シーズン7最終話の前編!
あることをきっかけに、単なる銀行強盗がサディスティックな殺人者に変わっていく!
犯人たちとの交渉がうまくまとまらず、どんどん増える犠牲者の数…
きっかけを作ったJJの夫、ラモンテーンJr.の命がけの決断とは?
ホッとひと息つく暇もない、始めから終わりまでドキドキドキ~!!
クリミナル・マインドシーズン7 第23話「仮面強盗 -前編-(Hit)」のあらすじと感想です。
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ワシントンD.C.内を巡回中のウィリアム・ラモンテーン・ジュニア刑事と、パートナーのJodi Ketelson(ジョディ・ケタルソン)刑事は、銀行強盗発生の連絡を受け現場に急行する。
銀行の裏口に車を止めた直後、ちょうど中から出てきた犯人はウィリアムたちに向かって発泡するが、ケタルソンは頭を撃たれその場に倒れてしまう。
ウィリアムは即座に銃で応戦し、犯人の一人を負傷させる。
そして犯人たちは再び銀行の中に戻ってしまった。
クイーン(女)、キング(男)、ジャック(男)で構成されているこの銀行強盗グループは、メディアに”The Face Card”と呼ばれており、マスクを被り銀行に押し入って2分でその場を立ち去るという用意周到さと無駄のない動きが特徴。
過去7ヶ月間で7件の銀行強盗を働き、それぞれ1名ずつ殺害している凶悪犯だった。
警察車両が次々と到着し、現場周辺が物々しい雰囲気に包まれる中、ホッチナーたちBAUのメンバーも犯人の様子を監視カメラで確認しながら、作戦を練り始める。
ロッシは人質と引き換えに救命士を送って負傷しているジャックの治療を申し出るが、キングとクイーンは交渉を拒否、そしてクイーンは人質の一人の腹部を撃った。
ジャックがウィリアムに撃たれた時、キングはそのまま逃亡できたのにそれをせず、あえてジャックと一緒にいることを選んだ。
クイーンのことよりもジャックのことを気にかけているのは、2人は兄弟か親戚関係にあるに違いない。
ホッチナーは、ガルシアに、キングとジャックの身元についてその線から調べるよう指示を出す。
その後キングとジャックの身元が判明する。
ホッチナーの推理通り、2人はChris Stratton(クリス・ストラットン)と、Oliver Stratton(オリバー・ストラットン)兄弟で、こそ泥から銀行強盗を働くようになり、その罪で2年間刑務所に入っていた前歴があった。
今回のように用意周到でプロフェッショナルな仕事が出来るようになったのは、クイーンが仲間に加わったためだろうと予測する。
メディカルトレーニングを受けたことのあるTravis Green(トラヴィス・グリーン)捜査官が、救命士を装って銀行内に侵入する。
セキュリティカメラを見ていたロッシとホッチナーは、ジャックことオリバーは助からないことを察知、モーガンはグリーン捜査官に早急にその場を去るよう指示を出すが、オリバーが助からなかったことで怒りに包まれたクリスに射殺されてしまう。
SWATチームも狙撃準備に入りさらに緊張感が走る現場周辺。
その頃BAUのオフィスでプロファイリングを行なっていたプレンティスは、インターポール時代の同僚、Clyde Easter(クライド・イースター)から国際電話を受け取る。
イースターは、クイーンの身元は分からないが、国際的に銀行強盗を働いている人物で、イースターの話を聞いている内に、クイーンがパリで銀行強盗を働いた時、その事件を扱ったことをプレンティスは思い出した。
ロッシが交渉のため再びクリスに電話をかけると、クリスは、「装甲トラックと、スイスまで直行できる飛行機を用意しろ」と答えるが、それを聞いたクイーンが、「チャドよ、チャド!」と、行き先を勝手にに変更する。
ウィリアムが事件発生からすぐ銀行に直行できたのは匿名の911コールがあったから。
ガルシアが調べるとそれは電話ではなく、セルフォンから送られたテキストメッセージだった。
しかもそれは銀行襲撃が始まる30秒前に、銀行内にいるLarry Phillips Jr(ラリー・フィリップ・ジュニア)名義の携帯電話だったことが判明する。
ホッチナーたちを現場に呼び出すため、犯人メンバーの誰かが送ったのだった。
サーベイランス フィードにあちこちからハッキングがあり、その対応に追われていたガルシアだったが、国外から何者かが監視カメラを午前7時にハッキングしたことを発見する。
ガルシアによれば、このハッキングは通常のハッキングではなく、その人物は銀行内の状況を見続けているという。
クイーンが監視カメラを意識して口紅を塗ったり、ドレスアップしているのは、メディアの前に登場するからではなく、監視カメラで銀行内部を見続けている4人めの共犯者、真のパートナーのためだという見方が強くなった。
ホッチナーたちはクリスとクイーンとの仲を裂く作戦に出る。
ロッシはクリスに電話をかけ、「クイーンは嘘をついている。銀行強盗の前に事件が発生すると警察に通報した」という事実を告げる。
一時はクイーンを疑ったクリスだが、クイーンに言いくるめられ、ロッシたちの思惑は外れてしまった。
さらに、オリバーを撃った刑事と話をさせろと要求する。
今ウィリアムが出て行っても命の保証はまったくない。
しかし、オリバーの死をきっかけに、クイーンのように凶悪な殺人者と化してしまったクリスは新たに人質を殺害するだろう。
これ以上犠牲者は増やせない。
全力で止めようとするJJを後に、ウィリアムは単身銀行内に乗り込むのであった…
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いよいよシーズン7 フィナーレですね!
今回はその前編のあらすじと感想ですが、このエピソードの冒頭は、メンバーたちのほっとするような笑いが出てくるようなプライベートシーンから始まったので、緊張感がゆるみました。
普通フィナーレと言うと、「どれだけ残忍な犯人が出てくるんだろう」って構えちゃうので、こんなシーンから始まるってまったく予想してなかったです♪
そんな和やかな場面をもう少し見ていたい矢先に銀行強盗が始まってしまうので、「あ~、これからドロドロシーンか」と気分が重くなってしまいました。
もう少しメンバーたちのドタバタしたプライベートシーン観たかったのですが、クリマイだから事件シーンが登場しない、というわけにはいきませんよね^^;
最終話だからあっさり話が展開するわけない、と、ある程度覚悟を決めてみていましたが、予想以上でしたね。
とうとうウィリアムが中に入っていくことになったときは、ドキドキハラハラが頂点に達していました。
今回でこのエピソードを観るのは2回めですが、ウィリアムが意を決して銀行内に入っていく場面からは涙が止まらなかったですね。
前編の最後に
「to be continued...(続く)」って表示されるんですが、これほど「え~!?続きがスグ観たいのに~!」ってがっかりさせられることはなかったですね~。
JJとウィリアム
今日は土曜日。
JJはオフ、ウィリアムはワシントンD.C.首都警察へ出勤します。
もっと寝ていたいけど、ヘンリーと一緒に庭でサッカーをするJJは楽しそう。
ヘンリー役のメカイ・アンダーソン君は、JJことA.J.クックの実の息子さん。
ヘンリー役でずっと登場していますが、成長するたびにママに似てきてる気がします。
ホッチ
ベスが朝食を持ってホッチの家を訪ねます。
ジャックはベスを、お父さんと一緒に1夜を過ごした「要塞」にベスを招きます。
3人で仲良くする姿は微笑ましいですし、「ベスは泊まってもいいよね?」というジャックの質問に、しどろもどろしているホッチのリアクションが良かったです。
仕事じゃ絶対見れませんよね、こんなホッチ(笑)
ガルシアとリード
ガルシアはスペンサーを誘って、SCI-FI-GATEと呼ばれるサイエンス・フィクションファンの集まりに出かけます。
このイベントのために何週間かかけて編み上げたというスペンサーのマフラーには笑えました。
編み物とスペンサー。
全然結びつかないけど、ドクター・フー愛が深いことは確かですね(笑)
そしてガルシアとリードはそこでケビンと鉢合わせ!
しかも美人連れ(CSIのジーナ・シャープ分析官)!!
ケビンのプロポーズにはっきりと答えられなかったガルシアは、以来ケビンとは疎遠のようでしたね~。
あっちは見知らぬ女連れでこっちは…(見つめた先にスペンサー 笑)
といったガルシアとリードのやり取りには笑いました。
別記事でまた紹介しようと思います(笑)。
ロッシ(とストラウス?)
ケビンと言葉をかわし、会場を後にしようとしたガルシアをリードの目に飛び込んできたのはなんとロッシ!
まさかロッシはサイエンス・フィクションのファン?!
と思ったら、同じホテルで葉巻愛好家の集まりがあり、それに参加していたんですね~。
「寝る時間だから」と、ガルシアとリードと別れようとしますが
今は午前9時。
「俺をジャッジする気か」と、言葉を残して去ったロッシですが、その直後ホテルの正面玄関から現れたのは
ストラウス~!
手で髪の毛を整えてるのがますます怪しい!
もしかして…
と、思わずにはいられませんよね、このシチュエーションはどうしても^^;
エミリーとモーガン
エミリーは新居探し、モーガンはそれにつきあっていました。
持ち家持ってるから、家の選び方についてはモーガンが頼りになるのかな(*´∀`*)
一度は気に入った物件だったけど、今になって買う気が失せてしまったと、複雑な心境のエミリー。
なんとなくその気持わかるなあ。
ラリー・フィリップはノースハリウッド銀行強盗事件の実行犯の一人。
1997年2月28日にジムで知り合ったエミール・デクバルとともに武装して、バンク・オブ・アメリカ銀行 ノースハリウッド支店を襲撃しました。
現金が詰まったバッグを持って銀行を出るときにはすでにロサンゼルス警察に包囲されていましたが、重武装していた2人はそこで警察と銃撃戦を開始します。
激しい銃撃戦の末、フィリップは自殺、デクバルは救急車が到着する前に出血多量で死亡。
一般市民や警察にも負傷者が多数出ましたが、犯人以外に命を落とした人はいなくて、不幸中の幸いでした。
重武装して銀行強盗を働いた2人ですが、単なる金を盗むのが目的じゃなくて、始めからこうした銃撃戦を期待して犯行を犯したのかもしれないですね。
恐ろしい事件です…
シーズン最終話だからでしょうか。
アンダーソン捜査官、シャープ分析官、ケビンなど、時々エピソードにちょっと顔を出すキャラたちも続々と登場していましたね♪
グリーン捜査官もそのうちの一人でしたが、今回殉職してしまいました。
グリーン捜査官が初めて登場したのは、シーズン1の最終話「地獄からの挑戦状 -前編 -」。
メディカルトレーニングを受けた捜査官として登場し、その後シーズン2第14話「血塗られた黙示録」、そして今回のエピソードに再登場しました。
メディカルトレーニングを受けたことが殉職につながってしまったことが残念でしたね。
大きく目立った活躍はなかったですが、BAUメンバーを支えた存在でした。
このエピソードに登場するクイーンは、素性がわからない国際派銀行強盗犯。
殺人行為に快楽を感じ、毎回被害者を殺害していたサディスティックな犯人です。
サイコパスと言ったほうがいいかもしれないですね。
監視カメラに向かって口紅を塗ったり挑発的な態度をとったりするキャラは、何が起きるかわからない恐怖が起こってサイコドラマを盛り上げていました。
クイーンが一体何者なのか、第4の犯人は誰なのかそしてウィリアムの運命は…
すべて後編で明らかになっていきますのでお楽しみに!
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プレンティス: "Fear is met and destroyed with courage." — James F. Bell
「恐怖を撃ちぬくことができるのは勇気である」ジェームズ・F・ベル )
ブレンダ・ホロウェイ「ウェン・アイム・ゴーン」(When I'm Gone by Brenda Holloway)