クリミナルマインドの初代BAUメンバーとして大活躍した、ジェイソン・ギデオン。
ジェイソン・ギデオンの情熱的な人柄や、素晴らしいプロファイリングに惚れ惚れしてしまったのですが、ギデオンでクリマイが好きになった人も多いのではないでしょうか。
残念ながら、ギデオンはBAUを去ってしまいましたが、この強烈なキャラは、去った後もドラマに影響を与えていますよね。
そんなギデオンのキャラに今日は迫ってみたいと思います!
ギデオンてどんなキャラ?
どんなふうに活躍したの?
なんでBAU去ったの?
ということを知りたいならぴったり♪
記事を読み終わった後、ギデオンについてすっかりわかってることでしょう~。
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ジェイソンギデオンは、ベテランのプロファイラー。
過去に自分のミスで部下6人が死亡してしまうという経験から、PTSDを発症、一線を退いていました。
ドラマでは、引退していたギデオンにお呼びがかかってプロファイラーとして復帰する、というところから始まります(「シアトルの絞殺魔」)。
ギデオンはシーズン1第1話から登場し、次々と難問事件を解決、再びBAUでプロファイラーとして活躍するように。
ずば抜けたプロファイリング能力だけでなく、被害者のみならず、犯人にまで情けをかけるその姿は、人情派プロファイラーと言ったところ。
BAUにとっては欠かせない存在だったギデオンですが、ある事件をきっかけに、BAUを去ることになります。
ギデオンのプライベートはあまり出てきませんが、スティーヴンという息子がいます。
また、シーズン1第15話「甦ったシリアルキラー」に登場した元FBIプロファイラーのマックス・ライアンはギデオンの恩師。
そして、ロッシとギデオンは、BAUの前身、BSUで同僚。
2人は気が合ったようで、同僚であり、親友でもありました。
2人がどれだけ心を許した間柄だったのか、シーズン10でわかるのですが、それはまた別の機会にご紹介することにしますね。
さて、ドラマでは、息子のスティーヴンの母親については全く出てきません。
ギデオンの奥さんなのか、パートナーなのかはわかりません。
ですが、ドラマに登場した時ギデオンはすでに独身だったようで、サラというガールフレンドがいることが紹介されています(「地獄からの挑戦状 -前編 -」)。
ギデオンのキャラは、ジョン・ダグラスという、実在するプロファイラーがベースになっています。
ジョン・ダグラスは、ロバート・レスラーとともに、プロファイリング手法の確立にかかわった、プロファイラー。
ダグラス氏について、以前調べて記事にしたので、興味があったら読んでみてください。
⇒ ジョンダ・グラスって、どんな人?
ギデオンのあとに登場するロッシも、ダグラス氏がベースになっているようですが、大まかに観ると、現役時代のダグラス氏がギデオンで、引退後著書や講演、事件の相談役といった活動を精力的に行っているダグラス氏がロッシのような気がします。
いずれにしても、ダグラス氏がいなければ、ギデオンも、その後継者のロッシも、違ったキャラになってたかもしれないですね。
ギデオンは、無事に助けることができた被害者の写真を持ち歩いていますが、これは、写真を見ることで、仕事に対する意欲を保つため。
また、助けた・できなかったにかかわらず、事件に関連した切り抜きもとっているんですね。
ギデオンのすごいところって、被害者に情けをかけるのもそうですが、犯人に対しても「人間として接する」ところですよね。
シリアルキラーができない、「人として他人に接する」ことをあえてしているのですが、これはなかなか真似できない。
それが特に現れているのが、無実なのに死刑を選んだサラ・ジーン(「死刑へのカウントダウン」)と、狩をするように殺人を楽しんだ犯人の一人、ジョニー(「殺人ハンター」)。
サラ・ジーンはわかるけど、典型的な猟奇的殺人犯にも情をかけるギデオン。
この、情熱さがギデオンの最大の魅力なんじゃないかな、と思います。
私はギデオンのこの部分に惹かれているのが大きいですね~。
同じチームのメンバーであるスペンサーからは、メンターとして慕われていたギデオン。
射撃の適性試験に落ちたスペンサーをなぐさめたり(「我々が持つ最強の武器は、完全で正確なプロファイルだ」)、ニューオリンズでは、プロファイラーの仕事をする意味を失いかけているスペンサーに、アドバイスをして立ち直らせたり(「ニューオーリンズの切り裂きジャック」)。
一番印象に残っているのは、2人がチェスを楽しんでいるところでしょうか。
スペンサーにとってギデオンは師匠であり、父であり、また親友であったようですね。
敏腕プロファイラーとして活躍するギデオンですが、一旦仕事にのめり込むと、周りが見えなくなる性格のようです。
それが顕著なのが、シーズン1第11話「テネシーの吸血鬼」。
松葉杖をついていたギデオンは、クワンティコに残り、プロファイリングを続けるのですが、どこでやっていたかというと、ガルシアのオフィス。
一番集中できるから、というのが理由なのですが、ガルシアそっちのけで場所を取っていて、ガルシアの仕事に支障をきたしているのもおかまいなし。
しかも、ガルシアの名前さえも覚えていないという…
だけど憎めない、ギデオンて得なキャラ!
ドラマ内であまりプライベートが出てこなかったギデオンですが、恋人のサラに料理を振る舞っていましたね。
手際もよく、料理の腕前はかなりありそうです。
また、毎年スミソニアン博物館に訪れていますが、美術鑑賞が好きなようですね。
ドラマでは、博物館で、ギデオンの友人から鳥の絵画を見せてもらっていたシーンがありましたが、特に鳥に興味を持っているんですね。
鳥が好き、といっても、狩をするのが好きではなく、バードウォッチングの方ですね。
どんな面白いクセかと言うと、ギデオンは、ホテルに用意されている、アメニティを持って帰るクセがあったんですね~。
それがわかるのが、シーズン2第5話「消えない傷跡」。
その持って帰ったアメニティをどうするかというと、どうすると思います?
それを、ホームレスに配るんですよね、ギデオン。
まさかコレクターではないだろうな、と思っていますが、ギデオンがそういうふうに使ってるとは、予想外ですよね。
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ギデオンがBAUを去ったのは、シーズン3第2話「BAUの危機」。
直接の原因となったのが、ギデオンの宿敵、フランク・ブライトコプフ。
フランクは、ギデオンの恋人、サラの命を奪い、ギデオンがやったように見せかけて、ギデオンを追い詰めました。
この経験から、精神的に参ってしまったギデオンは、再びBAUを去ることを決心、スペンサーに置き手紙を残して姿を消しました。
これ、ギデオンがダイナーのウエイトレスと話をするシーンですが、すごく好きです!
「(行き先を)特に決めていない」って言うギデオンが、ギデオンらしくて(涙)。
動画も見つけたので、よかったら観てください(英語)
ギデオンは、PTSDを発症して一線を退いた過去がありますが、今回も、精神的ダメージを受けたことが原因でした。
だから、ギデオンが去るのは納得できるのですが、大好きなキャラだっただけに、「やめてほしくない」という気持ちが強かったですね~。
あ~、ギデオン…
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クリミナル・マインドの初期は、このギデオンが主役で進んでいた感じがします。
制作側としては、ギデオンをず~っと起用していく予定だったのかもしれませんね。
ギデオンは、豊富な知識と経験から冷静にプロファイリングしていくので、それがとってもかっこよかった!
そして、情熱に溢れ、周りが見えなくなるほど突き進む、猛烈さも好きでした。
ドジなところはなかったけど、こうした空気読めない敏腕プロファイラーという、ギャップのある設定が最高でしたね。
だから、ギデオンが去ってしまったときは、本当に呆然としてしまいました。
ギデオンのラストシーンは感動的だった、でも、もうドラマで会えなくなることに、「いやだ、いやだ!」と、叫ぶしかなかった…
その後ロッシの投入で、ドラマは上手に進行していきますが、やっぱり時々ギデオンを思い出して寂しい気持ちになったのも確か。
それだけ影響が強いんですよね、ギデオンて。
私はずっとモーガンファンでしたが、ムカつく犯人をプロファイリングで鮮やかに見つけ出すギデオンがいたからこそ、ドラマに初めからぐっと惹きつけられたのかもしれません。
ギデオンを語らずしてクリマイ語れず、ですね。
そんなキャラでした、ギデオンは。