歪んだ絆が生み出したものは悪魔か?!

クリミナルマインド11第13話歪んだ絆

 

 

猟奇的な連続殺人事件が発生!

 

公共の場に遺棄された被害者たちに残る無数の傷や、切り取られた耳は何を意味する?

 

プロファイリングを進めていくうちにぶつかる、署名的行動の矛盾。

 

犯人は一人、それとも2人組|?

 

 

プロファイリングがたどり着いた先に見えたのは、邪悪な光を発する人間関係だった…

 

 

クリミナルマインド・シーズン11第13話「歪んだ絆(The Bond)」のあらすじと感想です。


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「歪んだ絆」あらすじ

アトランタ支局からの捜査支援の依頼

BAUは、アトランタ支局から、猟奇的な殺人事件発生の報告を受ける。

 

昨夜テネシー州チャタヌガにあるトラック休憩所のトイレで、男性の遺体が発見された。
被害者はホームレスと見られ、身元不明。

 

おとついはアラバマ州バーミンガムで、同じようにトラック休憩所のトイレで女性の遺体が発見された。
被害者は61歳の小学校教師クレア・ウェストチェスター。

 

両被害者が遺棄された場所は遠く離れていたが、クレアも名無しの権兵衛も、身体に複数の刺し傷があり、便器に手を縛りつけられた格好という共通点があった。
さらに2人とも左の耳を切り落とされていた。

 

 

犯人はトラックの運転手?

アトランタは全米でもトップレベルの輸送拠点であり、時間に追われてストレスを溜め込んでいる運転手も多い。
犯行に休憩所を利用していたことから、犯人はトラック運転手ではないかと見られた。

 

しかし、被害者はホームレスと教師、男性と女性という風に、共通点が出てこない。

 

被害者は年齢が近いが、もしかしたら犯人は親など殺害したい「誰か」の代わりに被害者を襲ったとも考えられる。

 

クレアの夫によれば、子供のいないタラは生徒たちをとても可愛がっており、誰かから恨みを買うような人物ではなかったという。

 

また、輸送会社をしらみつぶしに探していたガルシアの調査にも、怪しい運転手は出てこなかった。

 

ホッチは、犯人は人気のない所を選んで犯行に及んでいるのに、遺体は人目につきやすい場所を選んでいる点に注目する。
さらに、アトランタのトラック休憩所には閉鎖中の場所もあるのに、あえて使える場所を選んでいるのは、犯人にとって休憩所は何かを意味していると分析する。

 

 

犯人は2人組?

名無しの権兵衛の遺体が発見された現場を訪れたJJとロッシ。

 

2人は、犯人について

  • 長距離のトラック運転手ならやり過ごす休憩所を選んでいる
  • 人目につかないように遺体を夜に運び込んでいる
  • 発見されるリスクの高いところに遺体を遺棄している

という点から、殺人慣れしている人物とプロファイリングする。

 

 

一方、検視官から報告を受けるリードとモーガン。
検死の結果、名無しの権兵衛がフランク・マイヤーズという人物であったことが判明した。

 

「犯人はフランクを麻布を通して刺している」と検視結果にリードは、「犯人はサディスト」というプロファイリングに疑問を持つ。
加えて、無数の傷跡は急所がわからず当てずっぽうに刺したかのような、浅い傷や、骨にあたってるものだった。

 

犯人は、麻袋に入っているフランクを刺していた可能性が高く、被害者が苦しむのを見て楽しむサディストとは違う。

 

リードは、「犯人はサディストではなくまた殺人には慣れていない」という見解を示すが、モーガンは「遺体遺棄の状況からすると経験者」と、犯人は2人組ではないかという可能性示唆する。

 

 

その後のプロファイリングでリードは、「犯人は長い間描いてきたファンタジーを実行に移しているのでは」とし、「殺人の段階では理想と現実のギャップがあるが、遺体を遺棄するときはなんとか自分の空想に近づけたのでは」と推測する。

 

もしリードの推測が合っていれば、次の事件はより犯人の空想に近づくことになる。

 

 

新たな事件発生と被害者の意外なつながり

トラック休憩所で新たな遺体が発見される。
被害者は不動産業者のリンダ・カルヴァリー。

 

これまでの被害者と違い、リンダは遺棄現場で殺害されており、遺体にはためらい傷も麻袋を使った跡も残されていなかった。

 

 

ガルシアは、フランクがホームレスになる前に、家庭裁判所の公選弁護人をしていたことをつきとめる。
さらに、リンダは不動産業者の前は看護師で、フランクが取り扱ってるケースに対して証言を行っていた過去があった。

 

犯人は目的を持って被害者を選んでいて、犯人の手には被害者のリストが握られているはず。

 

ホッチナーたちはここで犯人のプロファイルを発表する。

 

 

プロファイリング

  • アンサブは30代または40代の白人男性である
  • 子供の頃に負ったトラウマの原意を作った人々をターゲットにして恨みを晴らすタイプのシリアルキラー(a rectification killer)
  • 殺人に現れている怒りの度合いから、トラウマが長年心の中にわだかまりとして残っている。
  • 被害者は皆犯人が子供の頃に家庭裁判所を通して関わった人物たちである。ゆえに、犯人は安全のために家族と引き離された可能性が高いが、事実を理解するには幼すぎていた。おとなになり「家族から引き離された」ことに恨みを持ち、恨みを晴らすことが自分の使命と信じている。
  • 殺人のきっかけとなったのは、両親との死別または離別。
  • 逮捕されるリスクがあるにもかかわらず、トラック休憩所のトイレに遺体を特定の格好をさせて遺棄するのは犯人の抑えがたい強い欲望の現れだ。
  • これは、幼少期のトラウマがこの場所に直接関係していると考えられる。
  • 犯人の親または保護者は、トラック業界に関係している人物または公道を使って長期の旅に出ていると考えられる。

 

 

犯人は自分に関係している人物を狙っている。
クレアは熱心な小学校教師だが、もしかしたら過去に虐待を受けている子供を受け持ったことがあるのではないか。
そして、その教師のことを犯人に吹き込んだ人物がいて、それは犯人の親なのではないか。

 

ガルシアの調査上に、一人の男子生徒の名前が浮かぶのだった…

 

 

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「歪んだ絆」感想

そこ、入院施設じゃなくて刑務所だったのね!
という、大きなオチに驚かされましたね。

 

冒頭からこの男怪しくて、やっぱり犯人だったというのはわかりましたが、まさかかーちゃんも関わっていたとは!

 

この展開にもうゾクゾク。
てっきり犯人一人で不眠症とかに悩まされて犯行に及んでいたのかとばっかり思ってましたから。

 

さすがクリマイ、いつも私の想像力の上を行ってます(笑)

 

 

BAUのみんなは、通常通りに活躍していましたが、飛び抜けて、っていうのがありませんでしたね。
プライベートの話や面白い場面も皆無だったし。

 

まあ親子が犯人だった、というオチがあまりにも衝撃的だったので、個人的には満足してますけどね。

 

しかし人の思い込みって怖いですよね。

 

 

殺人親子

今回の黒幕は、犯人のかーちゃんでした。

 

フローラ・マーティン
クリミナルマインド11第13話犯人の母
出典

 

 

フローラは若い頃、トラックの運転手にレイプされ、息子のランディを身ごもりました。

 

このときトイレの便器に縛り付けられ、暴行後左耳を犯人に切り取られるという壮絶な体験をします。

 

これが事件のきっかけになったんですね。

 

聞いただけでもおぞましい事件。

 

 

その後フローラはなんとシリアルキラーに変貌。
トラック運転手を次々と襲い、6人もの命を奪って逮捕されました。

 

アイリーン・ウォーノスか?!

 

 

その6人目の被害者というのが自分をレイプした人物で、ランディの父親。
復讐を果たすため、フローラはなんとランディを使って父親を殺害、遺体の遺棄まで手伝わせました。

 

なんつー毒親。

 

 

ランディが通っていたのは、母が収監されている刑務所でした。

 

そこで母はきっとランディにあれこれ吹聴していたんでしょうね。

 

タラが言ってたように、母との再会は、ランディの中に眠っていた殺人鬼を揺り起こすことになったのです。

 

 

息子でシリアルキラーのランディ・ヤコブス
歪んだ絆犯人息子
出典

 

とんでもない毒親に、その才能(?)を開花させられた、マザコン。

 

お母さんが大好きだったんでしょうね。
自分たちの仲を引き裂いた人たちに復讐を実行するくらいですから。

 

しまいには婚約者の命まで奪おうとした、とんでもない息子です。

 

ランディがフローラに、犯行現場の写メを見せたシーンがありましたね。
「よくやったわね」と、褒めるフローラと、嬉しそうにはにかむランディ。

 

この親にしてこの息子あり。
もう、ため息しか出ませんね。

 

 

最後逮捕されたときは「ごめんなさい」と泣き崩れるアンディでしたが、彼は加害者だったのか、それとも被害者だったのだろうか、って気持ちになりました。
あんな親だから仕方ない、とも取れますが、やっぱりシリアルキラーとしての要素があったんだと思います。
それがフローラの嘘によって刺激されて表面化してしまった。

 

そう考えるとやっぱりこの人は加害者なのかな。

 

 

それともう一つ、フローラはサイコパスかトラウマが彼女を変貌させたのか、ということも気になりました。
自らも殺人に手を染め、息子に殺人を促すという行動は、サイコパスを示唆させます。

 

でも、自分の過去を涙ながらに語ったり、ランディの居場所を見つける協力をしたりと、人間味を感じる面もありました。

 

どうせなら、ことごとく悪い母親だったらって思いますけど、キャラ的には完全にサイコパスとして描かれていなかったような気がしますね~。

 

 

フローラが読んでいた本

フローラが本を読んでいる時にランディが訪ねてくるシーンがありました。
その時読んでいた本は「Love's Sweet Prince」。

 

フローラと本

 

 

これは、あの「ブラック・シンデレラ」ことクレア・ダンバー(シーズン10第6話「ガラスの靴」)が読んでいた本と同じです。

 

クレアと本

 

 

あらま、すごい偶然!

 

王子様の出現を今か今かと待っていたクレアが読みそうなタイトルというのはわかりますが…
もしかしたらフローラには、そういう「王子様が出現してくれたら」という乙女心が残っていたのかも知れませんね。

 

にしてもなぜフローラに読ませたんだろう。

 

女シリアルキラーたちを引き寄せるなにかを持ってるのでしょうか、この本は。
実在する書籍じゃないのでわかりませんね^^;

 

 

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「歪んだ絆」ゲスト出演

  • ジェシー・D.・アロウ(Jesse D. Arrow) フローラを暴行したトラック運転手でライアンの父親
  • ニール・バートン(Neil Barton) 看守
  • ウィルソン・ベセル(Wilson Bethel) ランディ・ヤコブス
  • ベロニカ・カートライト(Veronica Cartwright) フローラ・マーティン
  • ティモシー・ライアン・コール(Timothy Ryan Cole) ウィリアム・ウォーターズ捜査官
  • ジェフ・デイヴィス(Jeff Daviss) ジョン・ウエストチェスター
  • モーリス・ホール(Maurice Hall) 検視を行ったイヴァン・スミス医師
  • ジョン・ヤコブス(Jon Jacobs) フランク・マイヤーズ
  • サル・ネスルーザン(Sal Neslusan) クロエ・アンドリュース
  • ベンジャミン・ディーン・プレサラ(Benjamin Dean Plessala) 子供時代のランディ・ヤコブス
  • レジーナ・マッキー・レドウィング(Regina McKee Redwing) リンダ・カルヴァリー
  • アイシャ・タイラー(Aisha Tyler) Dr.タラ・ルイス
  • リンゼイ・マリエ・ウィルソン(Lindsey Marie Wilson) 若い頃のフローラ・マーティン

「歪んだ絆」で引用された格言

ホッチナー: "The heart of a mother is a deep abyss, at the bottom of which you will always find forgiveness." — Honoré de Balzac
(「母親の心はひたすらに深い。その底にはいつも赦しがある」オノレ・ド・バルザック)

 

ルイス: "The influence of a mother in the lives of her children is beyond calculation." — James E. Faust
(「子供の人生における母親の影響は、計り知れない」ジェームズ・E・ファウスト)

「歪んだ絆」で使用された曲

クリマイ挿入曲 マギー・スザボ「ハッシャバイ・マウンテン」(Hushabye Mountain by Maggie Szabo)

 

 

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