クリミナルマインド メイヴ

 

 

シーズン8第20話「錬金術」での、メイヴのセリフ。

 

もちろんメイヴが生き返ったわけではありませんが(メイヴがどうなったか知りたいなら「ツークツワンク」を)。

 

メイヴを失った悲しみを乗り越えようと、仕事に打ち込むスペンサーが健気なエピソードでした。

 

 

忘れようと思っても忘れられない。
それが睡眠障害となってスペンサーを苦しめていましたが、ロッシのアドバイスを受けた後、スペンサーは夢の中でメイヴと再会!

 

 

そのシーンがとても好きなので、ご紹介しますね♪


メイヴとの「再会」

スペンサーの夢の中。

 

スペンサーはオックスフォード大学の図書館に座って本を読んでいる。

 

ウエイターにダブルエスプレッソを注文するスペンサー。

 

そして「私はノンファットラテ」と、注文する声が。

 

 

スペンサーの目の前に座っていたのはメイヴでした。

 

 

ここからのやり取りがとても好きなのでそのままご紹介しますね。

メイヴ:"Fancy meeting you here."(こんなところで会えるなんて)

 

スペンサー:"Hi."(やあ)

 

メイヴ:"Hi."(ハイ)
"Did you know Sir Arthur Conan Doyle probably sat right here drinking his coffee about 130 years ago?"
(知ってた?約130年前サー・アーサー・コナン・ドイルはここに座ってコーヒーを飲んでたかも知れないのよ)

 

スペンサー:"I think he probably drank tea."(たぶん飲んでいたのは紅茶だと思うけど)
"You know, given his comment that the tea fields of Ceylon are as true a monument to courage as is the lion at Waterloo."
(ドイルの言葉を借りれば「セイロンの紅茶畑は『ワーテルローライオン』のような真の勇気の記念碑だ」)
※ここはちょっと説明がいりますね。『セイロン』は現在のスリランカのことで、かつてはイギリス連邦の自治国でした。
英国はセイロンで茶畑の開拓を進め、大規模なプランテーションや紅茶工場が誕生しました。セイロンの茶畑を上から見ると、地上絵のような、模様に見えるという特徴があります。『ワーテルローライオン』は、
ワーテルローから南南東に5kmほど離れたモン・サン・ジャンにあるライオンの記念碑のこと。1815年の「ワーテルロー」にちなんだ記念碑ですが、この戦いで、ナポレオン率いるフランス帝国軍は、英国ら同盟国に大敗を喫しました。
ドイルは、セイロンに巨大な茶畑を発展させた英国の偉業に、ライオンの記念碑を重ねて見ていたようですね。

 

メイヴ:"Spencer."(スペンサーったら 笑)

 

スペンサー:"And this is Oxford."(そしてここはオックスフォード)
"Didn't sir Arthur Conan Doyle go to school at the University of Edinburgh?"
(サー・アーサー・コナン・ドイルは、エジンバラ大学へ行ったんじゃなかったっけ?)

 

メイヴ:"Are you gonna argue with everything I say?"
(私が言ったことに反論する気? 笑)

 

スペンサー:"No, of course not."(いや、もちろん違うよ)

 

メイヴ:"You know, there is such a thing as too much logic."
(ロジックありすぎるわね)

 

満面の笑みを浮かべながら会話する2人。
メイヴが生きていたら、きっとこんなふうに過ごしていたんだろうなあ、と切なさがこみ上げてきました。

 

でも、スペンサーと会話していると、どうしても理論的になってしまうようですね。
メイヴはうんざりしているわけでもありませんが、せっかくの時間をもう少し違ったことに使いたかったようです。

 

 

ここで突然レコードがかかります。

 

 

スポンサードリンク

ダンスする2人

クリミナルマインド メイヴとリードのダンス

 

メイヴは立ち上がり、「ダンスして」とスペンサーに手を差し出しました。

 

「なんで?」と聞き返すスペンサー。

 

何も聞かずにダンスしてあげなよ!
と、突っ込んだのは私だけではないでしょう。

 

スペンサーらしい反応ですけどね(笑)

 

その次のメイヴのセリフが最高でした。

メイヴ:"I want to hold you once before I'm a ghost of a memory."
(抱きしめてほしいの。記憶のカケラになる前に)

 

「ghost of a memory」って、幽霊のような、うっすらとした記憶という意味だと解釈しました。

 

永遠にメイヴを忘れたくなくて眠れなかったスペンサー。
そんなスペンサーの気持ちを理解していたかのような、メイヴのセリフでした。

 

さすがのスペンサーもメイヴの気持ちに気づいたようですね。

 

しっかりと抱き合い、最初で最後のダンス。

 

2人の気持を考えると、「切ない」意外に言葉がありません(涙)

 

 

センチメンタルになる場面ですが、何度も見たくなるんですよね。

 

印象に残る、とてもいい場面でした。


  このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事も読まれています。