そういえば「ロバート・レスラーさん今どうしているかなあ」とふと思ってウィキペディア調べたら…
ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
レスラーさんが亡くなっていたことに気が付きました。
しかも何年も前に。
つい最近TV番組(再放送)で観たばかりだったのに…
かなりショック。
プロファイラーと言えば、レスラーさん。
レスラーさんの活躍について、思うことがいろいろあるので書いてみます。
ロバートレスラーさんといえば元FBI捜査官で、BAUの主任プロファイラーとして活躍、「シリアルキラー」という言葉を世に生み出し、プロファイラーの祖とも言えるお方。
プロファイリングでは、犯人を「秩序型」と「無秩序型」に大きく分類されますが、この分類も、レスラーさんが考案したんですね。
初めてレスラーさんを知ったのはジョンベネちゃん殺害事件で、ワイドショーに出演したとき。
その時はプロファイリングという言葉も知らず、ただ「この人の見解ってすごいなあ」と感心したのを覚えています。
その後あの神戸連続児童殺傷事件で、犯人についてほぼ適確にプロファイリングしてずいぶん話題を呼びましたよね。
私もあれには腰を抜かしてしまいました。
未解決事件で頼りにしたくなる人ナンバー1でした、私の中では。
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レスラーさんの著書「FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 」は、子供心に返ってドキドキしながら夢中で読みふけったものでした。
本は、日本語訳を読んだのですが、とにかく明快でわかりやすかった。
たぶん、レスラーさんは真面目に書いているんだろうけど、イギリスに行った時の話は、レスラーさんの正直すぎる気持ちが出ていて、笑ってしまうところもありました。
プロファイラーとしての才能もそうですが、それを世に広める手腕にも長けていたと思います。
病気のことも亡くなったことも知らず「レスラーさん、いまだにあちこち講演に出かけたり、コンサルタントで精力的に活動しているんだろうなあ」なんて、のんきに考えていた自分がアホらしい_| ̄|○
英語版のウィキペディアをチェックしたのですが、レスラーさんは、パーキンソン病にかかっていてそれが原因で76年の生涯を閉じたそうです。
う~、まだ死ぬには早いですよ(T_T)
レスラーさんが、シリアルキラーに興味を持ったのが、9歳のとき。
リップスティックキラーこと、ウィリアム・ハイレンズの事件をニュースで知り、ハイレンズの行動に、強い「なぜ」を感じたそうです。
しかも、ハイレンズが事件を起こしたシカゴは地元で、さほど遠く離れていなかったというのです。
大人になったレスラーさんは、アメリカ陸軍に入隊、指揮官を経てFBI捜査官に。
そして、FBI行動科学課の主任プロファイラーとなり、プロファイリング手法の確立に尽力しました。
プロファイリング手法の確立には、数多くの殺人犯とのインタビューがベースになっています。
出典:oaprendizverde
シリアルキラーのエドモンド・ケンパーにもインタビューしました。
向かって左側がレスラーさんで、真ん中がケンパー。
その後はメディアや書籍、講演、コンサルトとして活動し、設立した司法行動学研究所では所長を務めていました。
まさに、プロファイリングに捧げた人生でしたね。
この喪失感はなんでしょうか。
まるで身内が亡くなったような気持ちです…
プロファイリングにこれだけ貢献したんだから亡くなったニュースや特集ももっと大々的にして欲しかった。
私が気づかなかっただけかもしれませんが、こんなにひっそりと旅立ってしまうなんて。
レスラーさんのプロファイリング本当に好きでした。
もう一度レスラーさんの著書を読み直してレスラーさんのこと偲んでみたいと思います(/_;)