エミリー・プレンティスが久々に登場!

クリミナルマインド11第19話

 

クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド11第19話「模倣犯」。

 

うわぁ、エミリーだぁ~♪
と、喜んではいられない雰囲気に、不安がよぎる!

 

エミリーが追っているのは、世界各地で凶悪犯罪を引き起こすコピーキャット、そしてホッチたちが捜査支援に乗り出した!

 

有名シリアルキラーたちを徹底的にコピーするアンサブの素顔、そしてエミリーが加わったBAUのチームワークに注目!!

 

 

クリミナルマインド・シーズン11第19話「模倣犯(Tribute)」のあらすじと感想です。


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「模倣犯」のあらすじ

プレンティスを悩ますコピーキャットキラー

いつものように悪夢にうなされて目を覚したプレンティス。そして普段通りに出勤したプレンティスを待っていたのは、サムの息子模倣犯がニューヨークに現れたというアラートだった。自分が追いかけているコピーキャットキラーと直感したプレンティスは、ホッチナーに連絡を取る。

 

犯人はすでに

  • アンドレイ・チカティロの模倣殺人(ロシア)
  • 切り裂きジャックの模倣殺人(ロンドン)
  • ボストンの絞殺魔の模倣殺人(ボストン)

を実行しており、今回ニューヨークで発生した、サムの息子模倣殺人も、同一犯の仕業と力説するプレンティス。

 

サムの息子の犯行と全く同じわけではなく、同一犯との確証が持てず、捜査支援に慎重になっているホッチナーだったが、プレンティスの熱意に押され、ニューヨークで落ち合うことを約束した。

 

現地に向かう機内でコピーキャットキラーのレビューを行ったBAUメンバーは、プレンティスが切り裂きジャックの模倣殺人事件のおとり捜査を指揮、その作戦でスコットランドヤードのおとり捜査官1名が犠牲になったことを知る。

 

BAUとの合同捜査開始

サムの息子模倣殺人事件が発生した現場を訪れたプレンティス、JJ、ロッシの3人は、ニューヨーク市警のマクレアリー刑事とローリングズ刑事と合流した。殺害されたのはカミール・ハリソンという26歳のバーテンダー。

 

車内を調べていたプレンティスは、血しぶきの飛び散り方から、事件当時助手席に人が乗っていたことに気づく。もしそうだとしたら、負傷しながらその場を離れようとしたはず。被害者が辿ったと考えられる経路を調べたプレンティスたちは、もうひとりの被害者と見られる血痕を発見した。サムの息子は車内にいた2人の命を奪った。コピーキャットも同じように2人の被害者を襲撃したのだった。

 

市警に戻ったプレンティスたちは、現場付近で足を撃たれた女性が病院で治療を受けているとの報告を受ける。事情を聞くためプレンティスとJJは女性が入院している病院を訪れた。モニカと名乗るその女性は、警察にすべてを話したからと、2人に非協力的な態度を取る。

 

プレンティスが事情を話すと、モニカは態度を軟化させ、泣きながら事実を話し始めた。モニカはエスコートサービスで知り合った、3人プレイを希望する「マイク」と名乗る男性と、女性(カミール)が運転する車の助手席に乗り込んだ。車が停車したと同時に、マイクは後部座席から女性を撃った。モニカは、マイクは白人男性で、なまりがないのでアメリカ人だと証言した。

 

再び発生したサムの息子コピー殺人

サムの息子による第2の殺人現場はクイーンズ。警備を強化している矢先、クイーンズにコピーキャットらしき男がいるとの通報を受けたBAUメンバーは、警察とともに現場に急行する。倉庫内はもぬけの殻だったが、外に停められていた車の中に横たわる、男女の遺体を発見した。

 

被害者はクライン夫妻で、凶器はサムの息子が使ったものと同じタイプの44口径のブルドックだった。しかしサムの息子が女性と間違えて長髪の男性を撃ったのに対し、犯人はクライン氏に7発もの弾を撃ち込み過剰殺傷している。これは一体何を意味するのか。プレンティスとタラ、JJは、犯人が役員職につき、高級車に乗っている被害者をターゲットにしたことに注目する。クライン氏の口の中からロレックスの時計を発見したことにより、金持ちを憎む犯人像が浮かび上がった。

 

プロファイリング

ホッチナーたちは、犯人のプロファイルを発表する。

  • アンサブはナルシストなコピーキャット
  • ほとんどのコピーキャットが自己評価の低さやアイデンティティの問題、または自信のなさから他の殺人者の模倣に走るのに対し、今回の犯人は、自信に溢れている
  • 世界を股にかけ、有名な殺人事件を模倣しているが、最近のケースは犯人の地元、アメリカだ。
  • 活動できる期間は3月から9月の間と限られ、10月から2月にかけては犯罪に必要な資金を稼いでいる。おそらく足がつかないように現金払いの仕事に就いていると考えられる。
  • 特定のスキルを揃えていることを考えると、犯人は泥棒、ドラックディーラー、または犯罪組織のメンバーの可能性がある。
  • フットワークが極端に軽い。飛行機や電車、バスで次の犯行現場に移動するだろう。
  • シリアルキラーに心底魅了されており、それは犯人を突き動かす原動力の一部だ。このことは幼少期に端を発していることを露呈しているが、過去に犯罪の被害者だったか、身内に被害者または犠牲者がいた、もしくは犯罪者と接触した可能性がある。

 

犯人の次の犯行場所は?

犯人の次の犯行現場を特定するため、地理的プロファイリングを行うリード。空港は警備が強化されているため飛行機での移動は考えにくく、バスやその他の乗り物が使われる可能性が高い。さらに過去150年間に発生した有名殺人事件が、シカゴ周辺に集中している。

 

顔認証システムで犯人を探していたガルシアは、シカゴのバス停に降り立った一人の男が、犯人ではないかと指摘する。
コピーキャットの犯行の舞台は、シカゴである可能性が高まった…

 

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「模倣犯」の感想

エミリーが登場してくれただけで、十分!

 

今回はこれで感想が終わってしまいそうです(笑)。

 

昔と変わらず馴染んでましたね、エミリー。
つい昨日までメンバーに参加していたかのような和みっぷりを見て、本当に嬉しくなりました。

 

タラとの絡みも自然でした。
他のBAUメンバーとは別行動で、先にエミリーと引き合わせるセッティングは、かなり上手かったですよね。

 

エミリー、BAUに帰ってきて!

 

モーガンが前回のエピソードで去ってしまったので、その寂しさを埋めるかのように、プレンティスが登場した今回のエピソード。

 

「モーガンはいなくなっちゃったけど…」と、慰められた人も多かったのではないでしょうか。
実は私もその一人です。モーガンのいないクリマイなんて…エピソード観るまで気分が重くなりましたが、エミリーの登場でそんな気持ちも吹き飛んでしまいました。

 

 

今回は、国をまたいで犯罪を重ねるコピーキャットが犯人でしたが、一人の人間にあれこれ詰め込みすぎた感があったような気がします。
1時間という枠ですからね。スケールの大きい犯人だとそう感じてしまうのは仕方ないかも。

 

と言ってもエピソード全体はまとまりがあって面白かったです。
犯人の素性もまったく予測できませんでしたし、それが徐々に明らかになってくたびに驚かされました。

 

エミリーの苦悩やボーイフレンドの話題など程よいスパイスになり、エミリーが活躍するエピソードとしては満点です♪

 

有頂天になりすぎ、バカなやつ

今回の犯人の設定には、何から何まで驚かされました。

 

マイケル・リー・ピーターソン
クリミナルマインド11第19話の犯人

 

犯罪のスリルを味わう性格から、職業は時期が不定期で危険を伴うカニ漁船の漁師、て誰が想像する~?

 

コピーキャットキラーは、クリマイにこれまで多く登場しましたし、そんなにびっくりするような設定ではなかったのですが、国際的に活動するシリアルキラーっていうのがね。
加えて徹底的にコピーするこだわりよう。そのためにエミリーは命拾いした可能性もあるって、テッド・バンディもやきもちを焼くようなコントロールぶりですよね。

 

とどめは犯人のとーちゃん。
悪名高いリチャード・スペックやジョン・ゲイシーと同時期に、同じ刑務所に収監されていたって設定、全く想像してませんでした!

 

しかもその設定は無駄になっていません。
毎週面会に訪れていたマイケル少年は、世間を震撼させたシリアルキラーに出会っているかもしれないという可能性を示唆できるのですから。

 

こじつけ感もたっぷりあるけれど、ここまで想像を膨らませてエピソードにねじ込んでくるっていうのがすごいですよね(汗)

 

 

有名なシリアルキラーたちを片っ端から模倣、スリルを味わうためにわざとニアミスの状況を設定してエミリーを翻弄したり。
思い通りになってばかりいて、さぞかし面白かったでしょうね。

 

でもそれが最後は仇になりました。
SWATや警察に囲まれて絶体絶命の中、エミリーがマイケルに「外を見ろ」と一言。

 

冷静に考えたら、目を離したスキに、ズドンと撃たれるのは分かるはずですが、エミリーに「世界中がお前を追っている」と畳み掛けられ、すっかり有頂天になったバカは、本当に窓の外に目をやりました。はい、あっけなくさようなら。

 

「俺有名人だから、作家はこぞって俺のことを本に書く!」と喜んでましたが、本当にそうなるかどうか、確認することも叶わなくなりましたね。
あ~、ヤレヤレ。

 

 

ところで、サイドテーブルが、「頭打ったんじゃない?」とびっくりするほど倒れ込んだ犯人の近くにありませんでした?
犯人を演じた俳優さん、大丈夫かなあ。

 

マークもっと出してほしいなぁ

エミリーの男性の趣味は、ゲテモノと言っては失礼ですが、ちょっと変わっていると前からわかっていました(⇒参考)。

 

そして現在のエミリーの彼氏、マーク。
プレンティスの恋人マーク

 

優しくて人柄が良さそうな人ですよね。
でもエミリーの好みとはちょっと違うような。

 

エミリーの趣味からすると、もしかしたら内面が?!

 

エミリーの彼氏にしてはちょっと意外な感じがあったので、馴れ初めとかどこに惚れたのか知りたくなりました。

 

マークのシーンもっと出して(笑)

 

ガルシアがいち早く彼氏の存在をハッキングでキャッチ、エミリーがBAUメンバーと合流した頃にはすでにバレバレだったというシーンには笑えました。

 

エミリーの悪夢にはそんな事情があったのね

エピソードの冒頭に現れた、エミリーの悪夢のシーンは、エミリーの体験からきていたことでした。
犠牲となったスコットランドのルイーズ警部補は、単なる顔見知りではなく、自分が計画した作戦で、おとり捜査官になるようすすめた人物だっと言うではないですか。

 

それは自分を責めてしまうし、悪夢にうなされますよね。
エミリーは責任感が強いから尚更。
今回の犯人をどうしてもこの手で捕まえたい、という理由がよくわかりました。

 

ロッシやJJがエミリーを励ましていましたが、実際にFBIの現場では、似たような場面が繰り返されているのかもしれませんね。
悪を捕まえることは、命がけなんだということに、改めて気付かされました。

 

シカゴ犯罪多すぎだろ!

過去150年間に起こった有名な犯罪を、地図上に表したスペンサー。
実際に起きた犯罪を見える化してますが、本当にシカゴは犯罪が多い!

 

シカゴ周辺で発生した凶悪犯罪

 

 

思わず突っ込んでしまいたくなるほどですよね、「シカゴ犯罪多すぎだろ!」って。

 

ガルシアと顔認証システムの組み合わせは最高~!

顔認証システムの威力には、毎回驚かされますが、今回も「すごい!」の一言。
ガルシアが、顔認証システム使ってシカゴのバス停に降り立ったマイケルを、容疑者ではと発見しましたよね。

 

何千何万という人物の中から、特定するって本当にすごいです。
顔認証システムの技術もそうだけど、それを使いこなせるガルシアもすごい。

 

ガルシアと顔認証システムの組み合わせ、最高ですね。

 

Sergio(セルジオ)

ガルシアが可愛がっている猫のセルジオ。
この子、エミリーが飼っていた猫だったんですね(今更気づくなんて。コアなクリマイファンとしてはちょっとくやしい^^;)。

 

エミリーが「死亡」とされた時(「もう一人のプレンティス」)、ガルシアは初めてセルジオを引き取りました。一時エミリーはセルジオとともに暮らしますが、BAUを離れた時に再びセルジオはガルシアのもとに。以降セルジオはガルシアから愛情をいっぱい受けて育てられているようです。

 

ところでこの「セルジオ」という名前、実はシーズン1にも登場しているんです。
第1話「シアトルの絞殺魔」でホッチが生まれてくる息子(ジャック)のことを、「セルジオと呼ぶことにしよう」って言うシーンがあります。面白い偶然ですね(笑)。

 

モーガンのオフィスがまだあった(涙)

エミリーとガルシアS11E19

 

事件が解決した後、ガルシアがモーガンのオフィスで思いにふけってるシーンがありました。
モーガンのオフィスが残っていると言うだけで感動!

 

そこへエミリーがやってくるんですが、このシーンすご~く好きです。

 

エミリーとガルシアの友情が垣間見られ、エミリーとモーガンのつながりも健在だったことがわかるからです!

 

ハロウィーンのかけに勝ったモーガンが、エミリーから取り上げた、テキーラのボトル。
観た瞬間に、エミリーもモーガンも在籍していた頃がよみがえってきて、なつかしさがじわ~っと湧いてきました。

 

エミリーが活躍していた頃のBAU、本当に良かった。
チームワークが最高でした。

 

ガルシアが言うと「美味」になる

テキーラで乾杯するエミリーとガルシア。

 

その時ガルシアが

”To all the delicious friends”

と言いました。BAUメンバーのことを、「イカした友達」と表現しているのでしょうが、ガルシアが「delicious」というと、どうしても「美味」って解釈してしまうんですよね。
まあ仲間に「delicious」をつけるところですでにガルシアらしいのですが(笑)。

 

最後のシーンが一番好きです♪

初めはエミリーとガルシアで食事の予定だったのが、JJが加わり女子会に、さらにロッシとスペンサーも参加を希望、そしてホッチも!!
結局タラを入れたBAU会になったのですが、このシーンもすご~~~~く好きです!

 

仲の良さが出ているし、普段見ることのないBAUメンバーのリラックスした表情がなんとも言えません。

 

今回はメキシカンレストランでしたね。

 

何度見てもいい場面です~。

 

ホッチ笑顔シーズン11第19話

 

ホッチも笑顔♪

 

Modus Operandhi

エミリーがインターポールのオフィスに出勤、スイッチを入れたパソコン画面に「Modus Operandhi(モーダス・オペランディ)」という文字が現れました。

 

 

何の意味?と思って調べたら、ラテン語で「犯行手口」ということが分かりました。
英語は「Method of Operation」と表現されます。

 

ちなみにModus Operandhiは、ビジネス用語としても使われていて、その場合は「仕事の方法」という意味になるとか。

 

普通に使われていた時は、くれぐれも「犯行の手口?!悪徳商法?!」なんて早合点しないようにです(笑)

 

写真のシリアルキラーは誰?

エミリーとタラが初めて顔を合わせた時、ボードにシリアルキラーたちの写真が貼ってありました。

 

シリアルキラーの写真シーズン11第19話

 

向かって左から

  • アンドレイ・チカティロ
  • 切り裂きジャック
  • アルバトール・デサルボ
  • デヴィット・ヴァーコヴィッツ

 

です。

 

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「模倣犯」のゲスト出演

 

  • ジェン・アン(Jenn An) ケイシー
  • パジェット・ブリュースター(Paget Brewster) エミリー・プレンティス
  • ライアン・コールドウェル(Ryan Caldwell) マイケル・リー・ピーターソン
  • アリエル・デュパン(Ariel Dupin) ナターシャ・ダッドジェンコ
  • アーロン・フェルナンド(Aaron Fernando) バスの中でピーターソンと会話を交わした少年
  • J.テディ・グレーシス(J. Teddy Garces) ローリング刑事
  • ニア・カウフマン(Nia Kauffman) ルイーズ・ハランド刑事
  • ヤニ・マリン(Yani Marin) モニカ・デヘスース
  • ダン・マーティン(Dan Martin) マクリアリー刑事
  • レイチェル・シーモア(Racheal Seymour) エルナンデス警察官
  • マーク・ライノ・スミス(Mark Rhino Smith) マーク
  • カーライ・タマレン(Carlye Tamaren) メーガン・ロス
  • ハナニ・テイラー(Hanani Taylor) シャーロット
  • アイシャ・タイラー(Aisha Tyler) Dr.タラ・ルイス
  • カレン・ウェザ(Karen Weza) 少年の母親

 

 

 

エピソードで取り上げられた殺人事件の犯人(未解決事件も含む)

今回のエピソードには、たくさんの事件事例が挙げられました。犯人がコピーした事件からマグショット、スペンサーが地図上に印をつけた、有名な殺人事件(たぶん)の犯人まで一覧にまとめてみました。

名前 犯行期間 事件の概要 逮捕・判決

アンドレイ・チカティロ(ロストフの殺し屋)
Andrei Chikatilo(1936-1994)

1978~1990年 ロシアのシリアルキラー。ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国時代、9歳の少女の命を奪った時にオーガズムを感じ、以降残忍な方法で犯行を重ねる。被害者の数は52名で、成人の男女や小さな子供が含まれる。 チカティロは、1990年11月20日に逮捕された。精神鑑定で責任能力ありと診断され、1992年4月14日、チカティロの裁判が始まった。同年10月14日、52件の殺人の罪で死刑判決を受け、1994年2月14日銃殺刑による死刑が執行された。

切り裂きジャック(未解決事件)
Jack the Ripper

1888年 1888年8月31日、ロンドンのイーストエンド・オブ・ロンドン、ホワイトチャペルで売春婦が殺害される事件が発生、その後11月9日までに4人の売春婦が犠牲になった。犯人はメスのような、鋭利な刃物で被害者の喉を裂き、胴体もバラバラに切り裂いた。子宮など被害者の体の一部を持ち去ることもあった。切り裂きジャックの被害者も含め、ホワイトチャペル地区では1888年から1891年にかけて、11件の未解決事件が発生しているが、それらを総合してホワイトチャペル事件と呼ばれる。

切り裂きジャックの被疑者として王室関係者から著名人、精神異常者まで多くの名前が挙がったが、逮捕には至っていない。事件発生後、切り裂きジャックと見られる人物から新聞社に犯行予告が複数送りつけられてきた。偽物と断定されたものもあるが、中には本人が書いた可能性のあるものも何通か含まれる。米女流推理作家のパトリシア・コーンウェルは、独自の調査と研究から、ドイツ人画家ウォルター・シッカート(1860-1942)が、切り裂きジャックであると断定している。

アルバート・デザルボ(ボストンの絞殺魔)
Albert DeSalvo(1931-1973)

1962~1964年 マサチューセッツ州ボストンで発生した、「ボストン絞殺魔事件(The Boston Strangler)」の犯人。被害者宅に侵入したデサルボは、被害者に性的暴行を加えて絞殺、被害者は両足を大きく広げたままの状態で発見された。デサルボの被害者は当初、60歳以上の女性だったが、その後若い女性もターゲットとなった。1962年から1964年までに13名が殺害された。 デサルボは1964年11月6日、グリーンマン事件の容疑者として逮捕された。グリーンマン事件は、1964年にマサチューセッツ州とその周辺で発生した連続強姦事件で、被害者は300名にものぼっていた。精神病院に収容されたデサルボは、同室の囚人仲間に、自分がボストンの絞殺魔であることを告白する(囚人仲間はその後弁護士に密告した)。面会した弁護士に罪を告白したデサルボだったが、物的証拠が乏しいことから、ボストンの絞殺魔と認める代わりに殺人事件では訴追しないという司法取引に応じた。グリーンマン事件で終身刑の有罪判決を受けたデサルボは、1973年11月26日、収監されていたマサチューセッツ州ウォルポール刑務所内で、何者かに刺されて死亡した。

デビッド・バーコヴィッツ(サムの息子)
David Berkowitz(1953-)

1976~1977年 ニューヨークで女性やカップルが銃で襲われ、6名が命を落とした(重軽傷者は8名)事件、「サムの息子事件」の犯人。バーコヴィッツは車内にいる被害者に近づき、44口径の回転式拳銃やショットガンで襲いかかった(被害者一人には刃物を使った)。犯行後、「サムの息子」という名前で各マスメディアに手紙を送りつけたことから、「サムの息子」と呼ばれるようになる。 1977年8月10日に逮捕されたバーコヴィッツは、襲撃事件の他、2000件を超す放火についても自供した。1978年、バーコヴィッツに懲役365年の判決が下された。模範囚として過ごしているバーコヴィッツに対し、2年おきに仮釈放の申請が行われている。

ゾディアック(未解決事件)
The Zodiac Killer

1968~1974年 米国サンフランシスコで発生した連続殺人事件の犯人。被害者はカップルやタクシーの運転手ら7名(うち5名が死亡)で、犯行には拳銃やナイフが使用された。ゾディアックは自分の犯行について新聞社に電話をかけたり、ケルト十字に似たシンボルマークを付けた犯行声明文を、警察や新聞社に送りつけたが、その一部は暗号化されたものだった。1974年以降「被害者は37人」「再び事件を起こす」と言った内容の手紙をゾディアックは書いたとされるが、新たな事件は発生していない。

ゾディアックと疑われた人物は複数いるが、逮捕に至らず、現在も未解決事件のままである。一番有力な被疑者はアール・ヴァン・ベスト・ジュニアという人物で、息子のゲーリー・L・スチュワートが主張している。外見が似ていること、指紋の傷が似ていること、犯行声明文に引用されていた「ミカド」についてよく知っていたこと、子供の頃暗号作りに夢中になっていることなどがその理由とされる。アールの筆跡鑑定やDNA鑑定が実施されたと言われているが、詳細は明らかにされていない。

アーサー・シャウクロス(ジェネシー・リバーの殺人鬼)
Arthur Shawcross(1945-2008)

1972~1989年 ニューヨーク州ロチェスターで、売春婦を中心に12名を殺害した、シリアルキラー。ロチェスターはシャウクロスの第二期連続殺人の舞台として知られていることからも分かるように、以前から殺人に手を染めていた。初めての殺人は故郷ウォータータウンで、10歳の少女を強姦、殺害した(1972年5月7日)。その4ヶ月後には、同様の手口で8歳の少女を殺害している。

1990年1月5日に逮捕されたシャウクロスは、ロチェスターで引き起こした11件の殺人事件で有罪となり、懲役250年の刑を受けた。服役中の2008年11月10日、心停止のため死亡。第一期・第二期連続殺人ともシャウクロスが仮釈放された直後に引き起こされたことから、司法制度に批判が集中した。精神科医で、殺人者の邪悪さについての尺度を確立させたマイケル・ストーン博士は、シャウクロスの仮釈放を、「最も卑劣な囚人の釈放例」としている。

テッド・バンディ
Ted Bundy(1946-1989)

1974~1978年 1970年代のアメリカ全土を揺るがせた、シリアルキラー。若くて美しい女性を暴力で支配し、所有することに至福の喜びを感じたバンディは、ワシントン州やフロリダ州など複数の州を股にかけて30名以上の女性を惨殺した。被害者の何人かはかろうじて命拾いしたが、犯行時に受けた暴行によって生涯後遺症に苦しめられ続ける者もいる。被害者の死体を捨てた場所に戻り、暴行を繰り返したり、化粧を施したりすることもあった。

数々の殺人事件で有罪となったバンディは、フロリダ州で起訴された3件の殺人事件だけでも3度の死刑宣告を受けた。あの手この手で死刑執行の延期を試みたが、1989年1月24日、電気椅子での死刑が執行された。偶然にもバンディと職場が同じだったことがあり、後に事件の伝記作家となったアン・ルール(1931ー2015)は、バンディの死に深い悲しみを抱いている女性たちの存在を知り、「死後もなお、テッドは女性を傷つけているのだ」と指摘した。
⇒ 【コラム】テッド・バンディの殺人動機は病的なまでの所有欲

エドモンド(エド)・ケンパー
Edmund Kemper(1948-)

1964~1973年 女子学生をターゲットにしたことから、「The Co-ed Killer(ザ・コエード・キラー)」とも呼ばれている。15歳の時好奇心から祖父母を殺害、精神病院に入れられた。1972年に6名の女子学生の生命を奪い、1973年には実母と母の友人を殺害した。ほとんどの被害者は首を切り落とされるという残忍なものだった。

母とその友人を殺害した3日後、ケンパーが警察に自首したことで事件が明るみになった。ケンパーは1973年に終身刑を言い渡された。

チャールズ・マンソン
Charles Manson(1934-2017)

1969年(シャロン・テート殺人事件) カルト集団「マンソン・ファミリー」のリーダー。ヒッピーや家出少女たちを集めて洗脳し、男性信者の勧誘から殺人事件の実行まで命じた。マンソン・ファミリーが引き起こした事件で一番有名なのは「シャロン・テート殺人事件」だ。1969年8月9日、マンソンの命を受けたスーザン・アトキンスら信者たちは、映画監督として活躍していたロマン・ポランスキー宅に侵入、そこにいた妻で女優のシャロン・テートら5名(1名は邸宅外)を惨殺した。

1969年8月16日マンソンを筆頭に、20名のメンバーが一斉に逮捕された。1971年、マンソンは死刑を言い渡されたが、翌年減刑され終身刑になった。カリフォルニア州刑務所に服役していたマンソンは、2017年11月19日に死亡した。

セオドア・カジンスキー(ユナボマー)
Theodore Kaczynski(1942-)

1978~1995年

アメリカの連続爆破事件の犯人。すぐれた数学者として大学で教鞭を振るっていたが、現代科学に批判的となり、1971年ころからモンタナ州リンカーン郡の原野に小屋を建て、自給自足の生活を送り始めた。やがて自然を破壊する産業技術や社会体制に激しい憎悪を抱き、爆弾を使ったテロを引き起こす決心をする。産業技術の先頭に立つ人らに爆弾を積んだ荷物を郵送、一連の事件で3名が死亡、23名が負傷した。「ユナボマー」は、FBIのコードネームである。

1996年4月3日に逮捕されたカジンスキーは、司法取引に応じ、裁判が一度も開かれることなく結審した。カジンスキーは仮釈放なしの終身刑8回分の刑に服している。

リチャード・ラミレス(ナイト・ストーカー)
Richard Ramirez(1960-2013)

1984~1985年

ロサンゼルスのシリアルキラー。民家に深夜侵入し、被害者を襲ったことから、「ナイト・ストーカー」と呼ばれる。ラミレスは被害者を無差別に選び、使用した凶器も殺害方法もバラバラだった。ラミレスの殺害方法は残忍で、複数の銃弾を体に撃ち込まれたり、めった刺しにされた被害者も少なくなかった。悪魔崇拝者を自称し、被害者宅の壁に逆五芒星のマークを描いたこともあった。

ラミレスは1985年8月31日に逮捕された。13件の殺人罪に問われ、うち12件で死刑の判決を受けた。2013年6月7日、ラミレスは死刑執行を待つことなく、服役していたサン・クエンティン州立刑務所で死亡した。

アンジェロ・ブオーノ(ヒルサイドの絞殺魔)
Angelo Buono(1934-2002)

1977~1978年

ケネス・ビアンキとともに12名もの女性を強姦・殺害した。被害者の遺体をロサンゼルスの丘陵地帯に捨てていたことから、「ヒルサイドの絞殺魔」とも呼ばれる。初めは女性を暴力で支配し、殺害することに快楽を感じていたブオーノとビアンキだったが、次第に拷問も取り入れるようになる。被害者も、娼婦から自分たちの好みの一般女性にまで範囲が広がっていった。

ビアンキが単独で引き起こした殺人事件がきっかけで、ブオーノも「ヒルサイドの絞殺魔」の容疑者として1979年に逮捕された。同年終身刑を言い渡されたブオーノは、2003年に獄死するまでカリフォルニア州刑務所に服役した。

アル・カポネ
Al Capone(1899-1947)

1925頃~1931年

アメリカ・シカゴのギャングで、酒の密売で得た莫大な富をもとに地元を牛耳った。聖バレンタインデーの虐殺(1929年2月14日)を指揮したことでも知られる。

脱税の容疑で逮捕されたカポネは、1931年有罪判決を受け、アルカトラズ刑務所に収監された。1939年に釈放されるが、持病の梅毒が相当悪化していたため、入院を余儀なくされる。1947年1月25日、永眠。

H・H・ホームズ
H.H. Holmes(1981-1896)

1891~1894年

医者の肩書を持ち、シカゴに所有する「城」(ホテル)で次々と殺人を実行したとされる、シリアルキラー。自分の愛人やその家族、シカゴ万博に来場するため宿泊していた客が犠牲者となった。ホームズは27名を殺害したことを自白したが、被害者はそれ以上ではないかという見方もある(立証されたのは9件のみ)。

自分の片腕として働いていた、ベンジャミン・ピツェルを殺害し、保険金をだまし取ろうとしたことがきっかけで、ホームズは逮捕された(1894年11月17日)。ホームズの逮捕には、ピンカートン探偵社が大に貢献したという。ピツェル殺害で死刑判決を受けたホームズは、1896年5月7日、絞首刑に処された。

ウィリアム・ハイレンズ(リップスティク・キラー)
William Heirens(1928-2012)

1945~1946年

イリノイ州シカゴで発生した、連続殺人事件の犯人。2番めの被害者宅に口紅で「誰か止めてくれ」となぐり書きを残したことから、リップスティック・キラーと呼ばれるようになった。3番めの被害者は6歳の少女で、就寝中に連れ去られ、室内には脅迫文が残されていた。ハイレンズは女性の下着を盗むことに快感を覚えるフェティシズムの持ち主で、やがて殺人にも快楽を見出すようになった。ハイレンズが引き起こした一連の事件は、当時少年だったロバート・K・レスラー(1937-2013)の興味をひいた。

1946年、強盗の容疑で逮捕されたハイレンズは、一連の犯行を自供、同年起訴された。その後終身刑を受け服役していたが、2012年3月5日に獄死した。

リチャード・スペック
Richard Specks(1941-1991)

1966年

1966年7月13日、スペックはイリノイ州シカゴの看護婦寮に侵入、寮内にいた8名の看護婦を次々に殺害した。いち早くベッドの下に身を隠した生存者の証言により、スペックが容疑者と判明、7月17日に逮捕された。

強盗目的で侵入したスペックだったが、外出先から寮に戻ってきた一人の看護婦が、別れた妻に似てることから犯行に及んだと自供した。1967年4月15日、裁判所はスペックに殺人罪で死刑の判決を下す。しかしこの判決は1972年に、禁固刑400~1200年に減刑された。スペックは1991年12月5日(誕生日の前日)、心臓発作で死亡した。

ジョン・ウェイン・ゲイシー(殺人ピエロ)
John Wayne Gacy(1942-1994)

1972~1978年

イリノイ州シカゴのシリアルキラー。少年や若者を言葉巧みに誘い、強姦して殺害、遺体を自宅の床下に遺棄した。遺体がいっぱいになり、処理に困ると近くの川に捨てた。ゲイシーの被害者は33名にものぼっている。ピエロに扮したり、ピエロの絵を描いていたことから、ゲイシーは「殺人ピエロ」と呼ばれることもある。

1978年、最後の被害者の捜索でゲイシーの家を家宅捜索した警察は、床下からおびただしい数の死体を発見する。逮捕されたゲイシーは裁判にかけられ、1980年に死刑を宣告された。服役中文通していた少年に事件の真相を伝えると面接を取り付け、すきを見て乱暴し、殺そうと試みたこともあった。ゲイシーの死刑執行は1994年5月10日に執行された。

ジェフリー・ダーマー(ミルウォーキーの食人鬼)
Jeffrey Dahmer(1960-1994)

1978~1991年

少年や青年ら17名を殺害したシリアルキラー。「ミルウォーキーの殺人鬼」と呼ばれるのは、住んでいたミルウォーキーのアパートで、被害者を屍姦・解体・食べるなど、残虐行為の限りをつくしたことによる(初めの殺人のみオハイオ州)。犠牲者の一人は、命からがら逃げ出し、警察に助けを求めた。しかし痴話喧嘩と言うダーマーの言い訳を信じた警察は、少年をダーマーのもとに返してしまった。この対応で少年は命を落とし、ミルウォーキー警察はアメリカ全土から非難された。

1992年2月15日、ダーマーは15件の殺人罪で有罪となり、終身刑を言い渡された。裁判が行われた前年の1991年、すでにFBIを引退したレスラーは、ダーマーと面接し、精神に異常をきたしていると判断、精神病に送るべきと主張していた。1994年11月28日、服役中のダーマーは、シャワー室で黒人の囚人によって撲殺された。

エド・ゲイン(プレインフィールドのグール)
Ed Gein(1906-1984)

1947~1957年

ヒッチコックの映画「サイコ」に登場するノーマン・ベイツのモデルになったとされる殺人鬼。地元の墓場から何十体もの遺体を掘り起こして盗んだ他、2人の中年女性を殺害した。手に入れた死体を解体し家具や食器、衣類などを作成したが、おびただしい数の「作品」は、ゲイン宅を家宅捜索した捜査員らによって発見された。「プレインフィールドのグール」と呼ばれるのは、事件の舞台となったゲインの農場ががウィスコンシン州プレインフィールドにあることと、ゲインが食用に死体の一部を保存していたことによる(「グール」とは、アラブ人の間に伝承する、死体を食べる怪物のこと)。

1957年に金物屋の女主人(ゲインの被害者)が失踪したことで事件が発覚、ゲインは逮捕された。精神状態が裁判に絶えうるほどではないと判断されたゲインは、無罪となり、ミネソタ州率精神病院に送られた。1984年7月26日死亡。

レオポルドとローブ
Nathan Leopold(1904-1971) and Richard Loeb(1905-1936)

1924年

シカゴ郊外で発生した、少年誘拐殺人事件の犯人。完全犯罪を目論んだレオポルドとローブは、1924年5月21日、近所に住む16歳のボビー・フランクスを誘拐、殺害した。その後2人はフランクスの家に脅迫文を送りつけるが、フランクスの遺体がいち早く発見されたことで事件は急展開、遺留品などからレオポルドとローブが実行犯と特定された。

シカゴ大学に在籍していたレオポルドとローブはともに頭脳明晰で、裕福な家柄の出身、犯罪を犯す要素がまるで見られなかったことから、当時のメディアはこの事件をセンセーショナルに報じた(被害者のフランクスも裕福な実業家の息子であった)。何としてでも死刑を回避したい弁護士のクラレンス・ダロウの尽力もあり、1924年、レオポルドとローブには殺人罪で終身刑、誘拐罪で懲役99年の判決が下された。ローブは1936年に服役中に殺害されたが、レオポルドは33年後に仮釈放され、1971年に心臓発作で死亡した。

アトランタの切り裂き魔(未解決事件)
The Atlanta Ripper

1911~1912年

アトランタで発生した連続殺人事件。一連の事件で殺害された15名の被害者はみな女性で、喉を鋭利な刃物をを使って切り裂かれた。

被疑者として数名の名前が挙げられたが、逮捕には至っていない。被害者の数は21名とも言われている。

キャピタルシティ殺人事件(未解決事件)
The Capital City Murderer

1968~1982年

ウィスコンシン州マディソンで発生した、連続殺人事件。1968年から1982年にかけて、8名の若い女性が、殺害された。被害者たちは、ウィスコンシン州立大学の学生や職員、付近住人など、大学と何かしら関係があった。長い髪の毛で真ん中分けにしていたという共通点もあった。

一時ヘンリー・リー・ルーカスが殺害を自供したが、その後の調べで、自白は虚言だったことが判明する。被害者には共通点が多かったものの、証拠となる遺留品がほぼ残されていなかったため、捜査は難航、現在も未解決事件のままである。

ブライアン・デューガン
Brian Dugan(1956-)

1983~1985年

シカゴ郊外で、7~27歳の少女や女性を襲い強姦を繰り返したシリアルレイピスト&シリアルキラーで、被害者の内3名を死に至らしめた。気に入った少女または女性の後をつけ拉致する、という手口で犯行に及んだ。

生存者の証言がきっかけとなり、デューガンは1985年逮捕された。2件の殺人罪で終身刑、1件の殺人罪で死刑(後終身刑に減刑)となった。デューガンは、イリノイ州にあるステートヴィル刑務所(SCC)に収監されている。

ビリー・グレイズ
Billy Glaze(1944-2015)

1986-1987年

アメリカのシリアルキラー。ミネソタ州など複数の州でネイティヴ・アメリカン女性の強姦・殺人を繰り返した。本人は20名を殺害したと主張しているが、殺人罪で起訴されたのは3件、警察はグレイズの被害者は50名にのぼるとみている。

1987年に逮捕されたグレイズは、1989年に、3件の殺人事件で終身刑の判決を受けた。服役中の2015年12月22日、獄死した。

ジョアン・オットー・ホッチ(青ひげ殺人鬼)
Johann Otto Hoch(1944-2015)

1855~1906年

ドイツ生まれの結婚詐欺師、シリアルキラー。数々の偽名を使い連続して女性と結婚、財産をすべて巻き上げると姿を消す、または殺害し家に火をつけて立ち去ることを繰り返した。
ホッチは1890年から1905年の間に、少なくとも55人の女性と結婚したが、殺害した「妻」の正確な数は分かっていない。犠牲者の数は50名とも言われるが、警察が把握できたのは15名で、裁判にこぎつけたのはたった1件だった。

1905年6月23日に死刑判決を受けたホッチは、1906年2月23日に処刑された。

ミルトン・ジョンソン(週末の殺人鬼)
Milton Johnson(1950-)

1983年

イリノイ州ウィル郡で警察官やカップルらを襲撃、少なくとも10名を殺害したスプリー・キラー。いずれの事件も土曜または日曜日に発生したことから、「The Weekend Murderer(週末の殺人鬼)」と呼ばれている。被害者を射殺もしくはめった刺しにして殺害したほか、拷問や性的暴行を加えることもあった。

生存者によって犯人と特定されたジョンソンは、1984年3月9日逮捕された。複数の殺人罪で死刑判決を受けたが、その後終身刑に減刑された。

デリック・リー・トッド(バートンルージュのシリアルキラー)
Derrick Todd Lee(1968-2016)

1992~2003年

ルイジアナ州バートンルージュとラファイエットで、女性を強姦・殺害したシリアルキラー。犯行手口や被害者に共通点が少なく、警察は長い間「バートンルージュのシリアルキラー」を特定することができなかった(警察は白人が犯人だと思っていた)。被害者の数は膨らみ、少なくとも7名がトッドによって殺害された。

2002年、トッドの被害者の証言をきっかけに事件は大きく展開、DNAサンプルや似顔絵から犯人が特定された。トッドは2004年に1件の殺人罪で死刑、他の1件の殺人罪で終身刑がそれぞれが言い渡された。2016年1月21日、トッドは心血管疾患で獄死した。

ポール・デニス・リード(ファーストフード・キラー)
Paul Dennis Reid(1957-2013)

1997年

1997年2月から4月にかけ、テネシー州ナシュビルとクラークスビルで強盗と殺人を繰り返したシリアルキラー。客のいない店に押し入り、従業員を射殺、現金を奪った。被害に遭った3店は、キャプテンD、マクドナルド、バスキン・ロビンスといずれもファーストフード店だったことから、「ファーストフード・キラー」と呼ばれる。リードがファーストフード店を狙ったのは、以前働いていた店をクビになったことを根に持っていたからだった。

3店に強盗を働き、7名を殺害したことで第1級殺人罪に問われたリードは、1999年4月20日死刑を宣告された。2013年11月1日、肺炎による合併症で死亡。

シカゴ・リッパーズ
The Ripper Crew
・Robin Gecht(ロビン・ゲット、1953-)
・Edward Spreitzer(エドワード・シュプライツァー、1951-)
・Andrew Kokoraleis(アンドリュー・ココラレイズ、1961-1999)
・Thomas Kokoraleis(トーマス・ココラレイズ、1958-)

1981~1982年

「シカゴリッパーズ(The Chicago Rippers)」と呼ばれた4人は、シカゴ周辺で女性を拉致、強姦した後遺体を切り刻んだ。ココラレイズの自供によると、4人は拉致した被害者をゲットが「悪魔教会」と呼ぶ場所に連れて行き、そこで犯行に及んだ。ほとんどの被害者は乳房を切り取られていたが、4人はそれを悪魔の儀式として食べたという。

アンドリューは死刑(1999年に執行)、エドワードも死刑(その後終身刑に減刑)、トーマスは懲役70年(2019年に釈放)、ロビンは4つの殺人事件で懲役30~60年の判決を受けた。

ダニー・ローリング(ゲインズビル・キラー)
Danny Rolling(1954-2006)

1989~1990年

フロリダ州ゲインズビルで連続殺人事件を引き起こした、シリアルキラー。犯行の手口は女子大生が住むアパートに侵入、性的暴行を加えた後殺害するというものだった。切り落とした首を室内に飾ったり、遺体にポーズを取らせて放置すると言った特徴も見られた。ローリングは1990年8月、立て続けに5名の命を奪ったことで逮捕されたが、1989年11月にゲインズビルで発生した、祖父・娘・孫殺害事件の犯人であることが後判明する。

ローリングは、5件の殺人罪で5階の終身刑を受け、一家殺害事件で死刑判決となった。2006年10月25日、薬物注射による死刑が執行された。

ポール・マイケル・ステファニ(涙声の殺人鬼)
Paul Michael Stephani(1944-1998)

1980~1982年

1980年から1982年にかけてミネアポリス・セントポール都市圏で女性連続殺傷事件を引き起こした。犯行後自ら警察に電話をかけ、事件発生を伝えた。電話口で泣きながら犯行を自供したことから「The Weepy-Voiced Killer(涙声の殺人鬼)」と呼ばれた。

最後の被害者を襲った時に深傷を負ったことがきっかけで、ステファニは1982年8月21日逮捕された。1件の殺人事件と1件の殺人未遂事件でで懲役40年の判決を受け服役するが、1997年皮膚がんを発症する。余命わずかとなったステファニは余罪を告白、5名の女性を襲いうち3名を殺害したことが判明した。1998年6月12日死亡。

モーリー・トラヴィス
Maury Travis(1965-2002)

2000~2002年

セントルイスで発生した、売春婦連続殺人事件の犯人。被害者のほとんどは売春婦で、地下室で精神的・肉体的に拷問を繰り返した後、首を絞めたりナイフで切り刻むなどして殺害した。犯行の一部始終をビデオに収め、収録されたビデオには「Your Wedding Day(君の結婚日)」などというタイトルをつけた。

遺体を捨てた場所をネット上に書き込んだことから身元が割れ、トラヴィスは2002年に逮捕された。トラヴィスの被害者は20名とも言われているが、12件の殺人事件で起訴された。裁判が開かれる前の2002年6月10日、トラヴィスは首を吊って自ら命を絶った。

ヘンリー・ルイス・ワレス(タコベルの絞殺魔)
Henry Louise Wallace(1965-)

1990~1994年

ノースカロライナで相次いで女性を強姦・殺害したシリアルキラー。ワレス自身タコベルの職員であり、被害者の多くが同僚や同じ職場だったことから、タコベルの絞殺魔とも呼ばれる。

1994年3月13日、ワレスは逮捕され、10名の殺害を認めた。1997年、9件の殺人事件で9回の死刑判決が下った。

ウェイン・ウィリアムズ(アトランタの連続児童殺害事件)
Wayne Williams(1958-)

1979~1981年

アトランタでは、1979年から81年にかけて、30件の児童殺害事件が発生したが、そのうちの23件の犯人とされる。ウィリアムズは児童の他にも2名の成人を殺害している。

1981年にウィリアムズは逮捕された。状況証拠が揃った時点での逮捕だったため、が起訴されたのはたった2件だった。1982年に終身刑を受けたウィリアムズは、テルフェア州立刑務所に収監された。

「模倣犯」で引用された格言

プレンティス: "Originality is nothing but judicious imitation." — Voltaire
(「独創力は賢明な模倣だ」ヴォルテール)

 

ガルシア:: "Walking with a friend in the dark is better than walking alone in the light." — Helen Keller
(「友と暗闇を歩くことは、一人で光の中を歩くよりいいものだ」ヘレン・ケラー)

 

「模倣犯」で使用された曲

クリマイ挿入曲 ファン ドゥ シエクラ 「タイム・トゥ・トゥギャザー」 ("Time Together" by Finn de Siècle)

 

 

 

クリマイ挿入曲 R-メナ (feat. ジェイソン・フレンチ)  「ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ」 ("Nothing Left to Lose" by R-Mena (feat. Jason French) )

 

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