今回の少年誘拐事件は3件目?

少年の誘拐事件が発生!

 

身柄の安全確保を優先に迅速に対応していくBAUメンバー。

 

 

捜査が進むたびに、次第に明らかになる誘拐事件の真相!

 

 

メンバーたちのプロファイリングが今回も冴えるよ♪

 

 

 

クリミナル・マインドシーズン4 第21話「灰色の陰(A Shade of Gray)」のあらすじと感想です。

 

 

 

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「灰色の陰」のあらすじ

ニュージャージー州キャムデン郡チェリーヒルで、7歳のKyle Murphy(カイル・マーフィー)が何者かに誘拐された。

 

 

ホッチナーたちは、アンバーアラート(子供が誘拐された時警察による緊急事態宣言)が発令された現地に急行する。

 

 

キャムデン郡では昨年の秋以来、2件の少年のレイプ殺人事件が発生しており、深夜寝ているところを連れ去られるという手口から、カイルの誘拐は3件目と考えられた。

 

 

 

現地ではBAUのアドバイスに従ってカイルの両親とカイルの兄、Bill Lancaster(ビル・ランカスター)刑事が、マスコミに向けて自宅前で記者会見を行なっていた。

 

ランカスター刑事がモーガンに差し出したカイルの写真には、「ビルおじさん」と書かれており、ランカスターはマーフィー家とは親しい間柄であると説明する。

 

「それなら捜査から外れたほうがいいのでは」というモーガンの提案をランカスターはやんわりと断った。

 

 

 

警察本部に到着したホッチナー、リード、JJ。

 

3人は、2件の少年誘拐殺人事件の時に警察が作成した性犯罪者リストの中から、容疑者の絞り込みを行う。

 

 

「土地勘があり、容姿よりも年齢にこだわり、少年をターゲットにしている人物」

 

というふうに該当しない者を排除していき、439名から10名にまで絞り込むことに成功した。

 

 

ガルシアが10名について調べると、
11月15と16日
2月21と22日
は少年たちが誘拐された日だが、
どの日にも携帯電話もクレジットカードをほとんど使っていない人物が1名ヒットした。

 

 

 

Hugh Rollins(ヒュー・ローリンズ)は、幼い頃から里親を転々として育ち逮捕歴があり、性犯罪者登録されている43歳。

 

テレビの取付作業をする仕事についており、2件の少年の家に出入りしたことは確認されたが、カイルとの接点は見つからなかった。

 

しかし、カイルの身の安全を考え、ホッチナーたちはローリンズの自宅に突入する。

 

 

隙を見て逃げ出そうとしたローリンズを拘束する。

 

カイルの姿はなかったが、ローリンズの自宅からは、誘拐した子供の持ち物とみられるぬいぐるみやおもちゃが発見された。

 

 

ローリンズの取調べ中に、2番めの被害者の母親が押収品の中から、息子のおもちゃがあるのを確認した。
しかし、カイルの父親は、「カイルのものらしきものは見当たらない」と答える。

 

 

カイルについて何も知らないと、初めは言い張っていたローリンズだったが、トレントン刑務所に入らなくていいなら、と取引をロッシに持ちかけ
「カイルを川に投げた」と自供する。

 

しかしホッチナーは、「遺体を捨てた場所に戻って、当時のことを思い出したいお前が、遺体を川に捨てるわけがない」と、ローリンズの嘘を見ぬく。

 

 

カイルとの接点がなく、しかもカイルはローリンズのターゲットとしては年齢が低い。

 

カイルを誘拐した犯人が同一犯ということに違和感を覚えたホッチナーは、ロッシに、リードを連れてもう一度マーフィー家を捜索するよう指示を出す。

 

 

 

犯人は自分の部屋で寝ているカイルを連れ去ったというのが当初の見解だったが、リードは、「なぜ犯人はカイルの部屋の隣部屋で寝ていた兄ダニーにはまったく興味を見せなかったのか」ということに疑問を抱く。

 

ダニーは9歳で、年齢から言うとカイルよりもローリンズのターゲットになるはずだからだ。

 

 

リードは、ダニーの部屋の2段ベッドの下のベッドが濡れていることに気がつく。

 

ダニーがおねしょをして上段のベッドに移ったのかもしれないと考えられたが

 

下段のベッドにはカイルのぬいぐるみがあり、ベッドの近くにはカイルのサイズの濡れた下着が落ちていた。

 

つまり、事件当日カイルは自分の部屋ではなく、ダニーの部屋で寝ていたのだった。

 

 

カイルの部屋が荒らされた形跡が残っているということは、何者かが、カイルの誘拐を連続殺人事件に偽装していた可能性が高まった。

 

 

誰が何のために?

 

 

 

一方森を捜索していたモーガンとプレンティスは、そこで変わり果てたカイルの姿を発見する…

 

 

 

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「灰色の陰」の感想

エピソードは、BAUメンバーが車を飛ばしながら現地に急行するという、緊迫した場面から始まります。

 

少年が誘拐されたこと、アンバーアラートが発令された、という要素が加わって、
「何が起こったんだろう」
「どうなるんだろう」と、かなりドキドキさせられました~。

 

 

連続殺人事件かと思ったら実はそうではなかった、という展開に意外性がありましたね~。

 

といっても、被害者と親しいランカスター刑事が、やけに事件に関わろうとしていたりする態度から、うっすらと違和感があったんですけどね~。

 

 

「もしかして…」できたら違ってほしいなあ、とか思いながら見てたのですが…

 

犯人は誰かというのが分かってしまった途端、「うわぁ(;´Д`)」って感じでしたねー。

 

意外性があればあった、というかんじですが、出来れば真犯人は別人が良かった、と思わずに入られないほど後味の悪い結末かな、というのが率直な感想です。

 

カイルは生きているかも、という希望はカイルが見つかるまで持っていたというのもありますし…

 

 

今回は、子供が犯人というオチでしたが、エミリーが真犯人は誰か、ということを告白させる場面は、迫真に満ちていてかなり好きな場面です。

 

エミリーに加えてリードも事件解決に一役買ってましたね~。

 

カイルがダニーの部屋で寝ていたことを突き止めたのはなんといってもリードですから♪

 

 

あ、ガルシアの存在も忘れちゃいけませんね~、ローリンズを容疑者として発見したのは彼女の調査でしたよね。

 

 

モーガンとガルシアの絡みやプロファイリング発表シーン、それから事件解決後の機内でのメンバーのやり取りというお決まりのシーンが出て来なかったので、それはちょっと物足りなかったかな、と。

 

 

まあ、たまには違ったふうに話が展開していくのもいいかななんて思いながら観るといいかもしれません~。

 

 

 

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「灰色の陰」キャスト

  • マーク・アーノルド(Mark Arnold) シーガー
  • ジョン・バートン(Jon Barton) SWATリーダー
  • キャロライン・ビエルスキ(Caroline Bielskis) シーガー夫人
  • ジョン・ビリングズレイ(John Billingsley) ヒュー・ローリングス
  • グレチェン・エゴルフ(Gretchen Egolf) サラ・マーフィー
  • スペンサー・ギャレット(Spencer Garrett) ビル・ランカスター刑事
  • アンソニー・ナカラート(Anthony Nacarato) 警察官
  • ジョン・アレン・ネルソン(John Allen Nelson) ダン・マーフィー
  • ケンダル・ライアン・サンダース(Kendall Ryan Sanders) ダニー・マーフィー
  • ジョイ・サダス(Joy Sudduth) レポーター
  • ロビー・タッカー(Robbie Tucker) カイル・マーフィー
  • サマンサ・ズウェベン(Samantha Zweben) レポーター

「灰色の陰」で引用された格言

ロッシ: Doctor Berton Grebin once said, "To lose a child is to lose a piece of yourself."
(バートン・グレビン 「子供を失うのは、自分の一部分を失うのと同じだ」)

 

ロッシ: André Maurois wrote, "Without a family, man, alone in the world, trembles with the cold."
(アンドレ・モーロワ「家族がなければ、人はこの世界でただ1人、寒さに震えるしかない。」)

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