クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド12第19話『砂漠の処刑場』。
砂漠で発見された、奇妙な3遺体!
同じように棒にくくりつけられ、そばには空のペットボトル。
もう
謎・謎・謎!
スペンサーの方は、大きな動きあり。
いよいよ犯人像が浮かび上がる!!
クリミナルマインド12第19話『砂漠の処刑場(True North)』あらすじと感想です。
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ウォーカーの元同僚が、ホンジュラス共和国のテグシガルパで、Mr.スクラッチの姿を捉えたとの報告があった。
ホンジュラスでピーター・ルイスの姿が確認された。中南米にいたということは、リードが逮捕されたメキシコにいた可能性が高い。
プレンティスとスティーブンは「ピーター・ルイスはFBIを狙っているのだから国際テロリストの定義を拡大解釈すれば、司法省とテロ対策センターの最重要監視対象に指定できる」と考え、強引な手だが具体的な証拠さえあれば可能と返答を得る。
プレンティスはインターポールに行くことにし、タラにリードへの再度の認知面接を依頼する。
アリゾナ州サワロ・ワイルダネスで、3体の変死体が発見された。
3体とも棒にくくりつけられ、磔にされたような格好だった。
遺体には通電首輪がつけられていたが、電池は入っていない。
さらに遺体の状態から、3人は異なる時期に殺害されていることがわかった。
その後3人の身元が判明する。
被害者は皆アリゾナ州ツーソン出身。学業で優秀な成績を収め地元に戻っていた。
ピマ郡保安局スコット・パセオ保安官の案内で、事件現場を訪れたJJとアルヴィス。
現場検証を進めていた2人は、被害者とちょうど向かい合わせに岩が動かされていることに気づく。
さらにそこには空のペットボトル。
犯人は岩に座り、被害者たちを観察していのだろうかという疑問が浮かび上がった。
被害者には外傷も首を絞められた後もなく、薬物反応も見られなかった。
検視官は脱水症以外に死因は考えられないと結論づける。
さらに検視では、
1人目の被害者は死後1カ月、2人目の被害者は死後2週間、そして3人目の被害者は死後1週間以内と考えられた。
BAUメンバーは、遺体にかけられていた青い布に注目する。
この青い布は何を意味するのか?
ロッシは卒業生がかけるサッシュを模しているのではないかと指摘する。
奨学金を得て地域のために役立とうと努力している苦学生をターゲットとする意味は?
そして、なぜ砂漠を犯行現場に選んだのだろうか?
新たな事件が発生する。
3人の遺体が見つかった現場から10マイル(約16km)離れた場所で、新たな遺体が発見される。
これまで発見された遺体と同じく、磔にされた状態で、青い布がかけられていた。
犯人によって移動されたと見られる岩も発見されたが、ボトルには半分ほど水が残されていた。
さらに、被害者は学生であるものの、学業よりも遊びを優先するタイプだった。
この変化は何か?
ロッシたちは、犯人のプロファイルを発表する。
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砂漠に磔にされた3遺体。
インパクトのあるストーリーでしたね!
どんな犯人なんだろうと、気になりましたし、次が知りたい!
と思うくらいドキドキしたのですが…
犯人が明らかになっていくうちにつれて、なんか凝りすぎ?
感が否めませんでした。
わざわざ砂漠に遺体を運んで、日時計に見立てて配置する…?!
まあ、いろんな犯人がいますので、凝り性なのも一人くらいいるかも知れませんが、ついていけない部分もありました。
殺人に走った理由が弱かったというのもあるかもしれませんね。
エミリーの活躍が少なかったことも、ちょっと寂しいな~、なんて、今回は不満ばかりですね(苦笑)。
良かった点は…
パセオ保安官が、良くBAUメンバーをサポートしていたところかな。
目立った活躍をしていたというわけではありませんが、要所要所でさっと手を差し伸べるような、そんな存在感がありました。
それからスペンサー。
いよいよ犯人がわかる?と、かなりドキドキしましたが、謎の人物が女性とは、まったく予想していませんでした!
「Mr.スクラッチ」という言葉が出てくるものと構えていたので、かなりびっくり。
面白くなりそうですね。
そろそろ最終話かな?!
もらえたはずの奨学金がもらえなかったことが、転落人生の始まりと信じて疑わない男が犯人でした。
ベン・デイヴィス
出典
ジョーイに逆恨みしていたのに、なぜ他の生徒たちに危害を加えたの?
どうやって砂漠に遺体を運んだの?
なんでおカーチャンそんなにハワイにこだわってたの?
疑問だらけですよね。
奨学金さえ…
って思う気持ちもわからないでもないけど、さっさと忘れて立派な頭脳を生かしていたら、人生変わっていたかもしれませんよね。
境遇はあまり恵まれていなかったかもしれないけれど。
なんでそんなに奨学金のエピソードにこだわるの?
っていうのが、最大の突っ込みどころでしょうか(笑)。
エピソードの中で事例として挙げられた「マンソン・ファミリー」とは、かつてチャールズ・マンソン(1934~2017)率いていたヒッピー集団のこと。
彼らの存在が注目されたのは、1969年8月9日に発生した、シャロン・テート殺人事件でしょう。
マンソン・ファミリーメンバーで、マンソンから指示を受けた
の4人は、シャロン・テート邸に侵入。
室内にいた身重のシャロン・テートをはじめ
を次々と襲いました。
同年10月にマンソンと実行犯たちは逮捕され、実行犯たちは終身刑、マンソンは死刑(のち終身刑に減刑)の判決をそれぞれ受けました。
今回のエピソードの原題は、『True North』。
直訳すると「真北」です。
「まきた」と読みそうですが、「しんぼく」を読むのが正しいとのこと。
真北とは、北極点を指す方向のことで、磁石が示す「磁北」とは異なります。
もう少し具体的に言うと、真北と磁北では、7度ほどズレているそうです。
真北の測定は、太陽が南中した時にその影を調べるというもので、日時計を作ることで測定が可能になります。
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ウォーカー: "Is it progress if a cannibal uses a fork?” – Stanislaw Lec
「フォークで人肉を食べることを進歩と言うのだろうか」(スタニスワフ・レック)
プレンティス: "The future is inevitable and precise, but may not occur. God lurks in the gaps." – Jorge Luis Borges
「将来とは避けられないが、訪れないかもしれないもの。その狭間にあるのは神」(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)