え、それ血で描いたの?!

血の肖像

出典

 

 

あれ?なんかいつもと違うBAU...
あ、そうか、リードがいない!

 

そんな時に起こった、ほとんど血が残っていない遺体が発見!!

 

 

犯人は吸血鬼じゃなくて、その血を使って絵を描いていた!

 

なんでそんなことするの?はい、理由!

 

 

言わないなら、ホッチたちが捕まえに行くよ!!

 

 

クリミナル・マインドシーズン8 第13話「血の肖像(Magnum Opus)」のあらすじと感想です。

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「血の肖像」のあらすじ

サンフランシスコで連続殺人事件が発生する。

 

1番目の被害者はPamera Hurd(パメラ・ハード)で、ミッションディストリクトのケーブルカー停留所で発見された。

 

2番めの被害者はGary Porter(ゲイリー・ポーター)で、パメラの遺体が発見された2日後にナイトクラブの外で遺体となって発見された。

 

 

どちらの遺体も透明なプラスティックで巻かれ、死後2~3時間しか経っていなかった。

 

そして、体内には血液がほとんど残されておらず、犯人によって抜かれたと推測された。

 

 

 

現地に移動中のホッチナーたちは、ガルシアから新しい遺体が発見されたと報告を受ける。

 

被害者の名前はLynn Stevens(リン・スティーブンス)。
血液が抜かれ、ラップで巻かれた状態のうえ、今度はまぶたが取り除かれていた。

 

 

 

検視官のところに向かうモーガンの携帯電話に、休職中のリードから連絡が入る。

 

被害者のまぶたは切り取られていたが、角膜や瞳孔に傷はついていない、とモーガンが説明すると、リードは、「犯人にとっておそらく視覚が重要だ」とアドバイスをする。

 

 

検死官によると、遺体からは抗血液凝固剤(EDTA)と血圧を上昇させるケタミンが検出された。

 

さらに、遺体の所々にためらってつけられたとみられる痕が残っていたことから、犯人は専門家ではなく、アマチュアの可能性が高い。

 

 

 

新たな遺体が発見される。
被害者はAmee Fortner(エイミー・フォートナー)という若いモデルだった。

 

リンと同じく両まぶたは切り取られており、リンの遺体が発見されてから1日しか経っておらず、犯行がエスカレートしていることが伺えた。

 

 

エイミーの遺体を見ていたアレックスは、リードの言った「視覚が大事」という言葉を思い出し、あることに気がつく。

 

 

遺体が息されていた場所はすべてアートに関連する場所だったのだ...

 

 

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「血の肖像」の感想

「なんで血を使うのさ、キモ...」ってカンジでしたね(-_-;)

 

「本当の血を使って描いた」といったら、画商も気づいて警察に報告すればいいのに、なんて、ちょっとツッコミを入れてしまいましたが。
そんなこと言ってたらエピソードの面白みが欠けてしまうか^^;

 

 

なぜ血を抜くのか、犯人のクリミナルマインドが予測不可能で、それは面白い面でもありました。
血とアートを結びつけるところもアイデアがありますしね~。

 

想像力のたくましさが伺えました。

 

 

コン、コン

メイヴを失い、仕事を休んでいるスペンサー。

 

JJが様子を見にスペンサーの自宅を訪れると、ガルシアと鉢合わせしました。

 

「スペンサー」と呼びかけても反応なし。

 

そこでガルシアが「意識があるならノック2回して」と言うと…

 

 

「コン、コン」と、スペンサーから返ってきました。

 

 

その時のホッとしたガルシアの顔が忘れられません。

 

 

スペンサーもきっと2人の優しさに対応したいんでしょうね。

 

でも、気持ちの整理がついていない。

 

「コン、コン」というノックから、スペンサーの心の葛藤が伝わってくるようでした。

 

 

ガルシア(感涙)

メイヴのことでふさぎ込み、メンバーとの連絡を断って休職中のスペンサー。

 

ガルシアはなんとかスペンサーに元気をだしてもらおうと、差し入れを何度も届けますが、マンションのドアの前に置かれたままになっていました。

 

 

スペンサーはどんな差し入れが気に入るだろう、とネットで調べて、マグネシウムを豊富に含むナッツを選ぶとか、スペンサーのこと、ほんとうに気にしていました。

 

 

モーガンに、「スペンサーの声が聞きたい」と必死に訴えるシーンは、彼女の健気さが感じられて、ぐっときてしまいました。

 

 

BAUメンバーのこと本当に家族の一員として考えてるんですよね。
この人本当に情が深いなあ、と。

 

 

そして、スペンサーがモーガンに電話をかけ事件について助言している時、モーガンが気を利かせてガルシアも電話口に出るようにするのですが、その時ガルシアが差し入れたナッツを食べたスペンサーが、「ナッツはマグネシウムを沢山含んでいるから...」というところは

 

ガルシアの予想通りでクスッとなってしまいました。

 

 

ホッチ優しい(感動)

スペンサーがエピソードの途中で仕事復帰。

 

みんなスペンサーのことを気にかけていて、スペンサーに向けた、ホッとした顔は印象的でしたね。

 

 

ホッチがスペンサーに、「みんな君のそばにいるから」と声をかけた時はじ~んと来てしまいました。

 

 

ホッチも最愛の人を失うというつらい経験をしたから、スペンサーの気持ちが痛いほどわかるんでしょうね。

 

 

そう思うとますますじ~んと来てしまいました。

 

 

血友病

このエピソードは「血」がらみで、犯人が血友病というのも事件の要因になっています。

 

血友病は血液の凝固に問題が出る病気で、犯人の血友病は、その中の血友病Bに分類されます。

 

この血友病Bの別名は「Christmas disease(クリスマス病)」ですが、なんでこの名前がついたのかというと、血友病Bとして診断された最初の患者が、クリスマスという名前だったからなんですね~。

 

クリスマスと言ったらやっぱり年末のクリスマスを連想しますが、なるほど、人の名前から来ていたのでした。

 

それから、AB型は「universal recipient(万能レシピエント)」と言われることもありますが、これは、AB型は血漿中の抗体形成がなく、他の血液型の輸血は受けられますが、他の血液型に輸血はできないからなんだそうです。

 

これは知らなかったことなので、へえ~、となってしまいました。

 

 

アンダーソン捜査官やっぱり縁の下の力持ち♪

スペンサーがモーガンに事件のことで再び電話をかけた時のこと。

 

なんでスペンサーが事件の詳細を知っているのか、不思議に思ったモーガンがスペンサーに聞くと、アンダーソン捜査官が事件のファイルを届けてくれたと言いました。

 

 

久しぶりに聞くアンダーソン捜査官♪
でもやっぱりこの人は縁の下の力持ちだな~、と、つくづく思いました。

 

アンダーソン捜査官、なにげに好きです(*´ェ`*)

 

 

フリッツ・ハールマンについて

フリッツ・ハールマン
出典

 

 

Fritz Haarmann(フリッツ・ハールマン)は、1897年生まれのドイツ、ハノーファーのシリアルキラー。

 

同性愛者で、1919年から1924年にかけ、少なくとも24人の男性浮浪者や同性愛者を殺害しました。

 

喉を噛み切るなど、その殺害方法から「ハノーファーのヴァンパイア」という異名を持ちます。

 

また、殺害した被害者の肉を売りさばいていたとの噂もあります(恐)

 

 

ハールマンは1924年6月22日に逮捕され、同年12月19日に死刑宣告を受け、1925年4月15日にギロチンで処刑されました。

 

この処刑方法も時代を感じますが、残酷な方法ですよね...

 

 

とまあ、このエピソードの感想は以上ですが。

 

あ、そういえば犯人の絵を買い上げたという人物、シーズン5のダンテに雰囲気が似ていましたね。

 

 

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「血の肖像」キャスト

  • ジェフ・アドラー(Jeff Adler) クラブの外に表れたフーディーの男性
  • ジョン・パトリック・アメドリ(John Patrick Amedori) - Bryan Hughes
  • アレックス・ビーチ(Alex Beach) シェリー・ダグラス
  • ザック・ブック(Zach Book) ポール
  • アシュリー・ボーマン(Ashleigh Borman) エイミー・フォートナー
  • ジョン・R. コリー(John R. Colley) アラン・アーチャー
  • アナ・ジョージ(Anna George) バーバラ・ムーア医師
  • ケイト・ハミルトン(Kate Hamilton) ケリー・ミラー
  • ジェイミー・ルナー(Jamie Luner) マディソン・ライリー
  • エイミー・M. モーガン(Amy M. Morgan) エレイン・ポーター
  • ブライアン・マリガン(Brian Mulligan) アンドレ
  • メリンダ・ステファン(Melinda Stephan) フーディーの男性と落ち合った女性
  • クレイグ・ワトキンソン(Craig Watkinson) レノン・マイルズ刑事
  • マラキ・ウィアー(Malachi Weir) トレ

「血の肖像」で引用された格言

JJ: "My blood alone remains: take it, but do not make me suffer long." — Marie Antoinette
「私の血を奪うがいい。ただ、長く苦しませないでほしい」マリー・アントワネット)

 

リード: "Sometimes the hardest part isn't letting go but rather learning to start over." — Nicole Sobon
「忘れることより、やり直し方を学ぶことの方が、時には難しかったりする」ニコール・ソボン)

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