サンタモニカで次々と発見された焼死体!
被害者を選ぶ理由は?
殺害方法が意味することは?
謎が深まる犯人像。
でも、今回もチームワークで難題を解決!!
それからロッシと「ある人」の再会も絶対見逃せない!
クリミナル・マインドシーズン8 第7話「英雄との再会(The Fallen)」のあらすじと感想です。
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サンタモニカ。
1周間のうちに橋脚で黒焦げの死体が3体発見された。
そのうち2体は男性、3番目の被害者は女性というだけで、行方不明者の届け出もなく、その他のことはわかっていなかった。
サンタモニカに向かう途中、ホッチナーはガルシアから3番目の被害者の身元がわかったと報告を受ける。
被害者はミネソタ州エディナ出身で19歳の、Lindsay Leeman(リンゼイ・リーマン)だった。
その後の調べで、リーマンが母親に告げていた住所には、実際に居住していないことがわかる。
ロッシとホッチナーは、リーマンの母親が最後に送金した先のホームレスシェルターを訪れるが、そこでロッシは海兵隊時代の上官だった、スコット軍曹と再会する。
新たな死体が発見される。
被害者は頭を剃られ、ところどころに薬品による火傷の痕が見られた。
犯人は、被害者をブリーチで「洗った」ようだった。
現場検証をしているロッシたちのところにスコットが現れ、「(被害者は)Jeremy(ジェレミー)だ」と答えた。
犯人は明らかにホームレスをターゲットとしている。
jロッシたちは地元のホームレスたちから信頼の厚いスコットとともに、ホームレスたちに犯人の特徴を伝え、同時に犯人のプロファイルを発表した。
ホームレスのShara(サラ)にある男が近づく。
男はサラを誘拐しようとし、ちょうど近くにいたスコットはそれを阻止しようと、犯人ともみあいいになる。
サラを無理やり車に押し込んだ男は、猛スピードでその場を走り去った。
後日スコットは地元警察に出向き、ロッシのインタビューを受ける。
初めは何も思い出せないと、困惑するスコットだが、ロッシの認識インタビューで、犯人につながる記憶をいくつか思い出していく...
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ロッシとスコット軍曹の偶然の出会いが盛り込まれていて、意外だったんですが、いや~、私これ好きです♪
しかも犯人の動機や誰が犯人なのか、なかなか出てこなかったですしね。
こういう展開いいなあ~。
犯人はキモくてもちろん好きにはなれません。
なぜホームレスを憎んだのか、その理由も「殺菌」とは。
ホームレスから結核菌を移され、「ホームレス=病気の根源」という強迫観念にかられた犯人。
それがホームレスを焼いたりブリーチで消毒したりという、おぞましい行為に発展するわけですが、ホームレスを根絶やしにすることが目的とは、ホント狂ってますね(汗)。
結局犯人は自分で命を断ってしまいますが、いやはやどこまでも自己中な犯人でした。
このエピソードの見どころというと、やっぱりロッシとスコット軍曹かな。
もう絶対見逃してほしくないですね~。
ロッシとスコット軍曹の関係がどうで、なぜスコット軍曹が今はホームレスになっているのか。
それを明らかにするために、ロッシとスコット軍曹が、海兵隊としてベトナム戦争の戦地で活動しているシーンが、エピソードの中に何度か登場します。
ロッシとスコット軍曹の関係を話すときに、忘れられないのがヘルナンデス一等兵。
ロッシが地雷を踏んでしまった時、スコット軍曹がそばにいて、ロッシを窮地から救い、その行動が賞賛の対象になりました。
しかしこれには裏があって、本当に2人を助けたのはヘルナンデス一等兵だったんですね。
ヘルナンデスは、2人の命を救うために自分の命を犠牲にしたんです。
スコット軍曹が自分の命を助けてくれたんだとばかり思っていて、この告白にちょっとびっくりするロッシ。
そして、そのことがずっと気がかりだったスコット軍曹。
こうしてホームレスとして逃げ続けていたんですね...
後日、ロッシとスコットはヘルナンデス上等兵のメダル授与式に出席。
ヘルナンデス上等兵の孫がメダルを受け取り、晴れてヘルナンデス一等兵の功績が公に讃えられました。
授与式はNew Direction(ニューダイレクション)という帰還兵をサポートするチャリティ組織で行われたのですが。ロッシはスコット軍曹に、ここで復帰の足がかりをつけるよう手配しました。
それを知った スコット軍曹が思わず涙ぐむのですが、ここはとてもジーンとくるシーンでした(TдT)。
スコット軍曹はシーズン9にも登場するようで嬉しいですね~。
時々セリフが聞き取りにくいな、と思いましたが、良いキャラなので許します~(笑)
そして、一番最後の場面でロッシが自分の書いた犯罪小説の献辞にスコット軍曹とヘルナンデス一等兵の二人の名前を入れますが、義理人情に厚いロッシの人柄が出て、思わず「ロッシ~!」と、その胸に飛び込んでみたくなりました(笑)
今回登場する犯人はものすごい潔癖症。
きれい好きはいいことですが、度を越すと、潔癖症になってしまうんですね。
知らなかったんですが潔癖症は強迫性障害の一種。
汚れることを過度に嫌うので、外出ができなくなったり、人と共同生活ができなくなったり、何度も何度も血がにじむほど手を洗ったり、異常に「清潔」にこだわるようになります。
もし、子どもや相手と暮らしてる場合は、清潔に保つことを強制するんだそうですよ。
犯人はホームレスを不潔扱いして
「殺菌」するためにホームレスを殺害していきますが、ホームレスがターゲットとなったエピソード「出口のない迷路」もありましたね。
この犯人のほうが、殺害した人数も多いし、殺害方法も残酷でしたが、2人とも自分のことを「ハウスクリーナー」として殺人を正当化しています。
このエピソードでは、犯人の潔癖症っぷりがエピソードに登場して、完璧なまでの衣類の収納の仕方とか、犯人の異常さをアピールしててなかなかぞっとしましたよ^^;
こんな潔癖症な人と私は100%一緒に住めないわ。
潔癖症の犯人と言ったら、「闇夜に浮かぶ観覧車」の犯人もそうでしたね。
あの犯人も、異様なまでにきっちりしてました~。
顔は似てないけど行動は似てますね...
ただ、観覧車の犯人には、ちょっと感情移入するところがありましたがこっちの犯人には…ないかな^^;
今回のエピソードはホッチたちのプロファイリング、というよりも、ロッシとスコット軍曹との関係が印象に残ってしまいましたね。
でも、こういう心温まるエピソード私は好きです♪
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ロッシ: "You never find yourself until you face the truth." — Pearl Bailey
(「真実に向き合ったときはじめて自分がわかる」パール・ベイリー)
ロッシ: "I am not concerned that you have fallen. I am concerned that you arise." — Abraham Lincoln
(「倒れても構わない。そこから立ち上がることができれば」エイブラハム・リンカーン)
アヴリル・ラヴィーン「キープ・ホールディング・オン」(Keep Holding On by Avril Lavigne, played by Brooke Adams)
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ブルー・シュタリ「キル・ミー・エブリー・タイム」(Kill Me Every Time by Blue Stahli)
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