シアトルで発生した、謎の連続殺人事件!
凶器に使われた儀式用のナイフ、そして現場に残されたメッセージで、深まる謎。
そして容疑者濃厚と見られていた人物が誘拐されて、事件はますます闇の中に!!
ホッチたちのプロファイリングが探し当てた犯人とは?!
クリミナル・マインドシーズン8 第9話「悪を聞き、悪を見る(Magnificent Light)」のあらすじと感想です。
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シアトル。
2日間で2件の連続殺人事件が発生する。
どちらの被害者も自宅のアパートで刺殺され、壁に「Here your evil See your evil(悪を聞き、悪を見る)」というメッセージが残されていた。
また、2人の被害者の検死結果から、凶器に使われたのは通常のストレートな刃物ではなく、メッザルーナのような半円の形をした刃物が使われたことがわかる。
2番めの被害者のCynthia Strable(シンシア・ストラブル)が殺害されたアパートの現場検証に参加した、ホッチナーとアレックス。
壁に書かれた文字は被害者の血ではなく、どこにでも手に入る赤いペンキだった。
シンシアが最後に聞いていたCDと、本のしおり代わりに挟んであったチケットから、シンシアは殺害された日Barry Flynn(バリー・フリン)という、モチベーショナルスピーカーのショーに出かけていたことがわかった。
バリーのマネージャーによると、ショーの当日、シンシアはバリーとマンツーマンで話をしたこと、バリーはショーが終わった後いつもより早めに引き上げたという。
バリーが今どこにいるかわからず、ホッチナーたちはバリーを容疑者として身辺調査を始める。
アルキにあるバーの外でバリーの車が発見される。
車の近くにはバリーのものとみられる血痕が残されていた。
今回の殺人事件の犯人は、バリーではなく、バリーの熱狂的なファンの可能性が高まった。
ホッチナーたちは、犯人のプロファイリングを発表する。
Janet Dodd(ジャネット・ドッド)という女性が、刺殺体となって発見された。
メッタ刺しの上、壁には「Here your red See you red(赤を聞き、赤を見る)」というメッセージが残されていた。
「悪」という文字が「赤」という字に変わったことに注目するアレックス。
さらに、ジャネットは多額の負債を抱えており、通話記録を調べた所、ある特定のクレジット会社に電話をかけていたことがわかった...
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犯人は早い段階で誰だかわかるのですが、犯人と被害者の接点や、犯人がなぜ犯罪を犯すのか、その原因を推理していくストーリー展開とか、クリマイらしいエピソードだな、と思いました。
犯人はバリーの熱狂的なファンというのは大体わかりましたが、その他にももう一つ、特殊な「感覚」を持っているんですね~。
それに意外性があったのでなかなかおもしろかったです。
文字に色がつくと認識した犯人は、synesthesia(シナスタジア)という、共感覚の持ち主。
共感覚は、文字に色をともなうケースが圧倒的ですが、
という共感覚もあるとか。
よく、「オーラが見える!」という人がいますが、これも人+色で共感覚に入りそう?
言われてみればそうかもしれないですが、オーラが見えるというのは根拠が乏しいため、共感覚とは言い切れないというのが現状のようです。
モーガンのお父さんは警察官でしたが、当時お父さんとパートナーを組んでいた、Jason Ryder(ジェイソン・ライダー)の勲章授与式に招待されたモーガン。
ガルシアはすっかり乗り気なのに、モーガンは「行かない」と言います。
モーガンはそういう公の場が嫌いなのかな、というわけではなくて、モーガンは人前で自分の父について話す心の準備ができていなかったんですね。
ある日突然お父さんを亡くして、お父さんに対するいろんな思いがモーガンの中にあったのかな。
でも、ガルシアのがんばりで最後は授与式でスピーチするのですが、それに一役買ったのが、あのバリー・フリン。
ガルシアがバリーの自己啓発CDと、「24時間限定で」車の鍵かな?それをモーガンに渡すのですがそれがモーガンを後押ししたんですね~。
スピーチしてるモーガン良かったです。
スピーチの内容も正装姿も
うわ~、やっぱりモーガンサイコー( ノ゚Д゚)ヨッ!
と、絶叫したくなりました(笑)
ところで、ガルシアがモーガンを授与式に参加させようと張り切ってる時に「授与式にマドンナやスティーヴン・ホーキング博士も出席するのよ」と言いますが、マドンナはあの歌手のマドンナかな?
そしてホーキング博士は、あのホーキング博士?
物理学者で理論的宇宙論やブラックホールの特異点定理で知られている。
ホーキング博士は一度こちらの比較サイトのCMにでてたことがあるので、今回ももしかしたら...なんてちょっと期待してしまいました^^;
ちなみにリードはホーキング博士の大ファンだそうですよ。
※ホーキング博士は、2018年3月14日に亡くなりました。このレビューを書いたのは、それより前です。
あと、モーガンがスピーチをしている時に、ウエイターの一人がモーガンのワイングラスを持ち帰ります。
え、モーガンのストーカー?!
いやいや違う^^;
時々エピソードの終わりに登場する謎の人物です!
でもなんでモーガンのワイングラスなんか...
少なくとも、私がモーガンのワイングラスを持ち去る理由とは違うでしょうね^^;
それにしても不気味ですね~…
今回のエピソードでは壁に書かれた文字は赤ペンキでしたが、ホッチが例に出した「ドクター・ジェフリー・マクドナルドのケース」は、1970年2月17日に起きた、殺人事件のこと。
妊娠中のジェフリーの妻と、2人の幼い子供がアイスピックやナイフで惨殺され、壁には血で「PIG」と書かれていました。
ヒッピーが犯人という説と、唯一生き残ったジェフリー本人が犯人という説があり、ジェフリーは現在服役中で無実を訴え続けています。
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ブレイク: "A great deal of talent is lost to the world for want of a little courage." — Sydney Smith
(「わずかな勇気の欠如が、多大なる才能の損失を招く」シドニー・スミス)
モーガン: "The mystery of human existence lies not in just staying alive, but in finding something to live for." — Fyodor Dostoyevsky
(「人間にとって最も重要なのは生き長らえることではなく、生きる理由を見つけることである」フョードル・ドストエフスキー)
ブレット・デネン「オンリー・レイン」(Only Rain by Brett Dennen)
エステロ (feat. ジョナ・ジョンソンJonah Johnson) 「クラッシュ」(Crash by Esthero (feat. Jonah Johnson) )