クリミナルマインド・シーズン10第13話「ギデオンの遺言」に、ギデオンの息子スティーヴンが登場しました。
スティーヴンの存在は、ずっと前からわかっていましたが、実際に登場するのはこのエピソードが初めてだったんですよね。
スティーヴンから見た父・ギデオンや、彼の気持ち、そしてロッシとの関係が明らかになり、とても興味深かったです。
これからご紹介するセリフは、エピソードの終わりの方でスティーヴンがロッシに言ったものですが、すごく印象的で「ギデオン~!」となった場面でした。
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事件が解決し、それぞれがギデオンの自宅を去る準備をしています。
スペンサーは、スティーヴンにギデオンの指輪を渡します(犯人がトロフィーとして持ち去っていた)。
哀しみを伴ったハグをした後、ロッシがスティーヴンに近づいてきます。
そして、「君のお父さんの仕事ぶりは見事だった。君がいたからさ。お父さんは君が素晴らしい人生を送るのにふさわしい世の中を作りたかったんだ」と、言葉をかけます。
「ありがとう」と、うつむきながら答えるスティーヴン。
ここでご紹介するセリフが出てきます。
"He always said you were his family."
(父はいつもあなたは家族の一員だと言っていた)
ああ~。
ギデオンとロッシの絆の深さを感じますね。
しかもスティーヴンは、なぜ父がそう言っていたのかわかると言うじゃないですか。
これ以上嬉しいことはないですよね、ロッシ!
ロッシは「なにか必要なことがあったら知らせてくれ」とスティーヴンに言いますが、この言葉にロッシの気持ちが凝縮されていますね。
「ギデオンの遺言」を見ていると、ギデオンがロッシのことを家族の一員のように感じていたことが伝わってきていましたが、その気持がスティーヴンの一言に刺激され、この場面ではギデオンに対する哀愁が一気に溢れ出て来てしまいました!
ギデオン~(涙)
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特にギデオンとロッシの間に強い絆を感じたのは、ギデオンがロッシのミドルネームをそのまま息子の名前にしたことがわかったシーン。
ギデオンとロッシはBAUの前身、BSUから共に仕事をしていました。
エピソードでは1978年当時の回想シーンが出てきますが、行方不明になっているタラを見つけたいと、ムキになってるギデオンにロッシは「父親になるんじゃない?」と、プロファイリング(?)
ギデオンは「(その推理)悪くないね」とにっこり。
もうすぐスティーヴンが生まれる予定だったんですね。
車に乗り込んだギデオンはロッシに「君のミドルネーム何?」と聞きますが、これがスティーヴンの名前の由来でした。
BSUと言っても、メンバーはギデオンとロッシの2人。
性格の違う2人だったけど、気が合ってる様子がエピソードから伺えました。
自分の子供に「スティーヴン」と名付けるくらいですから、ロッシに対しては仕事の同僚以上のものを感じていたんでしょうね。
よっぽど「父親になるんじゃない?」っていうロッシのプロファイリングが気に入ったとか(笑)
時は流れ、そのスティーヴンが立派な青年になって眼の前に現れたわけですから、その時のロッシの気持ちを考えるとじ~んときてしまいます。
ギデオンとロッシのこれまでの歴史を考えると、ギデオンがロッシのこと家族の一員のように思っていても不思議ではないですよね。
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ロッシはギデオンがBAUを去った後に登場しました。
どちらもベテランのプロファイラーですが、性格やキャラは違いますよね。
情熱的で天才肌のギデオンと、温厚で豊富な知識と経験から柔軟にプロファイリングするロッシ。
2人が重なってると感じることは殆どないのですが、「ギデオンの遺言」以降、ロッシとギデオンが重なって見える事も出てきました。
スティーヴンのことを気にかけたり、ギデオンを失ってひどく落ち込むスペンサーのチェス相手をしたり。
これは、ロッシがギデオンと共に歩んできた歴史があるからでしょうし、「家族の一員」と思わせるような安心感をロッシは持ってるのかもしれません。
本当に仲間に対しては世話焼きですよね、ロッシ。。
「クリミナルマインド」にロッシは不可欠、これからも「お父さん」として輝いていてください!