不可解な連続殺人事件が発生!
犯人は無差別に被害者を選んでる?
いや、これには何か共通点が!
え?!「622」が関係してるの?
もうなんのこっちゃよくわからん(汗)!!
クリミナル・マインドシーズン8 第15話「622(Broken)」のあらすじと感想です。
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テキサス州オースティンで、1週間に3件の連続誘拐殺人事件が発生した。
1番目の被害者は男性で、2番目と3番目の被害者はどちらも女性だった。
3人共夜出かけた先で誘拐され、12時間以内に殺害されていたが、男性の被害者以外は裸で遺棄されていた。
さらに、男性に使われた凶器は鈍器だったが、女性には刃物が使われており、男性と犯人は顔見知りでは、と、ホッチナーたちは推測する。
女性の被害者が唯一身につけていたのが腕時計だった。
しかし3番目の被害者、Michelle Bradley(ミシェル・ブラッドレー)が失踪した日の夜、一緒に外出していた友人は、その腕時計は彼女のものではないと否定する。
事実、その日、ミシェルは腕時計を身につけていなかった。
ミシェルの遺体の損傷から、JJとリードは、女性を憎んでいる犯人像を描く。
さらに、1番目の被害者Craig Pickett(クレイグ・ピケット)の遺体写真を見ていたJJは、胸と背中に大きなアザがあることに注目する。
服を着たままなのにどうやってつけたのか疑問を持った。
クレイグは、殺害された後服を着せられた可能性があり、犯人はゲイという見方を強める。
クレイグのルームメイトから話を聞いていたアレックスは、クレイグはゲイで、失踪した当日ゲイバーに出かけていたことを知る。
被害者はみな腕時計をつけている。
さらにミシェルの腕時計は6時22分を指していた。
この「6時22分」に犯人はこだわっているのではないか。
リードは、なぜ犯人がそうするかは分からないが、犯人はいつも被害者を殺害してから、時計を6時22分にセットしていることを突き止める。
ホッチナーたちは犯人のプロファイリングを発表する。
引き続き「622」の意味について、議論を交わすホッチナーたち。
そして、「622」の意味は聖書から来ているのではないか、ということに気がつく。
さらに、その聖書の意味から、ある矯正施設の存在が浮かび上がった...
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犯人がゲイとか、女性を憎んでいるとか、ありきたりな設定ではありますが、なんで「622」という数字にこだわっているのか、それが結構謎だったので話の展開としては面白かったです。
でも、これは犯人に思わず同情してしまったエピソードでした。
もちろん罪のない人たちを殺害した鬼畜には変わりありませんが、ゲイというだけで受け入れてもらえず、矯正施設に送られ、そこで虐待を受ける。
それがトラウマになって殺人に走るほど、精神的・身体的に追い詰められていたんだ、と思ったら、犯人が可愛そうで。
最後、自暴自棄になっている犯人に向かってロッシが、ヨハネ13:24を引用したときは思わず涙がでてきてしまいました。
この犯人は、「灼熱の街」の犯人とかぶりますね。
ゲイが犯人のエピソードは重くなりがちですが、今回もそうでした。
周りの人がゲイという性質を、その人の個性として認めてあげていたら、事件は起きなかったんじゃないか、と、残念な気持ちになるエピソードでしたね。
622はもしかしたら6月22日に関連しているのでは、ということで、出来事を調べていたガルシア。
その中でも面白かったのが、「1990年6月22日にフロリダ州が紐ビキニの禁止令を出した日」でした。
本当にあったのかな?と、調べたら、どうやら本当のようです!
短い記事ですが、ハフポストが伝えていました。
今でも適用されている禁止令のようですが、あまり普及していないみたいですね。
当たり前の結果だけど^^;
こういう細かいところも手を抜かないのがクリマイですよね~(笑)
アイデンティティ・クライシスは、「自己喪失」「自己同一性の喪失」といった意味があります。
自分に対して自身が無くなったり、自分自身の存在価値がわからなくなったりと、思春期に多く見られる、精神的な危機状況のことなんですね。
言われてみれば私も、そんなことを真剣に考えて悩んだ時期がありました。
誰でも「自分とはなにか」といった悩みにぶつかりますが、健全な場合、自分が存在する意義を自覚することによって、悩みから開放されるので、「誰もが通る」成長する過程と考えられます。
ですが、今回の犯人の場合は、自分がゲイということに対して激しい憎悪を抱き、乗り越えられないほど、深いアイデンティティ・クライシスを抱えていました。
アメリカでは実際に同性愛を矯正する施設や療法があるようですね。
それについては賛否両論がありますし、ケースバイケースだと思いますが、もし、エピソード内で紹介されたような内容のところだったら、自分の子供は送りたくないなあ。
第一、本人が「矯正したい」というよりも、周りが「矯正させたい」ために入れるような感じですよね。
そう考えると、私は反対の立場を取るかな。
あ、そうそう、そういえばラストに例の「BAUストーカー」が!
今度はアレックスの講義を聴いていたみたいで、そのとき録画した動画を再生していましたね(汗)
講義のシーンは冒頭にあったので、「もしかしたら犯人映ってるかも?!」と、戻って確認してみましたが、どうやら映っていなかったようです^^;
BAUストーカーが録画していた位置からすると映っていないだろうな、と思っていましたが、やっぱりそうでしたね~。
なんか残念なような、ホッとしたような、複雑な気分。
そう簡単にレプリケーターの正体は明かさないようですね。
答えは最後の最後まで、ということかな。
ジリジリとホッチたちを追い詰めている様子が伝わってきてこっちも気になります!
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ブレイク: "The world breaks everyone and afterward many are strong at the broken places." — Ernest Hemingway
(「世界はすべての人を壊し、多くの人は壊された場所が強くなる」アーネスト・ヘミングウェイ)
ロッシ: "A new command I give you: Love one another. As I have loved you, so you must love one another." — John 13:34
私はあなたがたに新しい戒めを与える。互いに愛し合いなさい。私があなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネ13:34)
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