ギデオンのメンターで、BAUを引退した元FBI捜査官が登場!
現役BAUメンバーと共同してある事件を追うという、珍しい設定が見どころの、このエピソード。
元FBI捜査官の執念が実を結ぶだろうか、結果はいかに?!
クリミナルマインドシーズン1 第15話「蘇ったシリアル・キラー(Unfinished Business)」のあらすじと感想です。
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ワシントンD.C.。
20年前にBAUを引退したMax Ryan(マックス・ライアン)は、当時から執念を燃やして追いかけていた未解決事件「キーストーン・キラー」に関する著書を発表、そのレクチャー兼サイン会が開かれていた。
キーストーン・キラーは若い女性をターゲットにしていて、キーワードを埋め込んだパズル(キーワードサーチパズル)を紙に残すというのと、被害者を紐で縛る時の縛り方に特徴があった。
しかしキーストーンキラーは18年前、7人目の女性を殺害した後ぱったりとその消息をたってしまったのだった。
など、いろいろな憶測があったが、ライアンによると、どれも当てはまらないという。
会終了後、ギデオンと談笑していると、ガードマンが1通の封筒をライアンに手渡した。
差出人は「キーストーン・キラー」で、中には挑戦的なメッセージと、例のキーワードサーチパズル、そして2人の女性の運転免許証が2枚入っていた。
キーストーンキラーは明らかにこの会場に来ていたが、ライアンとギデオンは犯人の姿を見つけることはできなかった。
キーストーンキラーが新たに行動を開始したとしてこの件の捜査をすることになったBAU。
送られてきた運転免許証の身元は、キーストーンキラーの最後の被害者と言われているAmy Jennings(エイミー・ジェニングス)
そしてもうひとりは、Carla Bromwell(カーラ・ブルームウェル)という47歳の女性だった。
フィラデルフィア警察本部はすでに免許証に記載されていた住所を訪れており、そこでカーラの死体を発見した。
カーラはフレックスカフという、プラスティック製の手錠で手足を縛られ、プラスティックバッグを被されて、死因は窒息死だった。
被害者の年齢が高いこと
あの特徴のある縛り方で被害者を縛っていないこと
そして殺害方法が違うということから
BAUメンバーは、キーストーンキラーではなく、コピーキャットや別の人物の犯行ではないかと推理するが、ライアンは一貫してキーストーンキラーの仕業だと主張する。
そして、この事件の捜査にライアンも加わることになる。
カーラの遺体を現場検証するギデオンたち。
カーラの遺体には、頭に殴られた大きな傷があった。
さらにホッチナーとリードは、別の部屋でキーストーンキラーの手紙を見つける。
そこには2日以内に新たな被害者が出るという予告メッセージがあった。
警察本部に戻りプロファイリングを続けるBAUメンバーたち。
キーストーンキラーが残したワードサーチパズルを解読していたリードは、そこに"S HARBIN"という人物の名前を発見する。
Scott Harbin(スコット・ハービン)は、ライアンの容疑者リストにも載っていた名前。
1988年に服役していることから、犯人はハービンではないと断言するライアンだったが、ハービンの特徴はライアンのプロファイリングにフィットしており、しかも3ヶ月前に仮釈放されていた。
ハービンの自宅に急行したBAUと地元警察はハービンを拘束。
自宅内を調べていると、ベッドの引き出しから縛られた女性が出てきた。
誰もがハービンがキーストーンキラーだと思っていたが、ギデオンは車のワイパーに挟められていたライアン宛の手紙を発見する。
それはキーストーンキラーからのもので、自分はハービンのような邪悪なモンスターではない、明日になればわかる、といった内容のメッセージだった。
キーストーンキラーは、被害者の選定も、殺害方法も変えてない。
ただ変えざるを得ない状況になったのではないか、と、推理するライアン。
何かキーストンキラーに起こり、昔と同じ殺害方法で被害者を殺害できなくなった
つまり脳梗塞で倒れたとか、交通事故などで大怪我を負ってしまったとか…
そんなライアンの推理を裏付けるかのように、リードはワードサーチパズルから
”Unfinished Business”(未完成のままの仕事)という言葉を見つける。
キーストーンキラーは、18年前に計画した殺人を再開しているだけなのだ。
犯人特定に全力を上げるライアンたち。
その一方でキーストーンキラーは次の被害者に近づいていたのだった…
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このエピソードかなり好きです!
話の設定が最高ですね。
なぜ被害者や殺害方法が以前と変わってしまったのか
これがけっこうなぞなぞで、ライアンの言うように、本当にキーストーンキラーのしわざなの?
と疑問を持たずを得ませんでしたし、最後のほうでようやくそのなぞが解けるのですが、そのトリックがまた秀逸でした!
原題の
”Unfinished Business”がぴったりといった感じです♪
ただ、キーストーンキラーにしては犯人は地味だったかな、と。
軍隊経験ありとかいうけどこのひとが…!?
と拍子抜けしてしまうほどです^^;
だからどこにいても群衆に紛れて目立たなかったのかもしれませんが、これは意外でしたね。
エピソードのはじめのライアンのレクチャーにも来ていたということだったので、DVD見終わった後、もう一度巻き戻して探してしまいました。
やっぱりいました(笑)
ライアンがBAUに加わるという例外メンバーで始まったこの捜査。
現役時代から気性が激しくぶっきらぼうで、一匹狼で仕事をしてきたライアンだったので
協調性ゼロ!
自分の意見を曲げない!
どなる!
BAUメンバーはやりにくそうでした^^;
それでも最終的にライアンのプロファイリングと執念が逮捕につながったので、キーストーンキラーを捕まえたときは、わだかまりが消えていたようでした。
特に印象に残ったのはギデオンがライアンに手錠を渡したとき。
キーストーンキラーに手錠をかけるにふさわしい人間はあなたしかいないよ、というメッセージを感じましたね~。
私もギデオンだったらそうしていました。
未解決事件がやっと解決したといった設定からか、最後は犯人が捕まってほんとうにスッキリしました!
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ギデオン: Norman Maclean wrote, "It is those we live with and love and should know who elude us."
(ノーマン・マクリーン「愛し、理解していると思う人のことほど実はわかっていない。」)
グリーナウェイ: Abraham Lincoln once said, "In the end, it's not the years in your life that count. It's the life in your years."
(エイブラハム・リンカーン「最後にものを言うのは何年生きたかではなく、いかに生きたかだ。」)