かなり前の話になりますが、ディスカバリーチャンネルで、「Body of Evidence(ボディ・オブ・エビデンス)」という番組が放送されていました。
リアルに起きた事件を紹介する番組なのですが
事件発生
↓
捜査
↓
捜査が行き詰まる
↓
プロファイラーに捜査支援要請
という流れで、そのプロファイラーというのがデイリー・ヒンマンさんでした。
最後はヒンマンさんの協力で事件が解決で終わりますが、プロファイリングの凄さをキョーレツに見せつけられ、「こういう人が実在するんだ」と、興奮したものです。
私がクリマイにハマる理由もわかりますよね?
今回は、そのヒンマンさんにスポットを当ててみたいと思います!
デイリー・ヒンマン(Dayle Hinman)さんは1952年9月21日コネチカットで生まれ。
フロリダ州立大学で犯罪学を専攻し、BAUの前身、BSUに研究員として1年間在籍しました。
その時、あのジョン・ダグラスさんからプロファイリングの指導を受けていたんですね~。
出典:TV TANGO
その後プロファイラーとしてプロファイリングのキャリアを積み、テッド・バンディやO.J.シンプソン、アイリーン・ウォルノスといった凶悪犯罪のプロファイリングを手がけたそうです。
現在では、犯罪プロファイリングや犯罪現場分析について、国内外を問わず広く講義をしています。
なんか女ロッシみたいですね(笑)
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私が見ていた「ボディ・オブ・エビデンス」では、ヒンマンさんがこれまで解決した事件を紹介していますが、敏腕プロファイラーとしてのヒンマンさんがよくわかる番組でした
上のヒンマンさんの画像からもわかりますが、まずヒンマンさんは、事件現場の写真を、虫眼鏡を使って隅から隅までチェックするんです。
そして、刑事と事件現場に訪れて、その雰囲気から刑事たちが見落としている犯人の手がかりを発見していくんですね~。
事件現場には必ず訪れるというヒンマンさん。
写真からは見えてこない「手がかり」を見つけやすいんだそうです。
番組ではもちろんヒンマンさんが成功したケースだけを放送しているだろうし、失敗だって山ほどあると思うんですがたとえそうだとしても、プロファイラーとしての視点とセンスですね~。
「被害者には○○収集の趣味があるようだから、そこから人物が浮上してくるかもしれない」みたいに、捜査で見落としがちな点を拾い上げてアドバイスするんです。
そして、遺体の状況から「犯人は殺人を楽しんでいる。今後必ず事件を起こす」みたいに、説明が理路整然としてわかりやすい。
当時プロファイリングということをあまり知らなかった私は、ヒンマンさんが鮮やかに事件を解決していくので彼女が引田天功のようなマジシャンに見えました(笑)
番組は時々再放送されていますが(昔はディスカバリーチャンネルでしたが、SONYクライムチャンネルなど他のチャンネルでも再放送されています)、プロファイリングのテクニックを知ることができてとってもとっても興味深いです。
「ボディー・オブ・エビデンス」は、クリミナルマインドを知る前に観ていましたが、クリマイ並に見入ってしまった番組の一つ。
冒頭でも言いましたが、今から考えるとプロファイリングに興味を持ちはじめたのはこの番組の影響が大きいと思います。
クリマイと同じく、繰り返し見ても飽きない番組です。