刑務所内は危険がいっぱい!

クリミナルマインド10第16話ロックダウン

 

 

クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド10第16話「ロックダウン」。

 

 

刑務所内で起こる連続殺人事件!

 

ターゲットは刑務官だからびっくり。

 

 

刑務所内の抗争か、それとも何か別の理由が?

 

 

刑務所内でプロファイリングを続けるホッチたち。
そして、ガルシアの「気をつけて」が現実になる恐怖><!

 

 

クリミナル・マインドシーズン10第16話「ロックダウン(Lockdown)」のあらすじと感想です。


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「ロックダウン」あらすじ

テキサスにある連邦刑務所で、この3ヶ月の間に2人の看守が相次いで殺害される事件が発生した。

 

被害者はいずれも首を刺され、口には靴下がねじ込まれていた。

 

この異様さから、刑務所を運営しているマイルズ・テート(Miles Tate)は、知り合いであるホッチナーに犯人のプロファイリングを要請する。

 

 

この刑務所はレーガン連邦刑務所として1969年に設立されたが、閉鎖する予定であった1年前にCitadel Corrections Company(CCC)という企業が買い取り、民間委託で運営されていたのだった。

 

殺害されたルディ・ハイタワー(Rudy Hightower)とキース・リヴァース(Keith Rivers)は、ともに正規に雇われている刑務官で、ハイタワーは刑務所内で起きた暴動のときに殺害された。

 

 

事件の背景から、アンサブは複数いるのではと推測するホッチナー。

 

また、刑務所にはサウス・サイド・クリップ・ネイション(the South Side Crip Nation)というギャンググループの創設者、ジュリオ・ワトソン(Julio Watson)が、殺人が起きる1ヶ月前に収監されたことから、彼を解放するための線も考えられた。

 

 

 

刑務所に到着したホッチナーたちは、それぞれの任務につく。

 

リヴァースの検死結果を聞こうと、矯正医官と面会するJJとロッシ。
しかし、医師は遺体の状況をほとんど把握しておらず、曖昧な言葉を残してその場を去ってしまう。

 

リヴァースの遺体を調べていたロッシは、リヴァースの指が7本折れていることに気がつく。
ハイタワーも確か7本指が折られていた。

 

しかし、ハイタワーにあった防御創は、リヴァースには見かけられなかった。

 

 

 

リヴァースの遺体が発見された現場を検証するモーガンとキャラハン。

 

遺体が遺棄されていた物置の棚はかなりの高さがあり、犯人は少なくとも2人以上だとモーガンは指摘する。

 

 

犯人らは監視カメラがどこにあるのか把握しているようで、大きなホールに面した部屋を選んだのもそのためだったと考えられる。

 

大きなホールなのになぜカメラが一台も無いのか不思議に思ったキャラハンが、看守長のデール・シェイバーズ(Dale Shavers)に聞くと、過去に何度も監視カメラをつけるように申請しているが、CCCの幹部にコスト面を理由にいつも却下されていたと不満げに答えた。

 

 

モーガンは、刑務官が事件に絡んでいる可能性もあると感じ取るのだった。

 

 

 

囚人たちにインタビューを開始するホッチナーたち。

 

その中でも事件に関係していると考えられるワトソンは、自分は何もしていないし何も知らないと情報提供には消極的だった。
しかし、殺害された両刑務官に対しては、「グリーンユニフォーム(囚人服)を着ている奴らは皆2人がいなくなってせいせいしていると思うぜ」と、意味深な言葉を残す。

 

 

ギャング関連の事件の可能性は薄れたものの、他の囚人たちも何か知っているかの様子が見て取れた。
しかし皆口を固く閉ざし、インタビューからはほとんど情報を得ることができなかった。

 

 

 

囚人たちのファイルを調べていたリードは、3ヶ月前に突然姿を消したデヴォン・ホワイト(Devon White)という一人の囚人の存在を発見する。

 

3ヶ月前というと、ハイタワーが殺害された時期と一致する。

 

 

記録から消えたホワイト囚人がどこに行ったのか調べようとしていた矢先、新たな事件が発生する。

 

殺害されたのはランドール・ジェファーソン・ジョーンズ(Randall Jefferson Jones)という囚人で、刑務官ではなかった。
ジョーンズはレイプ魔で、通常なら刑務所内を自由に出歩ける身ではなかったが、刑務所側に囚人たちの情報を提供し続けることから、特権を与えられていたのだった。

 

ジョーンズは浴室で殺害されており、性的暴行の痕が見られたが、指が7本折られ、口には靴下がねじ込まれていた。

 

 

現場内は監視カメラはなかったものの、殺人を行う場所としてはかなり大胆だと分析するリード。

 

 

これは我々BAUに向けた挑発的なメッセージだと受け取るホッチナーだった。

 

 

 

ガルシアは、ハイタワーとリヴァースのお金の動きについて気になる点があるとモーガンに告げる。

 

ガルシアによると、2人の銀行の出納行動が一致しており、一人がお金を引き出すと、もうひとりがそれと全く同じ金額を入金しているというのだ。その金額は200~2000ドルと変動がある。

 

さらに2人は、お互いにチェック(小切手)を発行していることも明らかになる。

 

 

 

殺害された被害者たちと、デヴォン・ホワイトの関係を調べていたリード。

 

ホワイトは物静かな模範囚人で、暴力を働いた過去は認められなかったが、頻繁に医務室を訪れており、その理由が喧嘩によるケガだった。

 

さらに、ホワイトの懲罰報告を提出していたのは誰よりもハイタワーとリーヴァーだったのだ。

 

 

医務室のメディカルチェックを調べてみると、ホワイトは何度もレイプ被害にあっていることがわかる。

 

おそらくジョーンズが加害者だったと考えられる。

 

 

 

今回の事件はホワイトが関係しているのではないか。
ホワイトを見つけ出すため、囚人たちに再びインタビューをするホッチナーたち。

 

その中のひとり、ホワイトと同じ図書館で働いていたサム・プリチェット(Sam Pritchett)は、ホワイトはおとなしく、いい若者だったと答えた。

 

ロッシはプリチェットが、20年間働いていた図書館の仕事から突然違う場所に移動させられたことを不審に思って聞くと、たくさん本を隠し持っていたのが理由だということだった。

 

ホワイトのことをもっと知っている様子を見せるプリチェットだったが、ついに口を開くことはなく、有益な情報を得られることは再びなかった。

 

 

 

CCCが刑務所を運営する前は、懲罰報告の対象にもなったことがなく、医務室にも訪れたことがない模範囚人だった者が問題を起こす。
この原因は、刑務所内にファイティング・クラブがあるのではないかとリードは指摘する。

 

もしそうであれば、模範囚人のホワイトが頻繁にけがをするのもうなずけるし、刑務官たちの金の動きも説明がつく。

 

 

あとはホワイトの所在を見つけるだけ、という段階に来た矢先、シェイヴァーズとある囚人との小競り合いが起こり、身の危険を感じたシェイヴァーズが囚人を撲殺してしまう。

 

 

死亡した囚人の名前はパトリック・バトラー(Patrik Butler)で、犯行に使われたとみられる靴下を隠し持っていた。

 

バトラーが倒れていた独房をふと見上げたリードは、その独房の番号が「34番」であり、それが数字の「7」と関係していることに気がつくのだった…

 

 

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「ロックダウン」感想

刑務所内での捜査というだけで恐怖心が3割ぐらいアップしたエピソードでした。

 

犯人は囚人たちかもしれないし、刑務所に勤務している人間かもしれませんからね~。

 

 

それに、ケータイやパソコンの利用が制限されるわけだから、"塀の中"で何かあったら><

 

 

なかなか連絡がつきにくいガルシアがモーガンを心配して「気をつけてね」と言ったけど、それがまともにあたってしまいましたよね、最後は。

 

 

刑務所内での殺人事件、という構想はユニークでしたが、終わり方に「?ちょっと」という感じが残りました。
これまで起きていた殺人事件は復讐が目的で、最後モーガンや正直者ポリンスキー刑務官を絶体絶命の危機に陥れたのは、刑務所内の出来事を「なかったこと」にするための別の犯人の仕業、と複雑だったですよね。

 

しかも、復讐目的の犯人が誰かわかったのも最後の方ですし、"口封じ"の実行犯もそれからすぐに姿を現しましたよね。

 

 

その口封じの方法がA棟の「ロックダウン」ですからなにか大げさ過ぎて、「このおっさん、何してるの?!そこまでする?!」と、やや気持ちが冷めてしまいました。

 

 

1時間で決着させるのは無理だったかな、2時間ドラマぐらいがちょうどよかったような内容だと思いました。

 

 

これだけだったら「まあまあのエピソードかな」になったけど、デヴォン・ホワイトの話が泣けますよね。

 

 

囚人の中でもいい囚人がいたのはわかりますが、囚人は囚人。
感謝や同情の気持ちは持っていても、それをあえて隠して対応したモーガンとロッシの表情が印象的でした。

 

 

気の毒な犯人

デヴォン・ホワイトの死をきっかけに起こった今回の連続殺人事件。

 

犯人は、囚人のパトリック・バトラーでした(囚人の協力者あり)。
クリミナルマインド10第16話「ロックダウン」あらすじと感想
出典

 

 

バトラーは、ファイトクラブで強制的に闘わせられ、友人だったデヴォンを死なせてしまったことがトラウマになり、刑務官や看守寄りの受刑者を襲ったのでした。

 

 

おとなしい部類の囚人に入っていたバトラーが、凶暴なシリアルキラーと化すほどですから、その憎悪は計り知れません。

 

 

殺人という選択は良くないことですが、追い詰めた方にも責任がありますよね。

 

 

最期はシェイヴァーズに撲殺されて命を落としてしまいましたが、本当に気の毒な犯人だったと思います。

 

 

元凶はこのおっさん!

刑務官殺害の犯人ではないですが、そのきっかけを作ったのがデール・シェイヴァーズでした。

 

クリミナルマインド10第16話「ロックダウン」あらすじと感想
出典

 

刑務官たちをまとめ、ファイトクラブを運営していた親玉。

 

 

追い詰められ、ロックダウンしてまで自分の身を守ろうとした、大騒がせなヤツでしたね。

 

逃げ切れないと思ったら銃で自殺。

 

 

まったく、いくつの命を道連れにしたら気が済むんだ、という終わり方でした。

 

 

でた、「チョコレートサンダー」!

ガルシアがモーガンに連絡したときに、「チョコレートサンダー」連発しましたね!

 

たしかこの言葉はセクハラにあたる言葉と指摘されていたはず。

 

 

セクハラセミナーあったけど、ガルシアとモーガンの間ではなかったことになってるようですね^^;

 

 

やっぱりガルシアとモーガンはこうでないとですよね♪

 

 

ギャングの親分、いい人だった(涙)

 

ジュリオ・ワトソン
出典

 

 

ロックダウンされて、極悪囚人たちに拘束されてしまったケイトとモーガン。

 

 

武器持ってないし、相手は囚人だし、誰かどうにかして~><

 

 

と、絶叫したくなったときに現れたのが、あのワトソンでした。

 

「FBIの人間に手を出したら命はないぞ」の一言で、見事トーンダウンしましたよね。

 

 

事件が解決して、モーガンが感謝の気持ちを述べると

"Yeah, well... Brothers gotta stick together, right?"
(ああ、そうだな…兄弟は団結するものだろ、違うかい?)

 

と、粋な台詞を残して去ります。

 

初めは容疑者として疑われていたけど、なんだ親分、いい人じゃない(笑)

 

 

ここでの「兄弟」というのは、アフリカ系アメリカ人という意味合いが強いですね。

 

 

ピチェットおじさん(涙)

ホワイトと中の良かった囚人のサム・ピチェット。

 

サム・ピチェット
出典

 

 

一人ぼっちのホワイトの隣にさり気なく座ったり、ホワイトがピチェットのためにこっそり本を調達したりと、密かに友情を育んでいました。

 

ホワイトがいなくなってどんなに寂しかったことか。

 

それをBAUにもあまり言えずにどれだけ悔しかったことか。

 

 

最後ロッシが本が入った箱をピチェットに渡しますが、それはホワイトがピチェットのために選んだもの。

 

 

ロッシが去ったあと涙を流していましたが、切なかったですよね(;O;)

 

 

ピチェットを演じたのは俳優でありコメディアンのウィリアム・スタンフォード・デイヴィス。
とっても味のある、いい演技してました。

 

 

とても印象に残ります。

 

 

あ、シ、シェイヴァーズの傷が!

バトラーとの小競り合いで、額を思い切りきったシェイヴァーズ。

 

このときは右側の額に傷がありました。

 

その後更衣室でポリンスキーと会話するシーンが登場しますが、始めのシーンではシェイヴァーズの額の傷は左側に。
そして、ポリンスキー一人が映し出され、画面がシェイヴァーズに切り替わった途端に傷が右側にテレポート!

 

 

これにはびっくりですね~。

 

 

傷も操るシェイヴァーズ、恐るべし(笑)!

 

 

民間委託で運営する刑務所って本当?

エピソード内で舞台となった刑務所は、DoJ(アメリカ合衆国司法省)と契約したCCCという民間企業が運営している、という設定でしたが、「アメリカには民間運営している刑務所ってあるの?!」と、びっくりしてしまいました。

 

 

調べてみると本当にあったシステム!

 

 

プライベートプリズン(Private prison)と呼ばれる、政府から委託された民間経営の刑務所は、1980年代に受刑者が急増したことで、コスト面や収容数の問題が地方レベルから連邦レベルまで膨れ上がり、これに目をつけた企業が次々に介入し、登場しました。

 

ですが、安い労働力を使って利益を上げるというのが介入した企業の大きな理由ですが、これが崩壊を招くことにつながっていきます。
2016年8月18日付けのBBCニュース(英語)によれば、アメリカ合衆国司法省は、段階的にプライベートプリズンを閉鎖していくということです。

 

 

安い賃金確保のため、微罪で長期間服役させられるケースも出るなど、囚人矯正という目的よりも、利益優先という方向に行ってしまったようですね。

 

セキュリティの面からも問題があるということで、まあ、ビジネスだから仕方ないけど、こういうことはやっぱり民間に任せるとろくなことはない、といったところでしょうか。

 

 

国民の罪は政府が責任をもって償い、国民の安全は政府が責任を持って守る、ということに徹底してほしいですね。

 

 

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「ロックダウン」キャスト

  • ブレイク・アダムス(Blake Adams) ドン・ブラック
  • ジェレミア・W.・ビルケット(Jeremiah W. Birkett) ジュリオ・ワトソン
  • エキシー・ブッカー(Exie Booker) ウィザースプーン
  • スコット・ブロデリック(Scott Broderick) ルビー・ハイタワー警察官
  • ウェス・チアーズ(Wes Cheers) 囚人
  • ジョン・コッカ(John Cocca) 刑務官
  • マット・コーボーイ(Matt Corboy) トム・ポリンスキー警察官
  • ウイリアム・スタンフォード・デーヴィス(William Stanford Davis) サム・プリチェット
  • ジョン・ダフ(John Duff) 取り巻き
  • デヴィッド・ファーカス(David Farkas) キース・リヴァース警察官
  • ロバート・グラント(Robert Gant) マイルズ・テート刑務官
  • マイケル・ハリス(Michael Harris) ガード
  • ザンゴ・ヘンリー(Xango Henry) ウィークス
  • イサク・キーズ(Isaac Keys) パトリック・バトラー
  • トミー・ラミー(Tommy Lamey) ランドール・ジェファーソン・ジョーンズ
  • エイス・マレロ(Ace Marrero) ネルソン警察官
  • ヒース・マックガフ(Heath McGough) ラリー
  • ポール・ノブレガ(Paul Nobrega) ブルース・ボレゴ医師
  • ウィリアム・ラグスデール(William Ragsdale) デール・シェイヴァーズ看守長
  • マーク・セモス(Mark Semos) SWATエージェント
  • マーカス・T.・トーマス(Marcus T. Thomas) デヴォン・ホワイト
  • ラマー・アッシャー(Lamar Usher) サム・プリチェットの囚人仲間
  • フィリップ・E.・ウォーカー(Phillip E. Walker) 囚人

「ロックダウン」で引用された格言

ホッチナー: "When the prison doors are opened, the real dragon will fly out." — Ho Chi Minh
(「監獄のドアが開くとき、本物のドラゴンが飛び出す」ホー・チ・ミン)

 

ロッシ: Dwight D. Eisenhower once wrote, "If you want total security, go to prison. There you're fed, clothed, given medical care and so on. The only thing lacking is freedom."
(ドワイト・E・アイゼンハワー「完全な安全が欲しいなら監獄へ。そこでは食事、衣服、医療などが受けられる。ただ一ついる欠けているのは自由だが。」)

「ロックダウン」で使用された曲

クリマイ挿入曲 ザ・ゴスペル・ウイスキー・ランナーズ「マディ・ウォーターズ」(Muddy Waters by The Gospel Whiskey Runners)

 

 

 

メンバーはJerrod Turner, Colette Boley, Jordan Qualls, Ryan Turner, Ryan Stillwaterの5人で、カリフォルニアを拠点に活動しています。

 

 

エピソードではちょうど、オープニングテーマに切り替わる直前に流れている曲です。

 

 

クリマイ挿入曲 ハンサム・ジャック「エコーズ」(Echoes by Handsome Jack)

 

 

ホッチたちが刑務所に到着したときに流れていましたが、"Got two vehicles coming in!"というフレーズと同時にホッチたちを乗せた2台の車が刑務所の門をくぐったので、「うわっ、ぴったり!」と、思わずつぶやいてしまいました。

 

 

クリマイ挿入曲 オールマン・ブラウン「アンシェント・ライト」(Ancient Light by Allman Brown)

 

 

エピソードの最後で流れました。

 

 

歌っているオールマン・ブラウンは、イギリスのロンドン出身の歌手。

 

ただ美しいだけでなく、力強さが横たわっているような声が印象的です。

 

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