クリミナルマインド オリジナル小説第2弾、「クリミナル・マインドFBI行動分析課 猟奇のパズル」読みました!
第1弾「血のモンタージュ」はかなり楽しめたので、今回の「猟奇のパズル」にも期待大♪
タイトルからクリマイっぽいですよね。
BAUメンバーのキャラを小説で楽しめるって、本当に幸せな気分になります。
さて、今回の「猟奇のパズル」はどうかな?
それでは感想書きますね~。
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イリノイ州シカゴハイツで高校生のカップルが車内で射殺された。
時を同じくして2人の若い女性がバングス湖で行方不明になり、後日レイクウッド・フォレスト自然保護区で遺体となって発見される。
さらに、チャイナタウンでドラム缶に詰められた男性の他殺体が見つかった。
いずれも犯人が撮ったとみられる現場写真が警察に送りつけられていた。
ロレンツォン刑事は、事件についてホッチナーたちに相談する。
ロレンツォン刑事は、シカゴ警察の刑事で、モーガンの幼馴染でもある。
そして、今回発生した事件は連続殺人事件の可能性があると確信していたのだった。
事件発生場所や手口から犯人は、デヴィッド・バーコヴィッツ、テッド・バンディ、ジェフリー・ダーマーといった悪名高いシリアルキラーの犯罪を模倣しているコピーキャットということに気がつく。
犯行の手口や被害者のタイプがバラバラ、次はどのシリアルキラーの凶行をコピーするのか見当がつかない、という状態で捜査は難航、被害者がどんどん出てしまうという状況が続いてしまう。
しかしロッシは、犯人があることに従って犯行を選んでいるということに気がつく…
テレビドラマの雰囲気をそのままもってきたような内容で、「クリマイクリマイ~♪」と、楽しみながら読むことができました。
前作同様BAUメンバーの外見や仕草がとても詳細で、そのたびにメンバーの顔を思い出してました。
特に好きなのが、スペンサーの仕草を、「…クラスで発表を終えた小学生のように、ぎこちない動作で…」と表現した部分。
スペンサーって自分の見解を述べた後、こんな感じの仕草しますよね♪
「あ~、そうそう」って嬉しくなりました^^
犯人がどうやって悪名高いシリアルキラーを選んで殺害するのか、そのからくりにロッシが気がついた時はなるほど~!ってすっごく興奮してしまいました。
内容的にはクリマイのエピソードのひとつとして満足ですが、ただひとつ、不満だったのは犯人が早い段階でわかっちゃうことですね~。
ドラマだとそうでもないんですが、小説だとなぜかがっかり。
「もしかしたら、こいつが犯人だろう」と思っても、そうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない、という話の展開がクリマイらしくていいんですけど、小説は違ってましたね。
「あ~、やっぱり」ってなったときは、読むペースが一気にダウンしました^^:
その点前作「血のモンタージュ」はギリギリまで犯人がわからなかったので、そっちのほうが面白いかな、と思いました。
ギデオンが去り、ロッシが加わったBAU。
ロッシが、「復帰したばかりのときスタンドプレー過ぎると非難されたことがあったが」と、回想しているので、シーズン3 7話以降あたりですね。
そして、ギデオンについて回想する場面が多かったり、ホッチは妻ヘイリーと別居中ということなので、14話前ということと考えられます。
またシーズン3観たくなっちゃいましたね(笑)
ギデオンがBAUを去って久しくなく、ロッシがBAUに復帰してそんなに経っていない頃、シーズン3を想像しながら読むと、より面白くなるかもです~。
「血のモンタージュ」ほどではないですけど、「あ、このエピソードかも」と思わせるような場面が「猟奇のパズル」にも登場しました。
まず犯人がコピーキャットという設定で
シーズン4 #15「コピーキャット」を連想しました。
それと、ギデオンとロッシと並んでBAU設立に貢献したとされるマックス・ライアンの名前が登場しますが、ライアンはシーズン1#15「蘇ったシリアルキラー」で、バリバリの一匹狼プロファイラーぶりを発揮してましたよね~。
スペンサーが捜査中に拉致監禁された経験を踏まえて、という部分は、シーズン2#15話「多重人格」ですよね~。
まあこんなふうにちょっとした部分でドラマのエピソードが垣間見れるというのは、クリマイファンとしてはすっごく嬉しくなるものですね^^
コピーキャットが模倣しているシリアルキラーの中で、唯一架空の人物がいます。
初耳だったので調べたけど該当する人物は出てこなくて、結局クリミナル・マインドウィキで、それは小説上に登場するシリアルキラーということがわかりました。
けっこう重要な地位を占めていた犯人だけにちょっとびっくりしました。
それが誰なのか、小説の中で探すのも楽しいですよ~♪
「猟奇のパズル」はロッシのベテランプロファイラーとしてのキャラが光ったという印象を受けました。
長年の経験と知識で犯人を突き止める過程や、プロファイラーとしてモーガンやリードにアドバイスするところなど
ミスター・ダンディ
と、思わずニックネーム付けたくなるほど(笑)
英語版ではすでに第3弾が出版されているそうですね。
日本語版で登場するのが楽しみです~♪