事件の舞台はダラス!
ダラスといえば、ケネディ元大統領が暗殺された地、しかも発生したのは狙撃事件!
JFK暗殺50周年目と何か関係がある?
動機がなぞなぞ、そしてまたまた狙撃事件が!!
犯行を巧みに撹乱する、手強い犯人をつきとめるホッチたちの頭脳に乞うご期待!
クリミナル・マインドシーズン9 第3話「最後の銃声(Final Shot)」のあらすじと感想です。
スポンサードリンク
テキサス州ダラスで狙撃事件が発生する。
アーチャー広場がターゲットになり、そこにいた人々が狙われ、6名が命を落とした。
被害者は無差別に選ばれていること、そして今年はJFK暗殺事件から50周年目にあたり、事件が発生した場所も時刻も近かったことから、ロッシはテロリズムの可能性を疑う。
アーチャー広場を検証したJJとモーガンは、犯人は弾を12発撃ったが、その半分しか被害者に命中していないことに気がつく。
さらに、弾を撒き散らすように発泡していることから、プロのスナイパーではなく素人だと推測する。
事件現場の画像を分析していたMays(メイズ)捜査官とともに、犯人が狙撃に利用したとみられる建物内を捜索していたJJとモーガンは、円形にくり抜かれた窓ガラスなど、犯人が狙撃に使った部屋を発見する。
また、広場に残された銃弾を分析した結果、犯行に使われたライフルが特定される。
これは3ヶ月前にダラスで発生した、Adrian Clay(エイドリアン・クレイ)という黒人市議射殺事件に使われたライフルと同じタイプのものと判明する。
今回の狙撃事件で、2番めに撃たれたDaniel Bukowski(ダニエル・ブコウスキ)検事補は、この黒人市議射殺事件の犯人として、白人優越主義組織のリーダーAdam Dawson(アダム・ドーソン)を起訴していた。
このことから、狙撃事件にドーソンが関わっている可能性が高まり、JJとモーガンは、服役中のドーソンと面会をする。
プロファイリングを進めていたホッチナーたちは、犯人は12発の内6発を外していたが、被害者の急所である心臓や首、頭に命中にさせていたことから、捜査を撹乱するためにわざと弾を外していたことに気がつく。
犯人は素人ではなくプロのスナイパーの可能性が高くなった。
その頃第2の犯行が発生する。
事件が発生したのはガソリンスタンドで、ガソリンを入れていた3人が死亡した。
ホッチナーたちは犯人が道を挟んだ向かいの駐車場から、犯人は発泡したことをすぐに突き止めるが、忙しい車が行き交う合間を縫って被害者を狙撃していることから、犯人はかなり熟練したスナイパーということを確信、犯人のプロファイリングを発表する。
被害者には共通点が乏しく、疑いのある敵も見つからない。
また犯人は、被害者を選んでいる様子が伺えるが、ターゲットとして狙っている場合もあれば捜査を撹乱するために狙っている場合もある。
ここで捜査は難航するが、ガソリンスタンドの被害者も含め、何らかの接点を必死に探しているうちに、ある被害者がカギを握っていることにホッチナーたちは気がつく…
スポンサードリンク
ダラスで発生した、JFK元大統領暗殺事件がリンクしているエピソードでした。
JFKことジョン・F・ケネディは第35代アメリカ合衆国大統領で、1963年11月22日、遊説で訪れたテキサス州ダラスで、パレード中に暗殺されました。
今回の事件の舞台がテキサス州ダラスで、しかもJFK暗殺から50周年という節目。
なので、どんなふうに関係していくのかな~、と、ものすごくドキドキしながら見ていたのですが。
最後の方は、JFKはどこいった?キョロ(ω・`))(´・ω・`)(( ´・ω)キョロ
といった感じでしたね^^;
でも犯人はテロリスト?レイシスト?それともプロのスナイパー???
みたいに、いろんな話の展開が想像できておもしろかったです。
話の途中で、事件のカギを握る黒人の男女が登場しますが、この二人と、事件はどう関係あるの?
JFK暗殺事件からどう引っ張ってくるんだろ(まだこだわってるし 笑)、と、それがものすごく気になって早く次が知りたい!という猛烈な気持ちに駆り立てられましたね~。
ず~っと暗殺事件と関連があるのかとばっかり思っていたからなおさら、犯人がわかったときは衝撃的でした!
あ、それから、犯人はLDSK(Long Distance Serial Killer)とホッチがプロファイリングを発表した時に、思わず昔のエピソード(スナイパー)を思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。
コリンとマヤのシーンは、リアルとずーっと思っていて、1ミリも疑っていなかったので、それが空想だったときは、軽いショックを受けました。
結局スナイパーはコリンだったのですが、マヤをかくまう頼もしいヤツ、という気持ちを抱いていたので、実はマヤを狙っていたということにもショック。
コリンに哀愁を感じてしまっていたので、最後はなんか寂しいような悲しいような結末で、それがなんか心残りのような気がしましたね~。
楽しい、悲しい、気になる、すごい、といったような、いろんな気持ちにさせられた、不思議といえば不思議なエピソードでした。
犯人は捜査を撹乱するために被害者を選ぶので、真のターゲットがわからず、捜査が行き詰まりを見せ始めた時のこと。
スペンサーが銃声を聞いた後の人の行動について、科学的に説明したことから、真のターゲットが割り出されたわけですが、これは
スペンサー、お見事!!
という他ありませんでしたよね スゴィ☆m9(゚∀゚≡゚∀゚)9mスゴィ☆。
人は銃声を聞くとまず
ということですが、これはとても興味深いですね。
マヤを暗殺しようと、銃を向けているコリン。
マヤは、狙われてるとも知らずに、バルコニーに姿を現します。
「ちょっと~!、家の中入って、入って!」状態の、緊迫したシーンですが、マヤの運命はどうなってしまうのでしょうか。
コリンは予定通り引き金を引くのだろうか…?
そして轟く1発の銃声!
倒れるコリン!
その後コリンが潜伏していた部屋にモーガンとJJが乗り込んできますが、2人がコリンを撃った形跡なし。
じゃ、一体誰?
マヤの部屋から顔を出したのは…ホッチでした!!
プロのスナイパーよりすごいホッチ!
この人の射撃の腕前はかなりのものですね。
そういえば、シーズン1第6話「スナイパー」で、スペンサーに射撃のお手本をホッチが見せるシーンがありましたが、そういえばあのときも、狙った場所を命中させていました。
ホッチ、すごいわ。
ホッチが、「スナイパーは72時間寝ないようにメンタルエクササイズを受けている」と言いましたが、え~、それって本当?!
なんでもその訓練のことを「fantasy integration(空想の同一化)」というそうです。
このエピソードを見た後、本当にスナイパーはそんな訓練を受けているの?と、ネットに質問を投稿している人もいたりして、ちょっとした話題になってますね。
クリマイでは、このエクササイズについて、「スナイパーはターゲットを常に念頭に置くために、ターゲットを登場させたシナリオを頭のなかで描き続ける」と説明しています。
ここで、コリンがマヤをかくまってるシーンは、このエクササイズの再現だったということなんですね~!
こんなオチが待ち受けていたとは(;・∀・)
ちょっとびっくりしたのですが、これはちょっと置いといて。
実際にスナイパーがこの訓練を受けているのかどうか気になるところですが、アメリカでは、実際にスナイパーを養成するコースがあるようです(The U.S. Army Sniper Course)。
米軍に所属していることが条件で、スナイパー実習生たちは、7週間かけてスナイパーになるスキルを身に着けていきます。
スナイパーという特殊な職業(?)から、内容というのはなかなか表に現れないようですが、もしかしたらそこで「空想の同一化」がトレーニングに組み込まれてるかもしれないですね。
ワシントンD.C.エリア連続狙撃事件は、元アメリカ陸軍軍人のJohn Allen Mohammad(ジョン・アレン・ムハンマド)と、ムハンマドの養子Lee Boyd Malvo(リー・ボイド・マルボ)による連続狙撃事件。
2人は2002年10月2日~22日ワシントンDC近郊で13人を狙撃し、10人の命を奪いました(その前の事件も入れると、被害者は少なくとも25名)。
この事件がよく知られるのは、車のトランクに目立たない穴を開けて、そこから被害者を狙撃しているという点ですよね。
狙撃の名手だったムハンマドはマルボに狙撃の方法を教え、当時17歳だったマルボもトランクから被害者を狙撃しました。
この事件でムハンマドは死刑、マルボは終身刑を言い渡されています。
この事件については「殺しの教室」でもちょっと触れてるので良かったら見てください。
スポンサードリンク
ロッシ: "Our most basic common link is that we all inhabit this planet. We all breathe the same air. We all cherish our children's future. And we are all mortal." — John F. Kennedy
(「私たちの一番大きな絆は、この惑星の住民であること。誰もが同じ空気を吸い、子供たちの未来を慈しみ、誰もがいつかは死ぬ」ジョン・F・ケネディ)
ハ・ハ・トンカ「アンユージュアル・サスペクツ」(Usual Suspects by Ha Ha Tonka)
ザ・ミドル・イースト「ブロッド」(Blood by The Middle East)
レイジーボーンズ「ウィ・リヴ・アンド・ダイ」(We Live and Die by Lazybones)
スリーピング・アト・リースト「イン・ザ・エンバーズ」(In the Embers by Sleeping at Last)