今回の舞台はメキシコ!
地元で発生している連続殺人事件はアメリカのせい?!
「変な」イメージが根付いている異国で、果たしてギデオンたちのプロファイリングは通用する?!
なんか変にドキドキする
クリミナル・マインドシーズン1 第19話「メキシコの猟奇犯(Machismo)」のあらすじと感想です。
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メキシコにある、アジェンデ デルソルという町で、62歳のLupe Trejo(ルペ・トレホ)が自宅で殺害された。
年配女性を狙った殺人事件が過去2年間に11件起きており、シリアルキラーによる犯行と見られたが、メキシコ当局はこれを否定しているという。
そこで、シリアルキラー捜査のエキスパートであるBAUが、連続犯罪ではないということを証明するために、捜査協力することになる。
BAUメンバーたちを出迎えたキャプテン Navarro(ナヴァロ)は、過去にギデオンのプロファイリング講座を受けたことがあり、ギデオンとは面識があった。
ギデオンのプロファイリングが現地でどう活かされるかどうか未知数だったが、ナヴァロは、「家族とマッチョ(男らしさ)」を美徳とするメキシコの文化には、アメリカの常識は当てはまらないと言った。
被害者トレホの自宅を捜索するホッチナーは、押し入った形跡がないことと、飲み物が用意されていたことから、トレホは、訪ねてきた犯人を怪しむことなく、自発的に招き入れたと推理する。
コップの飲み物がタマリンドという水であったが、ナヴァロは犯人はこんな甘い水を飲まないと断言する。
被害者は相手が女性だったからその水を出したのではないか、男性であればテキーラやビール、タバコを吸うはず、というのが理由だった。
警察はトレホの息子Miguel(ミゲール)を容疑者として拘束していた。
ルペを殺害した犯人は、ルペをベッドの上で何度も何度も刺していた。
これを性的な動機による犯行と見ていたギデオンは、ミゲールがホモセクシャル、同性愛者と見抜き、異性愛者による殺人、というプロファイリングにフィットしないと指摘する。
ミゲールの妹Rosa(ローサ)は、マッチョであることが男という文化が根強いメキシコでは、刑務所に服役して同性愛者ということがバレてしまえば、囚人たちに殺害されしまうと思い、黙っていたのである。
ローサの証言から、母が殺害された当日、家の外でRobert(ロベルト)という男がミゲールと家族たちが言い争っているのを見ていたという。
ロベルトはミゲールの恋人で、ミゲールの前は妻帯者だった。
ロベルトを容疑者と見て、事情を聞くギデオンたちだったが、話を聞いているうちに、ロベルトは犯人ではないと感じる。
そして、当日誰か目撃しなかったかという質問にロベルトは、ソーシャルワーカーっぽい大柄の40~50代くらいの女性が歩いていたのを思い出した。
ここらへんではソーシャルワーカーやナースが個人宅を訪問するのは当たり前になっている。
犯人が男性だとしたら女装しているのではないか、とリードは推察した。
女装した男性とプロファイリングしたため、警察は性犯罪者や女装男性たちを次々と書に連行し、署の前はやじが飛び交い、大騒ぎになっていた。
そこへ主席検事が現れ、ホッチナーたちのプロファイリングを酷評、捜査から手を引くよう強く言う。
ギデオンたちにしてみれば、犯人の女装はライフスタイルそのものであり、なぜ女装するのか、その理由を知るために、犯人の過去を知りたかっただけなのだった。
犯人は強姦の犯罪歴のある人物という見方が強まり、犯人の洗い出しを進めようとするギデオンたちだったが、被害者女性たちは、口を開こうとせず、情報を集めるのが困難だという現状をナヴァロから聞かされる。
JJのアドバイスを受けながら、ナヴァロはテレビでレイプ事件に関する情報を求めたところ、後日、テレビを見たという被害者女性から警察署に電話がかかってくる。
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アメリカ国外でのプロファイリングでしたが
BAUメンバー
グッジョブ! (*・∀-)☆
異国でのプロファイリング、これがまずこのエピソードの見どころでしょう~。
初めて知ったのですが、メキシコって、家族と男らしさを大事にする文化があるんですね~。
これはエピソード上そうなのかなって思いましたが、マッチョ文化はあるようですね。
メキシコは全然馴染みがないので、どんな男らしさを主張してるのかわからないけど、男が強くて女性を支配する、という文化はどこの国でも見られますね。
エピソードでは、マッチョ文化を織り交ぜながら話が展開していったので、中途半端さがなく、楽しめました。
といっても残念な点が2つ。
ひとつめは犯人の顔が、よくわからないこと。
強姦と殺人で多くの被害者を出した犯人は、どんなふてぶてしいやつなんだろう、ってずっとその姿を期待していましたが、ほとんど犯人が登場せず
なんだかとっても欲求不満に終わってしまいました。
それからもうひとつ。
犯人の、ミイラ化した母親が発見されますがこれも何を意味するのか説明がほとんどなかったので
いまいちでしたね~。
この母親と犯人のキャラ設定に何か関連でもあるの?
と思わざるを得ませんでした。
あとは小出しで感じたことをについて書きますね。
エピソード冒頭で、ホッチ宅がでてきますが、ちょうどホッチの誕生日で、ヘイリーとヘイリーの妹それからジャック家族水入らずで、誕生日をお祝いしている時、ギデオンから電話がかかってきます。
取り付いだヘイリーがホッチに受話器を渡すとき
「奥さんから」って言ったんですねー。
その時のヘイリーの突き刺すような視線
一瞬で和やかな雰囲気は崩れ去りました… (°◇°;)ゲッ
びっくりしたのが、ヘイリーの「奥さんから」っていうセリフですね。
まあ、ヘイリーがこう言ってしまいたくなる気持ちもわかりますけどね。
ホッチは仕事ですから、仕事!
仕事と家庭の両立が難しい仕事です。
流暢なスペイン語を披露した、エル。
エピソードの後半辺りで、レイプ被害にあったという女性に会いに行く途中、一緒にいた警察官に、自分の母親はキューバ出身だと話していました。
キューバの公用語はスペイン語。
なるほど、ここにスペイン語が上手な秘密が隠されてましたね~。
スペイン語と性犯罪のエキスパートということで、今回の事件では、エル、大活躍してました。
と、以上がエピソードでちょっと感じた場面についてでしたが、これを見た後、どうしてもキューバについて調べたくなったり、メキシコのマッチョ文化をもっと知ってみたくなるといった衝動にかられてしまいました^^;
エピソードの影響強し、です(笑)
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ホッチナー: Anthony Brandt wrote, "Other things may change us, but we start and end with family."
(アンソニー・ブラント「人生は家族と共に始まり、家族と共に終る。」)
ホッチナー: Mexican proverb: "The house does not rest upon the ground, but upon a woman."
(メキシコのことわざ「家を支えるのは地面ではなく、女性である。」)
今回の格言は、どうしてもエピソード内のホッチを連想させますね。
ヘイリーとジャックのいる家庭、そしてBAU。
どちらもホッチにとっては「家庭」なのかもしれませんね。
ギデオンが「妻」とはどうしても思えませんが(爆)
どちらも過程を支えるパートナーとして大事にしてほしいです。