クリマイ世莉が解説!
クリミナルマインド13第2話『黄色いスーツケース 』。
クリミナルマインド13第2話『黄色いスーツケース (To a Better Place)』あらすじと感想です。
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フロリダ州ナポリ。サイクリング中の男性2人が、旅行カバンに入れられた変死体を発見した。
被害者は、26歳のアン・ベイカー。夕食の準備中に事件に巻き込まれたらしく、彼女の室内には、結婚が残されていた。また、特別な日を連想させるようにセッティングされた食器が残されていたという。
類似した事件が、2週間前にも起きていた。
アンの遺体が発見された2週間前、ヴィンテージのスーツケースに入った女性の遺体が発見された。身元は依然として判明していない。
現地に移動中のBAUメンバーのもとに、スーツケースに入った遺体が新たに発見されたとの一報が入る。
新たなスーツケースは、バス停に放置されていた。被害者は、ローラ・ウェストン。現場には手がかりらしきものは残されていなかったが、スーツケースのハンドル部分に血痕が発見された。犯人がケガを負っている可能性が高い。
ローラの遺体を検視した監察医から、説明を聞くロッシとJJ。
監察医は、被害者につけられた防御創に加えて、被害者の指紋からノノキシノール9という殺精子剤の成分が発見されたことを2人に報告する。さらに、注目スべき点として被害者の口にべっとりと塗られた口紅を指摘した。口紅は、アンの口にも塗られていたという。
アンは地元の病院に勤めていて、週末は緩和ケア施設でボランティアとして働いていた。一方のローラは、ヨットの販売員。
共通点と言えばどちらも優しい性格で、デートアプリを活用していたというくらいだった。
アンは医療に真摯に取り組み勤め先で人望があり、ローラは友人が溺死したことをきっかけに、うつ病を患っていたという。
犯人は、こうした被害者の性格につけ込み、同情を誘ったのではないだろうか。
リードは、被害者に塗られていた口紅から、1980年代に使用禁止となっていることを発見した。
今回の犯行は、犯人の過去に関連している可能性がある。
スーツケースを使用していることから、犯人の母親は、幼い頃に犯人を残して家を出ていったのではないか。
プロファイリング発表後、最初の被害者の身元が判明した。さらに、同一犯人と見られる新たな事件が発生した。
今回の被害者は自宅で発見され、しかもこれまでの犯人とは年齢も職業も異なっていた。
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クリマイらしいエピソードでしたね!
スーツケースに入れられた遺体、精神的にやられている犯人、猟奇的な犯行手口など。
冒頭の遺体発見までのストーリーも細かく作られていて、「ああ、やっぱりクリマイだな~」と、思わずにはいられませんでした。
テッド・バンディを彷彿とさせるような犯行の手口、そしてそれが犯人の過去(ストレッサー)とじょうずにリンクさせていたと思います。
「ああ、だから同情を誘うことに成功したんだ」と、納得してしまいました。
スペンサーの狙撃の腕、上がりましたね!
適性検査に落ちた過去が嘘のようです。
条件付きで復帰し、トラウマから犯人に対して過剰に反応するのではという心配はありましたが、今回は犯人を説得して人質も無事に救出しました。あんなかっこいい捜査官が助けに来て「もう大丈夫だよ」と言われたら、惚れてしまいますよね!
救出の場面だけ、人質になりたかったです(笑)。
プロファイリングで指摘されたとおり、見た目で得をしている犯人でした。
ウイリアム・リンチ(William Lynch)
出典
警戒心を抱かれないような見た目ですし、女性によっては「助けてあげたい」という気持ちになってしまうのでしょうか。
とんでもない祖母に育てられて、その支配は彼女の死後も続いていたことから、ウイリアムのクリミナルマインドは、後天的な要素が強そうですよね。
祖母が実はウイリアムの幻想だったという下りは、ヒッチコックの『サイコ』を彷彿とさせるものがあります。
もしウイリアムが健全な家庭に生まれていたら、このような犯罪に走ることがなかったのかもしれませんね。
真実が明らかになった時は少し同情もわきましたが、あまりにもクレイジーすぎて逮捕されてよかったという気持ちの方が強かったです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
Referenced Criminals
Ted Bundy
Wyatt Earp
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%97
プレンティス: Serial killer Carl Panzram said, "I believe the only way to reform people is to kill them."
連続殺人犯のカール・パンズラムは言った「悪人を矯正するには、殺すしかない」 と。
リード: "You can't connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards. So you have to trust that they will somehow connect in your future."
「前を見ていても点と点はつながらない。後ろを振り返って初めてつながるのだ。だから信じるしかない、その点と点がいつかつながると」(スティーブ・ジョブズ)