キャンプ場で発見された少年の遺体。
州を横断する自然公園で発見された少年の遺体は、その後10件以上の連続事件を明らかにする!
しかも全て狙われているのは少年で、同一犯の仕業!!
子供を狙うなんて許せない、早く犯人を捕まえて!!
そんな願いとは裏腹に、捜査の手を逃れる犯人に、あ~、う~、イライラ。
クリミナル・マインドシーズン6 第9話「帰れない森(Into The Woods)」のあらすじと感想です。
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ペンシルバニア州 アパラチアントレイル森林公園。
道に迷った家族が、白骨化した遺体を発見する。
それは、昨年11月から行方不明になっていた、10歳のDaniel Lanham(ダニエル・ランハム)少年の遺体だった。
ダニエル少年は、父親と州立公園にキャンプに来た時に行方不明になっており、父親が疑われていた。
遺体が見つかったアパラチアントレイルは、14つの州にまたがる自然歩道で、大きく移動することができることから、リードは「この森林公園は、犯人の被害者物色と犯行の場になっておりダニエル少年の他にも犠牲者はいる」と推測した。
ロッシも同一犯による他の犠牲者の存在を指摘、過去5年にさかのぼって調べたところ、なんと12人の被害者が出てきた。
一方モーガンとプレンティスは、ダニエル少年が発見された場所を検証している途中で、遺体発見場所の近くの木に、印が付けられているのを発見する。
他にも印があったことから、そこを掘ってみるとダニエル少年と似た歳の遺体が発見された。
被害者が失踪した時期や遺体が発見された場所から、犯人は間違いなくアパラチアントレイルを利用して犯行をしている。
プロファイリングが進められる中、両親とともに森林公園にキャンプに来ていた10歳と8歳の兄妹が犯人に拉致されてしまった。
後日8歳の妹は逃げ出すが、10歳の兄の行方が以前とつかめない。
必死に行方を追うBAUのメンバーは、地元で釈放された性犯罪者たちが、釈放後同一住所に住んでいるということを突き止めた。
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クリミナルマインドには珍しく、犯人が捕まらずに終わってしまうんですね!
うわ~、悶々する!!
もしかしたら後に登場させるためにこういう終わり方にしたのかもしれませんが憎たらしい犯人だっただけに
捕まえて欲しかった!
涼しい顔をして再び公園に戻る犯人、という終わり方だったので、なんか消化不良起こしてるみたいにすっきりしませんでした><
逆にすっきりした、といえば、BAUメンバーの名プロファイリングでしょうか。
アパラチアントレイルという地形から、犯人像を割り出していく過程はかっこよかったです(*´ω`*)
最後は性犯罪者というのを手がかりに、犯人とその居場所を突き止めるんですが、その推理もスリルがあって物語を盛り上げてくれました。
ただ、寸でのところで犯人に逃げられてしまったんですけどね…
あと、このエピソードで印象に残ったのがダニエル少年のお父さん。
子供が行方不明という精神的負担の上に、容疑者として警察から何度も事情聴取をうけるという屈辱に耐え続けてきました。
それでも息子を見つけたいと、何度も何度も森林公園内を探し続けてきたんですね。
ダニエル少年は夜トイレにとテントを抜けだした時に拉致されてしまった。
その時自分も付いて行けば…!
守りきれずにあの子は犯人に監禁されている間、どんなめにあっていたことか…!
息子に何もしてやれない非力な自分をずっと責め続けてきたんでしょうね。
そんな苦しい心境をホッチとの会話で吐露したお父さん。
ホッチじゃなくても誰がこの人を犯人と思うでしょうか!
お父さんは、兄妹が犯人に拉致され行方不明になったと聞いて「自分も犯人探しに協力したい」と申し出ましたが、何とかして最悪の事態になる前に救い出してあげたい、という強い思いがあったのでしょう。
最後、ダニエル少年が失踪時に来ていた上着を手にしたお父さんはどんな気持ちだったか。
涙が止まりませんでした。
こんな悲劇を作った犯人はやっぱり憎いですね。
いつか再登場して今度こそはがっしりと逮捕されて欲しいです!
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※シーズン6「「殺しの記憶」」では、ラングレー夫人役で出演
モーガン: Ralph Ellison said, "I am invisible, understand, simply because people refuse to see me."
(ラルフ・エリスン「僕が誰にも見えないのは、誰も僕を見ようとしないからだ」)
ホッチナー: Elise Cabot said, "Evil endures a moment's flush, and then leaves but a burnt out shell."
(エリース・キャボット「悪の輝きはほんの一瞬。あとには燃えかすが残るばかり」)