クリーブランドにスプリーが出現!
被害者はみな犯罪者ばかりってどういうこと?
え、ロッシの元上官スコットが消息不明?!
う~、こっちも気になるよ、スコットさんどこ行っちゃったの?
哀愁ただよう男たちの人生模様が錯綜する今回のエピソード、ロッシの活躍に注目!
クリミナル・マインドシーズン9 第13話「帰郷(The Road Home)」のあらすじと感想です。
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ロッシは元上官のハリソン・スコットから、今までありがとうという礼状と、高価な銃を受け取った。
退役軍人支援施設の仕事にもでておらず、連絡も取れないスコットを心配して、ロッシは一人ロサンゼルスに飛ぶ。
一方ホッチナーたちは、オハイオ州クリーブランドで発生したスプリーキラー事件の捜査で現地へ向かう。
犯人はクリーブランドにある町外れの公園で、ギャング2人を射殺した後、その場を逃げ出した1人を1マイル離れたガソリンスタンドまで追いかけて「仕事」を終え、さらにそこから半マイル離れたバス停で高校生の少年を殺害した。
ギャング抗争とは違った犯行手口であることから、ホッチナーたちに捜査支援の依頼がきたのだった。
さらに4人目の被害者は、ギャングとは無関係だが、過去に窃盗で逮捕されたことがある上持ち主の違う財布を所持していた。
このことから犯人は、自ら悪に制裁を加えるビジランティと推測された。
被害者の少年が所持していた財布の持ち主、Sita Patel(シタ・パテル)に話を聞くホッチナーとリード。
シタによると、少年は強引に彼女のバッグを奪って逃走するが、それを見ていた人々は助けるどころか見て見ぬふりをしていた。
しかし、一人の男性だけはけシタに声をかけ、少年の逃走した方向を聞いてきた。
シタによると、その男性は落ち着きがあり決然としていたという。
新たな事件が発生する。
被害者はTerry Pyke(テリー・パイク)という男性で、接近禁止命令を受けているにもかかわらず元妻に近づき、暴力をふるおうとしていた時に射殺された。
「元夫の暴力から開放してくれた犯人は捕まってほしくない」と、捜査協力を拒む元妻に驚くアレックス。
再び新たな事件が発生する。
被害者はドラッグディーラーだったが、今回は始めから被害者を狙っての犯行だった。
犯人は、アパートに設置されていた防犯カメラにも顔を隠そうとせず、犯人が乗っていた車も監視カメラに映っていた。
そのナンバープレートから犯人が判明するが、同時に悲しい過去も明らかになる…
一方ロサンゼルスに着いたロッシは、支援施設の担当者と話をする。
ハリソンは施設を無断外泊していた。
担当者は、24時間以内に戻ってこない場合、ハリソンは強制退所職になることをロッシに告げる。
ハリソンが海兵隊時代に訪れたことのあるカールスバッドに居るのでは、と推測したロッシは、古い友人が経営しているモーテルに身を寄せているハリソンを発見。
ハリソンは、息子夫婦と孫が近くに住んでいるこの場所を、終の棲家として選んだのだった。
19年間息子と会うことなく、孫に会えないハリソンの苦悩を知ったロッシは、ハリソンの息子、トーマスの自宅を訪れた。
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このエピソード、ロッシがメガホンをとったんですね!
なんだか男の哀愁が漂う、素敵なエピソードでした。
犯人は働き者で家族を大事にしていたのに、家族の不幸をきっかけにホームレスで酒浸り、やがて犯罪に手を染めてしまいます。
スコットは悪人にならなかったものの、アル中で家庭崩壊、一時ホームレスになり、自滅の道を歩んでいましたよね。
知り合いでもないけど、この2人は共通点が多くて、それがよくエピソードに描かれていました。
特に、僅かなお金を握りしめ、思い出の地へ向かったスコットと犯人には胸が苦しめられる思いがしました。
哀愁ただよう犯人は、クリマイには何度か登場しましたが、憎いよりも同情してしまう部分が多いですね。
今回のエピソードの犯人も、その部類に入ると思います。
ハリソンの話がなければ見終わった後、虚しく悲しさだけが残ったかもしれませんが、ハリソンとトーマスの結末には何か救われた気持ちになりましたね。
私の中では印象が強く残った、好きなエピソードの一つになりました。
あ、そうそう、ちょっとしたことなんですが、今回ホッチは「15分後に出発だ」って言いましたよね。
いつもは「30分後」。
15分違っていてもスプリー・キラーを捕まえるため、すぐに現地に行かなくては、という緊迫感が伝わってきました。
スコット・ハリソンは、シーズン8第7話「英雄との再会」で初登場しました。
海兵隊時代のロッシの上官で、再会した時はホームレス。
その後ロッシは退役軍人施設を紹介して、スコットは第2の人生を歩き始めたのでした。
今回ロッシと再々会したスコットですが、強がりだけは健在でしたよね^^;
スコットの身を心配するロッシ、そして「余計なお世話だよ」みたいな態度を取るスコット。
「あ~、相変わらずだなあ、スコット」と、ロッシとのやりとりを見ていた時は懐かしくて思わず吹いてしまいました。
酒が原因で息子と絶縁状態、でも息子が住む近くで死を迎えようとしたスコット。
息子への愛情と、不器用な人柄がにじみ出て、すごく切なくなりました。
ロッシに説得されて、初めはスコットと会うことを拒否したトーマスでしたが、最後、退役軍人支援施設に戻るスコットの前に…
このシーンは何度見ても涙で曇ってしまいよく見えませんでしたが、本当に良かったです(TдT)
ロッシがスコットと一緒に中華を食べているときに、フォーチュンクッキーが出てきました。
フォーチュンクッキーとは、おみくじを包んだクッキーのこと。
中華料理店でよく出されていますが、元は日本の北陸地方に伝わる、辻占煎餅(つじうらせんべい)と言われています。
フォーチュンクッキーが中華料理店のお菓子として定番になる前、サンフランシスコのゴールデンパークにある日本庭園(ジャパニーズ・ティー・ガーデン)を設計した萩原眞(はぎわらまこと)という庭師が、アメリカに持ち込んだことが普及のきっかけになりました。
フォーチュンクッキーは、ジャパニーズ・ティー・ガーデンで提供されていたのですが、ある中国人がフォーチュンクッキーを買い占め、それを中国料理店で食後に出すことで、徐々に広まっていきました。
現在では運勢の他にも、ちょっとした雑学や中国のことわざなどを書き記したフォーチュンクッキーもあるそうです。
てっきり中国特有の文化だと思ったら、フォーチュンクッキーって日本が始まりだったんですね。
ちなみに、エピソードの最後の方でスコットがロッシに、「俺のフォーチュンクッキー、なんて書いてあった?」って聞きましたが、ロッシいわく「今月は無駄遣いに気をつけましょう」だったそうです。
とても普通の運勢占いの結果ですね(笑)
エピソードの最後、スペンサーがJJに、「韓国映画を観に行こうわからなかったら僕が通訳するから」といった時、かなりびっくりしました!
なぜに韓国語?
と思いましたが、スペンサーの意外な一面が興味深かったです^^
語学にも堪能とは、エミリーを彷彿とさせますね。
女エミリーだったか、スペンサーは(笑)
エピソードの最後の最後で、JJが何者かに誘拐されてしまいましたね( ̄□ ̄;)!!
スペンサーの韓国語にもびっくりでしたが、まさかこんなクリフハンガーに、となるとは…
一体どうなるの?
次回のエピソードが待ち遠しいです><
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※シーズン8「悪を聞き、悪を見る」では、ギャングの一員役で出演。
モーガン: "Beware the fury of a patient man." — John Dryden
(「我慢強い人間の怒りには要注意」ジョン・ドライデン)
ロッシ: "Forgiveness does not change the past, but it does enlarge the future." — Paul Bausa
(「許すことで過去は変わらないが、未来が広がるのは確かである」ポール・バーザ)
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