買い物中に女の子が行方不明になり、巨大モールは全館封鎖に!
捜査情報が少ない中、大型ショッピングモールで起きた誘拐事件を捜査するホッチたち。
犯人はモール内にいるの?
早く見つけないと、第2の殺人が起きてしまう><
果たして事件の結末は?!
クリミナル・マインドシーズン3 第5話「空白の7秒(Seven Seconds)」のあらすじと感想です。
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ヴァージニア州にある大型ショッピングモール「ポトマックミルズ」で、家族と買い物に来ていた6歳のKatie Jacobs(ケイティ・ヤコブス)が行方不明になった。
ショッピングモールは直ちに閉鎖され、James Franklin(ジェイムズ・フランクリン)捜査官が指揮をとることに。
そして、FBI緊急展開部隊が対応にあたった。
このショッピングモールでは、1週間前に、ケイティと同い年のJessica Davis(ジェシカ・デイヴィス)が、ケイティが行方不明になった時と同じ時間帯に行方不明になり、遺体となって発見された事件が起きたばかりだったため、ケイティの両親は、かなり神経質になっていた。
ホッチナーたちが現場に到着する。
設置された監視カメラには、ケイティが外に出た形跡は捉えられておらず、ジェシカの遺体はモール内に発見されたことから、犯人とケイティはモール内にいる可能性が高かった。
監視カメラを分析すると、ケイティは行方不明になる寸前、誰かと一緒にいたことがわかるが、カメラは誰かというところまで捉えていなかった。
ケイティの両親から事情を聞くホッチナーたち。
ケイティと一緒にいた人物には心当たりがなく、しかもジェシカとケイティには接点がないことがわかった。
そして、ケイティは失踪する直前まで、いとこのJeremy(ジェレミー)と一緒にゲームコーナにいたという。
ジェレミーは何も覚えていないと主張する。
それでも、と思い出そうとしているうちに、彼はパニックアタックになってしまった。
監視カメラを分析していたガルシアは、ケイティの姿が、たった7秒間のうちに監視カメラから消えてしまったことを発見する。
しかし、犯人が映っていないため、誰が一緒にいたのかは特定できないままだった。
必死の捜索が続く中、フランクリン捜査官は、ゴミ箱の中からネックレスを発見する。
そのネックレスは、ケイティが身につけていたものだったが、よく見るとそのネックレスは24金で、ついていた宝石は本物だった。
小さな子供が高価なものを身に着けていることに不信を抱いたJJが、ケイティの両親に聞くと、ケイティは学校で拾ったものだと言ったという。
こういうネックレスを落とせば落とし主は必ず探すはずだが、そうでないということは、ケイティは両親に嘘をついたのではないか、と、ホッチナーは推測した。
ネックレスの状態から、犯人はをそれをケイティの首から引きちぎったに違いない。
犯人の動機は怒りによるもの、つまり、個人的にケイティまたは両親に恨みを持つものの犯行で、ジェシカの件とは別の犯人によるものだ。
ホッチナーはふたたびケイティの父親に話しを聞くが、その言動に疑問が出てきて問い詰める。
一方、ケイティの両親から許可を得て、ケイティの部屋を捜索していたリードとモーガンは、そこでケイティが抱える心の闇を発見する…
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恒例の飛行機に登場して移動するシーンもなければ、プロファイリングを発表するシーンもない、珍しいエピソードです。
といっても捜査は急を要する事件だったので、こっちのほうが緊迫感が余計でたかもしれませんね^^
犯人は最後のほうで明らかになってきますが、始めのほうでは家庭の問題など全く出て来なかったので、エピソードが進むに連れ
え? え? うそ? うそ? そんな事情が!
という気持ちが高ぶって、「あ~、なるほど、この人が犯人かー。むかつくなー、しかしヾ(*`Д´*)ノ"」と、最後は落ち着きました(苦笑)。
ケイティのお母さんが、マイクを使ってケイティを無事に返してほしい、と呼びかける場面が出てきますが、お母さんの演技があまりにもうまくて不覚にももらい泣きしてしまいました。
「ケイティはまだ幼い女の子。次の誕生日も祝う価値があるんです」
この言葉にノックアウト。
涙腺しばらく緩みっぱなしでした。
お母さんのそばいにいたJJも、心なしがグッと来ているような気がしました。
ところで、事件の舞台となったポトマックミルズというショッピングモールは実際にあるんですね~。
そこで起きた殺人事件や誘拐事件、という設定ですが、ショッピングモールのイメージに悪影響与えないかな、とか、類似の犯罪が起こったらどうするんだろ、なんていらぬ心配をしてしまいました。
事件が起こった時にモール内にいたお客さんたちは足止めを食らうわけですが、エキストラで出演したかった、なんてちょっと思ったりして(*´∀`*)
まあ、アメリカに住んでないんで、ただの憧れで終わりそうですが…
子供が巻き添えになった事件で、自分の子供が無性に恋しくなったのでしょうか。
事件解決後、ホッチは別居しているヘイリーの元へ行きます。
今、ヘイリーは妹さんと暮らしてるのかな??
熟睡しているジャックを起こすことなく、そばで座ってるホッチの表情は厳しく、もしかしたら離れてて寂しいのか、何を考えてるのか、ちょっと想像出来ませでした。
一人で何処かに行くはずのない子供が、いきなり行方不明になるって、両親だったら生きた心地がしませんよね。
子供が犯罪に巻き込まれるのは、たとえドラマでも胸が痛いです。
今回のエピソードは、子供が誘拐された事件を通して
といった人たちの心の動揺や、どうしてもケイティを生きたまま発見したい、という執念がうまく描き出されたエピソードだと思います。
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ホッチナー: Dostoevsky once said, "Nothing is easier than denouncing the evildoer. Nothing more difficult than understanding him."
(フョードル・ドストエフスキー「悪人を非難することは何よりもたやすく」)
ホッチナー: G.K. Chesterton wrote, "Fairy tales do not tell children that dragons exist. Children already know that dragons exist. Fairy tales tell children that dragons can be killed."
(G.K.チェスタトン「おとぎ話はドラゴンの存在を教えるものではない。そんなこと子供たちは知っている。ドラゴンを殺すことができるとおとぎ話は教えるのだ」)
イモジェン・ヒープ「ザ・モーメント・アイ・セッド・イット」(The Moment I Said It by Imogen Heap)