クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド10第22話「正義の人」。
きらびやかな町、ハリウッドで連続殺人事件が短期間で発生!
「高級車に乗った被害者」が犯人のターゲット?
にしても弾が尽きるまで銃を撃つのは尋常じゃない、ホッチたち、プロファイリング頼んだよ!
クリミナル・マインドシーズン10第22話「正義の人(Protection)」のあらすじと感想です。
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ハリウッドで、3日間で3人が射殺されるという連続殺人事件が発生する。
被害者は
の3人。
ゲイリーは体に13発の銃弾を浴び、愛車のジャガーの脇で絶命していた。
ネイトとターシャは、ネイトが所有するBMW内で、やはり13発の銃弾を浴びて息絶えていた。
どちらも犯行に使われた弾が同じだったため、同一犯の犯行とみられた。
しかし盗まれたものもなく、操作撹乱を狙った証拠隠滅の形跡もない。
過剰に被害者を撃っていることから、激しい怒りが犯行の動機となっているのでは、とリードは推測する。
被害者同士の共通点は見られなかったが、ターシャが娼婦であり、どちらの被害者のことも知っている可能性がでてきた。
もしくはゲイリーも、殺される直前まで娼婦と一緒にいたかもしれない。
女性の存在を突き止めることが捜査の最優先となる。
ターシャのポン引きによれば、ネイトはレギュラーだったが、ゲイリーは知らないという。
「ゲイリーを知りたければ東アラメダ地域で客引きをしていた娼婦たちに話を聞けばいい」というポン引きから情報を得たホッチナーたちは、該当する娼婦たちとインタビューを重ねる。
JJとカラハンはリゼッタ(Lizette)という娼婦とインタビューする。
リゼッタは初めゲイリーのことを知らないと言うが、その挙動から何か事情を知っている様子だった。
後、JJが改めてリゼッタから話を聞くと、彼女はゲイリーが殺害される直前まで一緒にいたことがわかる。
更にリゼッタは、犯人を目撃しており、フードをかぶった白人が、ゲイリーに向かって「俺の町から出て行け!」と言いながら蹴り上げ、銃で撃ち始めたと告白する。
やがて新たな殺人事件が発生する。
殺害されたのはラマー・テイラー(Lamar Taylar)という、自動車盗やドラッグの売人という犯罪常習犯で、遺体のそばには他の事件と同じく45口径の弾が残されていた。
また、ラマーの遺体には撃たれた痕の他、殴る蹴るの暴行を加えられた痕も見られた。
ラマーのそばには、クララ・ミラー(Clara Miller)という68歳の女性が死亡していた。
彼女には撃たれた形跡も暴行を加えられた形跡もなかったが、心臓に持病を持っていたため、死因は心臓発作と考えられた。
犯人の動機は「自警団」として町を守ることにあると気づいたホッチナーたちは、ここで犯人のプロファイルを発表する。
事件後ガルシアは、ラマーとクララは生徒と恩師の関係にあったと報告する。
ラマーはひったくり犯ではなく、犯人の思い込みによって犠牲になったのだ。
やがて新たな事件が発生する。
目撃証言から、ホッチナーたちは犯人が深刻な精神障害に陥っていることを確信するのだった。
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こういう自警団的な人物が犯人というエピソードは過去によくでてきましたが、犯人がそうなった背景が違うので、新鮮さがありました。
また、犯人と同居していた親子、あれ最後にやっと幻だったことに気がついたのですが、エピソード中はもうすっかり騙されていたし!
「実は幻想だった」っていうクリマイエピソードは過去に何度も登場しているのですが、やっぱり今回も騙されてしまったよ(トホホ)
「本当はこの娘がマスターマインドでは?」なんてまで疑いを入れてました!
エピソードの結末を知った後は恥ずかしいですね^^;
何故この親子までも…
と、やりきれない気持ちですが、最後犯人が親子の幻想を見て笑顔を見せたのは気持ち悪かったです。
犯人にも自警団になってしまった理由はあるけど、やっぱり自分勝手ですよね。
勝手な思い込みで、罪もない人たちが犠牲になってしまいましたからね(・_・;)
エピソードとしてはよかった、でもこの手の勘違い野郎は嫌です。
完全な幻覚の中で暮らしていた犯人。
ダニー・リー・ストークス
出典
深刻な妄想型の統合失調症にかかっていたので仕方ないですよね。
というか、こんな人間が野放しになっていたというのが怖い!
と、リアリティっぽいことは置いといて。
ちょっとダニーを取り巻く人間関係が複雑なので整理してみますね。
ダニーの母親で大家だったけど、泥棒に殺害されてしまう。
ダニーは母の死後家を受け継いだ。
母娘で、ミリアムが大家だった頃から部屋を借りて住んでいた。
パトリシアの元夫で服役中。
ミリアムを殺害した容疑者と見られている。
エピソードはダニーの妄想で展開していったので、パトリシアとミレーヌは普通に生活していましたが、すでにダニーに殺されていました。
なんで殺してしまったんだろう。
エピソードの最後でJJたちが話していましたが、妄想型の統合失調症を抱えていた上に、薬を飲ませてくれた母親が強盗殺人の被害者に。
薬もその頃飲まなくなったから、妄想が加速してしまったんでしょうね。
パトリシアの元夫デヴィッドを見つけられないことがものすごいストレスだったようですよね。
見つかるわけないよ、デヴィッドは服役中なんだから。
ダニーは、怒りに任せて罪のない2人を殺してしまったことを後悔しているようでしたが、その気持が「2人は生きていて間借りしている」という幻想を生んだのかもしれませんね。
デヴィッドを見つけるためか、夜な夜な自警団を気取って街を徘徊するダニー。
ダニーの被害者たちは勝手に「悪人」と思い込まれた人たちばかりですが、ホント、いい迷惑ですよね。
ダニーの頭の状態は、エピソードでどんどん悪化していきましたね。
最後の方は郵便配達に来た人まで悪人だと思って射殺してしまうほど、いい人と悪い人の区別がつかなくなっていました。
逮捕されてよかったけど。
人々の安全は俺が守る!
と、まるっきり逆のことをしていたわけですね。
一生関わりたくないアホ。
ポイン引きのニックネームが「スウィートネス(Sweetness)」ということを聞いて、あり得ない!と反論したモーガン。
「スウィートネスはウォルター・ペイトン(Walter Payton)のニックネームだよ」
ウォルター・ペイトン(1954~1999)は、米ミシシッピ州コロンビア出身のアメリカンフットボール選手。
ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のシカゴ・ベアーズに所属して大活躍、1993年には「プロフットボールの殿堂」に選出されました。
「スウィートネス」というニックネームは、彼の走る姿が滑らかであることからきているとのこと。
その彼の走りが見られる動画を見つけました。
「スウィートネス」として見ているからかもしれませんが、荒々しいイメージのあるアメフトだけど、ペイトンの走りはマイルドさがでてますね。
モーガンがペイトンを会話に出すなんて、モーガンらしいと思いましたが、なぜポン引きとペイトンを…
肌の色意外は似てませんよね。
笑いをつかむためだったのでしょうか^^;
それともこのポン引きもペイトンのファンだったりして?!
ポン引きにインタビューするモーガン、心なしか不機嫌(笑)。
今回のエピソード、被害者の着ていた服がまるっきり違っていたことにびっくり!
一人目は心臓発作で亡くなったクララ。
事件発生時は赤いカーデガンに赤系のワンピースでしたが、ロッシたちが現場検証してたときは、紺色系の服に変わってました。
そして二人目は、ラマー。
暗くてはっきりしませんが、事件当時は黒っぽい長袖を着ていたようです。
でも、現場検証のときは半袖のシャツを着てました。
そして三人目。
ラマーの事件の後、クリストファーが殺されましたが、一緒にいた恋人のリンジーが着ていた服は初め、ピンクのカーディガンにブルーのワンピースでした。
ところが事件後警察にいるときと回想シーンでは黒尽くめの服に変化!
「もしかして、ダニーの妄想と区別するためにわざと?」
というくらい違ってました。
一人だけならミスかなと思うけど、こうも違ってると、「やっぱり妄想シーンとリアルシーンを区別するためなのかも」というのも捨てきれない。
いずれにしても、すごくびっくりしました。
クワンティコに戻ってきたホッチたちを出迎えたのは、ピザの箱を両手に抱えたガルシア。
クルズから命令を受けた資料集めという残業をしなきゃいけないメンバーたちのために用意したものですが、スペンサーが「マッシュルームの匂いがする」といったのには笑えました。
ピザなんだから、もっと他の具の匂いがするはずなのに。
スペンサーはマッシュルームが好物なのかな。
相変わらず事件解決に貢献したスペンサーだけど、彼のどのセリフよりもこれが一番印象に残りました(笑)
無事に事件は解決してエピソードも終わり!と思いきや…
エピソードの最後の最後で、メグと友達のマーケイラが、SNSで知り合った「ボビー」と待ち合わせしていることがわかります。
あ~、まだ続いていたんだね。
怪しさ100%、やめればいいのにな。
どうやらライブに行く約束をしているようですが、バイトが終わらないので代わりに母親が迎えに来るとのメッセージ。
そしてほんとに来た!
うわ~、これだけでも怪しさ200%なのに。
ちょっとは疑って!
と、そんなツッコミも虚しく2人は車に乗り込みますが…
「つづく」って出たのでやっぱり誘拐確定ですね。
あ~、メグとマーケイラーの運命はどうなるんでしょうか。
続きは最終話、ということですね。
観たいような観たくないようなそんな気分。
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ロッシ: "It is a man's own mind, not his enemy or foe, that lures him to evil ways." Buddha
(「人に悪事を働かせるのは、敵や仇ではなく、自分自身の心である」ブッダ)
リード: "Reality is merely an illusion, albeit a very persistent one." Albert Einstein
(「現実は単なる幻想にすぎない。非常にしつこいものであるが」アルバート・アインシュタイン)
ウエディング・ドレス「ルーム」(Loom by Wedding Dress)