毎週金曜日に自殺するティーンネイジャーたち!
彼らは本当に自殺なの、それとも?
そしてJJがこの事件に思いを入れるワケは?
真相が明らかになるまで画面から目が離せない!!
クリミナル・マインドシーズン5 第13話「リスキーゲーム(Risky Business)」のあらすじと感想です。
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JJは、Samuels(サミュエル)ワイオミング州ウィンタ郡保安官から、郡内で起きている、ティーンネイジャーが連続して自殺するケースについて捜査要請の連絡を受ける。
ウィンタ郡エヴァンストンでは、6日前の金曜日、Trish Leake(トリッシュ・リーク)とRyan Krouse(ライアン・クラウス)というティーンネイジャーが、自分の部屋でそれぞれ首をつって自殺をはかり、どちらも死亡している。
さらにその前の週の金曜日にも、近くの町に住む10代の少年たちが首をつって死亡していた。
被害者たちは犯罪歴もなく、自殺する理由が見当たらないような普通のティーンネイジャー、しかも2週間で4人は平均の自殺率よりはるかに高い。
JJから事件の概要を聞いたホッチナーは、不審死として捜査を解することを決める。
今回はガルシアも現地に同行することになった。
自殺した生徒たちは、インターネットの世代であり、もし自殺なら誰かがインターネットを使って間接的に関与している可能性があり、それを調べるためだった。
ウィンタ郡保安局では、サミュエル保安官がJJたちを迎える。
その後メンバーたちは2手にわかれ、ライアンとトリッシュの家にそれぞれ出向いて両親から事情を聞く。
その部屋の様子から、ライアンもトリッシュも自殺するような兆候は見当たらなかったし、両親も、我が子の自殺を疑っていた。
プレンティスは両親の了解を得てトリッシュのラップトップを保安局に持って行き、ガルシアに分析を依頼する。
そしてガルシアは、トリッシュのラップトップからトロイの木馬によって隠されていたディレクトリを発見、トリッシュは自殺した当日、「The choking game(窒息ゲーム)」というサイトを見ていたことがわかった。
このゲームは、首を絞めることによって、ドラッグをした時のようなハイな気分を味わえるということで、普通のティーンネイジャーの間に流行っているゲームだという。
ライアンが使っていたパソコンのIPアドレスから、ライアンもトリッシュと同じサイトを見ていたことがわかる。
さらにガルシアは、サイトにテキスト音声変換アイコンを見つけてクリックすると、「さあ、やるんだ」という煽り文句が聞こえてきた。
アイコンは他にも有り、窒息ゲームは参加者同士のコンテストになっており、一人でやること、窒息の様子をカメラに収めることなどルールもあった。
窒息ゲームの書き込みなどから、ホッチナーたちは保護者の前でプロファイルを発表する。
被害者たちが通っていた高校を訪れたリードは、ライアンの同級生たちを目の前にライアンの死を例にあげ、「窒息ゲームの参加を思いとどまる」ようアドバイスをする。
すると一人の生徒が異議を唱え突然教室を飛び出す。
モーガンがすぐに少年を追いかけ捕まえると、少年の首に首を絞めたような痕があることを発見する…
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自殺の理由のない子どもたちが突然自殺をする理由が窒息ゲーム、という設定ですが、実際ありそうでないようなテーマですよね。
不気味。
なぜ自殺の兆候を見せない子どもたちが自殺なんて…
という理由が知りたくなり、それがすぐにわかってなるほど~、とストレスためる必要なく良かったんですが
なぬ~、窒息ゲーム?!
「誰、こんなことけしかける奴は?」
と、犯人が知りたくなって再びやきもきしてしまいました^^;
このエピソードでの活躍が目立ったのはJJとガルシアの2人。
通常BAUは自殺のケースは取り扱わないのですが、JJは「何かある」という直感を信じて今回のケースを捜査するようプッシュしました。
それがなかったら事件解決になりませんでしたからね。
一方のガルシアですが、パソコンの分析もさすがでしたね。
それに、首に締めた痕がある少年Christopher(クリストファー)にインタビューして、心を開かせることに成功したりと、普段見られないような活躍ぶりをしてくれたのでそれがとても新鮮でした。
特に短い間でしたが、クリストファーと心を通わせるシーンは、ネット専門用語とか出てきて「??」もあったけど良かったですよ(*´∀`*)
首をロープや手で締めて脳に血流を止めたあと再び手を緩めると、ふわっとしたようないい気分を味わうのが窒息ゲーム。
実際にアメリカで爆発的に流行し、1995年から2007年の間に、6~9歳の82名が死亡したということです(引用元)
普通に考えたら死ぬでしょ?
でも、これだけの人数の人が実践してしまうって、ネットは怖いです。
以前洗剤を飲むという動画が拡散して、ほんとに真似して命を落としたというニュースを聞きました。
やったら危ない、というメッセージが伝わらず「おもしろそう」ってやってしまうのでしょうか。
特に子供は疑いもせずにやってしまうんでしょうね。
窒息ゲーム同様、こういう動画は規制が必要なんじゃないかな、と思います。
さて、「窒息ゲーム」の続きですが、をしている若者は、
といった特徴がが挙げられるそうです。
リスクを犯してまで得る価値のある快感なのでしょうか。
にしても怖いです…
今回のエピソードは、日本の映画「自殺サークル」がベースになっているそうです。
「自殺サークル」は、2002年に日本で公開された、R-15指定映画。
ある日新宿駅で54人もの女子高校生が、手をつないで一斉に電車に飛び込むという集団自殺が発生。
その後、その集団自殺が各地に飛び火していくというストーリー展開ということですが、洗脳されたように自殺に踏み切ってしまうところは、今回のエピソードを連想させますよね。
この映画観てないのでなんともいえませんが、「54人の集団自殺」と聞いただけでショッキング。
映画のレビューを読むと、グロい、いまいち理解できない部分がある、といった感想が多かったです。
確かに集団自殺する心理って普通だったら理解できないのは当たり前かも^^;
この「自殺サークル」には続編があって、それを観ると、「自殺サークル」ではよくわからないもやもやが、少しはすっきりするそうですよ。
「自殺サークル」の続編はこちらです。
事件が解決して帰りの飛行機の中。
JJは何かあると感じていたホッチは、JJに声をかけます。
そしてJJは、自分の自殺した姉のことをホッチに話し始めるんですね。
JJが11歳の時のこと。
姉がJJに自分のお気に入りのネックレスを渡し、「どんなことがあってもあなたを愛しているわ」という言葉をかけ、自らの命を断ったというのです。
だから、ネックレスをしていたし、今回のケースにJJは思い入れがあったんですね。
そして、自殺した子どもたちが、「突然の愛情表現もしていない」ことに疑問と指摘したんですね。
ようやく謎が解けました!
そして、JJがホッチにかけた「身近な人を失くすのは辛いけれど、いつか彼女を思い出しても切なくない、幸せになれる時が来る」という言葉には、ホッチへのJJの優しさが滲んでいました。
きっとヘイリーを失い、傷が癒えていないホッチのことを気遣って言ったんでしょうね。
「ありがとう」と言ってスグ下を向いたホッチはJJの言葉を噛み締めているようでした。
この場面は、クリストファーとガルシアの次に好きです。
事件の結末といい、JJの過去といい、なんだか今回はすごくセンチメンタルな気分になったエピソードでした。
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JJ: "Life is a game. Play it. Life is too precious. Do not destroy it." - Mother Teresa
(「人生はゲーム、楽しみなさい。人生は宝、大切になさい」マザー・テレサ)
JJ:"Experience is a brutal teacher, but you learn. My God, do you learn." - C.S. Lewis
(「経験は残酷な教師だが、人を大きく成長させてくれる」C・S・ルイス)
フライリーフ「エナミー」(Enemy by Flyleaf)