このセリフは、クリミナルマインド4の最終話「地獄からの帰還 後編」でモーガンが言いました。
農場を舞台に繰り広げられる殺人劇。
実験さながらに被害者に手をかけ、その後は豚の餌にする。
モーガンたちが捜査に立ち会ったときは、すでに数十人もの被害者が出ていた…
このエピソード、本当におぞましかったですよね。
そんな事件の捜査をしていたモーガンが思わずつぶやいたこのセリフ。
どんな場面で登場したのか、感想も交えてご紹介しますね。
アメリカとカナダにまたがった地域で発生したホームレス連続失踪事件は、さすがのモーガンも自分の仕事に虚しさを感じるほどの凄惨さを極めていました。
「生きているかもしれない…」かすかな望みを持ちながら懸命に妹を探していたウィリアム。
しかしその望みは、モーガンから手渡された認識票で粉々に打ち砕かれてしまいました。
モーガンもそれを渡すのが辛かったはず。
そして見渡せば、被害者のものとみられる89足もの靴。
被害者を解体した跡が生々しく残る納屋。
被害者を食べたであろう豚たち…
農場内にいたたまれなくなったモーガンはホッチに頼んで、エミリーが参加している現場周辺を捜索する班に合流しました。
BAUに参加して7年。
常に犯人を追いかけ、自分自身の時間がほとんど取れなかった、とモーガンは振り返りました。
そして、今回この兄弟は89人もの人間を殺害した。
2人は逮捕され方の裁きを受けることになるだろうが、この兄弟のような凶悪シリアルキラーはこの世にまだ何人いるんだろうか?
と、エミリーに疑問を投げかけます。
捕まえても捕まえても新たなシリアルキラーがあとからあとから出てくる…
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そんな虚しさからでしょうか。
"...no matter what we do, no matter how hard we work,no matter how good we are at what we do,this is never going to end."
(何が何でもと頑張って、たとえどんなに一生懸命やったとしても、どれだけ上手く事件を解決したとしても、これには終わりがないんだ)
と、エミリーに気持ちを吐露します。
全力を尽くして事件を解決してもまた新たな事件が起こり、また新たな被害者が出て、また新たな遺族が悲しむ。
毎回この繰り返しだと、「自分は一体なんのためにしているんだろう。自分の仕事に意味はあるのか」と、虚しくなってきますね。
きっと、現場にいる刑事や捜査官、プロファイラーたちはモーガンと似たような感情を抱く時があるのでしょうね。
特に「本当に同じ人間がしたのだろうか」というような、恐ろしい事件に対してはこうした虚無感が襲ってくるのかもしれません。
そう考えたら、モーガンのこのセリフが胸にグッときてしまいました。
でも、悲しむ人が出る反面、「事件が解決して良かった、ありがとう」という人も出てきます。
そして、凶悪犯をつかまえるモーガンの姿に元気をもらえる人も♥(←私)
凶悪犯をつかまえる人は必要ですし、モーガンの仕事は十分意味のある仕事。
だからモーガンにはこれからも頑張って欲しいと思います!
そういえばモーガンのセリフのあと、エミリーが何か言おうとしたのですがちょうど捜索隊がなにか発見したということで会話がそこで終わっちゃったんですによね。
何が言いたかったのかな?
「持ち家のドアや壁をぶっ壊したらまた気持ちが変わるかもよ」と、励まそうとしたのかもしれませんね^^;