今回はアラスカの小さな町が舞台!
町の住人すべてが犯人のターゲット?
と思われるかのように、次々に起こる猟奇的殺人事件。
犯人の目的は?
そして、偶然殺人現場に遭遇しながらも、必死に捜査を続けるガルシアの姿に注目!
クリミナル・マインドシーズン5 第21話「アラスカのハンター(Exit Wounds)」のあらすじと感想です。
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アラスカのフランクリンという小さな町で発生した事件は、連続殺人事件へと発展した。
1周間で
の3人の住人が殺害されたのだ。
1980年代に発生したRobart Hancen(ロバート・ハンセン)以来の連続殺人事件となったため、FBIアンカレッジ支局の要請でホッチナーたちは捜査協力をすることになった。
被害者たちはみな交通量の多い場所で発見されていたが、ベイカーはそのまま放置されていて、スワンソンとブライトはゴミ箱に埋もれた状態で遺棄されていた。
被害者たちの性別や年齢、人種には共通点がなく、殺害方法も違っていた。
衛星通信回線管理のため今回はガルシアも同行することとなる。
水上飛行機でブライトが殺害された港に到着すると、Flack(フラック)保安官助手は、モーガンとプレンティスを現場に案内する。
そこで3人は経済的にも厳しいうえ、猟奇的な殺人事件が発生しているこの町を離れようとする男性とすれ違う。
一方、Rhodes(ローズ)保安官と対面したホッチナーたちは、郵便局と併設する保安事務所が手狭なため、近くの宿屋に捜査本部を設置する。
遺体が置かれているクリニックを訪れたロッシとリード。
検死したJohnson(ジョンソン)医師は、ベイカーの遺体から人間の尿が検出されたことを告げる。
リードは、1番目の被害者であるベイカーが3発撃たれているのにスワンソンは1発、さらに3番目の被害者ブライトには死後に付けられた浅い傷が胴にいくつもついていたことに気がつく。
初めの殺人は衝動的に行われ、スワンソンのときは1発の銃弾で十分なほど急成長している。
さらにブレンダの時は死体で遊ぶ余裕さえ見られる。
犯人は被害者に対して罪の意識を抱く能力を持たないサイコパス、と、ロッシとリードは推理する。
夜になり、捜査本部でローズ保安官とともに犯人についてプロファイリングを勧めるホッチナーたち。
この町の住人達は小さな時から狩りに慣れ親しんでいるが、犯人も遺体に動物を近づけないため、尿をかけるといったハンティングスキルを持っている。
そして犯人は住人のルーティンを把握していると考えられた。
住人の安全を考えて、ホッチナーは夜間禁止令を出すことをローズ保安官に提案する。
皆が寝静まった後、この町で起きた犯罪履歴についてCODIS(DNAデータベース)で照合作業を一人で進めるガルシア。
作業中に衛星回線が切れてしまい、屋外にある装置の調子をチェックするため外に出る。
無事に回線が復活し戻ろうとした時に、ガルシアは物音を聞く。
音のする方に近づくと、男が男性を刺している場面を目撃してしまった。
男が逃走すると、ガルシアは倒れている男性に駆け寄り助けを求める。
殺害されたのはCraig Ramey(クレイグ・レーミー)で、モーガンとプレンティスがブライトが殺害された港ですれ違い、町を離れる、と話していた男性だった。
ホッチナーたちが泊まっている宿屋の近くで殺人を実行したということは、お前らなんか怖くない、という犯人のメッセージとも取れる。
遺体を調べていたリードは、今回はハンティングナイフが使われており、検死の結果を見ないとわからないが、と前置きし、「おそらく犯人はレーミーの肝臓かすい臓を切り取り持ち去った可能性がある」と指摘する。
殺害現場を見てしまったというショックから抜け切れていないガルシアは、事情を聞こうとするモーガンの質問を拒否する。
夜が明け、関係者を集めてホッチナーたちはプロファイルを発表する。
ローズ保安官、ホッチナー、ロッシは、スワンソンが働いていた学校を訪れる。
対応した教師の話に、狩りが異常に好きな生徒がいなかったかどうか尋ねると、その教師はある生徒のことを思い出した…
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狩りが盛んで経済的に貧しい小さな町で起こる猟奇的殺人事件。
なんか設定からしてドキドキしますよね~。
冒頭のブライトが殺害される場面と、ガルシアが犯行現場に出くわしてしまう場面
でるでるでるでる キタ~!! (ノД\lll)コワイヨー
という感じで、心臓がかなりドキドキしました!
サイコパスと言われているように、犯人は感情表現の乏しい甘えんぼ坊やと言った感じで、ムッとはくるんですが、もっといやだったのは犯人の身内ですね~。
知ってて隠すというのがすごく嫌でした!
アラスカということで、いつもよりも冬仕様のホッチたちのファッションが珍しくここもちょっとドラマの見どころかな、と。
ロッシが一番わかりやすかったかな。
ガルシアはあまり普段と変わらなかったですけどね^^;
犯人が最後の最後まで誰かわからず、その間に「え?!」っていうひとが殺害されたりして、最後まで真相がわかりにくかったところも面白く、なかなか完成度の高いエピソードだと思います。
BAUに呼び出される前に、オフを楽しんでいるJJとエミリー。
「電話しないの?」とJJがエミリーに聞いていますが、そのお相手というのがMick Rawson(ミック・ローソン)。
もう一つのBAUのミックですよね。
「たぶん電話すると思う」とあまり乗り気じゃないエミリーなんですが、「ミックは尊大で性欲過剰で自己中心で…」って続けるんですが
会話聞いてるとすでになんかあったのかな、って考えちゃいますよね^^;
知ってる限りでは、エミリーとミックのその後って出て来ませんので、真相は闇の中―って感じです。
「ハンサムなイギリス人でセクシーなイギリスアクセント、それからバッジと銃を持ってるのがエミリーのタイプだ」とJJは分析しますが、もしそうだったら、ミックはぴったりですね(笑)。
エミリーとミックはお似合いだと思うけど、そういえばエミリーの男性の趣味って、ちょっと違いますよね。
ヴァイバー、わかります?
シーズン4 第9話「危険な出会い」に出てきた。
あの時エミリーが、「ヴァイパーよりもキョーレツな男性とデートしたことがある」って言ってましたよね。
そうすると、ミックはまったく別タイプだと思いますが…
アラスカは寒く、ダウンジャケットやセーターという格好のBAUメンバーたちでしたが、一人だけ
「あれ?」と思ったのがスペンサー。
紫のシャツに紫のネクタイ、そしてジャケット
あ、スカーフ(マフラー?)まで!
なんかアラスカで事件の捜査、というよりも…
エピソードの始め、話に花を咲かせてるJJとエミリーとガルシアのところに「僕も女子会入れて!」というような格好でした^^;
まあガルシアがいるからそんなに浮かなかったのかも(笑)
捜査本部を置く宿屋で寝ることになったホッチたちですが、部屋はなんと4つ!
必然的に2人でひとつの部屋をシェアすることになるのですが、なぜかモーガンはスペンサーと部屋をシェアすることを拒否!
なんでなんでしょうね。
あの調子でずっと統計の話とかペラペラ話されるのが嫌なのか、お酒の相手にならないから嫌なのか、モーガン理由言わなかったんでこっちも気になってしまいました^^;
結局モーガンはガルシアを部屋をシェアすることになったんですが、それをガルシアから聞かされたケビンは気が気でない様子。
そりゃそうですよね、いくらガルシアとモーガンといっても…
しかもマッチョで女性にやさしいハンサムモーガン。
そんなモーガンを007とケビンは表現しますが、ガルシアは、モーガンは映画「ボーン」シリーズのジェイソン・ボーンと言います。
女性に対して物腰の柔らかい007っぽい部分もありますが、実は硬派で孤高なモーガンは、やっぱりジェイソン・ボーンかな、と私も思います。
まあどっちにしてもモーガンはステキ ☆(人´Д`)ポッ
ですけどね♪
殺人現場に遭遇してしまった時、犯人は立ち去ったものの、まだまだ安心はできません。
にもかかわらず被害者にすぐに駆け寄ったガルシア。
見てる方も、「ガルシア、大丈夫かな~」とハラハラしましたがあとでモーガンになぜと聞かれ、自分が撃たれた時(「ペネロープ」参照)、「あの時最期に目に写ったのが犯人というのは絶対嫌だと強く思って、被害者もそうさせたくないという気持ちからだった」と説明します。
ガルシアって本当に人を思いやる気持ちの強い人ですよね。
被害者を助けてあげる事はできなかったけど、それでもガルシアの気持ちは届いたと思います。
けっこう突っ込みどころのあるエピソードですね~。
それも見どころの一つかも♪
ロバート・ハンセンは、アラスカで、売春婦を次々と手にかけたシリアルキラー。
狩猟にのめり込んだハンセンは、被害者を人里離れた場所に連れていき、暴行を加えた後荒野に放ち、「人狩り」を楽しんだというのです。
命からがら逃げたある被害者の目撃情報からハンセンが容疑者として浮上、1983年逮捕されました。
警察は、初め、被害者は4名と思っていたのですが、ハンセンの自宅からは、17つの「x」印がついた地図が見つかり、ハンセンは17人の殺害を認めました(被害者はもっといる可能性もあり)。
ハンセンは4件の殺人事件で461年+終身刑が言い渡され、2014年、スワードにあるスプリングクリーク刑務所で病死しました。
エピソードでは、保安事務所があって、保安官が活動していましたが、実際にはアラスカには保安事務所はないそうです。
代わりに、アラスカ州トルーパーズ(警察)が、管轄しているとのこと。
アラスカという特徴のある地域柄、トルーパーズは、釣りや狩りを監視するなど、特殊な任務につくこともあるそうです。
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ガルシア: "Nature, in her most dazzling aspects or stupendous parts, is but the background and theater of the tragedy of man." - John Morley
(「どんなにまばゆく壮大な自然も、人間の悲劇の舞台に過ぎない」ジョン・モーリー)
ガルシア: Ralph W. Sockman said, "Nothing is so strong as gentleness, and nothing is so gentle as real strength."
(ラルフ・W・ソックマン「優しさより強いものはなく、本当の強さより優しいものはない」)
自然に近いアラスカは、美しさや楽しみに満ち溢れている半面、自然の厳しさ、そして、人間の悪行さえも許してしまう残酷な面があります。
そんなことを強く感じさせるのが、モーリーの格言ですね。
ソックマンの格言は、ガルシアのキャラを表しているようです。
優しさと強さは、コインの表と裏のようですね。