クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド12第14話『制御不能』。
車が暴走する、謎の交通事故が相次いで発生!
これはハッカーのしわざ?
ガルシア姉さん出番だよ!
そして、スペンサーのことは、プレンティス姉さん頼んだよ!
クリミナルマインド12第14話『制御不能(Collision Course)』あらすじと感想です。
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前回からの続き。
メキシコから帰国したリードは、そのまま連邦刑務所に収監された。
プレンティスがリードに付き添い、それ以外のメンバーはクウォンティコで、新たな事件の捜査を開始する。
フロリダ州ブレーデントン。
同じ道路で、2013年モデルのメリディアンによる事故が2件相次いで発生した。
どちらの事件のドライバーも、突然車のコントロールができなくなり、道路を渡っていた被害者をはねてしまったという。
被害者の内一人はこの事故で死亡している。
事故の瞬間を記録した監視カメラで確認したBAUメンバーたちは、被害者が道路を渡っているにもかかわらず、ブレーキを踏むことなく被害者たちをはねて走り去る車の様子を見て、言葉を失う。
車は何者かにハッキングされた可能性が高まったからだ。
今回はガルシアも現地に同行することになった。
事件現場を訪れた、JJ、アルヴェス、ガルシアの3人。
犯人は必ず事故の瞬間を見ているはず。
あたりを見渡していたガルシアは、現場付近の交通カメラに注目する。
フロリダ市内には、交通カメラが無数に設置されていて、一つハッキングすれば、リアルタイムで交通状況を確認できるという。
ドライバーの一人、マルタから事情を聞くルイス。
マルタによると、聴いていたラジオに突然雑用が入り、「98.2」を繰り返すようになった。
そのうち車の窓が勝手に上下し、ワイパーも動き始めた。
そして、車はどんどんスピードをあげていき、歩行中の被害者を跳ね飛ばしたという。
新たな事件が発生する。
今度は事故が発生した場所も、車種も前回とは異なっていた。
さらに、事故現場の周囲には、交通カメラは設置されていなかった。
ドライバーは車内で携帯電話を使用しており、ドライブレコーダーも稼働していた。
犯人はこれらのデバイスをハッキングし、コントロールしたと考えられる。
被害者とドライバーの間に共通点はなかったが、犯人は意図的に被害者を狙った可能性は高い。
ロッシたちは、犯人のプロファイリングを発表した。
ウォーカーの知り合いが、リードの弁護を拒否したことで、プレンティスは、旧知の仲であるフィオナ・ダンカンを新たな弁護士としてリードにすすめる。
ダンカンと面会するリード。
リードは無実を訴えるが、具体的に証明するものは何もない。
リード自身も記憶が曖昧。問題に直面する。
後日リードと再び面会したダンカンは、司法取引きで刑期を減らせる方法があると告げる。
裁判に負ければ終身刑の可能性もある。しかし、司法取引をすれば、3~5年。
リードは、司法取引の道を選ばず、戦う道を選んだ。
プレンティスは、国際捜査班のギャレットから、ラモス医師の殺害に使用されたナイフがメキシコで見つかり、そこにはリードの血痕と指紋がついていたことを知らされる。
最後の最後まで悩んだリードだったが、罪状認否でも無罪を主張した。
リードが無報告でメキシコに渡ったこと、そして逃亡したことを重要視した判事は、リードの保釈を拒否。
リードはそのまま、裁判が始まるまで勾留されることとなった。
スペンサーのことは気になるし、車をハッキングして事件を起こす犯人のツラも気になる!
そんなエピソードでしたね。
人の車をハッキングすることと、犯罪の組み合わせは、それほど違和感ありませんが、それをエピソードに持ってくると、びっくりしますよね。
単にハッキングして楽しむだけかな、と思ったら、復讐劇だったとは…
車をハッキングして、タイミングよく歩行者をはねるって、そんなに都合よくできるんかい、ってツッコミ入れたくなりましたが、事件が起こるたびに犯人の意図が少しずつ明らかになる展開がうまいと思いましたし、犯人のキャラ、ぴったりフィットしていたな、という感じも受けました。
最後、ガルシアと犯人の一騎打ちもスリルありましたしね♪
スペンサーのほうは、やっぱりな、という展開。
敏腕弁護士がついたからOK、はい釈放、というわけにはいかないだろう、とは思っていました。
何が何でも釈放NGに持っていこうとした感がありましたが、じわじわ追い詰められていくスペンサー、見てられません!
ジョナサン・ローズ
出典
犯人は、オンラインで知り合った女性にフラれ、それを根に持って復讐しようと企んだ、モテナイクンでした。
車のハッキングをして復讐なんて…
だからモテないのよ!
素性がわかるまで、犯人はシルエットで登場していましたが、初めは女性かと思っていました。
ガルシアを手こずらせるほどのハッキングスキルを持った犯人でしたが、最後はガルシアに計画を阻まれましたね!
ガルシアのように、その才能を、ホワイトな方に使えばモテると思うんだけどねぇ。
ほかのBAUメンバーたちとともに、現地入りしたガルシア。
事件現場で、段差があるところを降りようとした時、ルークが手を差し伸べましたよね。
いやいやその手を取るガルシア。
そして、パッと手を話した時に、ルークが両手をズボンにこすりつける仕草をしました。
この二人、笑える。
ガルシアxモーガンのゴールデンコンビは揺るぎないものがありますが、ガルシアとルークのやりとりには、別の面白さがあります(笑)
車の脆弱性を狙ったハッキングによって、引き起こされた事件。
実は、「ドラマだから」と、済まされないほど、起きても不思議ではないのです。
下の動画は、ベルギーのKUルーヴェン大学で行なわれた実験ですが、動画を見ると、いかに簡単に車をハッキングできるかがわかりますよ。
高級車がこれですからね。
デジタル媒体は、生活を便利にそして快適にさせるツールとして、日常生活に欠かせない存在です。
しかし、セキュリティでとても脆い面がありますので、ハッキングされるリスクが高いということは忘れたくないですね。
スペンサーの件、まだまだ続きそうですね。
凶器が見つかり、有罪を認めても認めなくても、刑務所入りが確実になるとは…
それにしても、事件の黒幕は、Mr.スクラッチなのでしょうか?
犯人が何者か、匂わせるシーンが、ほとんど出てこないので、疑問に思います。
もしかしたら、まだ序の口なのかも。
毎回気をもんでしまうので、スペンサーの件は、早く完結してほしいです><
プレンティス: "The illusion of control makes the helplessness seem more palatable." Allie Brosh
「コントロールできるという錯覚があれば、無力さも受け入れやすくなる」アリー・ブロッシュ
リード: "Loss of control is always the source of fear. It is also, however, always the source of change." James Frey
「コントロール不能という状況は、恐怖の源になり得るが、それと同時に変化の源にもなり得るのだ」 ジェームズ・フレイ
ロニー・ゲッサー「ジャスト・ワン・ルック」( "Just One Look" by Ronnie Gesser)
ジョー・リギンス「ラバーズ・ラメント」("Lover's Lament" by Joe Liggins)