エミリーのお母さんがエピソードに登場!
閉鎖的なロシア移民社会で起こった誘拐事件、協力者が殆どいないなど、やっかいさてんこ盛り!
そんな状況をつき崩していくギデオンたちのプロファイリングぶりに拍手!
エミリーとお母さんの関係もお見逃しなく~。
クリミナルマインドシーズン2 第20話「ロシアン・マフィア(Honor Among Thieves)」のあらすじと感想です。
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BAUに突然、プレンティスの母で外交官のElizabeth Prentiss(エリザベス・プレンティス)が、あるロシア人母娘を伴って現れる。
そのロシア人母親はMrs Chernus(ミセス・チェルナス)という、ウクライナ大使館勤務時代にエリザベスのもとで働いていた男性の妹。
Natalya(ナターリア)の父親であるSergei Chernus(セルゲイ・チェルナス)が何者かに誘拐され、エリザベスに助けを求め、エリザベスはホッチナーたちに捜査を要請しに来たのだった。
「正式な手続きを踏んでいない」と、一旦は断るホッチナーだったが、犯人が脅迫状と一緒に、指を送り付けてきた事実を知り、エリザベスの要請を受けることを決める。
脅迫状には、「10万ドルの身代金を今日の午後までに届けろさもなければ6時間後に別の体の一部が送られることになる」といったことだけで、警察に言うなとも、こちらとの連絡手段も記載されておらず、通常の脅迫状とは違った特徴に注目するギデオンたち。
さらに指定された口座は実在するようだが、ロシアにある口座で、特定するにはほぼ不可能な状態だった。
ボルティモアでCramer(クレイマー)捜査官と合流したギデオンとリード。
そして、ロシア移民社会では、マフィアによる犯罪の協力者がほとんど得られないという実情を知る。
ただ、通常マフィアは一般市民を狙うことがないので、チェルナス一家には何か犯罪が絡んでいる可能性が高い。
リードはガルシアにチェルナス一家の身辺調査を依頼する。
一方チェルナス家でモーガンは、ナターリアには兄弟がいて、2人とも幼いころジフテリアにかかり、亡くなっていたことを知る。
ギデオンは、カーテンの隙間からチラチラと様子をうかがっている人物に気づき、家をノックする。
警戒しながら出てきた男性から話を聞き出そうとしていると、黒い高級車がとまり、中からpakhan(パカン)と呼ばれる大ボス、Arseny Lysowsky(アーセニー・リソウスキー)が現れる。
ロシアン移民社会はパカンを筆頭に、「Vory v Zakore(ボールフ・ザ・コーネ)」という独自の掟によって、完全に統制されているのだった。
リソウスキーは公表されていない今回の誘拐事件のことをすでに知っており、リソウスキーを犯人と確信しているナターリアに、自分がセルゲイを助けることができるのに外の人間に事件解決を依頼するのは間違いだと言って去る。
近所に住む少年が、ナターリアの家に頼まれたという荷物を届けに来た。
中を開けてナターリアは悲鳴を上げる。
そこには切り取られたセルゲイの耳と、引き上げられた身代金50万ドルを振り込むように指示した脅迫文が入っていた。
バスルームに閉じこもったまま出てこないナターリアを、不審に思ったモーガンがノックをするが応答がない。
ドアを蹴破ろうとした時に、外で車の音がし、モーガンが慌てて外に出ると、猛スピードで走り去った後だった。
リソウスキーが経営するレストランで、誘拐事件について本人に事情を聞くギデオンとリード。
リソウスキーは、自分の組織の人間が起こしているということに真っ向から否定、ギデオンとリードを追い返すが、その時ナターリアが現れ
父は元気だからもうこれ以上捜査には関わらないでほしいと、ギデオンに告げてリソウスキーたちと立ち去る。
セルゲイの耳はナターリアが持ち去っており、さらに、BAUに置いてきたセルゲイの指もいつの間にか持ち去られていた…
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ロシア移民の社会で起こる犯罪という設定は良かったのですが、なんだろ、やっぱり要請のきっかけがちょっとこじつけ過ぎてるかな~、と思いました。
指が出てきて、あ、ちょっと猟奇的だからプロファイリングも有りかな、と納得しかけましたが、州にまたがらないと介入しないんじゃなかったっけ??
FBIには人質を開放するための特別部門なかったっけ~?
なんてツッコミを入れてしまったり。
まあ、「正式な手続き」踏んでませんからね~。
ここは突っ込めない、と(笑)
通常はありえないであろう話の展開ですが、手が空いたから捜査、ってこともあるのかな~そういうことにしておこう、なんて^^;
なんとか納得させました、自分を。
誘拐されたのか、モーガンの目を盗んで逃げ出したのかわかりませんが、ナターリアが誘拐事件はなかったことにしてほしい、といったところあたりからなぞなぞでしたね~。
金持ちでもない家の人を誘拐して、破格の身代金を要求することもわかりませんでしたし。
時々セルゲイを誘拐した犯人の場面が出てくるのですが、「身代金は必ずある人物が振り込む」という犯人のセリフも、謎をさらに深くさせましたね~。
といっても注意深くエピソードを観ていれば大方謎は解けるのですが^^;
だからホント、もしエピソードを注意深く見てれば、誰が犯人かもわかると思います。
閉鎖的なロシア移民社会で起きた犯罪を、どうやって解決していくのか。
ギデオンの機転や、モーガンのプロファイリングガルシアの分析力など「すごいな~」って感激しましたし、犯人は凶暴で残忍な人間ということに不満はありませんが、いつものように犯人像を発表するシーンもなかったし、なんとなく犯罪に結びつく、犯人の動機もちょっと説得力に欠けるかな、と。
シナリオ自体はいいと思いますが、もうちょっと話に肉付けがあったらもっともっとよかったですね~。
2時間ドラマだったらよかったかもしれませんね。
あ、余談ですがこっちの昔のサスペンスドラマって、3時間ものとかあって
これはさすがに長すぎて途中で寝てしまうか、話忘れるかであんまりよくないですけどね^^;
2時間が集中して観れる限度だと思います。
さて、最後はエミリーが疎遠だった母親と打ち解けて、ディナーに出かける場面で終わりますが、このエピソード「家族模様」っていうのが隠れテーマのような気がしてなりません。
言ったらネタバレになっちゃうので、濁して終わりにしますね^^;
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プレンティス: An old Russian proverb reminds us, "There can be no good without evil."
(ロシアの古いことわざ「悪があってこそ善が存在する。」)
プレンティス: "Happy families are all alike; every unhappy family is unhappy in its own way." – Leo Tolstoy
(「幸せな家庭はどれも似通っているが、不幸せな家庭はさまざまに不幸せである。」レフ・トルストイ)