ニュージャージーで毒物混入事件が発生!
しかも24時間以内に多数の人がLSDの幻覚症状を発症するという異常事態。
一体誰が何の目的で?
そして、犯人はどうやって毒物を混入したの?
数々の謎を鮮やかに解き明かすBAUメンバーたちはやっぱりかっこいい~♪
クリミナルマインドシーズン1 第13話「毒物混入(Poison)」のあらすじと感想です。
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ニュージャージー州、ビーチウッドの車道にトランクを開けたまま停車している車。
発見した警官が中を覗くと、車内には、やや興奮気味の男が、運転席側に座っていた。
そして、助手席のドアが空いていて、近くに頭から血を流して意識を失っている少年が倒れていた。
男はJack Fisher(ジャック・フィッシャー)でLSD摂取の反応が出ていた。
フィッシャーが搬送された病院によると、この24時間に、LSDの薬物反応が出た6人の患者が運び込まれたというのだ。
被害者が担ぎ込まれたときの映像を見ながらギデオンは、被害者たちは何者かに毒を盛られたと言った。
しかし、被害者の中で、どうやってLSDを摂取したのか、その日の行動を覚えている者は皆無だった。
毒素科学研究所の結果によると、被害者からはLSDとロヒプノール以外の薬は検出されなかった。
このことから犯人は、被害者を暴力的にさせる意図でLSDを摂取させ、さらにロヒプノールは、別名ルーフィー(物忘れの薬)として知られるドラッグなので、この薬のせいで被害者がどこで毒を盛られたか覚えていないということが分かった。
その後警察の調べで、7名の被害者のうち4名が当日立ち寄ったカフェがあることを発見、ギデオンたちは店に行って、オーナーから事情を聞く。
誰かドラッグをやってるような人物に心当たりがあるかどうか、という質問にオーナーは
「皿洗いのDanny Wallace(ダニー・ウォルス)に聞くといい」という。
ウォルノスの行方を探しているエルは、ウォルのスのガールフレンド、Samantha(サマンサ)の家を訪れる。
事情を聞いているうちに、サマンサの体にアザがあるのを発見したエル。
更に問い詰めると、サマンサは気がついたら裸でアザだらけになっていて、ウォルノスが自分を押さえつけていたと告白した。
その時ウォルノスからサマンサに電話が入る。
誰かがそこにいる雰囲気を感じ取ったウォルノスは、「何も言うな」と言って電話を切った。
エルは急いで外に出て周囲を探すと、ウォルノスの姿を発見、拘束した。
取り調べでウォルノスは、自分はドラッグを摂取していないが、サマンサは何かしているようだった、サマンサが初めに自分をパンチしてきた、と主張する。
この様子を見ていたモーガンたちは、ウォルノスは嘘を言っておらず、サマンサは8人目の被害者だと推理
そして、犯人は復讐を目的に反抗を犯すavenger(アヴェンジャー)と断定した。
「犯人は35~50歳の計画的で、慎重、非常に機能的に行動する男性。
LSDやロヒプノールの扱いに関して、十分すぎるほどの知識を持っており、犯行材料に選んだり、被害者から記憶を奪うことによって
捜査を撹乱させたりしている。
先例からしてアヴェンジャーはまず自分の凶器をテストしてから本番に臨む、つまり、これまでの犯行はテスト段階で、犯人による犯行は終わらない」
とプロファイリングしたBAUメンバーたち。
その時JJがホッチに、マスコミに事件のリークがあったと告げる。
TVをつけると、ドラッグがあるレストランに混入されていたというニュースが報道されていた。
どこのレストランか名前が伏せられたため、ギデオンたちが予想したとおり報道の後、警察署の電話が鳴りっぱなしになり、病院には何人もの患者が運び込まれた。
病院に向かったJJとスペンサーは、運び込まれたほとんどの患者は、ニュースによって精神的に具合が悪くなっただけのPsychosomatic(サイコソマティック)だと説明すると、対応したドクターが
「1人を覗いては」と言った。
その患者の名前はLynn Dempsey(リン・デンプシー)。
LSDの反応はなかったものの、ロヒプノールが検出されており、呼吸困難、足を動かすことができないといった症状が出ていた。
一方被害者が立ち寄ったとされる例のカフェ周辺で、何かLSDを混入させるような場所はないかと探していたモーガンとエルは被害者の一人がカフェの前に銀行に立ち寄ったことを思い出す。
銀行のセキュリティービデオにはフィッシャーを始め、被害者全員の姿が映っていた。
その頃病院で入院中のデンプシーはボツリヌス中毒症に陥り、治る見込みはゼロと医者から宣告される。
銀行のセキュリティビデオにもデンプシーの姿が映っていたが
他の被害者と違っていたのは、銀行に置かれていたキャンディーに、持ってきたキャンディーを入れたことだ。
被害者がLSDを摂取したのは、デンプシーが置いたキャンディーからだったのだ。
デンプシーに容疑がかけられたということを病院にいたBAUメンバーに伝えられた時、JJは、デンプシーが何か言いたそうな素振りに気づき、駆け寄る。
デンプシーは
「en… The en…」と言いかけて息を引き取ってしまった。
デンプシーには薬品やドラッグの取り扱いに対して経験がなく、プロファイリングにフィットしなかったため、犯人は他に考えられた。
そして、デンプシーの周辺を捜査しているうちに、ある男が容疑者として浮上する…
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デンプシーは犯人のアシスタント的役割で、真犯人は別にいるんですが
この真犯人、見かけも地味なせいか、かなりパッとしない印象を受けました。
始終汗をかいてるのか、おでこが光ってるのが気になったりして^^;
犯人のインパクトが薄かったものの
「犯人はこの人だろう…え、違うの?」
「なるほど、LSDが混入されていたのは
キャンディーだったのかあ…え、それだけじゃないの?」
という風に
話が2転、3転と展開していくのが面白かったです。
ほっとして、びっくり
が多かった(*´ω`*)
LSD混入の方法とか、犯人が明らかになるまでの過程とか、かなり凝ってますね~。
薬のことについてはほぼ無知だったので、このエピソードで少しドラッグについて分かりましたが
ボツリヌス菌、怖いですねー ><!
名前は聞いたことあるけれど
「ボツリヌス毒素1gの殺傷力は約100万人」ということで、ここまで殺傷能力絶大の菌だとは知りませんでした。
できれば一生出会いたくない菌です…
さて、事件を解決し、クワンティコに戻るBAUのメンバーたち。
お決まりの機内の中ですが
JJがホッチに、なんでBAUに入ったのか、と質問します。
この時ホッチが
「多くの殺人事件を起訴してきたけど」って言ったので
あ~、BAUの前は検察官だったんだ、ということがわかりました。
そして
「起訴された時にはいつも”手遅れだ”と感じていたので、その前に止められたら、と思うようになったから」
と理由を説明しました。
JJは「?」という感じで、よくわからなかったようですが
私はなんとなくホッチの言わんとしていることがわかるような気がしました。
BAUは基本的に殺人事件が起きてから犯人を探したり、人質立てこもり事件が起きてから人質解放交渉に入ったりと、犯人が犯罪を起こすことを直接やめさせるわけではありません。
でも、プロファイリングによってより早く犯人を捕まえることにつながればそれ以上の被害は減りますし
プロファイリングで犯人を理解することによって、今後の犯罪防止に役立つということもあります。
そんなことをホッチは言いたかったのかな、と思いますが
ホッチは今の仕事が天職なのかな~。
事件解決のため
犯罪防止のために
頑張って欲しいです!
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ギデオン: Roman philosopher Lucretius said, "What is food to one, is to others bitter poison."
(ルクレティウス「人にとっての食べ物は、他の人にとって毒である。」 )
ギデオン: Confucius warned us, "Before you embark on a journey of revenge, dig two graves."
(孔子「復讐の旅に出る前に、墓穴を2つ掘れ。」)