休暇を楽しむ学生たちがターゲット!

クリミナルマインド4第20話2人の殺人鬼

 

 

春休みの大学生たちで賑わうテキサスのビーチを狙う、犯人!

 

大学生のウキウキ気分を打ち砕く、無残な犯行!!

 

屈強な男性を狙う犯人の目的は?

 

 

事件のカギを握るのは、謎の美女かそれとも?

 

 

 

クリミナル・マインドシーズン4 第20話「2人の殺人鬼(Conflicted)」のあらすじと感想です。

 

 

 


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「2人の殺人鬼」のあらすじ

サウスパドレ島のホテル「ハドソンストリートホテル」で、春休み休暇を利用して訪れていた大学生、Daniel Keller(ダニエル・ケラー)の全裸遺体が宿泊していた部屋で発見された。
このホテルでは、3日前の晩にも同じような事件が起こっていた。

 

殺害されたのは大学生、Willam Browder(ウィリアム・ブラウダー)で、ダニエルと同じく春休みを利用して訪れていた。

 

 

ダニエルとウィリアムの死因は、どちらも窒息によるものだった。
さらに両遺体には、殺害される前に性的暴行を受けた痕が有り、裸のまま胎児のように体を丸められていた。

 

ガルシアの報告によると、室内でDNAが採取されたが、その数が100を超えており、犯人を特定するには程遠いものであった。

 

 

事件のあったホテルを訪れたロッシ、モーガン、リードは、ホテルマネージャーのJulie Riley(ジュリー・ライリー)に案内され、ケラーの遺体が発見された部屋を捜索する。

 

ベッドのフットボードに縄でこすれたような跡を発見、どうやら被害者は縄で手首を縛られていたようだ。

 

ではどうやって犯人は屈強なケラーを抵抗させずに縛ることができたのだろうか。

 

銃で脅し、相手が抵抗できないようにしてから、自分の手首を縛るよう強要したのかもしれない。

 

しかし腕の距離からすると、片手首はしばれても、もう片方を縛るのは不可能に近い。

 

犯人がもう片方の手首を縛ったとしたら、力に自信のあるケリーだったら、すきを突いて犯人に攻撃を加えているだろう。

 

しかしケラーにはまったく反抗したあとが見られなかった。
体内からは薬物も検出されていない。

 

 

3人は、犯人にはパートナーがいて、同意の上でケラーを縄で縛った、という結論に達する。

 

 

一方地元警察には、ブラウダーの父親とケラーのガールフレンドが訪れていた。

 

ブラウダーの父親の話によると、ブラウダーはアスリートで薬物をしていないことは、定期的に行われる薬物反応検査で証明されているし、ゲイではないか、というホッチナーの質問に当惑する。

 

一方ケラーのガールフレンドの話によると、ケラーは攻撃的なセックスを好む傾向があり、ゲイではないことがわかった。

 

このことから、犯人は女性パートナーを使って被害者を誘惑、女が被害者を縛ったあと登場して犯行に及んでいると推理した。

 

 

 

新たな殺人事件が発見する。

 

被害者の友人は、被害者はブルネットで緑色のドレスを着た女性と一緒にパーティーを抜けた、と証言する。

 

別のホテルで事件が発生したことから、犯人はFBIをハドソンストリートホテルで見かけた可能性がでてきた。

 

 

 

ホッチナーたちはここで犯人のプロファイルを発表する。

 

  • 犯人は支配型-従属型関係の20代男女のグループで一人は、ハドソンストリートホテルの客か従業員。
  • 男はおそらく異性愛者で、普段は人の言うことを聞くタイプだが、パートナーに対しては支配型である。
  • 従属型の女は社交性に乏しく、頭の良さは普通で情緒不安定、支配型の性格に逆らえない。
  • ボスザル的な性格を持つアルファ男性をターゲットにするのは、性的欲求を満たすための犯行ではなく、被害者を支配したいという欲求からくるものである。

 

 

 

ホテルの監視カメラの映像を分析していたガルシアは、ホテルの従業員、Madison(マディソン)にしつこくつきまとうブラウダーの姿を発見する。

 

そこへケラーの遺体発見者でホテルの掃除係、Adam(アダム)が止めに入り、ブラウダーともみあってる姿が映っていたことをホッチナーたちに報告する。

 

 

マディソンのオフィスに行き、この一件について隠していたことを激しく問い詰めるロッシだったが、マディソンはジュリーに口止めされたという。

 

 

屋上にいたアダムを拘束するが、とても支配型の犯人には見えなかった。

 

 

その後、アダムがホテルで住みこみ従業員として働いており、家賃などはジュリーが面倒を見ていることがわかった。

 

ジュリーとアダムが容疑者として浮上、さらにジュリーが支配型でアダムが従属型なのでは、という見方がホッチナーたちの間で広がった。

 

 

2人にポリグラフ検査を実施するホッチナーたち。

 

 

果たしてその結果は…!?

 

 

 

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「2人の殺人鬼」の感想

エピソードの初めに、「アダムは?」というリードの質問に、女性が答えるシーンがあるのですが、それですでに「アダム」がタダものではないんだなという目でエピソードを見てしまったので、なんだろ、それがつまらなかったかな。

 

ジュリーとアダムの共犯ムードを伸ばしてたから先に出しちゃったのかな??
でもできれば初めのシーンは、事件が解決してから出して欲しかった気がします。

 

 

アダム役は「トワイライト」シリーズのジャスパー・ヘイル役で知られているジャクソン・ラスボーン。

 

クリミナルマインド4 第20話「2人の殺人鬼」のあらすじと感想
出典

 

 

大きな目が印象的ですよね~。

 

「アダム」はおどおどしてるような弱々しいキャラなんですが、「アマンダ」の演じ分けはさすが役者さん、とちょっと感心してしまいました(当たり前だけど^^;)
これがうまくいかないと、このエピソード成り立ちませんからね。

 

ラスボーン、グッジョブだと思います!

 

 

ラスボーンついでに。

 

彼はは身長177cmだそうですが、モーガンとリードと並ぶともっと小柄な印象を受けました。

 

アダム、モーガン、リード

 

 

モーガン(183cm)、リード(185cm)と、2人とも長身ですからね~。

 

私(162cm)が3人の間に入ったら、子供に見えそう~(苦笑)

 

 

あと、ちっちゃいツッコミですが、事件の被害者、ケラーが21歳の大学生と知った時は思わず、「老けてる~!」って突っ込んでしまいました^^;

 

 

罪を憎んで人を憎まず的な犯人

内向的で、虫をも殺せないようなタイプのアダム。
そして、そんなアダムを守る姉御的な存在のアマンダ。

 

同一人物なのですが、厳密に言うと犯人は「アマンダ」なんですよね。

 

母親を亡くし、継父の虐待という過酷な境遇の中で、解離性同一性障害(かいりせいどういつしょうがい)を発症、そして、「アマンダ」という別人格を作り上げたアダム少年。

 

アマンダにとってアダムは特別な存在で、常に暴力から彼を守ってきました。
しかもとても暴力的に。

 

日常的に暴力を受け、里親のもとをたらい回しにされてきた。
アダムという強烈な人格が出るほどですから、よほど悲惨さを極めたのでしょう。

 

だから、「アダム」は憎めないです。

 

アマンダは…やり過ぎですよね。

 

罪を憎んで人を憎まずとはこういう事を言うのでしょうか。

 

 

スペンサー、握手してる!

事件が発生したホテルを訪れた、ロッシ、モーガン、スペンサー。
マネージャーのジュリーが出迎えましたが、その時スペンサーちゃんと握手してるんです!

 

クリミナルマインド リード 握手2

 

 

スペンサーが「握手は…」と断る前に、ジュリーがサーッと手を出したからかも知れませんが、スペンサーにしてはとても珍しい!

 

 

シーズン1のエピソードでも、女性刑事と握手してましたよね。

 

もしかしたらスペンサーは女性に対しては寛容なのか、それとも警戒心が弱い?!

 

 

トバイアスとアダム

事件解決後、リードが「アマンダ」にアダムの居場所を尋ねるくらい、リードは彼に対して、人一倍思い入れがあるようです。

 

これはリードが以前多重人格者トバイアスに拉致された時
最後「トバイアス」の人格に命を助けられた経験があるからなんですね。

 

父親の人格の時は冷酷でしたが、本当のトバイアスは、スペンサーを助けた。
だから、アダムが犯人として逮捕されたことに虚しさを感じていたわけですね。

 

当のアダムは「消えて」しまいましたし。

 

アダムはどこかにいるはず、そのアダムを見つけたい。

 

そんな思いでアマンダの元を訪れますが、果たしてリードはアダムに会えるのでしょうか?

 

忍耐強く待つことを決めたスペンサーですが、最後の場面でのアマンダとのやりとりは印象的でした。

 

 

サウスパドレ島

サウスパドレ島は、テキサスにある細長い島で、テキサスのベストビーチとして知られています。

 

 

 

クリミナルマインド4 第20話「2人の殺人鬼」のあらすじと感想
出典

 

 

本当に、春になると学生たちで賑わうとか。

 

海がすごく綺麗なので、一度行ってみたいです!

 

こっち(イギリス)は、天気がころころ変わるので、夏といっても寒い年は海水浴どころではないですからね~^^;

 

同じ地球といっても広いです!

 

 

虐待で人格が歪んでしまった犯人

今回の事件のモデルは、23人の人格を持つと言われている連続強姦・強盗殺人犯、ビリーミリガンと、300人以上を殺害したと言われ、ハンニバル・レクターのモデルのひとりとしても知られる、ヘンリーリールーカス。

 

ビリー・ミリガンは、アダムと同様、義理の父親に壮絶な身体的虐待を受け、17歳の時に自殺しようとしたところを、「レイゲン」という人格に止められたそうです。

 

一方のルーカスですが、生まれた時から母親に「これでまっすぐに育ったら不思議」というくらい、精神的肉体的に虐待を受け続け、女性を心から憎むシリアルキラーに成長しました。

 

 

確かにこういうシリアルキラーに対しては好意を持つことはできませんが、虐待してきた人間はもっと罪深い人間だと思います。

 

 

虐待=殺人犯、というわけではないでしょうが

 

周りの接し方次第で、人間は変わってくるのですから。

 

 

 

アダムとトバイアスには、どちらも幼い頃に受けた、常軌を逸した虐待の経験があり、それが引き金になってシリアルキラーになってしまったので、このエピソードには、トバイアスの時と同じような悲しさを感じました。

 

相手の心の痛みとか、相手の気持ちを理解してあげる努力は必要だな、と思いますね~。

 

 

 

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「2人の殺人鬼」キャスト

  • ジョン・バートン(Jon Barton) SWATリーダー
  • ブライアン・ボレロ(Brian Borello) クラブの男性客
  • シェーン・ホッジス(Schoen Hodges) ニック・プロッサー
  • パトリック・ジョン・ハーレー(Patrick John Hurley) マイケル・ブラウダー
  • マイケル・ハイアット(Michael Hyatt) ティコナ・ロバーツ医師
  • ロマ・マフィア(Roma Maffia) リース・エバンス刑事
  • リック・マランブリ(Rick Malambri) ダニエル・ケラー
  • ナタリー・マーストン(Natalie Marston) マディソン・クック
  • ブレット・ノヴェク(Brett Novek) カール・ケイド
  • アレン・ベラダ(Allen Perada) マーク・ハリソン
  • ジャクソン・ラスボーン(Jackson Rathbone) アダム・ジャクソン
  • ミリッサ・スコロ(Milissa Skoro) アマンダ
  • スーザン・ワード(Susan Ward) ジュリー・リレイ

「2人の殺人鬼」で引用された格言

リード: "Light thinks it travels faster than anything, but it is wrong. No matter how fast light travels, it finds the darkness has always gotten there first, and is waiting for it." - Terry Pratchett
(「光は自分が何よりも速いと思っているがそれは違う。光がどんなに速く進んでもその向かう先にはいつも暗闇がすでに到着して待ち構えているのだ」テリー・プラチェット)

 

リード: Stephen King wrote, "Monsters are real, and ghosts are real, too. They live inside us. And sometimes, they win."
(スティーヴン・キング「モンスターは存在する。幽霊も存在する。彼らは我々の中に住み、時として勝利するのだ」)

「2人の殺人鬼」で使用された曲

クリマイ挿入曲 ジャスパー・ライジング「トレス・クール」(Tres Cool by Jupiter Rising)

 

 

 

クリマイ挿入曲  フェイクブリード「ニードル・イン・ザ・バスケット」(Needle in the Basket by FakeBreed)

 

 

クリマイ挿入曲  バンコク・ファイブ「ウィー・ラブ・ワット・キルズ・アス」(We Love What Kills Us by Bangkok Five)

 

 

 

クリマイ挿入曲  ダイブ・オード・アンドDJ ダン「ロック・トゥ・ザ・リズム」(Rock to the Rhythm by Dave Aude and DJ Dan)

 

 

 

クリマイ挿入曲  プロデューサーズラボ「シュガー・ボーイ」(Sugar Boy by ProducersLab)

 

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