ひとつの秘密から始まった大量殺人事件!

クリミナルマインド10第20話惨劇の食卓

 

 

クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド10第20話「惨劇の食卓」。

 

 

メリーランドで発生した、ものすごく奇妙な一家殺人事件!

 

 

きちんとセッティングされたテーブルに季節外れの「ジングルベル」…

 

超不気味な演出をチョイスする犯人に鳥肌が!

 

 

複雑な人間関係を紐解く、BAUメンバーたちの活躍に注目!

 

それからホッチと義父のやりとりも目が離せない!

 

 

クリミナル・マインドシーズン10第20話「惨劇の食卓(A Place at the Table)」のあらすじと感想です。


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「惨劇の食卓」あらすじ

メリーランド州ベセスダ。

 

隣人から通報を受けキングマン(Kingman)宅を訪れた警察官は、キレイにセッティングされた食卓に座ったまま息絶えている4人の遺体を発見する。

 

 

被害者は

  • フランク・キングマン(Frank Kindman)の妻ドナ(Donna)
  • ドナの母クララ(Clara)
  • フランクとドナの娘のジェナ(Jenna)
  • フランクとドナの息子のランス(Lance)

 

 

被害者たちは皆手を後ろで縛られ、頭を撃ち抜かれて殺害されていた。
しかし、ドナだけは首を絞められていた。

 

 

家の中では、4月というのにジングルベルのレコードが繰り返しかけられていることに不審を抱くロッシ。

 

犯行現場をライブ中継で見ていたリードは、被害者が4名なのにセッティングが6名分であることに注目する。

 

 

その時現場から逃げ出そうとした血まみれの男を警官たちが発見、取り押さえられた。

 

 

男の名前はエズラ・ウォーレン(Ezra Warren)。
25歳のウエイターで犯罪歴はない。

 

 

エズラによると、彼はランスの恋人で、事件当日ドナの誕生日で2人で自宅を訪れた。

 

2人が訪れたのは食後で、交際に反対しているフランクとランスが口論となり、エズラは一人で二階に上がり、ハッシュを吸ってそのまま眠ってしまった。

 

 

そして深夜、目が覚めて下に降りると、ランスたちの変わり果てた姿を発見、エズラについた血は、ランスのものだった。

 

 

 

事件が発生したキングマン宅を捜査するJJとリード。

 

 

流し台には食べ終わった後の4枚の皿と食器が置かれていたが、ワイングラスは5つだった。

 

 

さらにリードがテーブルにセッティングされていた皿を動かすと、テーブルクロスについた血のりを発見する。

 

犯人は犯行後、テーブルをセットし直している。

 

 

リードとJJはリビングルームに移動、そこは争った形跡があった。

 

部屋をくまなく調べていたJJは、きれいにジャンル分けされていたレコードの棚についていた血痕を発見する。

 

 

 

エズラの取り調べを終えたロッシとモーガンは、エズラをシロと判断する。

 

 

一家の中で行方がわかっていないのはフランクと息子のディロン(Dillon)の二人。

 

仮に犯人の目的がフランクの誘拐だったとして、身代金を取る必要があるのになぜドナらを殺害する必要があるのだろうか。

 

 

ガルシアは、フランクがディロンに7年間もの間毎月5,000ドルずつ送金していたが、10ヶ月前にストップ、ディロンは多大な借金を抱えていることに注目する。

 

 

また、ジェナがSNSに投稿したことがきっかけで、ジェナと恋人のマークが、事件当日自宅にいたことがわかる。

 

マークから事情を聞くキャラハンとモーガン。

 

マークによると、フランクは変わり者で、2人は一線を超えていないにも関わらず、ジェナを妊娠させないようクギをさしたり、ランスとエズラの話はご法度、フランクとディロンは互いに憎しみ合っていたという。

 

 

その頃アレクサンドラ警察署に連絡が取れなくなっていたディロンが自ら出頭したと、連絡があった…

 

 

ホッチと義父ロイ

クリミナルマインド10惨劇の食卓 ホッチとロイ

 

 

捜査中にホッチナーは義妹ジェシカから連絡を受ける。

 

ジェシカの父ロイが、以前持っていた店の窓を壊して店内に入り、警察署に留置されているというのだ。

 

 

ジェシカはジャックに付き添って航空宇宙博物館(The Air and Space Musium)にいるため、ホッチナーがロイを迎えに行く。

 

ヘイリーが亡くなってからホッチナーとロイは疎遠になっており、ヘイリーを失った悲しみや怒りをホッチナーにぶつけるのだった。

 

さらにロイはアルツハイマー病と診断され、ジェシカはロイをケアホームに預けようと考えていた。
ロイがケアホーム入居を頑なに拒否していることを知ったホッチナーは、なんとかしたく解決策を思案する…

 

 

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「惨劇の食卓」感想

オープニングからユニークな展開にびっくりしたエピソードでした!

 

駆けつけた警察官たちが発見したのは、きれいにセッティングされたテーブルで息絶えてる被害者たち。

 

それを実況中継で報告を受けるホッチたち。

 

そしてそしてその時家の中には男が!!

 

 

な、なんだろこの展開は?!

 

初めからこんな感じでストーリーに引き込まれていきました。

 

 

今回は不可解な殺人事件で、かなり人間関係の複雑さが印象的でしたね。
加えて関係者の証言に食い違いがあったりして、ちゃんと観てないとついていけないほど。

 

 

その人間関係の複雑さから「犯人は誰だろう」と思っていたけど、本当に全くノーマークだった人物が犯人で本当にびっくり!

 

「春にジングルベル」の謎も最後には解けて、これも本当に意外だったのでびっくり。

 

 

こういうびっくりはサスペンスドラマを面白くしますよね^^

 

 

犯人ももちろんヤなやつだったけど、金に物を言わせる威圧的なフランクも悪者に感じました。

 

 

この事件だけだったらこのエピソードは暗く、ドロドロした気持ちで終わったのかもしれません。
でも、クリマイはそんな風に仕上げない!

 

ホッチとロイの話を挿入することで、そのどろどろ感がかなり和らぎ、温かい気持ちになりました。

 

ジャック大きくなりましたね!

 

クリミナルマインド10惨劇の食卓 ジャックとロイ

 

 

私がこのエピソードを好きになったのは、ホッチとロイのやり取りが良かったからです。
ホッチ役のトーマス・ギブソンと、ロイ役のエドワード・アズナーの演技が最高でしたね。

 

ヘイリーを失った悲しみから癒えず、怒りややりきれなさをホッチにぶつける堅物なロイ、そして、同じくヘイリーを失った痛みを引きずり、ロイの辛さを痛いほど感じているホッチ。

 

こうしたキャラの性格が2人の演技を通してそれぞれにじみ出ていて、事件のこと忘れるくらいにハマってしまいました。

 

 

トーマスもエドワードもどちらも名優!素晴らしいの一言です。

 

 

この両親のもとに生まれなくても犯罪者?

「え、犯人あんただったの?!」
と、思わず飛び上がってしまいそうなほど意外な人物が犯人でした。

 

マーク・クリフォード
クリミナルマインド10第20話「惨劇の食卓」あらすじと感想
出典

 

 

マークの父親はフランク、そして母親はフランクの不倫相手だったコーラ。

 

コーラはマークに対して致命的な嘘を付き続けてきました。

 

父であるフランク・パワーズは軍人で、湾岸戦争で命を落とした英雄だと。
そして、母は父を含めた3人分のテーブルをいつもセッティングしていました。

 

 

ところが実の父は付き合っていたジェナの父で、しかも素性がキングマン家にバレたことで仕送りがストップ。

 

 

英雄だと思っていた父は英雄でも何でも無く、別に家庭を持っていたクズ男。
嘘をついたコーラにも怒り、そしてフランクとその家族にも憎悪をつのらせたマーク。

 

両親を憎むのはまあ仕方ないですが、巻き込まれた他の家族が気の毒ですよね。

 

 

フランクもフランクですが、真っ赤な嘘をつき続け、仕送りを頼りにした生活を送っていたコーラにも問題があるのでは、と思ってしまいます。

 

残念な両親のもとに産まれてしまったマークですが、もしいい両親のもとに産まれていたら犯罪者とならなかったのでしょうか。

 

 

ここは憶測になってしまうけど、血を分けた家族をなんの躊躇もなく抹殺しました。
そして、ずっとそばにいて育て上げてくれた母親をも殺そうとしてました。

 

彼からは人を人とも思わない冷酷さを感じます。

 

なので、どんな親から産まれても、あることをきっかけにして犯罪者になる可能性は高いかな。

 

 

あ、そういえばマークにはアリバイがあったと思いますが。
これはどうなったんでしょうね?!

 

それから、マークはフランクに変な目で観られたことがきっかけで一家を殺害しましたが、使ったロープとかは用意していたもの?
ピストルも持っていたので、もしかしたら計画していたのかもしれないですよね。

 

ここらへんがちょっと消化不良。

 

 

ロッシとモーガン何気に面白かったよ(笑)

エズラを取り調べたロッシとモーガン。

 

エズラが逃げ出そうとしたり、血のりがたくさんついていたにも関わらず、シロの判断を下しますが、その時のセリフが最高によかったです♪

"I'll be the first to admit my gut's not infallible.
Three marriages and Three divorces can attest to that.
But right now it's telling me Ezra didn't do it.
(初めに俺の直感は絶対に確実でないことを認めるよ。3回の結婚と3回の離婚がそれを証明しているからね。
でも、ちょうど今、俺の直感は「エズラはやってない」って言うんだ。)

 

自分の経験を引き合いに出して、すごく説得力ありますね(笑)

 

 

そしてロッシの言葉を受けてモーガンが

"And for waht it's worth, my gut is with Rossi on this one."
(あくまでも自分の意見だけど、俺の直感もロッシについてるよ。)

 

この不確実だけど、っていうのがツボにはまりました!

 

そして、このセリフを2人とも真顔で言っていたところで、面白さ爆発!(笑)

 

 

その後ディランの証言で、エズラには暴力的な面があったことが発覚。

 

ロッシは、「やっぱり俺の直感は3度めの離婚で信用ならないものになっていた」と、肩を落としていましたね^^;

 

まあ、結果的にエズラが犯人ではなかったのだから、ロッシ、自分の直感を見直してあげてね。

 

 

またでてきた、マーサ・スチュワート

犯行現場のテーブルセッティングが完璧なままの様子を見たモーガンが「マーサ・スチュワートも惚れるだろう」と言いましたが、マーサ・スチュワートは、アメリカの著名なライフコーディネーターです。

 

「マーサ・スチュワート・リビング」という冠番組を持っていたようですが、今はあるのかな?
同じタイトルの雑誌は見つけたので、今も影響を与えているようですね。

 

 

クリマイでは以前にもマーサ・スチュワートの名前が登場しました。

 

そのエピソードは、シーズン9第9話「奇妙な果実」です。

 

 

Cluedo(クルード)

モーガンが、「今回起きた事件は、"Clue"を連想させるよ」というシーンがありましたが、Clueとは、イギリスの古典推理ボードゲーム「クルード」のこと。

 

ボードゲームが洋館になっていて、「容疑者」「凶器(道具)」「犯行現場(失踪部屋)」といった3種類のカードとサイコロを使ってゲームを進めていきます。
洋館で起きた殺人事件について誰が犯人で、どの部屋でどんな凶器を使って事件を起こしたかということを推理するのですが、クルードにはいろんなバージョンがあるようです。

 

ちなみに日本では、金田一耕助バージョンと、名探偵コナンバージョンがあるということです。

 

 

そして、モーガンが言ったColonel Mustard(マスタード大佐)は、クルードに登場する容疑者キャラの一人。

 

 

面白そうですね。

 

 

モーガンもやったことあるなら私もやってみようかな(笑)

 

 

ディロン、かき回しすぎ!

行方がわからなくなっていたディロンが出頭。

 

ひとつミステリーが解決したかと思いきや…

 

「?」と思うような証言を連発し始めました。

  • 自分は1週間グレートスモーキー山脈にハイキングに出かけていたと(格好からして嘘見え見えなのですが…)
  • 父・フランクが犯人
  • ジェナはパーティーガールで貞節を守るなんてとんでもない!
  • エズラは気が短くてフランクの車を蹴って凹ませたことがある
  • マークはゲイじゃなくて他の女の子との浮気で忙しいだけ

 

虚言癖があるのか空想癖があるのか、と思うほど、エズラやマークとの証言が食い違ってましたよね。

 

この時点ではマークが犯人だとはわかってないので、怪しさ満点!!

 

と思いつつも、もしかしたらディロンは本当のことを言ってるかもしれない、という思いも捨てきれず。

 

 

だからすごくかき回されましたよね。
一体真実はどうなってるんだろう、と。

 

 

その後証言を翻して、コールガール送迎の仕事やフランクの愛人の存在を白状(ジェナ、エズラ、マークのことは本当だったよう)。

 

まったくお騒がせなディロン君でした。

 

 

ホッチとロイ

ロイはホッチの元妻ヘイリーのお父さん。
ロイにとってホッチは元義理の息子というわけですね。

 

でも、フォイエットによってヘイリーが殺害されたことで、ロイはホッチを許せずにいました。

 

 

フォイエットはホッチが追いかけていたシリアルキラーで、ヘイリーはそれに巻き込まれて命を落としましたからね。
ロイからすれば顔も見たくないほど憎いのかもしれません。

 

 

ホッチに対して悪態をつくロイと、それを受け止めるホッチ。
血はつながっていないにしても、ヘイリーを失った哀しみを持つ者同士、何か通じ合ってるものを2人からは感じました。

 

 

アルツハイマー病になり、一人暮らしが困難になってきたロイですが、施設に入るのを嫌がりますし、かといってジェシカの家は手狭で引き取るに引き取れない。

 

いろいろ悩んだ挙げ句、ジェシカはロイに「昇格したので今より広いところに住めるから一緒に住もう」とロイに提案します。
初めは断ったロイですが、結局ジェシカと一緒に住むことに。

 

でも、これはホッチが援助するための芝居だったことをロイは見破っていたんですね。

 

それを承知でOKしたロイ。

 

ロイにホッチの思いが伝わったのでしょうか。

 

 

今はヘイリーのことでホッチを許せずにいるけど、そのうちヘイリーのことも忘れてしまって…
というシーンにはぐっと来てしまいました。いずれはその日が来るんだろうけど悲しいよ、ロイじいちゃん(TдT)

 

 

ホッチとロイのやりとりが本当に大好き!!

 

 

私の好きなエピソードのひとつになりました。

 

 

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「惨劇の食卓」キャスト

  • エドワード・アズナ-(Edward Asner) ロイ・ブルックス
  • モリー・ベイカー(Molly Baker) ジェシカ・ブルックス
  • ローランド・ボイス(Rolando Boyce) カールソン巡査部長
  • クリス・ポール・デイヴィス(Chris Paul Davis) フランク・キングマン
  • デヴォン・ギアハート(Devon Gearhart) エズラ・ウォーレン
  • ダコタ・ゴーマン(Dakota Gorman) ジェナ・キングマン
  • グラント・ハーヴェイ(Grant Harvey) マーク・クリフォード
  • メアリー・マッケイ(Mary Mackey) ドナ・キングマン
  • ライリー・ネルダム(Riley Neldam) ディロン・キングマン
  • ケイド・オーウェンズ(Cade Owens) ジャック・ホッチナー
  • ジョシュ・プラッセ(Josh Plasse) ランス・キングマン
  • パメラ・ロバーツ(Pamela Roberts) 受付の警察官
  • マクナリー・セガール(McNally Sagal) コーラ・ギリアム

「惨劇の食卓」で引用された格言

ロッシ: "When one has not had a good father, one must create one." — Friedrich Nietzsche
(「良い父親を持たない者は、自分で作る他ない」フリードリッヒ・ニーチェ)

 

ホッチナー: "We are made wise not by the recollection of our past, but by the responsibility for our future." — George Bernard Shaw
(「我々は過去を振り返ることによってではなく、未来に対する責任感によって賢くなる」ジョージ・バーナード・ショー)

 

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