日本ではどんな犯罪が発生したの?

日本凶悪犯罪大全 感想

 

ある日クリミナルマインドを観ている時に、「そう言えば、日本ではどんな事件が起こったんだろう」って気になってしまったんですね。

 

日本で発生した殺人事件を知りたくて手にしたのが「日本凶悪犯罪大全」。

 

1915年~2010年に起きた凶悪犯罪について紹介されていますが、コンパクトにまとめられていて読みやすかったです。

 

 

読み終わったのでその感想。

 

 

 


日本凶悪犯罪大全の感想

本の中で取り上げられている事件は全部で180件。

 

 

事件の概要と犯人の経歴、判決や事件のポイントが
簡潔にまとめられています。

 

95年の間に180件もの凶悪事件が起きていたというのにびっくりです。

 

取り上げられなかった事件や凶悪事件はもっとたくさんある、ってことですからね。

 

 

たくさんの事件を紹介しているので、一つの事件について細かく書いてあるわけではありません。
過去にどんな事件があったのか、できるだけたくさん知りたい、というときには向いてる本ですね。

 

 

紹介されていた凶悪事件の中には、名前だけは知っているよ、という事件もありました。
でも、プロファイリングに興味を持ち始めてその事件の内容を読み直すと、シリアルキラーや精神異常者による犯罪はどこかの国の話、というわけではないことを痛感しますね。

 

 

事件の内容を読みながら、「あ、この犯人、◯◯みたいだ」と海外のシリアルキラーを思い出すこともありました。

 

連続殺人事件や猟奇的な殺人事件は最近の傾向でもなく、はるか昔にも起きてるので

 

これはもう人間の性なのかなと、思わざるを得なくなりますね(汗)。

 

 

 

中には未解決の連続殺人事件もあり、プロファイリングが発達していたらもしかして、もっと解決に近づけたんじゃないか…?
なんて勝手に想像してしまう事件もありました。

 

未解決事件は、終わりがすっきりしないので、ひとつでも減ってほしいというのが個人的な気持ちです。

 

プロファイリングや科学技術がもっと進化したら、こういう事件も少なくなるのだろうか。

 

 

このように殺人事件は昔から起こっていることですが、「日本凶悪犯罪大全」によれば、現代では少年犯罪の凶悪化や殺人事件の多様化が進んでいる傾向にあるということです。

 

毎日ニュースに接してると、「言われてみれば」って腑に落ちることはありますよね。

 

 

こうした状況を考えれば、事件を解決するためにはますますプロファイリングの存在が必要になってくるんじゃないでしょうか。

 

 

日本でどんな犯罪が過去に起きたか知ることが出来ればいいや、なんて軽い気持ちで読み始めたこの本ですが、いろいろ気づきがあってけっこう読み応えのある内容でした。

 

 

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