「死神」とも呼ばれる、クリマイ史上極悪非道のシリアルキラー、リーパーがついに登場!
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
10年の歳月を経て、再びホッチの前に現れた、リーパー。
支配的で抜け目の無いリーパーの正体は?
ホッチは宿敵との決着となるか?!
クリミナル・マインドシーズン4 第18話「リーパー(Omnivore)」のあらすじと感想です。
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マサチューセッツ州サウスボストン。
10年前に一緒に仕事をしたTom Shaunessy(トム・ショーネシー)元刑事の自宅を訪れたホッチナーは、ショーネシーから驚くべき事実を聞かされる。
当時ホッチナーはショーネシーと共に、ボストンで発生していた連続殺人事件、「リーパー事件」の捜査にあたっていた。
リーパーは1995年から1998年の間に21名の被害者を無差別に襲い、うち20名が死亡、これ以上の被害者を出すまえにリーパーの逮捕が急がれたが、ショーネシーはリーパーの犯行がストップしたことを理由に捜査を打ち切り、ホッチナーはプロファイリングの前に捜査支援をやめることになり、クォンティコに戻ったという経緯があった。
しかしショーネシーが突然捜査を打ち切った理由は実は他にあったのだ。
真相は、リーパーから「もし俺をつかまえることをやめるなら俺もハンティングをやめる」といった内容のブラックメールを受け取り、リーパーが提案した契約に同意したというのだった。
ショーネシーの告白を聞いて驚くホッチナー。
そして、ショーネシーがホッチナーを呼んだのは、死期の近い自分が死ぬことによってその契約は無効になり、リーパーは再び殺人を再開するということを予感していたからだった。
クォンティコに戻り、ショーネシーが、「もし俺をつかまえることをやめるなら俺もハンティングをやめる。我々の命がある限り。死が我々を分かつまで」というメッセージを、ミシガンポストに投稿していた事実を確認するホッチナー。
リーパーに言われたとおりに投稿したのだった。
ショーネシーがリーパーと契約を交わしたことは確かだった。
そして、リーパー再来の幕開けを意味するかのように、ショーネシーは後日息を引き取る。
ボストンで若い男女が殺害されるとJJから報告を受け、現場写真を一目見たホッチナーは、すぐにボストンに向かうとJJに告げ、オフィスを後にする。
慌ててホッチナーの後を追うBAUメンバーたち。
殺害された男女は19歳のNina Hale(ニーナ・ヘイル)と、23歳のEvan Harvey(エヴァン・ハーヴェイ)。
ニーナは首を切られ46箇所刺されており、エヴァンは頭を殴られた後、射殺されていた。
ニーナの腕に腕時計をしていたような痕をリードが発見する。
ホッチナーによると、リーパーは殺害した被害者の所持品を奪い、次の被害者に身につけさせるという特徴を持っていた。
エヴァンにかけられていた眼鏡は、エヴァンのものではなく、9番目の被害者で、唯一の生存者、George Foyet(ジョージ・フォイエット)のものだった。
フォイエットは、Amanda Bertrand(アマンダ・ベートランド)とデート中に、道に迷った観光客のフリをして近づいてきたリーパーに襲撃され、アマンダは67箇所刺されて死亡、フォイエット自身も体に無数の傷を受けたが一命を取り留めた。
リーパーによる新たな殺人事件が発生する。
被害者は結婚32年目の壮年夫婦。
2人も車内で殺害されており、妻の手首にはニーナの腕時計が身につけられていた。
車内に物色した跡があり、ホッチナーが詳しく調べていると、夫婦の家族写真を発見。
写真には「FATE(天命)?」という赤い文字。
被害者が死んだのは天命ではなく、ホッチナーたちが「10年間自分を捕まえなかったからだ」というリーパーのメッセージだと推理するホッチナー。
ここまでリーパーの行動が読めるのは、ホッチナーが密かにリーパーのプロファイリングを独自で行なってきたからだった。
ホッチナーはリーパーのプロファイルを発表する。
リーパーの唯一の生存者フォイエットは、退院後退職し、車を売り、銀行口座を閉め、すべて精算していたため、行方の特定に難航した。
ガルシアはフォイエットの現在の居場所を見つけることができなかったが、ホッチナーは、リーパーについての本を書くために、フォイエットと接触したRoy Colson(ロイ・コルソン)に連絡を取りフォイエットの現住所を聞き出す。
フォイエットと話をしたあと警察本部に戻ってきたホッチナーとロッシは、コルソンに会い、リーパーに送られてきたという、ショーネシーに送られたブラックメールのコピーを見せられる。
リーパーの意図を読んだホッチナーは、コルソンにこのことを記事にしないよう釘を差し、公表しないことを決めた。
その晩ホッチナーが滞在するホテルにリーパーから電話がかかり、「捜査をやめれば自分も殺人をやめる」と、取引を持ちかけてきた。
それを毅然と断るホッチナー。
しかしリーパーはバスをハイジャックし、運転手と乗っていた乗客全員を殺害する。
一時は自分を責めて捜査継続も危ぶまれたホッチナーだったが、ロッシの激で再び立ち直り、殺害現場の写真を念入りに分析する。
バスの窓に書かれた番号がどれもフォイエットがロッシの手帳に書き残した、隠れ家の番地であることに気がついたホッチナーたちは、手分けして隠れ家を捜索する。
そのうちの1軒を捜索していたモーガンは、リーパーの奇襲に遭い意識を失ってしまう。
そしてリーパーは、意識を失ったモーガンに銃口を向けるのだった…
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リーパーのエピソードとわかった途端に「ああこれかあ…」と、気が重くなりました。
すでにクリマイシーズン7まで全話見ていてリーパーがどんだけ極悪非道かわかるので^^;
もうこのエピソードはリーパーの極悪ぶりを披露する序の口ってところでしょうね~。
被害者だけじゃなくて犯人を追いかける警察関係者、すべてをコントロールしたいというリーパーがすごく不気味でした。
リーパーは、相手の頭のなかに入り込んで相手の感情を操る天才ですよね。
その証拠に、ショーネシー元刑事はリーパーの影に怯えながらその生涯を閉じましたし、バス殺人事件でホッチは、「自分さえリーパーに楯突きさえしなければ
こんなに犠牲者がでることはなかった」と、激しい自責の念に駆られました。
リーパーの攻撃に遭って意識を失い、FBIバッジを盗まれたモーガンは「自分がやられるなんて」とショックを受けたでしょうし、「お前らが考えてるより俺がどれだけ有名かわかるだろう」というリーパーの不気味な、予言めいた言葉が胸に引っかかって平常心ではいられないと思います。
リーパーは一度捕まるんですが、脱獄に成功するんですよ。
怖いでしょ~(;´∀`)
最後手錠がかかった手首を傷つけて、そこから流れる血を美味しそうに飲み干す…
このリーパーの場面はゾーッとしました!!
このエピソードの見どころは、なんといってもリーパーの極悪非道さですが、そのリーパーに立ち向かうホッチの姿も見逃せません。
いつもよりも感情が入り込んでいるせいか、バス事件の後は動揺して涙さえ見せました。
結局ロッシに支えられて立ち直るんですが、その場面はいい場面なので別の記事で紹介したいと思います~☆
BTKキラーことデニス・レイダーは、カンザス州ウィチタで1970~90年代に発生した、連続殺人事件の犯人。
新聞社に犯行声明文を送り、「Bind(縛る)・Torture(拷問する)・Kill(殺害する)」の頭文字を取り、自らを「BTK」と名乗ったため、BTKキラーと呼ばれています。
殺害した一家のうち、11歳の少女だけを裸にし、地下室の天井から吊るすなど、若い女性に対する性的嗜好を示唆。
1991年の最後の犯行まで10名を殺害しました。
BTKの足取りがつかめず、事件は迷宮入りするかに見えましたが、目立ちたがり屋のBTKのおかげで事件解決の糸口が見えたのです。
なかなか捜査がはかどらないことにしびれを切らしたBTKは、地元のメディアに手紙を送っていたのですが、その手紙を作成したコンピューターにフロッピーディスクの情報が残っていたんです。
そこから身元がバレて2005年に逮捕されるんですが、捕まったBTKキラーの「どこにでもいる平凡なおっさん」といった風貌に、皆唖然。
BTKキラーのドキュメント番組を観ていた当時、かなり衝撃を受けたのを覚えています。
こんな普通の風貌の人が、実は目立ちたがり屋で凶暴なシリアルキラーだなんてほんと、人は見かけによらないですね(@_@;)
ちなみにデニスレイダーは現在も終身刑で服役中。
英語版のウィキペディアの写真は前より太って極悪人ぽい顔になってました A^^;
話をクリマイに戻しますが、リーパーの恐怖は、シーズン5の中盤まで続きます。
怖いけどお見逃しなく~。
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ホッチナー: "Fate is not satisfied with inflicting one calamity." – Roman author Publilius Syrus
(「運命はひとつの災いを与えるだけでは満足しない」ローマの作家、プブリリウス・シルス)
ホッチナー: "Men heap together the mistakes of their lives and create a monster they call destiny." – John Hobbes
(「人は人生における過ちを積みあげて、運命と呼ぶバケモノを作り上げる」ジョン・ホッブス)
どちらもゾクッとする用な格言ですね。
リーパーのことを言い表しているのかな、そう考えると解釈しやすいです。