クリミナルマインド10始まりのエピソードから最終話まで登場したケイトキャラハン。
シーズン10に登場したと思ったら、キャラが定着する前に慌ただしく去っていってしまいましたね。
「いいキャラだな、BAUに馴染んでくれそう~」と思い始めた矢先だったので、残念。
世の中を安全で健全にしたいという情熱を持って仕事をしていたケイトは、なぜ去ってしまったのでしょうか。
そして、ケイト役のジェニファー・ラブ・ヒューイットの降板理由は?
調べてみました。
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ケイトがBAUを辞職した理由は、シーズンの最終話「人身売買」で明らかになります。
「産まれてくる子供とメグのそばに居たい」
というのが大きな理由ですね。
メグはケイトの姉夫婦の娘ですが、両親はアメリカ同時多発テロ事件に巻き込まれて死亡。
赤ちゃんだったメグを引き取ったその年、ケイトは1年間休職して子育てに専念しました。
その時の時間がすごく幸せで、今度生まれてくる子供にも同じように向き合いたいという気持ちがいつの間にか強くなっていったようです。
振り返ってみれば、ケイトは刑務所内で囚人に囲まれ、命の危機を感じましたし(「ロックダウン」)、仕事に飛び回っている間メグは密かにSNS上で会ったこともない相手と交流を深めていました。
その相手が人身売買組織の一味で、しかもケイトが怪しいと独自で調査していたグループ。
メグは拉致され危うくシリアルキラーの被害者になるところまでいきましたから、ケイトが「仕事から離れて子どもたちと居たい」と思うようになったのもうなずけますよね。
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ケイト役のジェニファー・ラブ・ヒューイットは、クリミナルマインド10撮影中に妊娠が判明していたんです。
そう、役柄の上でも実生活でも、おめでただったんですね~。
そして、彼女の降板理由もケイトと同じく「子育てに専念したい」。
すごく重なっていますが、これはジェニファーが妊娠したことで、ストーリーも彼女に合わせて書き換えられたからなんです。
ドラマの制作陣、エリカ・メッサーのコメントでそれがよくわかりますよ。
シーズン10撮影中に、ジェニファーから私生活で第二子を妊娠した話を聞いて、ドラマ内でもジェニファー演じるケイトも妊娠する設定にしたわ。ケイトは理由があって姪のメグを幼児の頃から育てていて、今回初めて自分自身の子どもを妊娠したというストーリーだけど、子ども二人を育てていくという点ではジェニファー本人も役柄上のケイトも同じことね。今回ジェニファーは第二子を妊娠したことで"フルタイム・ママとして育児に専念したい。子育てを第一に考えたい"と私に打ち明けてきたの。ジェニファーは7月に出産予定で、シーズン11の撮影も7月開始と、タイミング的に彼女が同時に両方をこなすことは不可能だわ。だからシーズン10最終話でケイトも"育児に集中したい"という理由でBAUリーダーのホッチに辞表を提出する設定にしたの。つまり脚本にもジェニファーの真実の思いを織り込むことが出来たことになるわ。"人生には沢山の選択があるけど、その選択によってあなたが誰であるか決まる"という少しほろ苦いアイデアよね。
引用
エリカのコメントからすると、初めはジェニファーはシーズン10以降も出演する予定だったようですね。
降板したいジェニファーに合わせてシナリオを変えてしまったので、物足りなさを感じる部分もありましたが、タイミングの良さを考えると、ケイトの辞職もそれで良かったんじゃないか、って思えてきます。
子育てに専念は、いつでもできることじゃないですよね。
ジェニファーが幸せなら、ケイトも幸せ。
「君の場所はいつでもある」と、ドラマでホッチが言いましたが、戻ってくる可能性を含ませているところは、円満な去就で良かったです!
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キュートなルックスで機転が利いて、時にはジョークを飛ばす。
そんなケイトのキャラは、いくつかのエピソードで光っていましたよね。
一番初めに登場したエピソード(「容疑者X」)では、いきなりスペンサーにカラオケ歌っていたこと暴露されていましたし、ガルシアとは「可愛い動物の画像」で盛り上がってましたね。
スペンサーが「王子様」になった「ガラスの靴」では、コーヒーを服の裾にこぼして「全く私って昔からドジで…あ、クリーニング店!」というひらめく場面がすごくインパクトありました(笑)。
ケイトが聡明だなと思ったシーンはいくつかありますが、その中でも良かったのが「過去からの叫び声」。
犯人が子供の頃心を寄せていた刑事との会話から、「犯人は刑事の姓を名乗っている」と分析、それが事件解決へと大きく動き出したきっかけになりました。
スペンサー並みに、ボストンにいるサッカーファンの数を細かく答えてもいましたよね(「サドワース・プレイスの少年たち」)。
「ググった」っていうオチに笑ったけど。
メグがモールでダブルデートに出かけると聞いたとき、夫のクリスと「心配しすぎ」「そんなことない」と、ちょっとした小競り合いがありましたよね(「過去からの叫び声」)。
その時ケイトが「私銃を3丁持っているんだから」って言った場面も笑わせてもらいました~。
「ロックダウン」では、囚人に投げ飛ばされたときが一番「ケイト危機一髪!」とドキドキしたシーンかな。
ケイトはロッシとの掛け合いが多かったですよね。
息もピッタリ合ってて一番馴染むコンビだったかも。
ホッチとの絡みが一番少なかったような気がします。
でも最後、辞表を提出するときのシーンは、2人の間に信頼関係を見ることができました。
このままいくつかシーズンが進んだら、きっとキャラもバッチリ定着してBAUに馴染んでいましたよね。
ケイトがたった1シーズンで去ってしまったのは残念ですが、ドラマを楽しませてもらいました。
ありがとう、ケイト!