客として来店していた男が突如スプリーに!
いつもすんでのところで逃げてしまう逃亡劇にもう、「あ゛~!!」と叫びたくなること必死!
「犯人は誰?」というよりも、「犯人の出生は?」がストーリ展開を握るこのエピソード。
そして、スピード復帰したホッチの様子にもドキドキ・ハラハラ。
クリミナル・マインドシーズン5 第2話「閉ざされた記憶(Haunted)」のあらすじと感想です。
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ケンタッキー州ルイビルにある薬局で、来店していたDarrin Call(ダレン・コール)が突然暴れだした。
コールは、店内にいた店員や客を次々と殺傷し逃走、捜査協力を依頼されたBAUメンバーは現地に飛んだ。
コールがなぜ急に店内で暴れたのか、その原因を究明するために店内の防犯カメラを分析していたJJとリードが、最初の被害者がコールに触れた途端、コールが犯行に及んだことを発見する。
一方コールの自宅を検証するロッシとプレンティス。
2人は、きれいにベッドメイキングがされているのを見て、コールは軍隊経験か、病院に入院していたことがあると推測する。
しかしコールは犯行後自宅に戻った形跡がなく、身寄りも知り合いもほとんどいないコールがどこへ行ったのか予測できなかった。
事件が起きた薬局で担当者から事情を聞くホッチナーとモーガンは、コールは抗精神病薬の処方を受けていたが、ここ1ヶ月はそれをやめていたことがわかった。
コールの主治医、Charles Cipolla(チャールズ・サポラ)の所在を聞いたホッチナーとモーガンが、サポラ精神科医のオフィスに駆けつけたが一歩遅く、彼と彼の患者とみられる男性の他殺体が発見された。
そして、ロッシはコールのファイルがなくなっていることを発見する。
このことから、コールがここに訪れて何らかのきっかけで2人を殺害し、自分のファイルを持って逃走したと推測された。
コールの過去を調べたガルシアは、コールの出生届など、彼が生まれてから6年間の記録が全く存在しないと報告し、他のBAUメンバーたちを驚かせる。
コールは道の真中に立っていたところを発見され、施設に預けられてからの記録はあるが、自分の名前を覚えている以外で他のことは話すことはなかった。
コールの身辺調査を続けていく中で、ある殺人事件とコール出生の関連性が浮かび上がる。
さらに詳しく調べていくと、BAUメンバーは、驚くべき事実にたどり着いた。
コールが行くであろう場所へ向かうホッチナーたちだったが、一方でコールは、自分が元生活していた孤児院の男の子を拉致し、真実を知るために思い出の場所へ向かっていた。
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犯人がはじめからわかるエピソードですが、コールの出生を明らかにしていくのが目的なんですね~。
時々、コールの過去の場面がフラッシュバックされるんですが、それがますます興味をそそりました。
コールは薬局で事件を犯して返り血を浴びますが、事件後自宅に戻ってこないということで「あんな血だらけのシャツで歩きまわってたら目立つのでは?!」と思ったのですが、上着のチャックを上げて見えないようにしてました。
なるほど、単純な方法で隠してましたね~^^;
エピソードとともにコールの過去が明らかになってくるのですが、あまりの家庭環境の悪さに悲しくなって来ましたね。
確かにコールのしたことは許されることでもないですが、「罪を許して人を憎まず」という言葉に納得してしまうほど、もっと違う環境で育っていればコールの人生も全く違っていたのに…と思わざるを得ませんでした。
このエピソードではホッチの精神状態が心配されるところ。
リーパーの件から1ヶ月というスピード復帰で心身的な負担がまだあるのではないかと、BAUメンバーが心配していましたがやっぱり。
このエピソードのホッチは神経質で、イライラしている、やや感情的で普段の冷静沈着なホッチとは違っていました。
事件で重要な役割をしているのがコールの父親と父親が犯した犯罪の唯一の生存者なのですが、ホッチはどうもこの父親を「リーパー」生存者を「自分」と重ねあわせているようでした。
他のメンバーよりもこの事件に思い入れがあるような言動が目立ったからです。
実際にそれを経験したことがないとわからないことってやっぱりあるんですね。
「いつものホッチじゃない!」という思いが続いたエピソードでしたが、逆にもっとホッチを応援したくなりました。
あ、そうそう、エピソードではそれほど重要じゃないんですがスペンサーが松葉杖ついてるんです。
これは前回「死神の再来」見ればわかりますが、私これまでばらばらでエピソード見てたので「あ~、なるほど」ってわかりました。
やっぱりエピソードは続きで見ないと面白く無いですねー。
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ホッチナー: Emily Dickinson wrote, "One need not be a chamber to be haunted. One need not be a house. The brain has corridors surpassing material places."
(エミリー・ディキンソン「部屋でも屋敷でもなく、人が何かに取り憑かれることがある。脳には現実をはるかにしのぐ廊下があるのだ」)
ホッチナー: "There is no witness so dreadful, no accuser so terrible, as the conscience that dwells in the heart of every man." - Polybius
(「誰より恐るるべき目撃者、容赦のない告発者は、すべての人の心にある良心である」ポリュビオス)