「ルール」を破ったと激怒した犯人がエルに発砲!
瀕死の重傷を負ったエルの容態が気にかかるし、もう絶対許せない犯人!
不可解な犯人の暗号やメッセージを粘り強く解き明かすリードの頭脳プレーが光る!
事件の結末はいかに?
クリミナルマインドシーズン2 第1話「地獄からの挑戦状- 後編-(The Fisher King (2))」のあらすじと感想です。
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マスコミの報道で"ルール"を破ったとBAUに激怒した犯人は、自宅に戻ってきたエルに向かって発砲、壁に"RULES"と言葉を残してその場を去った。
一方、犯人に監禁されている少女の身元はRebecca Bryabt(レベッカ・ブライアント)で、ヴァージニア州サウスボストンで行方不明になったことが判明する。
ギデオンは、暗号解読に必要な本の特定に頭を悩ませているBAUメンバーたちに、レベッカの地元で、彼女について情報を見つければ捜査は進展するだろうと提案、モーガンとJJは早速レベッカの地元へ向かう。
オフィスでエルを自宅に送ったAnderson(アンダーソン)捜査官の姿を見かけたホッチナーは、エルを自宅に連れて行けといったのは、ただ彼女を降ろせという意味じゃない、すぐに戻って護衛に当たれ、と急かした。
ホッチナーの自宅に例のパズルを宅配した男がBAUに出頭してきた。
ギデオンとホッチナーが問い詰めると、男は犯人から現金1,000ドルで届けるように依頼されたと告白した。
さらに男は、犯人の特徴を覚えており、犯人にはひどい火傷の痕や傷跡があり動作も少しおかしいところがあった、と描写した。
一方、ジャイルズ以外に、ガルシアのコンピューターをハッカーした人物の特定を進めていたガルシアとリードは、"Sir Kneighf"(サー・ネイフ)というIDを発見する。
リードはガルシアに
"Never would it be night, but always clear day to any men's sight"
(それは誰の目にも夜ということはなく、いつも明る昼間)
という一節をタイプして検索して欲しいと頼む。
そしてガルシアは、それはChaucer(チョーサー)の「The parliament of Fowls」(「百鳥の集い」)という本の中に登場する、詩の一節ということを突き止める。
それはリードの母が、初めてのバレンタインデーに、リードに読み聞かせたものであったことをリードは思い出した。
さらに、そこから手がかりを得て犯人が送り付けてきたアイテムをつなぎあわせると、暗号解読に必要な本が、John Fowlesが書いた「The Collector」ということを突き止めた。
リードがホッチナーとギデオンにそれを報告していると"The Fisher King(フィッシャー・キング)"と名乗る人物から電話が入る。
フィッシャー・キングは、BAUが"ルール"を破ったことに激しく怒り、今後もルールを守るようにという見せしめにエルを撃ったと言って電話を切った。
エルに何かが起きたことを悟るギデオンたち。
ジョン・ファウルズの「コレクター」出版元に問い合わせ、暗号を解読しようとするが、導き出された文章は、短い文章をつなぎあわせたような、意味不明なものだった。
しかし、暗号文をよく読んでみると、リードが母親によく書き綴っていた手紙から抜き出されていたものと気がつく。
犯人は母親を知っている。
母親が入所しているサナトリウムに電話をかけ、母親をBAUに呼び寄せる手配をするリード。
レベッカの故郷に向かったモーガンとJJは、レベッカの自宅を訪れ、彼女が里子であったことを発見する。
さらに、レベッカの素性を調べていくうちに、犯人の手がかりとなる、驚くべき事実が明らかになる。
そして、犯人と、リードの母との意外な接点も浮き彫りになった…
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犯人のなぞなぞ引き伸ばしが長くてちょっとうんざり!
という感は否めませんでした。
それがリードの暗号解読の凄さを浮き彫りにして、リードはかっこ良く見えましたけどね~。
ハッキングして、ホッチたちのプライベートを徹底的に調べあげ、男を操って男性を殺害、首をギデオンに送りつけ、暗号を考え、関連アイテムを送りつけ、エルの家に忍び込んでエルを襲撃…
などなど
ひとりで計画、実行するには壮大すぎやしないかと、う~ん、やっぱりイマイチでしたねー。
何よりも、レベッカを連れ去って監禁していた意味がいまいちよくわかりませんでした…
これ言うとネタバレになっちゃうんですが
(知りたくない人は読まないで!)
いいですか?
超ネタバレスタート!
↓↓
犯人はレベッカの実の父親で、レベッカ以外の家族を、大火事で失ってしまうんですよ。
その後レベッカは里子に出されるわけですが、犯人は2年前にレベッカを連れ去って監禁。
なぜ監禁なんだろう
BAUにレベッカを見つけさせるために?
自分の娘をこんなふうに何年も監禁させる~?
最後は犯人、自分で爆死しますが、レベッカがもしリードの機転で発見されることがなかったら?
道連れにする気?
もう、ナゾだらけです(汗)
自分の娘まで使ってなぞなぞを実行した犯人の理由事態が謎なのかも。
↑↑
超ネタバレここまで!
まあ、シリアルキラーの心理ですからね、理解し難いのは当たり前なのですが…^^;
このエピソードに出てくる本て、実在するんですね~。
「アーサー王物語」
「コレクター」
「百鳥の集い」
どの本も読んだことがないので、内容がもう少しよくわかれば面白かったかな、と思いました。
なんだかんだ言ってもこのエピソードの暗号の設定は、かなり大掛かりですよね!
いろいろ知っていなければ思いつきませんし、そうした知識や文献をつなぎあわせて面白いように設定する。
う~ん、クリミナル・マインド製作者たちの頭脳ってすごいなー、と、ここは溜息しか出ませんね。
機会があったらこのエピソードに登場した本を読んでみようかな、と思います(*´ω`*)
マスコミに公表したため、エルは犯人に撃たれてしまうのですが、ホッチは自分がもっとアンダーソン捜査官に護衛するように言えばよかった、と後悔の念を口にしましたが、ギデオンはギデオンで
「エルならわかってくれるだろう…」とつぶやいたんですね。
( ゚д゚)
あ、そっか、公開に踏み切ったのは、犯人がルールにこだわる性格だったのをギデオンが見抜いていて、おびき出すためだったんですね!
まさか犯人がこんなかたちで現れるとは予想してなかったかもしれませんが、にしても、もしエルが犯人に射殺されてしまったら、どうするのヾ(*`Д´*)ノ
いくら捜査とはいえ、ギデオン、これはやりすぎじゃないの~!?
と突っ込んでしまった場面でした。
犯人に撃たれて、生死をさまようエル。
もうろうとした意識の中に現れたのは、幼い頃に殉職した、お父さんでした。
お父さんは警察官だったんですね~。
お父さんとエルとのやりとりは、かなり心温まるものがあって、好きな場面です。
詳しいことはまた別記事にして紹介したいと思いますので、これについてはこれくらいにしておきます!
まあ、なんだかんだいいながら、ドキドキ・ハラハラしましたね。
エルも無事に意識を取り戻したことですし、次回からまた活躍が見れそうです♪
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ギデオン: "The defects and faults of the mind are like wounds in the body; after all imaginable care has been taken to heal them up, still there will be a scar left behind." - French writer François La Rochefoucauld
(フランスの作家、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー「心に負った傷は体の傷と似ている。癒すためにありとあらゆる手当てを尽くしても必ず…傷跡は残るのだ。」)
リード: "It has been said time heals all wounds. I do not agree. The wounds remain. In time, the mind, protecting its sanity, covers them with scar tissue and the pain lessens, but it is never gone." - Rose Kennedy
(ローズ・ケネディ「時はすべての傷を癒すと言われているが、私はそうは思わない。傷は残るのだ。時が経てば、正気を保つために皮膚は新しい組織で覆われ、痛みは和らぐ。だが傷跡は残る。」)
ジェイソン・マーズ「ユー・アンド・アイ・ボウス」 (You and I Both by Jason Mraz)
ファイヴ・フォー・ファイティング「ザ・リドル」(The Riddle by Five for Fighting)
この曲は、事件が解決して、メンバーそれぞれの様子が映し出されるシーンで流れましたね。
それぞれのキャラが良く現れていて、とても好きです。
特に、入院しているエルの手をそっと握るギデオンと、壁についた文字を消すホッチの姿が印象的でした。