死亡したと思われていた、モーガンのいとこに急展開!
早くいとこに会いたいと行方を追うモーガンと、いとこの母イヴォンヌ。
でも、2人の熱望をよそに、怪しい男と一緒にいることを望む彼女の本意がわからない!
シンディを取り戻すというモーガンの執念は実を結ぶ?
ハッピーエンドよやってこい!!
クリミナル・マインドシーズン7 第20話「奴隷契約(The Company)」のあらすじと感想です。
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イリノイ州シカゴ。
信号待ちをしていたモーガンの妹Desiree(デゼリ)は、横に停まった車の搭乗者に目を見張った。
隣の車の助手席に乗っていたのは、8年前から行方不明になっているいとこのCindi Burns(シンディ・バーンズ)とそっくりだったからだ。
信号が青になり、シンディとおぼしき女性を乗せた車を追いかけるデゼリだったが、追跡途中で他の車に追突され重傷を負ってしまう。
デゼリが入院する病院に駆けつけたモーガンは、デゼリからシンディを見かけたことを聞かされるが、生きているはずがない、見間違えだと答えた。
しかしデゼリが、「シンディ!」と呼びかけたとき、その女性はデゼリの方を向き、「ごめんなさい」と口を動かしたと言うと、モーガンはその女性がシンディであると直感、ホッチナーに電話を入れこのことを伝える。
ホッチナーはシンディのケースをBAUで取り扱うことを決め、他のメンバーとともにシカゴへ向かった。
シンディは失踪前、John Hitchens(ジョン・ヒッチンス)という仕事仲間からストーカー被害に遭っていた。
シンディの身の安全を考え、モーガンはシンディにシカゴから出るようにアドバイスをする。
そしてシンディは、シカゴを出てサヴァンナに向かう途中のチャールストンからの連絡を最後に、行方がわからなくなってしまったのだった。
ヒッチンスは、シンディがシカゴを発った2週間後に拳銃で頭を撃ち抜き、自殺していたことから、地元警察はヒッチンスがシンディを殺害したと考えていた。
しかしシンディの遺体は見つかっておらず、シンディの失踪とヒッチンスの自殺の関連性があるのかどうか、ホッチナーは両方のケースを調べることを決める。
デゼリが入院している病院にシンディの母Yvonne(イヴォンヌ)が訪れる。
ジャクソンヴィルで発生した連続殺人事件で、モーガンはイヴォンヌに犯人はシンディ殺害を認めたと伝えていた。
しかしこれは事実ではなく、モーガンは犯人がシンディを殺害していないことを確信していた。
事実を隠したのは、いつまでもシンディのことを考え、前に進めないイヴォンヌのことを思ってのモーガンの優しさだったが、それが裏目に出てしまった。
事実をイヴォンヌに話すと、イヴォンヌはモーガンの頬を叩き、部屋を後にする。
ヒッチンスが銃を購入したとされる店を訪ねたロッシとJJは、銃を購入したのはヒッチンスではなく、Malcolm Ford(マルコム・フォード)という男だったことを知る。
フォードは過去のガールフレンドたちも含めた婦女暴行事件で逮捕歴があり、ヒッチンスよりもプロファイリングにフィットする。
フォードもシンディのストーカーで、シンディの失踪はヒッチンスのしわざと偽装するためにフォードがヒッチンスを殺害したのではないかという見方が強まった。
フォードの住所を割り出し自宅に向かうモーガンたちだったが、すでにフォードの姿はなかった。
しかし、女性が一緒に住んでいた形跡があり、フォードとシンディはここで一緒に暮らしており、シンディはフォードとともに逃走していることが推測された。
そして、フォードは逃亡する際、証拠隠滅のために燃やすが、その書類の一部が暖炉から見つかった。
それはなんと奴隷契約書だった。
モーガンから出されたフォードの写真を見て、教会で会ったことを覚えていたイヴォンヌ。
さらに、奴隷契約書に記されていたシンディのサインを見て、イヴォンヌは泣き崩れる。
その頃ホッチナーたちはシンディとフォードについてのプロファイルを発表していた。
コンビニエンスストアのマネージャーから、怪しい男女のカップルについて警察に緊急通報があり、ガルシアが2人はシンディとフォードであることを突き止めた。
フォードの車を追跡するモーガンとロッシは、ついにフォードを拘束するが、一緒に乗っているはずのシンディの姿がはなかった。
取調室でフォードと対峙するモーガン。
モーガンの厳しい取り調べをよそに、フォードは余裕の表情を浮かべ、しきりに時間を気にしている。
そして、ホッチナーが取調室にやってきて、モーガンに部屋から出るように言うと、それを予想していたかのように、「ちょうど10時半だ」と声を弾ませた。
警察署に弁護士とシンディが現れる。
駆け寄って抱きしめてあげたい気持ちに急かされるモーガンやイヴォンヌだったが、シンディは2人との再会にも表情を一切変えず、夫であるフォードの容疑の取り下げと釈放を求めたのだった。
そして、フォードの姿を見つけると、抱きつき、警察署を後にするのだった…
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8年間行方不明だったシンディに対するモーガンの思いが伝わってくるエピソード。
ジョークがひとつも出てこなくてずっとシリアスなモーガンでしたが、感情的になるモーガンも、諦めずにシンディを救おうとするモーガンも
みんなカッコ良かったです ☆(人´Д`)ポッ!
このエピソードはすでに何度か観てるんですけど、毎回涙なしでは観ることができません。
自分の娘を思いつづけるイヴォンヌ。
そして、シンディがなぜモーガンやイヴォンヌに冷たかったのか、その理由が最後のほうでわかるのですが、わかった途端涙が溢れ出てどうしようもなかったです。
クライマックスは感動しすぎて、涙だけじゃなくて鼻水まで出てしまいました(TOT)
しかしムカつく犯人でしたね。
シンディを奴隷扱いして、精神的にコントロールしてるところもそうですが、モーガンの取り調べを受けているときが一番ムッと来てしまいました!
あの不敵な笑みが…
でも最後はあっさりお縄になったので、そこが一番すっきりしましたね~。
今回のエピソードは、実際に起きたコリーン・スタン誘拐事件がモデルになっているそうです。
これは1977年、カリフォルニア州ウエストウッドへ行くためオレゴン州ユージンでヒッチハイクをしていた20歳のコリーン・スタンが、ジャニス&キャメロンフッカー夫妻に拉致された事件。
キャメロンは、コリーンに奴隷契約書を書かせたたうえ、「自分は闇組織の人間だからもし逃げ出そうものなら、お前の家族は皆殺しだ」と脅し、コリーンはそれを真に受けてキャメロンの言いなりに。
しかしそれから7年後、キャメロンに奴隷として扱われることに怯える毎日に耐えかねた妻のジャニスが、コリーンとともに逃走し、事件は解決しました。
闇組織をたてに被害者を脅迫するところや奴隷契約書を書かせるところ、ヘッドボックスを使っているところなど、エピソードとかぶるところが多々ありますが、こういうことが実際に起きたのかと思うとゾッとしますね。
エピソードの中でイヴォンヌが、「シンディの状況はパトリシア・ハーストようだ」と言った場面が有りましたが、新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの孫娘、パトリシア・ハーストのこと。
パトリシアは1974年、20歳の時に武装グループに拉致されてしまいます。
しかしその後、武装グループに傾倒し、銃を持って一緒に銀行強盗を襲撃、ついに拉致されてから約1年半後に逮捕されました。
イヴォンヌが、「(シンディが)銀行強盗を始めるの?」とモーガンに聞いた意味はここにあったんですね。
にしても被害者から加害者にというのには驚きです。
こういうケースも実際にはある、という例ですね。
シンディの名前が初めて登場したのはシーズン6第23話。
この時はシンディは写真のみ登場でしたが
あれ?
その時と今回の役者さんは別?
と思うくらい違ってました。
【シーズン6に登場したシンディ】
【シーズン7に登場したシンディ】
肌の色が全然違いますし、どう考えても別人です~。
シーズン6の方はタマラっぽいですが…
犯人はムカツクけど、モーガンの魅力がたっぷりでていましたし、感動するシーンがいっぱいあるこのエピソードは私の好きなエピソードの一つです♪
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モーガン: "Worse than telling a lie is spending your whole life staying true to a lie." – Robert Brault
(「嘘をつくよりひどいことは、嘘の人生を生きることだ」ロバート・ブロールト)
ケン・アイクラー「トゥー・レイト・トゥ・クライ」(Too Late To Cry by Ken Eichler)
ザ・フライ「ビー・スティル」(Be Still by The Fray)
このシーンは何度観ても泣けますね。
みんなの表情がほんとに素敵。
待って、待って、待って、やっと再会できた、という幸せオーラに包まれたこの場面は、数あるエピソードの中でも名作の一つに入ると思います!
それにドハマリなのがこの曲。