今回ご紹介するロッシのセリフは、クリミナルマインド・シーズン10第20話「惨劇の食卓」でのもの。
一家が何者かに惨殺され、しかもきちんとセッティングされたテーブルに座らされていたという奇妙かつ凄惨な事件で、笑えるどころではなかったのですが。
ロッシのおかげでくすっとなるところもあり、気持ちが和みました。
特に笑えたのがこれからご紹介するものですが、セリフが出た場面と共に振り返ってみましょう~。
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殺害されたキングスマン一家のメンバーで、行方不明になっているフランクとその息子ディロンの行方を追っていたホッチたち。
しばらくして警察にディロンが出頭したとの報告がありました。
取調室に座るディロンを窓越しに見つめるJJとロッシ。
JJはロッシに、「ディロンは「この1週間グレートスモーキー山脈でハイキングしていた」と警察に話していた」と告げます。
それを聞いたロッシは「わかった…」と一言。
そして…
ロッシは続けてJJに語りかけるように言います。
"And Elvis is alive and well and cutting a new album in my basement."
(「そしてエルビス(・プレスリー)は元気でピンピン、自分の地下室で新しいアルバムをカットしてる最中さ」(とでも言うんだろう))
ロッシがそう言いたくなるのもわかる!
だって現れたディロンの格好は、「ハイキングしていました!」というよりも、「バンド仲間と過ごしてた」というような格好ですから…
ロッシの真面目な、そして「見え見えの嘘つきやがって、ヤレヤレ」と言ったような表情で、さらに面白さ倍増。
すぐにバレるような嘘をついたディロンにも笑えましたが、それを皮肉たっぷりなジョークで返すロッシのセンスが最高に良かったシーンでした~。
ちなみにディロンが嘘をついていたかどうかですが…
もちろん嘘!
ハイキングではなく、コールガールの送迎をしていたのでした(バンド仲間と一緒、という予想は外れましたが…)。
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エピソードのロッシのおもしろセリフは、これだけではありません。
容疑者として有力候補だったエズラを取り調べたとき、どうしても彼が犯人とは思えないロッシ。
でも、その根拠が自分の「直感」だったわけで、どうしても自信がなかったんですね。
ロッシは3度結婚し、3度離婚しています。
その経験から、自分の直感はアテにならないと思っていたようです。
だから「アテにならない俺の直感が「エズラはシロだ」と言っている」と漏らしたのですが、それがとても面白かった。
さらに、モーガンが「(不確実ながらも)俺もロッシの直感に同感」と同調したセリフにも笑えました(このエピソードについて詳しくは⇒「クリミナルマインド10第20話「惨劇の食卓」あらすじと感想」)。
「惨劇の食卓」はホッチとロイのやり取りが一番好きなのですが、ロッシのセリフもいい味出していて好きです。
これがなかったらホント、残虐な事件に心が沈むだけでしたからね~。
ロッシ、ありがとう!