カリフォルニアで連続殺人事件が発生!
被害者は「犯人は普通のおじさん」だという。
特徴がない、全くごく普通の中年男が犯人!
どうやってプロファイリングする?
そして、そんなおじさんが殺人鬼になったきっかけとは?
クリミナル・マインドシーズン4 第11話「ありふれた狂気(Normal)」のあらすじと感想です。
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カリフォルニア州オレンジ郡のハイウェイで、車を運転していたJudith Hannity(ジュディス・ハニティ)というブロンド女性が、突然男に撃たれ瀕死の重傷を負った。
ジュディスを撃ったのはジュディスがつい先程割り込みした、ノロノロ運転をしていた車の運転手だった。
その後同一犯の犯行と思われる殺人事件が2件発生。
どちらも女性で、ジュディスと同じブロンドだった。
事件の唯一の生存者、ジュディスは犯人のことを
「SUV車に乗った、普通の外見中年の白人男性」と描写する。
これといった特徴がなく、平凡な外見は、つかまえにくいと予想されたため、BAUは早い段階で事件についてリリースし、パブリックからの協力を得るとした。
犯人の犯行動機を調べるため、ホッチナー、モーガン、プレンティスは病院に入院しているジュディスと面会する。
ジュディスとの会話で、ジュディスの言動が、犯行の引き金になったことをホッチナーたちは理解した。
一方地理的プロファイリングを進めているリードは、犯人の「キラーゾーン」内に30もの道路工事箇所があることに注目する。
そのうちの2つは交互合流地点で、複数車線が工事途中で1車線になるため、その車線に車が集まることになる。
その時は、
というのはそのドライバーの裁量にかかっている。
この状況はちょうど、ジュディスの時と同じシチュエーションだ。
割り込んできた車に腹が立つ融通のきかない犯人にとっては被害者を銃で撃つという高揚感が得られる絶好のチャンスになるはずだ。
犯人は犯行を犯すため、交互合流地点を何度も何度も通過してターゲットが割り込んでくるのを待っている。
そう推理したBAUのメンバーは、不審な車が通っていなかったか工事現場の安全確認担当者に話を聞くと
「そういえば夜だったがすごく低速で走っていた車がいて、ドライバーはレザージャケットを着て、警官がかけるようなミラーサングラスをかけていた」と証言した。
さらに、車に割り込まれた時に、男は誰も乗っていない助手席の方に手を伸ばして、まるで誰かをかばうような素振りを見せたという。
犯人が乗っているのは小型のSUV。
ホッチナーは、犯人は家族持ちではないかと推測し、将来的に犯人が自分の家族を殺害する可能性が高いことを危惧した。
ここまでのプロファイリングで、犯人は夫や父親としてのたくましさや力強さ、男らしさが全く欠けている自分にに苦悩したり、焦燥感を感じていて、トラウマに残ってしまうほど精神的なショックを過去に受けたことがあるという犯人像が見えてきた。
そして、ホッチナーは、プロファイリングによって浮かび上がってきた犯人像について、ジョーダンに報道するよう指示する。
この報道を見ていた犯人は、プロファイリングと自分のことがあまりにも一致していることに驚き、慌てて会社を飛び出した…
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普通のおじさんが殺人犯に変わってしまったきっかけは車の割り込みでしたが、これって結構腹たちますよね!
特に急いでいる時とか。
ようやく車が進んで、って矢先に横からダッシュしてきてウインカーとか。
交互合流のイライラは誰でも感じやすいことですが、こうしたありふれたイライラが人間を狂気に変えてしまうことがあるんですね~。
うわ~、邦題ぴったりすぎ!
犯人は最初からわかっちゃうんで、なにかこのエピソードで面白いかというと、犯人の家族がどうなっちゃうのかな、ってことですね。
どうなっちゃうのかな~って、気持ちを最後まで引っ張っていく話の展開はよかったですよ。
普通のおじさん風の犯人が、革ジャン着て、って場面あったんですけどそのシーンがほんの一瞬しか出て来なかったのでこれはちょっとつまらなかったです!
この格好の場面をもう少し出して欲しかったですねー。
う~ん、残念。
犯人の過去を知ったら、気の毒な部分もあるのですが、多くの人の命を奪って、最後にすべてを失って、自業自得としか言えません…
まあ、この犯人らしい結末だったかな、と。
あ、それと、このエピソードにJJとヘンリーが登場します!
JJの思った通り、みんな笑顔になりました☆
ホッチと同じく、早くJJには戻ってきて欲しいなと思います。
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ホッチナー: "Every normal man must be tempted at times to spit on his hands, hoist the black flag and begin to slit throats." – H.L. Mencken
(「どんなにまともな人間も、時にはおのれの手にツバを吐き、ドクロの旗をかかげ、他人のノドを切り裂きたくなるはずだ」H・L・メンケン)
ロッシ: "There's no tragedy in life like the death of a child. Things never get back to the way they were." – President Dwight Eisenhower
(「人生における最大の悲劇は幼子の死だ。それはすべてを変えてしまう」アメリカ第34代大統領ドワイト・アイゼンハワー)
ザ・キンクス「ア・ウェル・リスペクテッド・マン」(A Well Respected Man by The Kinks)