犯人の目的は少女?

少女だけを誘拐し、両親を惨殺する犯人の目的は?

 

やがてある特定の文化の、特異な犯行だと明るみになり驚きを隠せないホッチたち。

 

 

と、とんでもね~犯人だ!!

 

 

それから、JJの産休代理でBAUに参加していた、ジョーダンのラスト出演ということもお忘れなく!

 

 

 

クリミナル・マインドシーズン4 第13話「逃亡家族(Bloodline)」のあらすじと感想です。

 

 

 

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「逃亡家族」あらすじ

アラバマ州ハーヴェストのある民家で、そこに住む夫婦が惨殺、10歳の娘Cate Hale(ケイト・ヘイル)が行方不明になるという事件が発生した。

 

 

事件現場を検証するモーガンとロッシは、侵入されたドアのすぐそばに、赤や青のガラスの破片がまかれていることに注目する。

 

さらに、両親に抵抗した痕や、声を出した形跡がないことから、2人は、就寝中に同時に殺害されたのではないかと推測する。

 

 

 

一方夫婦の検死結果の報告を聞くプレンティス。

 

どちらも首を鋭利な刃物で切られ殺害されていたが、夫の方は、1回で頸動脈を切断するほどの深い傷が致命傷になったのに対し、妻の方は、ためらうような浅い傷で何度も刺され、頸動脈に穴が空いていた。

 

 

犯人が一人ではなく複数いるという可能性がますます高まった。

 

 

 

第一発見者で誘拐されたケイトの実の父親から話を聞くホッチナー。

 

彼に犯人に心当たりはなかったが、ケイトと会う時は、だいたいモール内にある複合映画館に行くと言い、さらに、ケイトにはてんかんの持病があることをホッチナーに告げる。

 

 

 

ケイトが発見されたという連絡が入る。

 

ケイトの話によると、彼女を連れ去ったのは、父親、母親、それからケイトと同い年くらいの男の子の一家。

 

母親は男の子のことを「puiule(プユレ)」と呼んでいたというが、ケイトに単独で話を聞いたプレンティスは、この言葉はルーマニア語ではないかとホッチナーに報告する。

 

 

 

犯人一家はRV車で移動している可能性があり、RVパークのオーナーに事情を聞くロッシとモーガン。

 

 

あるオーナーが、外国語を話す一家のことをよく覚えていた。

 

彼らが滞在したという場所をくまなく探していると、ロッシは、ヘイル家のドアの入り口にまかれていたのと同じ、色つきガラスの破片を発見した。

 

 

ガラスを撒くことはルーマニアの幸運の儀式であるとされ、犯人一家はルーマニア文化出身のロマニー(ジプシー)であると推理したホッチナーたちは、プロファイルを発表する。

 

  • 犯人は、両親と10歳くらいの少年のルーマニア系家族。
  • RV車に乗って旅をしているが、キャンプサイトと市街との交通は他の車を利用している。
  • まかれたガラスの破片や、てんかん持ちのケイトを捨てたことから、犯人は迷信をかなり重んじており特定の儀式を最後までやろうとしている様子が伺える。
  • 少女を誘拐するのは偶発的に行なっているわけではない。
  • 一家は狙いを定めた少女の行動を学習し、つかまえる。
  • おそらく一家は少女をRVパークから遠くないモールや公園といった場所で被害者を観察しているだろう。

 

 

 

その後ガルシアの調査で驚くべき事実が発覚する。

 

さらに、ケイトを捨てた時に使われた毛布から、毛髪が見つかったが、それはケイトのものではなく、DNA鑑定の結果を聞いて、ホッチナーたちは驚きを隠しきれなかった。

 

 

 

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「逃亡家族」感想

なんつー一家だ…

 

というのがエピソード全体の感想です!

 

 

自分たちの文化を重んじるというか、変に歪曲して儀式化して、両親を殺してその娘を奪うとか、子供にも殺人を実行させるとか。

 

殺人だけでなく、盗みも覚えさせてるんですが、いくら生きるため、とはいえ、これはちょっとエスカレートしすぎでしょう~。

 

 

で、この事件は無事解決、ということにはならず、それが最後に分かるんですが、なんかブルッときてしまいました。

 

 

もしこれが本当だったらすごく怖いです><

 

 

ガルシアが発見したことや、毛髪が誰のものかわかった時は、想像していたのとまるっきり意外な展開だったので、サスペンスドラマとしてはかなり楽しめたのですが、ジプシー一家の描かれ方が何か極端でこれがまた偏見に繋がらなければいいな~、と密かに心配してしまいました。

 

 

日本ではなじみがないかもしれませんが、ジプシーは今もまだ偏見と差別に苦しんでいて二級市民として扱われていることが多いのです。

 

こちらでは、有名になったジプシー出身の芸能人や、ジプシー文化について特集を組んだ番組が放送されたりと、昔ほど偏見や嫌悪感がなくなってきたのかな
という感も受けますが、私が住んでいる市にはジプシーたちが集まって暮らしている専用のエリアがあるというふうに、移動する習慣を持つジプシーと生活が分断されていてまだまだミステリアスな部分が多いです。

 

なので、こうやってテレビでジプシーが犯人として描かれてしまうと、「暴走したらこうなっちゃうのか…」なんてイメージが先行してしまって、ますますジプシーを遠ざけたり偏向な目で見てしまうのではないかとちょっとそれが気になってしまいました。

 

 

悪までもこれはノンフィクションなんだって割りきって観たいですね~。

 

 

ちなみに犯人一家の母親が息子を呼ぶときに使った「puiule(プユレ)」ですが、これはルーマニア語で、「赤ちゃん」という意味だそうです。

 

グーグル翻訳がそう言ってました(笑)

 

 

モーガンがガルシアのことを「ベイビーガール」と呼びますが、そういう意味合いなのではないかな、と思います♪

 

 

ホッチ「自分もいい父親ではありませんよ」

ケイトが発見されて入院先の病院を訪れるエミリーとホッチですが、エミリーがケイトに話を聞いている間、ケイトのお父さんは病室の外で待ってるんですね。

 

その時ホッチに、2週間おきにケイトに会うという約束なのに、実は1ヶ月半も会っていなかった、と告白します。

 

「自分もいい父親ではありませんよ」とお父さんに言うホッチでしたが、ホッチのさりげない優しさが出ていてちょっとよかったです(*´ω`*)

 

 

ジョーダン、お疲れさま!

さて、今回でジョーダンがBAUを去ります。

 

やっとJJ帰ってくるか~、という安堵の声も聞こえてきそうですね~。

 

 

ジョーダンは、BAUに最後までなじんでいなかったな、という印象が強くて、捜査官としての活躍があんまり印象に残ってないです^^;

 

 

ジョーダンが参加した当初はあんなにうれしそうだったモーガンも、今ではほとんど興味を示しませんし(汗)

 

ロッシ以外はジョーダンと距離があったような気がします。

 

 

もうちょっとジョーダンのことを魅力的に、というか、「また会いたい!」と感じるような印象を残すように描いたら、対テロ部門でスピンオフというのも良かったんじゃないかな~なんて考えてしまいましたね。

 

レッドセル立ち上げるよりも流れが自然なような気がしますが…

 

 

でも、今回のエピソードで、ジョーダンのセリフで印象に残ったのがいくつかあるのでこれはまた別の記事で書きたいと思います☆

 

 

なにはともあれお疲れ様、ジョーダン!

 

 

 

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「逃亡家族」キャスト

  • ジョン・バートン(Jon Barton) SWATリーダー
  • ポール・ベンツ(Paul Benz) ボー・ウィテカー保安官
  • ジョン・ビショップ(John Bishop) ジム・シューレン
  • カーク・ボーヴィル(Kirk Bovill) 男性
  • ルーシー・バトラー(Lucy Butler) RVパークのオーナー
  • ジューン・キャリル(June Carryl) 医師
  • アダム・クラーク(Adam Clark) ニュースレポーター
  • アンドリュー・ディボフ(Andrew Divoff) 父親
  • ステファニー・エドモンズ(Stephanie Edmonds) 犯罪目撃者
  • シンシア・ギブ(Cynthia Gibb) キャシー・グレイ (シルビア)
  • カレブ・ゲス(Caleb Guss) 少年
  • メタ・ゴールディング(Meta Golding) ジョーダン・トッド捜査官
  • アンドレ・ジョンソン(Andre Johnson) 警備員
  • トンニャ・カーレンズ(Tonja Kahlens) 女性
  • シエラ・マコーミック(Sierra McCormick) リン・ロビラード
  • スレイド・ピアース(Slade Pearce) 犯人一家の息子
  • ブレット・ライス(Brett Rice) ベイツ保安官
  • ブレナ・グウィン・スノー(Brenna Gwyn Snowe) ベビーカーをひく母親
  • ジェイミー・A.・ティムシット(Jaime A. Timsit) 少女
  • アデール・ティシュラー(Adair Tishler) ケイト・ヘイル

「逃亡家族」で引用された格言

プレンティス: Winston Churchill said, "There is no doubt that it is around the family and the home that all the greatest virtues of human society are created, strengthened and maintained."
(ウィンストン・チャーチル「人間社会にとって最高の美徳が生まれ、育まれ、保たれる場所は、間違いなく家庭だ」)

 

ホッチナー: Mario Puzo wrote, "The strength of a family, like the strength of an army, is in its loyalty to each other."
(「家族の強さは、軍隊と同じ。互いへの忠誠心で決まる」マリオ・プーゾ)

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