今回も事件のカギを握るのはプロファイリング…

クリミナル・マインド12第12話

 

クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド12第12話『よき夫』。

 

惨殺された男性の遺体が相次いで発見された!

 

捜査支援を開始するエミリーたち。
しかし、新たな事件が発生、そしてまた!

 

次の事件発生を止めるためにはプロファイリングしかない、頼んだよ正義のファイターたち!

 

クリミナルマインド12第12話『よき夫(A Good Husband)』あらすじと感想です。

 


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『よき夫』あらすじ

カリフォルニア州パームスプリングス。

 

公共のゴミ箱の中から、首のない男性の胸部が発見された。
身元はわかっておらず、いくつかの可能性について議論するBAUメンバーたち。

 

プレンティスは、人目につきやすい場所に遺体を遺棄していることから、犯人は土地勘のある人物だと推測する。

 

飛行機で現地に移動中、ガルシアからの報告で、被害者は28歳のポール・マストリアーノであることが判明した。

 

 

犯人は場当たり的に被害者を選んでいる?

マストリアーノが立ち寄ったストリップクラブを訪れたロッシとウォーカー。
対応した店長は、マストリアーノは店の常連で、当日はいつもより早く店を出たと証言する。

 

もし、犯人がはじめからマストリアーノを狙っていたら、彼の行動は犯人にとって予想外のものになっただろう。
ロッシとウォーカーは、犯人はタイミングで被害者を選んでいるのではないかと推測する。

 

 

プライベートで問題を抱えている男性がターゲット?

新たな事件が発生した。
被害者は、ブレント・ミラーという独身男性だった。

 

ミラーは3年間つきあっていた恋人がいたが、彼女は仕事の関係でアラスカへ引っ越し、2人の関係は終わってしまった。

 

マストリアーノは妻と離婚し、酒量が増していたという。ミラーも、失恋の痛手を紛らわすかのように酒を飲んでいた。

 

犯人は、孤独な男性をターゲットにしている可能性が高まった。

 

 

本当のターゲットはゲイ

メイヤー検視官から検死の結果報告を聞くJJ、アルヴェス、ルイスの3人。
メイヤーによると、マトリアーノの死因は不明で、ミラーは失血死。

 

さらに、ミラーは生きたまま首を切り落とされたことがわかった。

 

 

3番目の事件が発生する。
遺体はこれまでの被害者よりもさらに傷つけられ、過剰殺傷の痕が見られた。

 

遺体が遺棄されていたのは、ゲイコミュニティで有名な広場。

 

現場を訪れたJJとアルヴェス。

 

アルヴェスは、

  • 前の被害者2人はストレートなので、ゲイを標的にしたヘイト犯罪ではない
  • 犯行がエスカレートしているのなら、過剰殺傷があるはずだが、つけられた傷から、犯人が自分自身をコントロールしている
  • 人目につく広場に遺体を捨てている

 

といった点から、ゲイコミュニティに衝撃を与えることが、犯人の目的であることを指摘する。

 

被害者は、デイル・エリクソンと判明した。
エリクソンの姉によると、エリクソンは注意深い性格で、つきあう相手は同じゲイコミュニティ内に限定するなど、慎重に選んでいたという。

 

 

プロファイリング

プレンティスたちは、犯人のプロファイルを発表する。

  • アンサブは、地元に住む30代の白人男性で支配欲の強さで問題を抱えている
  • おそらくゲイかバイセクシャルで、殺人というダークファンタジーをずっと心に抱いていた
  • これまで、殺人衝動は、職場環境または恋愛関係によってコントロールされていた
  • おそらく体力に自信がないのだろう。薬で被害者を無力にし、コントロールするのはそのためだ
  • 被害者の首を切り落とす前に手足を切断するという拷問方法によって、犯人は完全な支配力を得ている
  • この殺害方法はまた、被害者を非人間化するか、個性を無価値にしようとする犯人の狙いがあると考えられる
  • 被害者の手足や頭部をゴミ箱や、砂漠に掘った浅い墓穴に遺棄するのは、捜査撹乱が目的だろう
  • 犯人にとって、被害者の胴体はトロフィーだ。そして、見つかりやすいようわざと人目につく場所に遺棄している
  • これまでの被害者は全員金髪で、健康的、そしてスリムであることから、犯人は特定の「好み」があると考えられる
  • 被害者たちは、現在または以前のパートナーまたは配偶者の身代わりという可能性もあるだろう。これまで暴力を振るうことなく相手を支配してきたが、最近相手に拒絶された可能性が高い。支配欲という感覚を取り戻すために、犯人の行動は殺人へとエスカレートした

 

 

犯人はゲイコミュニティに属している可能性が高いとして、犯人探しに集中するBAUメンバーたち。
しかし、その努力も虚しく、新たな事件が発生してしまう…

 

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『よき夫』感想

「残忍」という言葉がぴったりな犯人が登場したエピソードでした。

 

パートナーもまさか自分の元ダーリンが、ここまで凶暴だとは思っていなかったでしょう。
本当にとんでもないヤツでした。

 

スペンサーが、お母さんと同居することで悩んでいる以外は、BAUメンバーについて、特別突っ込むシーンもあまりなく、それが返って犯人のおぞましさに注目してしまったかもしれません。

 

 

頭の先から爪先まで支配欲でいっぱいな犯人

犯人は、相手をコントロールしないと気がすまない、とても息苦しいヤツでした。

 

マーク・トルソン
クリミナル・マインド12第12話の犯人
出典

 

相手の行動を何から何まで監視し、気に食わないと口を出す。

 

そりゃあ誰でも離れたくなりますよね(ヤレヤレ)。

 

それにしても、殺人の動機をいくつも持っていた犯人でした。
ずっと人を殺すファンタジーを妄想していたと言うし、パートナーに愛想を尽かされ、やり場のない怒りから一線を越えてしまった。
さらに、パートナーが不安を感じて戻ってくるかもしれないと、殺人に拍車をかける。

 

しかし、その結果、殺人がバレて、パートナーと永遠に引き離されてしまいました。

 

自業自得、ということでしょうか。

 

トロンボーン・ショーティ

エピソードの冒頭、ルークとの会話で、スティーブンが好きなミュージシャンとして名前を挙げたのが、トロンボーン・ショーティでした。

 

トロンボーン・ショーティ(本名はトロイ・アンドリュース)は、ニューオリンズ出身。

 

音楽一家に生まれたショーティは、4歳でトロンボーンを吹きはじめ、19歳の時、レニー・クラヴィッツのメンバーに選ばれました。

 

以降BBキングやU2、ミック・ジャガーなど大御所との共演を果たし、2016年にはフォーブス誌の「30 UNDER 30」音楽部門で、影響力を持つミュージシャンの一人に選ばれました。

 

 

 

ロバート・ダースト

被害者に失踪届が出されていないと知ったタラが口にした「ロバート・ダースト」は、実在する殺人容疑者。

 

ロバートは、ニューヨークの不動産王シーモア・ダーストの息子で、妻の殺人と友人の殺害容疑がかけられています。

 

1971年、ロバートは、小児科医を目指して勉強に励んでいた医学生キャサリーン・マコーマックと出会いました。2人はその後結婚しますが、キャサリーンは、1982年に失踪します。

 

連絡が取れないと友人が警察に掛け合ってから数日後、ようやくロバートは妻の失踪届を出しました。
キャサリーンの失踪に、疑惑の目を向けられたロバートでしたが、逮捕まで至らず、月日は流れます。

 

2000年12月24日、今度はロバートの友人で作家のスーザン・バーマンが、何者かに銃で撃たれて死亡しました。

 

この時も、ロバートに疑いがかけられましたが、逮捕には至りませんでした。噂では、スーザンはキャサリーンの失踪について知りすぎたため、ロバートによって殺されたと言われています。

 

2001年10月9日、ロバートは逮捕されます。容疑は、隣人であるモーリス・ブラックの殺害。その後、ロバートは、モーリス殺害の件で裁判にかけられ、2004年12月21日に懲役5年の判決を受けますが、2005年7月15日に釈放されました。

 

2015年、ロバートは、妻や友人の殺人事件に関するドキュメンタリー番組のインタビューに答えます。

 

番組の収録中にトイレに行ったロバート。そこで、キャサリーンもスーザンも自分が殺したとつぶやきましたが、その声をマイクが拾っていました。

 

これがきっかけでロバートは再逮捕されて、2021年1月現在も係争中です。

 

 

ジョン・フィリックス

エミリーがベイラー署長に会った時、お悔やみの言葉を述べましたが、これは実際にあった事件のことを示唆しているようです。
2016年10月8日、パームスプリングスの警察官2名が、ジョン・フェリックス(26)に殺害されました。

 

殺害された警察官たちは、銃を持って男が立てこもっているとの通報を受けて駆けつけ、フィリックスと撃ち合いになったということです。
最終的にフィリックスはSWATによって逮捕されましたが、立てこもっていた12時間に21回発泡し、警察官2名を殺害したほか、複数の人が負傷させました。

 

フィリックスは、この件で2018年、死刑判決を受けます。

 

命を落とした警察官の1人は、退職を控えていて、もうひとりは産休から復帰したばかりでした。

 

やりきれない話です。

 

 

ゲイシーとダーマー

エピソードの中で名前が挙がった「ゲイシー」とは、ジョン・ゲイシーのことで、1972年から1978年にかけて、33名もの若い男性の命を奪ったシリアルキラー。

 

「ダーマー」とは、「ミルウォーキーの食人鬼」ことジェフリー・ダーマーのこと。ダーマーは。 1978年から1991年にかけて17名の男性を殺害しました。

 

ダーマーについて興味がある人は、こちらの記事を読んでみてください。
⇒ ジェフリー・ダーマーがロボトミー手術を試みたのは何故?カギは究極のファンタジー

 

『よき夫』ゲスト

  • ザッカリー・アベル(Zachary Abel) ビル・シーヴァース
  • キース・アントン(Keith Antone) ニック・グッド
  • カルロス・アレラーノ(Carlos Arellano) ベイラー署長
  • アメリア・アルヴァレス(Amelia Alvarez) アンジェラ・マストリアーノ
  • アンジェラ・ゴッツ(Angela Gots) ケイト
  • ジェシカ・グリア(Jessica Greer) タミー・エリクソン
  • ジョン・グロール(John Grohl) クリスチャン
  • イバン・ヘルナンデス(Ivan Hernandez) マーク・トールソン
  • レミントン・ホフマン(Remington Hoffman) ウェズレー・パラム
  • ジェイソン・R. ホームズ(Jason R. Holmes) ベン
  • アンドリュー・リバティ(Andrew Liberty) デール・エリクソン
  • リサ・メイリー(Lisa Maley) リポーター
  • ジョン・オブライエン(John O'Brien) メイヤー検視官
  • デヴィッド・オタンガ(David Otunga) ドウェイン・ジェラード
  • クリス・パークス(Chris Parks) ブレント・ミラー
  • スカイラー・ロベルジュ(Skylar Roberge) レネー
  • ヘレン・サドラー(Helen Sadler) ダイアン
  • マイア・ショベル(Maia Schobel) マディソン・マストリアーノ
  • アンジェラ・ロビンソン・ウィザースプーン(Angela Robinson Witherspoon) キャッシー・キャンベル

 

『よき夫』で引用された格言

ロッシ: "A good husband makes a good wife." – John Florio
「良き夫は良き妻を作る」 ジョン・フローリオ

 

プレンティス: "Nothing is more sad than the death of an illusion." – Arthur Koestler
「幻想が崩れ去ることほど、悲しいものはない」 アーサー・ケストラー

 

『よき夫』で挿入された曲

クリマイ挿入曲 "On Top"(オン・トップ) by Johnny Ruffo(ジョニー・ルッフォ)

 

 

 

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