クリマイ世莉が解説!「魂を呼ぶ者」。
事件が発生しているのは、ラテン系住民地区!
被害者に残された儀式的な署名的行動は、宗教がらみの動機を連想させる!
捜査のため、不気味な宗教の世界に足を踏み入れるホッチたち、そして迎える結末は?!
頭痛に悩まされるスペンサーも心配よ><。
クリミナル・マインドシーズン6 第12話「魂を呼ぶ者(Corazon)」のあらすじと感想です。
スポンサードリンク
原因不明の強い頭痛に悩まされているリードだったが、マイアミのアラパタというラテン系住民地区で起きた惨殺事件の捜査のため、現地に向かった。
この地区ですでに3人の犠牲者が出ており、壁には逆さにされた十字架、そして遺体は両目と口に、貝殻が乗せられているという、何か儀式的なものを感じさせるものだった。
遺体の状況と事件が発生した地域から、BAUメンバーはアフロカリビアン系の宗教が絡んでいると推測する。
3人めの被害者が通っていたとされるスープキッチンで、リードとモーガンは、被害者の親友であるJimmy Mercado(ジミー・メルカド)と会うことができたが、宗教についてはあまり詳しいことを聞くことができなかった。
翌朝リードとモーガンは、その道の専門家、ウォーカー教授に見解を求めるため、地元大学を訪れる。
話を聞いている途中で、メルカドが殺害されたという連絡が入り、送ってもらった殺人現場の写真をウォーカー教授に分析を依頼する。
事件現場の写真を見た教授は、アフリカ・カリブ系の「パロ・マヨンベ」という邪悪な宗教ではないかと推測した。
捜査を続けていくうちに、はじめの3人の犠牲者が、同じ日にスープキッチンに行っていたという共通点を発見する。
スープキッチンを訪れたリードとモーガンは、そこで責任者である Julio Ruiz(フリオ・ルイス)が、宗教的儀式をしているのを目の当たりにする。
事情を聞きたいとモーガンが任意同行を求めると、ルイスはリードを見ながら同意した。
ルイスには犯罪歴があり、一連の殺人事件の容疑者との見方が警察内で強まった。
リードがルイスの事情聴取をしたが、ルイスはリードが頭痛で悩んでいることを見抜き、頭痛の原因は光だと指摘する。
はじめは容疑者とみられていたルイスだったが次第にその線が薄れ、メルカドの事件現場の写真を見たルイスは、「パロ・マヨンベ」の信者によるものではなく
外部の人間によるもの、ということを、宗教的根拠から説明した。
ルイスの見解で、犯人はパロ・マヨンベを利用したサイコパスと断定、犯人の割り出しに急ぐが、犯人は新しい犠牲者を拉致し、まさに犯行が行われようとしていた…
スポンサードリンク
宗教に特別詳しいわけではないので、パロ・マヨンベが、とか神の名前がでてきてもいまいちピンときませんでしたが、リードの頭痛も含め、全体的にオカルト的な怖さがあって興味深かったです。
犯人も最後の方になって「あ~」っていう感じでわかったので、最後の方まで興味があせることはなかったです。
犯人の犯行動機も「なるほど」というかんじでこじつけや違和感は感じませんでした。
あらすじでは書ききれませんでしたが、ルイスがかなりインパクトあるキャラでしたね~。
はじめスープキッチンに登場するんですが、超無愛想で、いかにも容疑者って雰囲気。
それが実は宗教のリーダーでもあり、ルイスがリードの頭痛を見抜いたり、取調室でいきなり神を呼ぶ儀式をしたり、存在感のある俳優さんが演じてるだけに
かなり迫力ありましたよ。
結局最後までリードの頭痛が何だったのか、確かな原因はわからなかったんですが、それがなおさらルイスが言ったように「光」が原因なのかな、とも思えてきます。
リードの原因不明の頭痛はまだ続くのでしょうか。
これまで見てきた他のエピソードではそれに触れられてきてませんが、繊細なリードと原因不明の頭痛って合ってますよね^^;
このエピソードの原題は「corazón」。
スペイン語で「心臓」「ハート」といった意味があるようです。
今回のエピソードの内容から、邦題についている「魂」があってもよさそうですね。
スポンサードリンク
リード: "No man chooses evil because it is evil. He only mistakes it for happiness, the good he seeks." Mary Wollstonecraft Shelley
(「悪を、悪として選ぶ者はいない。悪を善きものであると誤解するのだ」メアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリー)
リード: "The best and most beautiful things in life cannot be seen or even touched. They must be felt with the heart." Helen Keller
(「人生でもっとも素晴らしく美しいものは目に見えないし触れることもできない。心で感じ取るしかないのだ」ヘレン・ケラー)