつものように人質に服を脱がせることを強制したが、人質になっていたある男性がこれを拒否、犯人は男性を殴り殺してしまう。
事件発生の通報を聞き、現場に急行したホッチナーたちだったが、犯人はちょうどバイクに乗って銀行を出た後だった。
激しい追跡が続いたが、とうとう犯人を逃してしまう。
今回犯人は金を取らずに逃走し、しかも殺人を犯している。
犯人の目的は金ではなく、人質に屈辱や恐怖を与えることに目的が完全にシフトしてしまったようだった。
360名という犯人に該当しそうな人物の中から特定人物の絞り込み作業をするエル、リード、JJの3人。
やがてエルらは、Roland Lynch(ローランド・リンチ)というポン引きが、プロファイルに合致することを発見した。
リンチの身柄を拘束し、取り調べを受けている時、新たな事件が発生する。
今度はあるレストランで、犯人は14歳の少年に、少年の母親を殴るように強制、もっと強く殴るように、という命令を聞かなかった少年を、何のためらいもなく射殺した…
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実は何を隠そう私がクリミナル・マインドと出会った始めてのエピソーです!
犯人があまりにも残酷で、当初かなりショックを受け、犯人にものすごい怒りを感じたんですね。
なんだよ、このドラマ、って思ったんですが、それと同時に、ホッチたちがプロファイリングで犯人を突き止める展開にものすごく惹かれたのも確かです。
このエピソードは1度見たきり見なかったんですが、再度見ると、やっぱり犯人鬼畜ですね。
人を人とも思わず、屈辱を与え、子供を平気で殺害する。
時々場面に出てくる、ホッチの激しい怒りの顔が印象的でした。
犯人は、人質の中から
をカップルにして、疑似セックスを強要しました。
後日その時の映像を確認しようとしたとき、支店長がその部分を消してしまったことが発覚。
ドラマでは詳細が語られなかったので、「一体何があったの?」と、もやもやした場面でもありましたよね。
事件現場を検証していたギデオン、モーガン、ミュラド刑事の会話をまとめてみます。
ということは、犯人は、夫婦に対して恥ずかしい目に合わせることが目的だったと考えられます。
その後ホッチとギデオンが、ヘンダーソン支店長に、なぜ映像を消したのか詰め寄ると、支店長は「バプティストで育ってきた自分にとって、恥ずかしい行為を人目に晒すのがはばかられた」と告白しました。
なるほど。
と、ここまでは、犯人はやっぱり夫婦に恥ずかしい行為を人前でさせて、自尊心を粉々に砕こうとしていたんだな、と納得できました。
ところが…
その後犯人が、子供に手をかけたことから、ホッチとギデオンはもう一度、ヘンダーソン支店長から事情を聞きます。
このときはヘンダーソン支店長の他に、妻、息子、娘も同席していました。
この時の会話で、ややこしくなってるんですよね。
支店長「もう3度も同じことを話した。目撃者もいるのに隠すことなど無い」
ギデオン「映像を消したのは子供たちが関係しているから?」
ヘンダーソン夫人「犯人が私達に何をしたのか、なんで言わないの?なぜされるがままだったの?」
会話が曖昧すぎ!
もしかして
って考えちゃいますよね(汗)
残念ながら、ドラマでは詳しいことは説明されていなかったので、ここは自分たちの想像に任せます、といったところです。
私は、
から、犯人は、子供たちに親を辱めるよう強要したのかなと思っています。
いずれにしても何から何まで最低な犯人ですね。
事件当日はジャックの病院でのテストの日。
ヘイリーがBAUに突然現れても、ホッチはそのことをまったく思い出せず。
「テストの日…」とヘイリーから聞いて
あ!!
と、ようやく思い出したホッチ。
アチャー(ノO`;)
仕事忙しいですからね。
でも、これはちょっとマイナスですねー。
「仕事も大事かもしれないけど、家族も大事でしょ」
いや、ごもっとも。
もう、正論すぎて返す言葉無いですね。
ホッチがどんどん追い詰められていくのが気の毒に感じました。
BAUの仕事は実際にどういうものか見たことないからわからないけど、時間が不規則で、いつでも駆けつけられるようにしなきゃいけない、って感じなのかな。
だから、こういう問題は生じやすいですよね(;´Д`)
家庭あっての仕事ですから少しは気をつけないとね、ホッチ。
まあ、ジャックに何事もなくてよかったですが…
プライベートのイベントと、仕事のイベントを、ひとつの手帳に書いたらどうかな~、なんてアドバイスしたくなりました^^;。
ちなみに、ヘイリーがホッチのことを「ハニー」と呼んでましたが、後でガルシアも、ホッチに対して「ハニー」と呼んでましたよね。
その時ホッチが「2度と俺のことをハニーと呼ぶな」と、不機嫌そうに言いました。
ホッチ=ハニーって合いませんもんね。
でも、ヘイリーのことがあったから、なおさら「ハニー」が耳障りだったのかも、と思ってしまいました。
最後に、この題名「サイコドラマ」ですが、サイコドラマ(心理劇)は、サイコセラピーで用いられる治療法のひとつで、クライアントが抱えている悩みを演劇を使って表現することで、それを解消していくというものです。
サイコドラマについて詳しくはこちらを。
⇒ 「サイコドラマ」(ウィキペディア)
サイコドラマは、自分を含め他人も役を持って演技し、観客もそこに入っています。
犯人は人質を「役者」として操り、それを傍観者に見せている。
エピソードの題名「サイコドラマ」は、ここから来ているようですね。
犯人は、収監中にこのサイコドラマによる矯正プログラムを受けたようですが、それが仇となってしまうとは…
やっぱりシリアルキラーの頭の中は…(-公-`;)
以上がこのエピソードの感想でした!
ホッチナー: "Man is least himself when he talks in his own person. Give him a mask and he will tell you the truth." – Oscar Wilde
(「素顔で語るとき人は最も本音から遠ざかるが、仮面を与えれば真実を語り出す。」オスカー・ワイルド)
ホッチナー: "The basis of shame is not some personal mistake of ours, but that this humiliation is seen by everyone." – Milan Kundera
(「羞恥心の根本にあるのは個人的な失敗ではない。それを皆に見られることだ。」ミラン・クンデラ)
ヒラリー・アンド・ヘイル・ダフ「アオワ・リップス・アー・シールド」(Our Lips Are Sealed by Hilary and Haylie Duff)