学校の校長が、爆殺されるという事件が発生!
10年前に発生した、銃乱射事件とのつながりが濃厚に。
でも当時の犯人はすでに死亡、では一体誰が?
話が進むたびに、少しずつ明らかになる、「失われた痛み」の意味!
クリミナル・マインドシーズン7 第4話「失われた痛み(Painless)」のあらすじと感想です。
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アイダホ州ボイシーにある、ノースヴァレイ高校は、銃乱射事件が発生したという過去を持っている。
10年前、Randy Slade(ランディ・スレード)という少年が、そこに通っている生徒に銃や爆弾で襲いかかり、その後自爆。
この事件でランディを含む13人が犠牲になった。
そして10周年を迎える今年、ギヴァンス校長が、仕掛けられた爆弾で殺害されるという事件が発生した。
BAUのメンバーは、事件はランディを崇拝するものの犯行と推理する。
ランディの弟で、当時7歳だったBrandon(ブランドン)に話を聞くため、ホッチ、プレンティス、ロッシがスレード家を訪れる。
ブランドンとの会話でロッシは、ランディは大量殺人事件で殺害する生徒のリストを作成した可能性があり、ブランドンはそれを持っていると直感した。
後日ブランドンの部屋を捜索した、プレンティスとモーガンはついにそれを発見する。
そんな時、10年前の事件の生存者、Chelsea(チェルシー)が宿泊先のモーテルで殺害された。
今回は素手で殺害されていたが、大量殺人事件の生き残りであること、ランディの「リスト」に名前があったことから、ギヴァンス校長を襲った犯人と同一であるとされた。
捜査を進めていくうちにBAUはランディには、犯罪パートナーがいるとがわかり一人の名前が浮上する。
この男が犯人なの?
犯人はランディの身近にいた人間?
犯人の動機は!?
やがて意外な犯人像とその動機が明らかになっていく…
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学校で起こった銃乱射事件という、胸が痛む事件を取り扱っていますが「この人が犯人かも?」って思ったのがそうでなくて、そういう「裏切り」が何度もあった、見応えのあるエピソードでした。
ちょっとゾッとしたのは犯人が怪我をしても脳が痛いという信号を神経に送らず、怪我を不快と思わないPain asymbolia(痛覚失象徵症候群)にかかっているということ。
素手で被害者が亡くなるほど強く殴って怪我を負っても全然平気ですし、最後ホッチに撃たれても、「痛くねぇ~!」と襲いかかってきたときはホラー映画を見てるようでした(・_・;)
犯人も事件の生存者ですが、自分が周りから忘れ去られていると感じていたんですね。
そのことを本人は痛いと感じていたかどうかわかりませんが凶行に出るということは、痛かったんでしょうね。
でも周りはその痛みには鈍感。
ということで邦題と原題がなぜこれなのかしっくりくきました。
体に痛みは感じなくても、心には感じている…
やっかいな犯人ですね(-_-;)
エピソードの中でこの人の行動が理解できないな、と思ったのが、Jerry(ジェリー)というやはり生存者の男性が、犯人が持っていた携帯電話の色をあやふやに覚えていたこと。
学校で事件で亡くなった生徒たちの写真を見ながら、「ごめん、ごめん」とあやまるところ。
ランディにドアを閉めれと命令されて閉めて生徒たちを閉じ込めたから?
ということはこの子もランディーのパートナーだったの??
まあ、その答えは最後にわかりますが。
このエピソードで見逃してほしくないのがモーガンとリードのじゃれあい!
マスコミに囲まれた時に、モーガンは、「自分はDr.リードで何かあったらこの番号に電話して」と、マスコミにリードの携帯番号を教えるんです。
プロファイリング中にやたらとスペンサーの携帯が鳴って、ついにスペンサーブチ切れ!
そして、「もしかして…」と、エピソードの途中でモーガンがやったことに気がつくんですね。
モーガンは最後のほうで仕返しをされるのですが、かなり面白かったです。
兄弟みたいですねモーガンとリードって^^
クリミナル・マインドは犯罪という暗い題材を取り扱っているので、こういう場面は余計楽しく温かい気持ちにさせてくれますね~。
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リード: "You may leave school, but it never leaves you." — Andy Partridge
(「学校てのはサヨナラしたあとも、おまえにつきまとう」アンディ・パートリッジ)
ホッチナー: "Your pain is the breaking of the shell that encloses your understanding." — Khalil Gibran
(「痛みとは、理解を閉じ込めていた殻が割れた証である」ハリール・ジブラーン)
AM アンド・ショーン・リー「シティ・ボーイ」(City Boy by AM & Shawn Lee)
オーシャンサイズ「ミュージック・フォー・ア・ナース」(Music for a Nurse by Oceansize)