誘拐されたメグとマーケイラの背後にシリアルキラー?!

クリミナルマインド10第23話人身売買

 

 

クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド10第23話「人身売買」。

 

 

シーズン10の最終話で、前回(「正義の人」)からの続き!

 

 

何者かに誘拐されてしまったメグとマーケイラの行方は?

 

 

やがて誰がやったのか見当がつき愕然とするケイト!

 

 

インターネットの闇と犯人の動機ががっつりと浮かび上がる結末に背筋が凍りつく!

 

 

そしてケイトが下した決断は?

 

 

クリミナル・マインドシーズン10第23話「人身売買(The Hunt)」のあらすじと感想です。


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「人身売買」あらすじ

BAUで残業中のキャラハンのケータイに、メグから「p」というメッセージが入る。

 

「p」は、パニックコード「pepp」の頭文字。
キャラハンは何かあったときに備えて、メグに使うよう言っていたのだった。

 

すぐに折り返しメグのケータイに電話をするが、留守電になる。
胸騒ぎを覚えたキャラハンは、続いてマーケイラの母親に連絡を取るが、マーケイラの携帯も電源が切られていた。

 

 

メグとマーケイラの身に何か起こったことを察知したキャラハンは、BAUメンバーとともに捜査に乗り出す。

 

 

監視カメラには見知らぬ車に乗り込むメグとマーケイラの姿が映っていた。
しかし車のナンバープレートは盗品、メッセージなどの履歴はきれいに消されていることから、2人は計画的に誘拐された可能性が高まる。

 

 

以前モールでメグとマーケイラが、同じクラスの男子と待ち合わせしたことを思い出したキャラハン。
メグのパソコンを分析していたガルシアに、同じクラスにボビーとテイラーという名前の男子がいるかどうか調べてもらったが、リストからは名前を見つけることができなかった。

 

 

メグのワードローブを調べたキャラハンは、メグがお気に入りの服を着て出かけたことを知る。

 

マーケイラも同じくおしゃれをして外出していたことがわかった。

 

また、2人のパソコンにはスカイプやメールのやり取りした痕跡がキレイに消されていて、手がかりが残っていないこともわかった。

 

 

2人のクラスメイトのサムから話を聞くリードとモーガン。

 

サムの話では、マーケイラがインスタグラムを通して知り合った男子に興味を持っていて、メグと一緒にその男子の話ばかりしているうえ、eメールでのやりとりも毎日のようにしていたという。

 

2人はその男子のことを「ボビー(Bobby)」と呼んでいた。

 

 

サムはメグたちから送られてきたボビーの写真をクラウドに保存しており、それを見たキャラハンは、「写真の人物はわからないが、誰が2人を連れ去ったのかはわかる」と言う。

 

キャラハンは、「ベイカーフィールドの屠殺人(シーズン10第1話)」の解決後、犯人が一人ということに納得できず、密かに捜査を続けていた。
やがて被害者の一人、カリフォルニア州モデスト市で、自発的に行方不明とされていたアイリーン・バンクス(Eileen Banks)が、メリーランドで交通事故で死亡。
アイリーンが失踪する前に、SNSで知り合ったと話していた男性の写真が、ボビーと全く同じだったのだ。

 

以前の事件で追い詰めた犯人が、復讐のためメグをターゲットにした。
キャラハンは、そう直感する。

 

 

 

やがてマーケイラが保護される。

 

彼女の話によると、メグとマーケイラはボビーからコンサートに誘われ、会う約束をした。
しかし当日バイトが忙しいため、ボビーの"母親"が代わりに迎えに来た。

 

車で移動中"母親"の態度が変わり、背後から男2人に注射をうたれ気を失う。

 

拉致された先で目が覚め、再び車で移動、その時スキを見計らってマーケイラーは逃げ出した。

 

2人の男はマーケイラーを見失うが、年配の男が若い男を責め、撃ち殺してしまう。

 

メグはいざというときにどう対処するかケイトから徹底的に教え込まれており、それを実践したとマーケイラは涙ながらに語った。

 

 

ワイス検視官からアイリーンの司法解剖の報告を受けるJJとロッシ。

 

アイリーンの胸と首には、死亡前、時間をまたいでつけられたとみられる無数の刺し傷が残っていた。

 

 

初めは性的目的の人身売買組織による犯行と考えられていたが、ロッシはもっと他に理由があるのでは、と気づく。

 

 

アイリーンのように、国内で不審な死を遂げた家出人の調査をすると、過去7年の間に50件発生したことが分かる。

 

メグを拉致した人身販売組織はシリアルキラーたちを相手にしており、彼らは被害者を殺害したあと事故に見せかけて殺害しているのだ。

 

 

やがてアイリーンの死をめぐる調査の延長線上に、事件に関与したとみられる人物の名前が浮上する。

 

 

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「人身売買」感想

第1話の最後(「容疑者x」)で、ジョギング中の女性がバンに連れ去られた後、ネットオークションにかけられたシーンが有りましたよね。

 

そのときに女性を連れ去ったのが今回の犯人たちだったんですね~。

 

 

そういうことだったんだ。

 

 

第1話は、身体欠損性愛者がネットから体の一部を購入するという、気味の悪い話でしたが、それはこの犯罪組織の一部分だった、ということですよね。

 

 

シリアルキラーのための人身売買って…

 

 

殺すのを目的で高いお金を払う人っているのだろうか、という疑問が出てきて恐ろしさを通り越してちょっと冷静になってしまいました^^;

 

 

第1話とのリンクは面白かったけど、ケイトと犯人との直接対決とかがなくって、最終話にしてはいまいち盛り上がらなかったような気がします。

 

犯人は、自分の息子も殺してしまうような非道な人間だけど、かといってシリアルキラーのような極悪さも描写されなかったし。

 

メグが救出されるのも、なんかいつもよりあっさりしすぎているし、「大丈夫、まず死ぬわけない」っていう変な安心感もでてきてしまって、最後はあまり切迫感がでなかったです。

 

 

ケイト役のジェニファー・ラブ・ヒューイットが妊娠したため、慌ただしくストーリーが変わってしまったのでしょうか。

 

 

最後のホッチとケイトのやりとりと、JJの妊娠がわかるシーンがなかったら、「つまらない」って感想になってたと思います。

 

 

シリアルキラーと人身売買組織

今回の犯人は、一体誰?
っていうくらい、シリアルキラーや犯罪者が複数登場しましたね。

 

シリアルキラー相手の人身販売組織を巡る犯罪ですからね。

 

 

どんな悪人たちが登場したか、ちょっとここで整理してみましょう~。

 

 

ドナ・マンゴールド

メグとマーケイラを拉致した女。

 

クリミナルマインド10第23話「人身売買」あらすじと感想
出典

 

人身売買組織のメンバーで、リーダーのアレックス・ゾーゲンとの間にカイル・ゾーゲンという息子がいる。

 

ドナは、第1話でジョギング中の女性を拉致している時にも片棒を担いでいました。

 

 

アレックス・ゾーゲン

人身売買組織の親玉。

 

クリミナルマインド10第23話「人身売買」あらすじと感想

出典

 

人身売買に関わってるだけでなく、アレックス自身がシリアルキラーでしたよね。

 

ドナを暴力で服従させ、実の息子を容赦なく殺害。
また、直接手は下していないけど、アレックスによって拉致され身売りされたシリアルキラーによって命を落とした被害者もたくさんいました。

 

人を使って殺人を実行するプロキシキラーの部類に入りそう。

 

 

カイル・ゾーゲン

ドナとアレックスの息子で人身売買組織のメンバー。

 

クリミナルマインド10第23話「人身売買」あらすじと感想
出典

 

 

「ボビー」として、メグとマーケイラにコンタクトを取っていたのはカイルでした。

 

過去からの叫び声」で、2人を連れ去ろうとして失敗したのもどうやらカイルのようですね。

 

 

「忙しいので母が迎えに行く」とメッセージを送ったときの「母」意外は全部ウソ、ということか~。

 

 

逃亡したマーケイラを見失ったことで、父親にあっさりと殺されてしまいますが、「アレックスはカイルを自分の息子だと知らないんじゃない?」
というほどあっさりな最期でした。

 

 

マイルズ・ヘンドリック

クリミナルマインド10第23話「人身売買」あらすじと感想
出典

 

 

人身販売組織のクライアントの一人。

 

アイリーンを事故死に見せかけて殺害した張本人でしたね。

 

 

このマイルズがきっかけで、人身販売組織のネットワーク侵入に成功するわけですが、マイルズは性犯罪者で殺人者。
しかもホッチたちが突入した夜にシリアルみたいなものを食べようとしてるし。

 

とんでもないやつですね!

 

 

 

 

こんな風にシリアルキラーがたくさん登場したエピソードでした。

 

アレックスがケイトの動きを察知したことから起きた事件ですし、アレックスがやっぱりラスボスになるのでしょうか。

 

でも、アレックスの登場も少ないし、殺人者が多く登場しすぎ。
最終話としてはインパクトに欠けたかな。

 

 

クリマイでは珍しい試みでしたけどね。

 

過去のシーズンの最終話と比べてしまうと、う~ん…

 

せめてアレックスとケイトの対決があればでしたね~。

 

 

メグが健気

犯人に拉致されたあと、メグはケイトから教えてもらった知恵を使ってマーケイラと脱出作戦を立てました。

 

マーケイラが無事に救出されたことでそれがわかるのですが、命の危機にさらされながらも、最善を尽くそうと一人で頑張ってるメグ。

 

一人になり、アレックスとの会話で、マーケイラが殺されてしまったと思い込んだときはどれほど心細かったことか。

 

 

それでも頑張れたのは、FBIが必ず助けに来てくれるという希望と、ケイトの存在があったんだと思います。

 

 

ケイトに対してツンツンした態度をとっていたこともあったけど、やっぱり心から信頼していたんですね。

 

なんかメグのそんな一生懸命さに心が打たれました。

 

 

懐かしい顔発見!

シーズンの最終話に懐かしい顔が登場するのは恒例みたいになっているようですが、今回も懐かしいキャラが再登場しましたね~

 

ティナ・カニング捜査官

FBIミシシッピ地方局のカニング捜査官は、シーズン9「天使の失踪」に初登場、ホッチたちと失踪したガビーの行方を探していましたよね。

 

今回も、誘拐されたメグとマーケイラを見つけるため、ホッチたちに協力していました。

 

 

派手さはありませんが、「この人なら任せられそう」みたいな、不思議な安心感をかもしだしているキャラですよね。

 

 

縁の下の力持ち、といったところかな^^

 

今回もそんな彼女のキャラが光っていました。

 

 

ワイス検視官

あ、まただ♪
というくらい、検視官の中ではおなじみの顔。

 

ワイス検視官は過去に「レプリケーターの正体」、「ギデオンの遺言」、「宿命のナイフ」に登場しています。

 

 

ワイス検視官は、アンダーソン捜査官やジーナ・シャープ捜査官たちのように、出演すると懐かしさがこみ上げてくる存在です。

 

 

JJが妊娠

事件が解決したあと、デスクでクラッカーを口にしようとしたJJ。

 

その様子を見たスペンサーがJJの妊娠に気が付きます!

 

 

JJ役のA.J.クックが妊娠した時と重なってるんですよね。

 

JJ、A.J.クック、2人目おめでとう~♪

 

 

クックにはメカイ君という息子さんがいますが(クリマイではJJの息子・ヘンリー役)、「女の子かも」ってクックの願望も入っているかな。

 

 

ケイトがBAUを去る

事件解決して2週間後、ホッチのオフィスに訪れるケイト。

 

ケイトの取った行動は事件解決につながるきっかけになったものの、自分の家族を危険な目にさらしてしまうリスクもあるということを体験しました。

 

 

仕事を離れてメグと過ごした1年が人生で一番楽しい時間だったことや、姉との約束を思い出し、生まれてくる子供のためにもBAUを去る決心をしたケイト。

 

その決意を受け入れて、「君の場所はいつでもあるよ」と優しい言葉をかけたホッチ。

 

 

ホッチの目にうっすらと涙が浮かんだのが感動的でした(´;ω;`)

 

 

けっこう冗談も言うし、BAUに馴染むんじゃないかな、と期待していたのですが、残念ですね。

 

 

1シーズンだけだったけど、ケイト、お疲れ様でした!

 

 

 

 

これでシーズン10が終わりましたね。

 

 

あっという間の10シーズン。

 

 

さて次はシーズン11ですね。

 

 

次のシーズンも一緒にクリマイ楽しみましょう~♪

 

 

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「人身売買」キャスト

  • バヨ・アキンフェミ(Bayo Akinfemi) 男性看護師
  • スコット・バーキン(Scott Bourquin) 男性デスクレポーター
  • ブレント・チェイス(Brent Chase) カイル・ゾーゲン
  • サブリナ・クレア(Sabrina Claire) 女性・現地レポーター
  • モリー・カルヴァ-(Molly Culver) ティア・カニング捜査官
  • デジャ・ディー(Deja Dee) キャロライン・デイヴィス
  • クリス・デグナー(Chris Degner) マイルズ・ヘンドリック
  • ケヴィン・フライ-バウアーズ(Kevin Fry-Bowers) コリン・デュプレー
  • グレッグ・グランバーグ(Greg Grunberg) クリス・キャラハン
  • ブライアン・ハウ(Brian Howe) アレックス・ゾーゲン
  • テレサ・ホワン(Teresa Huang) ワイス検視官
  • アンドリュー・T.・リー(Andrew T. Lee) 男性現地レポーター
  • ナターシャ・マックレア(Natasha McCrea) 女性デスクレポーター
  • テイラー・モスビー(Taylor Mosby) マーケイラ・デイヴィス
  • チャド・ロバーツ(Chad Roberts) サム・デヴァース
  • ブランドン・ラッシュ(Brandon Rush) ラッシュ捜査官
  • ペリー・スミス(Perry Smith) 女性
  • ハイリー・ソール(Hailey Sole) メグ・キャラハン
  • メローラ・ウォルタース(Melora Walters) ドナ・マンゴールド

「人身売買」で引用された格言

キャラハン: "The world will not be destroyed by those who do evil, but by those who watch them without doing anything." — Albert Einstein
(「世界が破壊されるのは邪悪な者たちではなく、何もせずに見ているだけの者たちによってである」アルバート・アインシュタイン)

 

キャラハン: "Life is about choices. Some we regret, some we're proud of. We are what we chose to be." — Graham Brown
(「人生は選択の連続。選択で悔やむこともあるし、誇りに思うこともある。我々が自分自身を選ぶのだ」グレアム・ブラウン)

「人身売買」で使用された曲

クリマイ挿入曲 ディチューンド・カイツ「ゴースツ・イン・コントロール」(Ghosts In Control by Detuned Kytes)

 

 

 

クリマイ挿入曲 クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル「スーズィー・キュー」(Susie Q by Creedence Clearwater Revival)

 

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